サクソバンク証券の評判は?155通貨ペアを検証 原則固定スプレッドの対象、スワップが口座に反映されるまでの3段階、出金の締切と手数料まで、公式の取引概要を1項目ずつ読んで確かめました。
FX歴10年超・XMTrading公式トレードコンテスト2,214人中6位入賞の運営者が、サクソバンク証券の公式サイトから「FX取引概要」「FX商品ページ」を直接開き、数値と条件を項目ごとに突き合わせています。
サクソバンク証券は、デンマーク発の欧州銀行系オンライン証券の日本法人です。公式の取引概要には取扱いが155通貨ペアと記載されており、国内では群を抜く多さ。分析ツールのTradingViewからそのまま発注でき、APIまで提供するプロ仕様の口座です。ただし原則固定スプレッドの対象範囲や入出金のルールには、国内の他社と大きく違う条件がいくつもあります。そこを先に押さえておかないと、口座を開いてから戸惑うことになります。
サクソバンク証券はどんな会社?外資系だけど大丈夫なのか
触れる通貨の幅と分析環境では国内で頭ひとつ抜けています。他社では扱っていない通貨ペアに手が届き、TradingViewから直接発注でき、APIまで使えます。一方で原則固定スプレッドの対象は一部の通貨ペアだけ、クイック入金の提携は7行のみ、外貨のまま入出金はできないなど、国内の一般的なFX会社とは前提が違う部分が多い口座です。初めての1社ではなく、目的がはっきりしている人の2社目以降という位置づけが実態に合っています。
検索すると「サクソバンク証券 怪しい」「安全性」といったキーワードが出てきます。外資系という響きから不安を持つ人が多いようなので、事実から確認します。サクソバンク証券株式会社は東京都港区六本木の泉ガーデンタワーに拠点を置く日本法人で、金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第239号として金融庁の登録を受けています。登録区分は第一種金融商品取引業と第二種金融商品取引業、さらに商品先物取引業者でもあります。
加入協会は日本証券業協会・一般社団法人金融先物取引業協会・日本投資者保護基金・日本商品先物取引協会の4団体。顧客資産は信託保全で管理され、公式サイトには「お客様資産の保全」という独立したページも用意されています。信託保全とは、預かった資産を自社の資産と分けて信託銀行に預けておく仕組みのことで、業者が破綻しても顧客のお金は返還されます。登録も保全も国内の他社とまったく同じ枠組みなので、「海外FX業者だから信託保全がない」という類の話とは無関係です。
海外FXと混同されやすいのですが、まったく別物です
親会社は1992年にデンマーク・コペンハーゲンで創業したサクソバンクですが、日本でサービスを提供しているのは日本の法律にもとづいて登録された日本法人です。したがってレバレッジは個人で最大25倍、税金は雑所得として申告分離課税、信託保全は義務。ゼロカットのように未収金が免除される仕組みは、他の国内業者と同じくありません。「外資系=ハイレバ・ゼロカット」ではないということです。
商品構成の広さも特徴です。FXのほかにCFD・先物・FXおよび貴金属オプション・外国株式・外国ETF・外国株式指数オプションまでを1つの口座で扱えます。FXだけを見て選ぶ会社というより、投資対象を横断したい人のためのプラットフォームという設計です。取引手数料・口座開設費用・口座維持費用はいずれも無料と公式に明記されています。
通貨ペアは155種類。ただし24時間取引できない通貨があります
サクソバンク証券の最大の武器が通貨ペアの数です。ここで公式サイトの中でも数字の書き方が2通りある点は先に共有しておきます。「FX取引概要」のページには「155通貨ペア(2025年3月時点)」という実数が、FXの商品トップページには「150通貨ペア以上(当社調べ・2026年8月5日時点)」と記載されています。当ページでは実数が出ている前者を採用しています。
珍しい通貨の性質はマイナー通貨ペアの解説で確認できます
