MT4・MT5とは?「EA自動売買」が使える取引ツールの選び方

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

MT4・MT5とは?
「EA・自動売買」が使える取引ツールの違いと2026年移行のポイントを完全解説

このページでは、MT4(MetaTrader 4)MT5(MetaTrader 5)について、FX取引プラットフォームの仕組み、両者の違い、2025年7月のMT4旧バージョンサポート終了・MT5移行の最新動向EA(自動売買)カスタムインジケーターの活用、対応FX会社まで初心者にもわかりやすく完全解説します。

MT4・MT5を説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

MT4MT5っていうのは、FXの世界で使う「取引するためのソフト(アプリ)」のことだよ。例えば、車で遠くに行きたいとき、まず「車」が必要だよね。歩いていくこともできるけど、車があればもっと速く、もっと遠くまで行ける。FXも同じで、取引するための「乗り物」が必要で、それがMT4やMT5なんだ

MT4(エムティーフォー)は、2005年に発売された「ちょっと古いけど信頼できる名車」みたいなものだよ。みんながずっと使ってきたから、カーナビ(インジケーター)やカスタムパーツ(EA=自動売買プログラム)がすごくたくさんあるんだ。「この車なら情報もたくさんある!」って安心感があるから、今でも使っている人がいるんだよ。ただし、最近は「この車、そろそろモデルチェンジする時期かも」って状況になっているから要注意! 2025年7月には古いバージョンのMT4が使えなくなったし、新しく口座開設できなくなったFX会社も出てきたんだ。

MT5(エムティーファイブ)は、2010年に発売された「新しい高性能車」だよ。MT4よりエンジン(処理速度)が速くなって、燃費(動作の軽さ)も良くなったんだ。カーナビの地図(チャートの時間足)も21種類と細かく表示できるようになって、より詳しく道(相場)が見えるようになったんだよ。メーカー(MetaQuotes社)もこっちの車に力を入れてるから、これから始める人はMT5を選ぶのが安心だよ。

EA(イーエー)っていうのは、「自動運転システム」みたいなものだよ。普通は自分でハンドルを握って運転するよね。でもEAを使うと、目的地(ルール)を設定しておけば、あとは車(MT4・MT5)が自動で走ってくれるんだ。寝ている間も、仕事している間も、勝手に取引してくれるってすごいよね! ただし、「自動運転」だからといって全部お任せするのは危険で、ちゃんと監視することも大切だよ。

インジケーターっていうのは、車についている「メーター類」みたいなものだよ。スピードメーター、燃料計、ナビがあると運転しやすいよね。FXのインジケーターも同じで、「今の相場がどうなっているか」を教えてくれるいろんなメーターがあるんだ。標準でついているものだけじゃなく、ネットで配布されているものを追加することもできるよ。

MT4とMT5、2026年はどちらを選ぶ?

MT4:豊富なEA・情報資産がある実績の名車。ただし、2025年7月に旧バージョンのサポートが終了し、新規口座開設を終了するFX会社も増加中。既存ユーザーは最新ビルドへの更新で継続利用可能。

MT5:MetaQuotes社のメイン製品として開発継続中。21種類の時間足・内蔵経済カレンダー・高速処理など機能が豊富。これから始めるならMT5が安心の選択

使いたい既存のEAがMT4専用なら→ MT4。それ以外の新規スタートなら→ MT5を選ぼう!

MT4・MT5の詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、ロシアのMetaQuotes Software社が開発した世界で最も広く使われているFX取引プラットフォームです。チャート分析、注文の発注・管理、EA(エキスパートアドバイザー=自動売買プログラム)の実行、カスタムインジケーターの追加など、FX取引に必要なあらゆる機能を備えた統合ソフトウェアとして世界中のトレーダーに愛用されています。2025〜2026年にかけてMT5への移行が業界全体で加速しており、新規に始めるトレーダーへの推奨環境はMT5が主流になりつつあります。

MT4(MetaTrader 4)とは

MT4(MetaTrader 4)は、2005年にリリースされたFX取引プラットフォームの「世界標準」とも言える存在です。約20年の歴史があるため、EA(自動売買プログラム)カスタムインジケーターが非常に豊富で、無料・有料を問わず膨大な資産が蓄積されています。MQL4というプログラミング言語でEAやインジケーターを開発でき、9種類の時間足・30種類以上のテクニカル指標を標準搭載、軽量で動作が安定していることから、長年にわたってFXトレーダーに支持されてきました。

