マイナー通貨ペアとは?
「牧場・石油・金庫」で覚えるNZD・CAD・CHF円の特徴と最新トレンド
このページでは、マイナー通貨ペアの中でも日本のFXトレーダーに人気のNZD/JPY(ニュージーランドドル円)、CAD/JPY(カナダドル円)、CHF/JPY(スイスフラン円)について、それぞれの値動き要因や取引の特徴、2024〜2025年の日銀利上げ・各国利下げを踏まえた最新の変化まで、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
FXの通貨ペアって、レストランのメニューみたいなものなんだよ。ドル円やユーロドルは「みんなが頼む定番メニュー」で、メジャー通貨ペアって呼ばれてるんだ。お客さんが多いから、いつでもすぐ出てくるし、お値段(スプレッド)もお手頃。
でもね、レストランには定番メニューの他に「裏メニュー」があるよね。ちょっと珍しいけど、知ってる人には大人気の料理。FXでそれにあたるのがマイナー通貨ペアなんだよ。このページで紹介する3つの通貨ペアは、まさにその「知る人ぞ知る裏メニュー」なんだ。
まずNZD/JPY(ニュージーランドドル円)は、「牧場の国」のお金と円のペア。ニュージーランドは羊やミルクで有名だよね。だからミルクの値段が変わると、この通貨ペアの値段も変わるんだ。昔はスワップ(金利差の受け取り)がたくさんもらえる人気の通貨だったけど、最近はNZ中銀が利下げしてるから、以前より少し変わってきたよ。次にCAD/JPY(カナダドル円)は、「石油の国」のお金と円のペア。カナダはたくさん石油が取れるから、石油の値段が上がるとカナダドルも元気になるよ。最後にCHF/JPY(スイスフラン円)は、「金庫の国」のお金と円のペア。スイスの銀行はとっても安全で有名だから、世界で怖いことがあるとみんなスイスフランを買いたがるんだ。
定番メニューのドル円やユーロドルは注文する人がたくさんいるから値段が安定しやすいけど、裏メニューのマイナー通貨ペアはちょっと注文する人が少ないから、値段が急に大きく動くこともあるんだ。特に2024〜2025年は日本の金利が上がったことで、3つとも「円高」方向への急な動きが何度かあったよ。定番メニューに慣れてきた人が次のステップとして挑戦するのにぴったりだけど、まずは仕組みをしっかり知ることが大事なんだ。
3つのマイナー通貨ペアを整理すると…
NZD/JPY(ニュージーランドドル円):「牧場の国」の通貨。ミルク(乳製品)の値段に影響されやすい。NZ中銀が2024年から利下げ中のため、スワップは要確認。
CAD/JPY(カナダドル円):「石油の国」の通貨。原油価格に連動しやすい。2025年はトランプ関税の影響も加わっている。
CHF/JPY(スイスフラン円):「金庫の国」の通貨。世界で不安なことが起きると買われやすい。SNBが2025年に政策金利を0%まで引き下げ、日本との金利差が縮小中。
3つとも「裏メニュー」だから、定番のドル円やユーロドルとは違った魅力や個性があるんだ。それぞれの「国の最新事情」を知るとトレードがグッと楽しくなるよ!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
マイナー通貨ペアとは、メジャー通貨ペア(ドル円・ユーロドルなど)に比べて取引量がやや少ない通貨ペアのことです。このページで解説するNZD/JPY・CAD/JPY・CHF/JPYはいずれも日本円とのクロス円ペアで、それぞれの国の経済構造を反映した独自の値動きが魅力です。2024〜2025年にかけての日銀利上げサイクル(2024年3月マイナス金利解除→7月0.25%→2025年1月0.5%)と各国中銀の利下げ転換により、3通貨ペアの金利差やスワップポイントの状況は大きく変化しています。金融庁が認可する国内FX会社のほとんどで取引可能な、実は身近な通貨ペアです。
NZD/JPY(ニュージーランドドル円)について詳しく見ていきましょう。ニュージーランドは世界最大級の乳製品輸出国で、GLP(Global Dairy Trade)オークションの結果がNZDの値動きに直結します。乳製品価格が上昇するとNZDが買われ、NZD/JPYも上昇する傾向があります。また、ニュージーランドの最大の貿易相手国は中国なので、中国の経済指標にも影響されます。ただし近年のスワップ環境は大きく変化していて、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)は2023年5月に政策金利を5.5%まで引き上げた後、2024年8月から利下げへ転換しました。日銀が利上げを進めている一方でRBNZが利下げを続けているため、日本との金利差は縮小傾向にあり、以前よりキャリートレードの妙味は下がっています。スワップを狙う場合は現時点のFX会社のレートを必ず確認しましょう。AUD/JPYとの相関が高いため、同時保有によるリスクの重複にも注意が必要です。