メジャー通貨はもちろん、トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドといった高金利通貨、チェココルナ・ハンガリーフォリント・ポーランドズロチ、そしてノルウェー・スウェーデン・デンマークの北欧通貨まで揃います。「この通貨を触りたい」という具体的な目的がある人にとっては、他に選択肢がないという場面が出てくる口座です。
24時間取引できない通貨ペアがあります
公式の取引概要には「東欧(ロシア、クロアチア等)および中東(イスラエル、サウジアラビア等)の通貨を含む通貨ペアは24時間お取引いただけない場合がございます」と明記されています。多くの比較記事はトルコリラの取引時間制限だけを取り上げますが、公式が注意喚起しているのはもっと広い範囲です。
また取引時間は主要市場の休みによって変わることも、インターバンク市場の流動性の多寡によって変更されることもあると書かれています。通貨ペアごとの正確な取引時間は取引ツール内の「取引条件」で確認するのが公式の案内する方法です。珍しい通貨を狙うなら、口座を開いた後にまずここを見てください。
最小発注数量は1,000通貨です。ただし公式には「流動性の低いマイナー通貨やエマージング通貨を含む通貨ペアでは、1000通貨単位以上の数量を設定している場合がある」とあります。つまり珍しい通貨ほど下限が上がる可能性があるということで、ここも取引ツール内の取引条件で確認する項目です。1通貨から発注できる松井証券FXのような少額性を求める口座ではありません。
原則固定スプレッドの対象は「5」か「7」か。公式内で食い違っています
スプレッドとは買値と売値の差のことで、トレーダーが実質的に払う取引コストです。サクソバンク証券は一部の通貨ペアだけを原則固定にし、残りは変動制という構成をとっています。ここが国内の一般的なFX会社と最も違う点です。
対象通貨ペア数が公式サイトの中で一致していません
当サイトの前版は「最大7通貨ペア」(USD/JPY・EUR/JPY・AUD/JPY・GBP/JPY・EUR/USD・AUD/USD・GBP/USD)と記載していました。ところが2026年9月7日時点で公式のFX特集ページを見ると「米ドル円などの人気5通貨ペア原則固定スプレッド」と書かれています。5なのか7なのか、公式サイトの中で表現が割れているということです。
当ページでは断定を避け、「対象は限られた数の通貨ペアであり、正確な対象と条件は取引ツール内の取引条件で確認する必要がある」という書き方をしています。口座開設前に、自分が取引したい通貨ペアが対象に入っているかを必ずご自身で確認してください。
条件面もはっきりしています。米ドル/円の0.2銭は1取引あたり5万通貨以下、それ以外の対象ペアは10万通貨以下という数量条件があり、さらに適用される時間帯が決まっています。時間外や、条件を超える数量では原則固定の対象外です。「0.2銭」だけを見て他社と横並びに比べても意味がないのは、松井証券FXの縮小スプレッドと同じ構造です。
原則固定そのものが一時停止されることがあります
サクソバンク証券では、地政学リスクや市場の急変を理由に対象通貨ペアの固定提供自体が一時的に停止されることがあります。2026年に入ってからもEUR/JPYやAUD/JPYで停止の実績が公式サイトの新着情報に出ています。
これは同社が不誠実なのではなく、停止をきちんとアナウンスしているということでもあります。ただし利用する側からすると「原則固定だと思っていた通貨ペアが、いちばんコストを気にしたい局面で固定でなくなる」わけで、そこは織り込んでおく必要があります。相場が荒れる場面を主戦場にするなら、スリッページとあわせて事前にデモ口座で挙動を見ておくのが安全です。
なお取引手数料は無料と公式に明記されています。スプレッド以外に別枠の手数料がかかる方式ではないので、実質コストはスプレッドだけで計算できます。単位の読み方はpipsの解説を参照してください。
「為替手数料」を探している人へ