ただし、2026年時点でMT4を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。MetaQuotes社はMT5への移行を推進しており、2025年7月1日をもってMT4の旧バージョン(ビルド1440未満)のサポートが終了しました。該当するユーザーはブローカーサーバーへの接続ができなくなっているため、MT4を継続利用する場合は最新ビルドへの更新が必須です。国内ではOANDA証券が2026年3月27日にMT4新規口座開設を終了するなど、MT4の新規提供を縮小するFX会社が増えています。使いたいEAがMT4専用である場合は引き続き使用できますが、新規スタートの場合はMT5の選択を推奨します。

MT5(MetaTrader 5)とは

MT5(MetaTrader 5)は、2010年にリリースされたMT4の後継プラットフォームで、MetaQuotes社が現在もメイン製品として開発を続けています。処理速度の向上、機能の拡充、FXだけでなく株式や先物などCFD取引への対応など、多くの改良が加えられています。

MT5の主な特徴として、21種類の時間足(2分足・3分足・2時間足・8時間足など、MT4の9種類から大幅増加)、MQL5というより高度なプログラミング言語、経済カレンダーの内蔵(ニュース発表時刻をチャート上で確認できる)、板情報(Depth of Market)の表示対応、64ビット処理による高速動作、プロップファームでの採用拡大などが挙げられます。また、mql5.comのマーケットプレイスではMT5対応のEA・インジケーターも年々増加しており、MT4との情報量の差も縮まりつつあります。

注意点として、MT4用のEAやインジケーターはそのままでは使えません。MQL4とMQL5はプログラミング言語が異なるため、MT4用に作られたツールはMT5に移植(変換)する必要があります。ただし、2026年現在ではMT5用のEAやインジケーターも充実しており、選択肢に困ることは以前より少なくなっています。

MT4 vs MT5 徹底比較(2026年最新) MT4(MetaTrader 4) リリース年 2005年 時間足の種類 9種類 プログラミング言語 MQL4 EA・インジケーター数 非常に豊富 経済カレンダー なし(外部参照) 板情報(DOM) 非対応 処理速度 標準 今後の開発 縮小・移行推進中 旧バージョン対応 2025/7終了済 新規口座開設 縮小傾向(要確認) MT4がおすすめなケース ▶ 使いたいEAがMT4専用 ▶ 既存環境の継続利用 ⚠ 最新ビルドへの更新が必要 (ビルド1440以上に更新して利用) FXTF・外為ファイネストなど対応中 MT5(MetaTrader 5) リリース年 2010年 時間足の種類 21種類 プログラミング言語 MQL5 EA・インジケーター数 増加中(mql5.com) 経済カレンダー 内蔵 板情報(DOM) 対応 処理速度 高速(64ビット) 今後の開発 メイン製品・継続開発 旧バージョン対応 継続サポート 新規口座開設 拡大傾向 MT5がおすすめなケース ▶ これから新しく始める ▶ 最新機能・将来性を重視 ✓ プロップファーム利用にも対応 ✓ TradingViewと並行利用も容易 XMTrading・AXIORY・OANDA等対応 ⚠ MT4とMT5のEA・インジケーターに互換性はありません

2026年現在、MT5への移行が業界全体で加速中。これから始める方はMT5の選択が安心です。

MT4とMT5の選び方は、目的によって異なります。「使いたいEAやインジケーターがMT4専用である」場合はMT4を選ぶ必要があります。逆に、特定のツールにこだわりがなく、これから新しく始める場合は、将来性を考えてMT5を選ぶのが合理的です。また、一部のFX会社ではMT4のみ、MT5のみ、または両方に対応しているため、FX会社を選ぶ段階で対応プラットフォームを必ず確認することが重要です。

EA(Expert Advisor)自動売買とは

EA(Expert Advisor)とは、MT4・MT5で動作する自動売買プログラムのことです。あらかじめ設定したルール(エントリー条件、決済条件、ロット数など)に従って、プログラムが自動的に取引を行います。24時間チャートを見続けることなく、感情に左右されない機械的なトレードが可能になるのが最大のメリットです。EAはMQL4(MT4用)またはMQL5(MT5用)というプログラミング言語で作成され、mql5.comや各種FX関連サイトで無料・有料を問わず多数配布されています。

EAのメリットとして、24時間365日(市場が開いている間)自動で取引できること、感情に左右されずルール通りに執行されること、スリッページや判断の遅れを最小化できること、複数の通貨ペアを同時に監視・取引できることが挙げられます。一方、デメリットとして、相場環境が変わるとパフォーマンスが低下すること、詐欺的なEA販売も存在すること、PCを24時間稼働させるかVPS(仮想専用サーバー)が必要になることなどがあります。VPSはクラウド上で24時間MT4・MT5を稼働させるサービスで、月額500〜3,000円程度が相場です。XMTradingなどの海外FX会社では一定条件を満たすと無料VPSを提供しているところもあります。