2024〜2025年の金融政策変化を反映した最新比較。RBNZとBOCが利下げへ転換、SNBが政策金利を0%まで引き下げる中、日銀の利上げが進んでいます。金融政策とFXの関係もあわせて確認しましょう。
CAD/JPY(カナダドル円)の最大の特徴は、原油価格(特にWTI原油先物)との強い連動性です。カナダはサウジアラビアに匹敵するほどの石油埋蔵量を持つ資源大国で、原油輸出が経済の柱となっています。ただし2025年の相場では、トランプ政権の相互関税発動によってカナダの対米輸出(鉄鋼・アルミ等)に打撃が加わり、原油の動きだけでは説明できない下落局面がありました。CAD/JPYは一時100円台前半まで下落し、その後資源価格の底堅さや米カナダ通商交渉への期待で107円台前後まで反発しています(2026年6月時点)。ニューヨーク時間に原油市場と連動して大きく動くことが多く、原油チャートと貿易ニュースの両方をチェックする習慣が大事です。
CHF/JPY(スイスフラン円)はここ数年で状況が大きく変わった通貨ペアです。スイスフラン(CHF)と日本円(JPY)はどちらも世界の「安全通貨」として知られており、地政学リスクが高まると買われる傾向は変わりません。ただしSNB(スイス国立銀行)は2024年から2025年6月にかけて6会合連続で利下げを実施し、政策金利を0%まで引き下げました。一方、日銀は利上げを継続中のため、日本との金利差が逆転しつつある珍しい状況になっています。また、2015年の「スイスフランショック」(SNBがEUR/CHF上限を突然撤廃)のように、SNBの突発的な政策変更で急変動するリスクも覚えておきましょう。安全通貨需要と金融政策が矛盾する局面が増えており、方向感がつかみにくい場面では特にポジションサイズを控えめにすることが賢明です。
各国中銀の政策転換が3通貨ペアの値動き構造を変えています。最新の中央銀行ガイドもあわせてご確認ください。
マイナー通貨ペアの取引で注意すべきポイントをまとめましょう。まず、スプレッドがメジャー通貨ペアより広めです。ドル円のスプレッドが0.2銭程度のFX会社でも、NZD/JPYは1.0〜2.0銭、CAD/JPYは1.5〜3.0銭程度かかることがあります。特に早朝や深夜など流動性が低い時間帯はスプレッドがさらに広がるので、スキャルピングには不向きと言えるでしょう。また、ボラティリティが大きい場面も多いので、レバレッジは低めに設定し、損切りは必ず設定しておきましょう。
3通貨ペアを使った分散投資の考え方も知っておくと便利です。NZD/JPYは乳製品、CAD/JPYは原油、CHF/JPYは安全資産と、それぞれ価格を動かす要因が異なるため、1つのペアが不調でも他でカバーできる可能性があります。ただし、3つともクロス円ペアなので、2024年8月のような「円キャリートレードの急巻き戻し」が起きた場合は、すべてのペアが同時に円高方向へ急落するリスクがあります。資金管理の観点から、複数のクロス円を同時保有する際は合計ポジションサイズを十分に絞り込んでください。
マイナー通貨ペアは独特の値動きがあるので、まずはデモ口座で練習するのがおすすめです。
初心者がやりがちな失敗として、「スワップが高い」という過去のイメージだけでNZD/JPYを保有し続けることが挙げられます。RBNZが利下げを進めている現在、スワップポイントは以前より低下しています。FX会社の公式ページで現在のスワップレートを必ず確認してから判断しましょう。また、ドル円で使っているロット数をそのままマイナー通貨ペアに適用するのも危険です。マイナー通貨ペアではロットを一段階小さく設定するのが基本です。
各通貨ペアと相性の良いトレードスタイルを知っておくと戦略が立てやすくなります。NZD/JPYは金利差を活かすスイングトレードや、乳製品オークション結果を材料にした押し目買いと相性が良いです。CAD/JPYは原油市場の開く時間帯に大きく動くことが多く、短期のデイトレードでのチャンスが狙えますが、関税ニュースも同時にチェックしましょう。CHF/JPYは地政学リスクが高まった時のトレンドフォローが有効ですが、SNBの突発介入リスクには常に注意が必要です。金融先物取引業協会の情報や各中銀の公式発表も参考に、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
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マイナー通貨ペアに関するQ&A
よくある質問と回答
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マイナー通貨ペアの理解を深め、次のステップへ進みましょう。
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