「サクソバンク証券 為替手数料」という検索がありますが、FXの取引で為替手数料はかかりません。円と外貨を交換するときの手数料は、外国株式や外国ETFのように外貨建ての商品を売買するときに発生するコストで、FXとは別の話です。サクソバンク証券は1つの口座でFXと外国株式の両方を扱えるため、この2つが混同されやすくなっています。FXの実質コストはスプレッドだけと考えて問題ありません。
スキャルピングは可能か
「サクソバンク証券 スキャルピング」という検索も一定数あります。公式の取引概要には取引手法による制限の記載はありません。数秒から数分で決済を繰り返すスキャルピングそのものを禁じる条項は見当たらず、注文タイプにIOC注文まで揃っていることからも、短期売買を想定した設計であることは読み取れます。
ただし当サイトとしては「公認」とまでは書きません。JFXやヒロセ通商のように公式サイトでスキャルピングを認めると明言している会社とは、開示のレベルが違うからです。回転売買を主戦場にするなら、明言している会社を選ぶほうが確実です。加えてサクソバンク証券は原則固定の対象が限られ、市場急変時には固定自体が停止されることもあるため、コスト面でも短期売買と最良の相性とは言い切れません。
スワップは「判定・付与・記帳」の3段階で口座に届きます
「サクソバンク証券 スワップポイント」はブラウザのサジェストでも上位に出るテーマです。スワップポイントとは、金利の高い通貨を買って低い通貨を売るポジションを持ったときに毎日受け取れる金利差収益のこと。サクソバンク証券は高金利通貨の取扱いが多く、この目的で口座を持つ人も少なくありません。
ただしスワップが口座に反映されるまでの流れが3段階に分かれている点は、ほとんど知られていません。公式のFX取引概要にはっきり書かれています。
受渡日の考え方はロールオーバーで解説しています
取引ツールの「Realized Swap」は公表スワップとは別物です
公式の注記に、こう書かれています。取引ツール上のスワップポイント明細に表示される「Realized Swap」は、スワップポイントに資金調達金利が反映された値であり、スワップポイントとは異なる。
つまり公表されているスワップポイントの数字と、ツールに表示される数字が一致しないということです。差の正体は資金調達金利で、公式には別途この解説ページが用意されています。「公表値どおりに付いていない」と感じたら、まずこの違いを疑ってください。他社の口座と比べるときも、比較すべきは公表スワップのほうです。
もうひとつ実務的に重要なのがスワップの表示単位です。公式のFX特集ページの実績値は10万通貨単位あたりで示されています。1万通貨あたりで表示する会社と並べると、単位を揃えないまま比べて10倍の差に見えてしまいます。キャリートレードで他社と比較検討するときは、必ず同じ通貨数量に換算してから並べてください。
スワップカレンダーはPDFで公開されています
「スワップカレンダー」もよく検索されるキーワードですが、サクソバンク証券の場合は公式サイトからPDFで直接ダウンロードできます。前週分のカレンダー、2025年12月以降の履歴、さらに2013年1月から2025年11月までの過去分を確認する方法まで案内されています。10年以上さかのぼって実績を追えるのは、長期のスワップ運用を検討する人にとって実用的です。
なお公式には「売買の状況によってはスワップポイントの支払いが発生したり、通貨の金利の変動によりスワップポイントが受取りから支払いに転じたりすることがあります」というリスク開示も明記されています。受け取れる前提で計画を立てないのが基本です。
ロスカットは証拠金使用率100%。アラートは75%と90%で鳴ります
レバレッジは国内の登録業者なので個人は最大25倍、必要証拠金率は想定元本の4%以上です。法人は金融先物取引業協会が原則週1回公表する「法人向け為替リスク想定比率」を参考に、同社が自社のリスク計算をもとに設定するとされています。ここは他の国内業者と同じ枠組みです。
特徴が出るのはロスカットの設計です。公式の取引概要には、自動ロスカットは「証拠金使用率が100%に達したとき」に発動し、その手前で「証拠金率が75%および90%に達すると」アラートが発動すると書かれています。