EA選びで重要なのは、バックテスト(過去データでの検証)だけでなく、フォワードテスト(実際の相場でのリアルタイム成績)を必ず確認することです。過去データに過剰最適化(カーブフィッティング)されたEAは実際の相場では機能しないことが多く、特に2024年の日銀利上げ局面や2025年4月のトランプ関税ショック(VIX45超)のような急変相場では、多くのEAが想定外の動きをしました。著名な成績を誇っても、その後の市場変化に対応できなかった例も多く、EAへの過信は禁物です。

カスタムインジケーターとは

カスタムインジケーターとは、MT4・MT5に標準搭載されていないオリジナルのテクニカル指標のことです。MT4・MT5には移動平均線ボリンジャーバンドRSIMACDなど基本的なインジケーターが搭載されていますが、より高度な分析や独自の手法に合わせたインジケーターを追加することができます。

カスタムインジケーターの例として、複数のインジケーターを組み合わせたシグナルインジケーター、市場セッションを表示するインジケーター、フィボナッチを自動描画するインジケーター、ニュース発表時間をチャートに表示するインジケーターなどがあります。インターネット上で無料・有料で配布されており、MQL4/MQL5ファイルをダウンロードしてMT4・MT5にインストールすることで使用できます。なお、MT4用インジケーター(.ex4ファイル)はMT5では動作しません。MT5用(.ex5ファイル)を別途入手する必要があります。初心者はインジケーターを入れすぎると動作が重くなり判断も複雑になるため、まず基本インジケーターを使いこなすことを優先しましょう。

MT4・MT5の基本画面構成 ファイル 表示 挿入 チャート ツール ウィンドウ ヘルプ 気配値表示 USDJPY 155.24 EURUSD 1.0712 GBPJPY 196.40 ナビゲーター ▼ 口座 ▼ インジケーター Moving Average RSI / MACD / BB ▼ Expert Advisors My_EA_v2 USDJPY, H1 2026.06 ツールボックス 取引 口座残高: ¥500,000 有効証拠金: ¥495,000 証拠金維持率: 850% ポジション USDJPY Buy 0.1 +¥3,500 ターミナル 取引 / 履歴 / アラート / ジャーナル 98765432 2026.06.24 buy 0.10 155.10 +3,500 気配値・ナビゲーター 通貨ペア・EA管理 チャートウィンドウ メインの分析画面 ターミナル ポジション・履歴管理 ツールボックス 口座情報・取引状況

MT4・MT5の基本画面構成。最初は複雑に見えますが、使うほど直感的に操作できるようになります。

MT4・MT5を使うためには、対応しているFX会社で口座を開設する必要があります。国内FX会社でMT4・MT5に対応しているのは、FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)(MT4対応・スキャルピングOK)、外為ファイネスト(MT4・MT5両対応)などです。OANDA JapanはMT5対応ですがMT4新規口座開設を2026年3月に終了しました。海外FX会社ではほとんどがMT4・MT5に対応しておりXMTradingAXIORYなどが人気です。

MT4・MT5対応FX会社の選び方(2026年版)

MT4・MT5を使いたい場合、対応しているFX会社を選ぶ必要があります。国内FX会社の多くは独自の取引ツールを提供しており、MT4・MT5に対応している会社は限られています。2026年現在、MT4の新規口座開設を終了する国内FX会社も出てきているため、MT4での開設を希望する場合は事前確認が必須です。

国内FX会社のMT4・MT5対応状況として、FXTFはMT4に対応しスキャルピングが可能、外為ファイネストはMT4・MT5両方に対応、OANDA JapanはMT5対応(MT4新規は終了)となっています。国内FX会社は金融庁の規制下にあり、信託保全が義務付けられているため資金の安全性が高いのが特徴です。

海外FX会社のMT4・MT5対応状況として、XMTrading(レバレッジ最大1000倍・ボーナス充実・MT4/MT5両対応)、AXIORY(NDD方式・高約定力・MT4/MT5両対応)などが人気です。海外FX会社は高レバレッジが魅力ですが、日本の規制対象外であることを理解した上で利用することが重要です。また、プロップファームを利用する場合も、FTMOなど多くのプロップファームがMT5を採用しており、MT5を使えることが実質的な前提条件となっています。