証拠金の考え方は証拠金の完全ガイドで解説しています
2段階のアラートがあるのは親切な設計です。ロスカット水準まで一気に行くのではなく、75%と90%で二度声がかかります。ただしアラートが来てから対応するのでは遅い場面もあるのが相場なので、通知を最後の砦にはしないでください。
ロスカットは損失を限定する仕組みではありません
公式のリスク開示には「自動ロスカットは決済価格を保証するものではなく、損失がお預かりしている取引証拠金の額を超える可能性があります」と明記されています。相場が飛んだ場合、判定した水準で約定できるとは限らないためです。国内の登録業者なのでゼロカットもありません。1,000通貨が最小単位である以上、失っても困らない金額の範囲で始めるという前提は変わりません。
最大発注数量は「2,500万通貨」です
当サイトの前版は「米ドル/円の最大発注数量は上限なし、最大2.5億通貨のスピード注文も可能」と書いていましたが、これは誤りでした。公式の取引概要には「通貨ペアによって異なります。平常時の市場環境であれば一回あたりドル円、ユーロドルともに2500万通貨を発注することができます」とあります。上限は存在し、金額も桁が1つ違っていました。お詫びして訂正します。
それでも1回で2,500万通貨は国内でかなり大きい部類で、大口を一度に入れたいトレーダーの要件は満たします。ただし「平常時の市場環境であれば」という条件付きなので、荒れている局面では変わり得ます。ロット数の考え方とあわせて、通貨ペアごとの正確な上限は取引ツール内の取引条件で確認してください。
クイック入金は7行だけ。出金は締切9時30分と月3回ルールがあります
ここが国内の他社といちばん違う部分で、しかも比較記事がほとんど触れていない領域です。入出金の基本と照らしながら、公式の記載を整理します。
入金は2通り。即時反映は7行のみ
| 方法 | 条件 | 反映 |
|---|---|---|
| クイック入金 | 提携金融機関のインターネットバンキング契約が必要。公式に挙がっているのは三井住友銀行・楽天銀行・ジャパンネット銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・住信SBIネット銀行の7行 | 即時 |
| 通常入金 | 同社指定口座へ全国の金融機関の窓口・ATMから振込。振込手数料は自己負担 | 入金確認作業(1日3回)の後。混雑等で時間がかかる場合あり |
注目したいのは提携先が7行しかないことです。ヒロセ通商が約380行に対応しているのと比べると、対象はかなり絞られています。この7行に口座を持っていない人は通常入金になり、即時反映されません。通常入金は1日3回の確認作業を経てから反映されるため、「入金してすぐ買う」という動きができない可能性があります。相場が動いている最中に資金を足したい場面では、この差が効いてきます。
出金は締切時刻と回数のルールがあります
送金手数料は月3回まで。4回目から自己負担です
公式の記載はこうです。出金依頼の受付締切時間は銀行営業日の午前9時30分。締切までに依頼すれば送金は最短で翌営業日に行われます。そして送金手数料は1か月に3回までは同社が負担し、4回目以降は顧客負担となります。
つまり朝9時半を過ぎたら、その日の依頼は翌営業日の扱いになるということ。即時出金に対応している国内の他社と比べると、資金の動かしやすさでは見劣りします。また出金を細かく何度も行うスタイルだと、月4回目から手数料がかかります。まとめて出す運用に寄せるのが合理的です。
外貨のままの入出金はできません
「サクソバンク証券 ドル入金」「ドル出金」「ドル建て」といった検索が一定数ありますが、公式の取引概要の「外貨入出金/外貨受け渡し」の項目には「ご利用いただけません」と明記されています。
ただし同じページの入金の項目には「米ドルによる入金方法については こちら」というリンクも置かれており、公式サイトの中で記載が噛み合っていません。外貨での入出金を前提に口座を検討している場合は、この点だけは事前にサポートへ直接確認することを強くおすすめします。当サイトとしては断定を避け、公式の両方の記載をそのままお伝えします。
税金の扱いは他の国内FX会社と同じで、公式にも「雑所得として申告分離課税の対象」と明記されています。「サクソバンク証券 特定口座」という検索もありますが、特定口座は外国株式など有価証券の制度であって、店頭FXは対象外です。FXの損益は自分で申告することになります。詳しくはFXの税金で解説しています。
決済はFIFO。両建ては選べますが、後戻りできません
同じ通貨ペアで複数の建玉を持っているとき、どれから決済されるかは会社ごとにルールが違います。サクソバンク証券は公式に「先入れ先出し法(FIFO)に基づき決済されます」と定めています。古い建玉から順に閉じられるということです。ただしイフダン注文など決済対象となる建玉を指定する関連注文が付帯されている場合は、その関連付けを優先するとも書かれています。
FIFO方式から両建て方式には戻せません
両建ては可能で、取引ツールの設定画面またはトレードチケットから、決済方法をFIFO方式か両建て方式かで選べます。ここまでは自由度が高い設計です。
問題はその先で、公式には「なおFIFO方式の建玉は、両建て方式に変更することはできません」と明記されています。一方通行の設定だということです。両建てを使う可能性があるなら、建玉を持つ前に方式を決めておく必要があります。取引を始めてから気づいても、その建玉については戻せません。
注文タイプは成行・指値・逆指値・IOC注文・イフダン・OCO・トレイリングストップなどが用意されています。基本的な注文方法から応用注文まで一通り揃っており、機能面で困る場面は少ないはずです。IOC注文(即時執行かキャンセル)まで持っているのは、国内では珍しい部類です。
なおFXバニラオプションも取引できます。ただし取引前に取引ツール内で事前確認を行う必要があると公式に案内されています。FXのオプション取引まで同じ口座で扱える国内業者は多くありません。
TradingViewから直接発注できる。デモ口座で先に試せます
取引ツールは自社のSaxoTraderGO(PC・Mac・タブレット・スマートフォン対応)と、上級者向けのSaxoTraderPROの2本立てです。加えて外部ツールとしてTradingView、マルチチャート、OpenAPI for Excelに対応しており、さらにFIX / OpenAPIによるAPIソリューションも提供されています。
最大の差別化点がTradingViewとの連携です。世界的に使われる分析プラットフォームのチャート画面から、そのままサクソバンク証券の口座で発注できます。テクニカル分析を作り込むタイプのトレーダーにとって、分析画面と発注画面を行き来しなくて済むのは想像以上に大きい差です。松井証券FXもTradingViewと連携していますが、そちらは直接発注に対応していません。この一点でサクソバンク証券を選ぶ人がいるのは理にかなっています。
AIがチャートパターンを自動検出するオートチャーティストも利用できます。チャートの読み方を勉強中の段階なら、自分の判断と機械の判断を突き合わせる練習台としても使えます。
デモ口座で先に触れます
「サクソバンク証券 デモ口座」は検索需要が特に多いキーワードです。サクソバンク証券には無料のデモ口座が用意されており、仮想資金で本番と同じ環境を試せます。
この口座を検討している人にとって、デモの価値は特に高いと考えています。理由は、通貨ペアごとの取引条件(取引時間・最小発注数量・最大発注数量・原則固定の対象かどうか)が、取引ツールの中でしか確認できない設計だからです。公式サイトの記載も「詳細は取引ツール内の取引条件にてご確認いただけます」で統一されています。自分が触りたい通貨ペアの条件を、口座に入金する前に自分の目で見るために、デモは実質的に必須の手順です。