比較項目MT4MT5
リリース年2005年2010年
時間足の数9種類21種類
標準インジケーター30種類38種類
注文方法4種類6種類
プログラム言語MQL4MQL5
EA・インジケーター数非常に豊富増加中
経済カレンダーなし内蔵
板情報(DOM)なし対応
処理速度標準高速(64ビット)
対応資産FXのみFX・株式・先物
今後の開発縮小(移行推進)メイン製品
旧バージョン対応2025/7/1終了継続サポート
プロップファーム対応限定的採用拡大中
MT4・MT5を始めるまでのステップ 1 FX会社を選ぶ MT4/MT5対応の FX会社で口座開設 2 ダウンロード FX会社サイトまたは 公式サイトから入手 3 ログイン 口座番号・パスワード サーバーを入力 4 取引開始! まずはデモ口座で 操作に慣れよう デモ口座で練習 • 仮想資金で取引体験 • チャート分析の練習 • 注文方法の確認 • インジケーター設定 リアルを始める前に必ず デモで十分に練習! (デモ口座は入金不要) EA運用ならVPSも検討 • 24時間稼働が必要 • PCオンにし続けるか • クラウドVPSを使うか • 月500〜3,000円程度 XMTradingなど無料VPS 提供のFX会社もあり (条件を満たした場合) スマホアプリも活用 • iOS / Android対応 • 外出先でのチャート確認 • 緊急時の決済に便利 • EA設定はPC版で行う PCがメイン・スマホは サブとして使い分け (スマホではEA動作不可)

MT4・MT5は無料で使えます。EA運用にはVPS環境の検討も。まずはデモ口座で操作に慣れてからリアル口座へ移行しましょう。

TradingViewとMT4・MT5の違いと使い分け(2026年版)

2024〜2025年にかけてTradingViewの普及が急速に進んでいます。TradingViewはブラウザベースで動作しインストール不要、どのデバイスからも使えること、チャートのデザインや共有機能に優れること、SNS的なコミュニティ機能があることなどが人気の理由です。国内でもFXTFがTradingViewを内蔵した取引ツールを提供しており、TradingViewでチャート分析しながらFX会社ツールで発注するスタイルが広がっています。

一方で、MT4・MT5の最大の強みは「EAによる自動売買」が使える点です。TradingViewにも「ストラテジー」機能(Pineスクリプト)がありますが、MT4・MT5のEAほど多機能ではなく、完全自動執行のためには対応FX会社のブリッジが必要です。自動売買・バックテスト・カスタムインジケーターの幅広さではMT4・MT5が優位チャートの視認性・マルチデバイス対応・チャート共有ではTradingViewが優位という位置づけです。両者は競合というより補完関係であり、用途に応じて使い分けるのが現代のFXトレーダーのスタンダードな使い方になっています。

MT4・MT5を使いこなすための初心者向けの第一歩は、対応FX会社でデモ口座を開設し、デモ口座で基本操作に慣れること、注文の出し方を練習すること、チャート表示やインジケーターの設定を試すこと、慣れてきたらリアル口座で少額取引を始めること、という流れがおすすめです。EAを使った自動売買に挑戦する場合は、まず十分なバックテストとフォワードテストを行い、最初は少額で様子を見ながら運用を開始することが重要です。特に2024年の日銀利上げサイクルや2025年4月のトランプ関税ショックのような市場急変時には、EAが想定外の損失を出すケースもあったため、過去実績だけを過信しない姿勢が大切です。

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MT4・MT5のFAQを説明するパンダキャラクター
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疑問を解消しよう!

よくある質問(FAQ)