取引時間は原則24時間ですが、注文受付時間は季節によって3パターンに変わります。日本時間の月曜3:00から土曜6:59(豪州夏時間・米国標準時間)/月曜3:00から土曜5:59(豪州夏時間・米国夏時間)/月曜4:00から土曜5:59(豪州標準時間・米国夏時間)という構成です。多くの国内FX会社が月曜7時前後に始まる中、3時から動けるのは週明けの窓を狙う人には実用的な差になります。メンテナンスは取引時間外の週末に実施されます。時間帯ごとの相場の性格は取引時間帯の解説を参照してください。
サクソバンク証券のスペック詳細
サクソバンク証券のメリット・デメリット
メリット
- 155通貨ペアは国内で群を抜く。他社にない通貨に手が届く
- TradingViewから直接発注できる数少ない国内業者
- 国内では珍しいAPI(FIX / OpenAPI)を提供している
- ロスカットの手前に75%と90%の2段階アラートがある
- スワップカレンダーをPDFで10年以上さかのぼって確認できる
- 1回あたり2,500万通貨まで発注できる(平常時・ドル円とユーロドル)
- 取引手数料・口座開設費用・口座維持費用がすべて無料
- 注文受付が月曜3時から。週明けの窓に他社より早く動ける
- FX・CFD・先物・オプション・外国株式が1口座で完結する
- IOC注文まで揃い、FXバニラオプションも取引できる
デメリット
- 原則固定スプレッドの対象は一部の通貨ペアのみ。しかも対象数の表記が公式内で割れている
- 市場急変時には原則固定そのものが一時停止されることがある
- クイック入金の提携が7行だけ。それ以外は通常入金で即時反映されない
- 出金は受付締切が朝9時30分で、即時出金には対応していない
- 送金手数料は月4回目から自己負担になる
- 外貨のままの入出金はできない(公式内で記載が噛み合っていない点も要注意)
- FIFO方式の建玉は両建て方式に戻せない。設定は事実上の一方通行
- 最小発注は1,000通貨。松井証券FXのような少額練習には向かない
- 通貨ペアごとの条件が取引ツール内でしか確認できない。開設前に全体像を掴みにくい
- MT4・MT5には非対応。EAでの自動売買はできない
サクソバンク証券でよくある疑問に本音で答える
口座開設前に引っかかりやすいポイントを、公式の一次情報にあたって事実ベースで整理しました。
外資系って聞くと不安なのですが、安全性は大丈夫ですか?
顧客資産の信託保全も国内の他社と同じく行われており、公式サイトには「お客様資産の保全」という独立したページがあります。金融庁の登録を受けていない海外FX業者とは、まったく別のカテゴリーです。レバレッジも個人は最大25倍で、ハイレバレッジやゼロカットはありません。 国内登録業者。信託保全あり
原則固定スプレッドは何通貨ペアが対象ですか?
いずれにせよ155通貨ペアのうち原則固定なのはごく一部で、残りは変動制という構造は変わりません。さらに米ドル/円は1取引5万通貨以下、それ以外の対象ペアは10万通貨以下という数量条件と、適用時間帯の条件があります。自分が取引したい通貨ペアが対象かどうかは、取引ツール内の取引条件で必ず確認してください。 公式内で5と7の表記あり。ツールで要確認
公表されているスワップと、ツールに出る数字が違うのはなぜ?
もうひとつ、反映のタイミングも理由になります。スワップは判定が午前7時(米国夏時間は6時)、付与が持ち越した当日の18時頃、そして口座残高への記帳は翌営業日の正午頃という3段階です。「付いたはずなのに残高に見当たらない」という状況の多くは、記帳待ちのタイミングにあたります。 Realized Swapは資金調達金利込み。記帳は翌営業日
入金したらすぐ取引できますか?出金はどれくらいかかりますか?
出金は受付締切が銀行営業日の午前9時30分で、締切までに依頼すれば送金は最短で翌営業日です。即時出金には対応していません。さらに送金手数料は1か月3回までは同社負担、4回目以降は顧客負担となるため、細かく何度も出すより、まとめて出す運用のほうが合理的です。 即時入金は7行のみ。出金は締切9:30・月3回まで無料
米ドルのまま入金・出金できますか?