2025年7月1日をもってMT4の旧バージョン(ビルド1440未満)はブローカーサーバーへの接続ができなくなりました。ただし、最新ビルドに更新すれば引き続き利用できます。使用中のMT4のバージョンを確認し、古い場合はアップデートが必要です。国内ではOANDA証券が2026年3月27日にMT4新規口座開設を終了するなど、MT4の新規提供を縮小するFX会社が増えています。2026年時点ではFXTFや外為ファイネストなどでMT4の利用は続いていますが、これからMT4・MT5を始める方は将来性を考えてMT5を優先的に検討することをおすすめします。既存ユーザーは最新ビルドへの更新を忘れずに行いましょう。
VPS(Virtual Private Server)とは、インターネット上の仮想サーバーにMT4・MT5をインストールして24時間365日稼働させるサービスです。自分のPCではなくクラウド上のサーバーで動くため、PCをシャットダウンしても取引が止まりません。EAで自動売買を行う場合、PCの電源を切るとEAが止まってしまうためVPSを使うのが一般的です。月額費用は500〜3,000円程度が相場で、Windows環境のVPSを選ぶと設定が比較的簡単です。XMTradingなど主要な海外FX会社では一定条件を満たすと無料VPSを提供しているところもあります。EAを長期運用するなら、VPSの導入は費用対効果の高い選択です。
技術的には可能ですが、自動変換ではなく手動での書き直しが必要になります。MT4の「MQL4」とMT5の「MQL5」は文法や関数の仕様が大きく異なるため、MQL4で書かれたEAをそのままMT5で実行することはできません。MetaQuotes社が提供する変換ツールも存在しますが完全な互換性はなく修正作業が必要です。プログラミングの知識がない場合は、MT5対応のEAを新たに探す方が現実的です。mql5.comのマーケットプレイスではMT5対応のEAも多数販売・配布されており、2026年現在では選択肢も充実しています。同じ開発者がMT4・MT5両対応版を出しているケースも多いので、まず公式サイトを確認することをおすすめします。
MT4・MT5のソフトウェア自体は無料でダウンロード・使用できます。ただし使用するには対応したFX会社の口座が必要です。デモ口座(仮想資金)で試す場合は実際の入金は不要です。追加でコストがかかるケースとして、1つ目はEA運用のためのVPS(仮想専用サーバー)レンタル料(月500〜3,000円程度)、2つ目は有料のEAやカスタムインジケーターの購入費用があります。ただし、無料のEA・インジケーターも多数配布されているので、まずは無料のものから試すのがおすすめです。また、FX会社によっては独自VPSを無料提供しているところもあるため、コストを抑えたい場合は対応FX会社選びも重要です。
バックテストとは、EAを過去の価格データに対して実行し、過去ならどれくらい稼げたかを検証する手法です。MT4・MT5のストラテジーテスターで実行できます。一方、フォワードテストとは、実際のリアルタイムの相場(またはデモ口座)でEAを動かして成績を検証することです。バックテストはデータさえあれば短時間で結果を出せますが、過去データに過剰最適化(カーブフィッティング)された結果が出やすいリスクがあります。特に2024年の日銀利上げ局面や2025年4月のトランプ関税ショック(VIX45超)のような急変相場では、バックテストが良好でも実運用で大きく乖離したEAが多数見られました。EA購入・運用の前には必ず両方の結果を確認し、急変相場での挙動も把握しておくことが重要です。
多くのプロップファームでは、MT4・MT5を取引プラットフォームとして採用しています。FTMOなど主要なプロップファームでもMT4・MT5での取引が可能で、特にMT5対応のプロップファームが増えています。EA(自動売買)を使ったチャレンジが認められているところも多いです。ただし、プロップファームによってはEA使用の制限、最大ドローダウンルール、HFT(高頻度取引)の禁止など独自のルールがあるため、事前に規約をよく確認することが重要です。2025年以降、プロップファームの急増とともに規約の複雑化も進んでいるため、特に自動売買での参加を検討している方は公式ルールページを必ず一読してください。
iOS・Android向けの公式アプリで外出先からも取引できますが、PC版との主な違いがあります。スマホ版では、1つ目にカスタムインジケーターの利用が制限または不可、2つ目にEAの設定・実行ができない(EA運用はPC版またはVPS環境が必要)、3つ目に複数チャートの同時表示が難しいといった制限があります。スマホアプリはポジションの確認・緊急決済・相場確認には便利ですが、本格的なチャート分析やEA運用はPC版が必須です。また、MT5のスマホアプリはMT4と同様の制限があります。PCとスマホを用途に応じて使い分ける、具体的にはEAセットアップや詳細分析はPC版、外出中の確認・緊急決済はスマホアプリ、という使い分けが実用的です。
2024〜2025年にかけてTradingViewの普及が急速に進んでいます。主な違いは、TradingViewはブラウザベースで動作しインストール不要でどのデバイスからも使えること、チャートのデザインや共有機能に優れること、SNS的なコミュニティ機能があることなどです。一方、MT4・MT5のメリットはEA(自動売買)が使える点と、カスタムインジケーターの豊富さです。国内のFXTFではTradingViewを内蔵した取引ツールを提供しており、TradingViewでチャート分析しながらFX会社ツールで発注するという使い方も広がっています。自動売買重視ならMT4・MT5、チャート分析・マルチデバイス重視ならTradingViewと使い分けるのが、2026年現在のスタンダードな選び方です。

さらに学ぶ

MT4・MT5をさらに使いこなすための関連記事や外部リソースをご紹介します。

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