ただし正直にお伝えすると、同じページの入金の項目には「米ドルによる入金方法については こちら」というリンクも置かれており、記載が噛み合っていません。当サイトでは公式の両方の記載をそのままお伝えするにとどめ、どちらが現在の運用かは断定しません。外貨での入出金を前提に検討している方は、口座開設の前にサポートへ直接確認することを強くおすすめします。 公式内で記載が食い違う。事前確認を推奨
トルコリラはいつでも取引できますか?
加えて、取引時間は主要市場の休みによって変更されることも、インターバンク市場の流動性によって変わることもあると明記されています。通貨ペアごとの正確な取引時間は取引ツール内の「取引条件」で確認するのが公式の案内する方法です。高金利通貨を長期で持つキャリートレードを考えているなら、決済したいときに市場が閉まっている可能性を織り込んでおいてください。 東欧・中東通貨も対象。ツールで要確認
デモ口座は使えますか?先に試したほうがいいですか?
つまり自分が触りたい通貨ペアの条件を、入金する前に自分の目で確かめる手段がデモしかないということです。155通貨ペアという幅の広さは魅力ですが、その分だけ条件のばらつきも大きいので、この手順は省略しないほうがいいと考えています。 開設前に取引条件を確認する手段として実質必須
MT4やMT5は使えますか?自動売買はできますか?
一方でAPIを使えるのは国内では珍しいので、プログラムを自分で書ける人にとってはMT4より自由度が高い環境とも言えます。市販のEAをそのまま使いたいならMT4対応のFXTF、自作のシステムを組みたいならサクソバンク証券のAPI、という住み分けになります。 MT4/MT5は非対応。APIは提供あり
サクソバンク証券はこんな人におすすめ
向いている人
- 触りたい通貨ペアが決まっていて、他社では扱っていない人
- TradingViewを普段から使っていて、チャートから直接発注したい人
- APIで自作のシステムトレードを組みたい上級者
- 高金利通貨のスワップ運用を、10年分のカレンダーで検証してから始めたい人
- 1回あたり数百万通貨以上の大口を入れたいトレーダー
- 週明けの窓を狙うので、月曜3時から動ける環境がほしい人
- FX・CFD・先物・オプション・外国株式を1口座にまとめたい投資家
- すでに他社で経験があり、2社目以降として役割を分けたい人
サクソバンク証券の口座開設手順(オンライン完結)
申し込みはオンラインで完結し、公式サイトには最短3分で手続きが完了すると案内されています。サクソバンク証券は総合的な取引口座なので、FXだけでなくCFDや外国株式なども同じ口座で扱えます。口座の種類としては、基本口座に加えて特定口座やオプション取引口座を選べる構成です。
公式サイトから口座開設を申し込む
氏名・住所・投資経験などを入力します。基本口座のほかに特定口座やオプション取引口座を希望するかも、この段階で選びます。海外先物や海外商品先物CFDの口座は、開設後に取引ツールから申請する形です。
本人確認書類とマイナンバーを提出する
オンラインでの本人確認に対応しており、書類の郵送なしで手続きが進みます。マイナンバーカードがあれば1枚で完結します。
審査完了・ログイン情報を受け取る
審査が完了するとログイン情報が届きます。SaxoTraderGOにログインできる状態になります。
入金する前に、取引ツールで「取引条件」を開く
この会社ではここが重要です。自分が取引したい通貨ペアの取引時間・最小発注数量・最大発注数量・原則固定の対象かどうかは、取引ツール内の取引条件でしか確認できません。公式サイトの説明もすべてここに誘導しています。入金より先に確認しておくと、想定外を避けられます。
入金して取引を始める
提携7行のいずれかでインターネットバンキングを契約していればクイック入金が即時で反映されます。それ以外は通常入金となり、1日3回の確認作業を経てからの反映です。米ドル/円を1,000通貨取引するのに必要な証拠金は、1ドル155円なら約6,200円が目安です(証拠金率4%で試算)。
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