DD・NDD方式とは?
「お店の倉庫か市場か」でわかる違いと、FX会社が儲かる仕組み・見分け方
このページでは、DD方式とNDD方式の違いを、STP方式・ECN方式・A-book・B-bookまで早見表と動く図解でまとめ、FX会社が儲かる仕組み、国内のFX会社が毎月公表している未カバー率での見分け方、トレードスタイル別の選び方まで、FX初心者にもわかるように解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
くだもの屋さんへ、りんごを買いに行くところを想像してみて。お店の人は、奥の倉庫からりんごを出してくれることもあるし、倉庫に足りないときは、大きな市場(いちば)まで仕入れに行くこともあるよね。FXで通貨を買うときも同じで、FX会社が注文をどこで受けるかには、大きく分けて2つのやり方があるんだ。
1つ目はDD方式(ディーディーほうしき)。DDはディーリングデスクの略で、FX会社が自分の倉庫から売ってくれるやり方だよ。お店がお客さんの取引の相手になるから、買う値段と売る値段の差(スプレッド)を、いつも同じくらいの小ささにしやすいんだ。日本のFX会社は、ほとんどがこのやり方だよ。
倉庫の中では、ちょっとおもしろいことが起きているよ。Aさんが「りんごを買いたい」、Bさんが「りんごを売りたい」と言ったら、お店は2人の注文を倉庫の中で打ち消し合わせる。そして、はみ出した分だけを市場で仕入れておくんだ。この仕入れをカバー取引っていうよ。仕入れずに倉庫に残した分がどれくらいあるかは、日本のお店は毎月みんなに見せるルールがあるんだ。
2つ目はNDD方式(エヌディーディーほうしき)。ノー・ディーリングデスクの略で、お店の人が注文を倉庫で受けずに、そのまま市場へ届けてくれるやり方だよ。市場の値段がそのまま使われるけど、市場が混んだりすいたりすると、スプレッドが広がったり狭まったりするんだ。
NDD方式には2つのタイプがあるよ。STP方式は、ボタンを押すと注文が自動で、市場の中でいちばん安いお店に運ばれるベルトコンベア。ECN方式は、たくさんの人が「いくらで買いたい」「いくらで売りたい」と札を出す大きな広場で、札どうしを突き合わせて取引するやり方。広場を使うたびに入場料(取引手数料)がかかるんだ。
お店の中では、注文ごとに帳簿を分けていることもあるよ。市場へそのまま届ける注文の帳簿がA-book(エーブック)、倉庫で受ける注文の帳簿がB-book(ビーブック)。どちらが良い・悪いではなくて、お店がどこで儲けているのかを知る手がかりになるんだ。
倉庫から売るお店って、ぼくが損をしたらお店が得をするってこと?
倉庫に残した分だけを見ると、そうなるね。だから日本のお店は、倉庫に残っている割合(未カバー率)を毎月公表しているんだ。多くのお店は残りをほとんど市場で仕入れていて、主な儲けはスプレッドなんだよ。
つまり、DD・NDD方式は「お店の倉庫か市場か」!
DD方式:FX会社が取引の相手になり、注文を社内で受ける。スプレッドが安定しやすい。
NDD方式:FX会社が注文を市場へ取り次ぐ。スプレッドは市場に合わせて動く。
STP方式:NDD方式のうち、いちばん有利な相手へ自動で運ぶベルトコンベア型。
ECN方式:NDD方式のうち、参加者どうしが値段を出し合う広場型。取引手数料がかかる。
A-book・B-book:市場へ流す注文と、社内で受ける注文を分ける帳簿の呼び名。
どれが正解ということはなくて、自分の取引のしかたに合うかどうかで選ぶのがコツだよ。

さらに深掘ってマスターしよう!
DD・NDD方式の違いと見分け方の本格解説
01DD方式とNDD方式の違いを早見表で比較
DD方式とNDD方式の違いは、ひとことで言うと「あなたの注文の相手が誰か」です。DD方式ではFX会社自身が取引の相手になり、NDD方式ではFX会社は注文を市場へ取り次ぐ役に回ります。NDD方式はさらに、注文を自動で流すSTP方式と、参加者どうしの注文を突き合わせるECN方式に分かれます。
| DD方式 | STP方式 | ECN方式 | |
|---|---|---|---|
| 取引の相手 | FX会社 | FX会社が取り次ぐ銀行など(LP) | 板に注文を出した参加者 |
| スプレッド | 狭く安定しやすい原則固定・例外あり | 市場に合わせて変動 | とても狭いが変動 |
| 主なコスト | スプレッド | スプレッド上乗せ込み | スプレッド+取引手数料 |
| 約定の特徴 | 会社が出す値段で約定。急変時は滑ることも | 自動で流れる。値段がずれることも | 板と突き合わせる。値段がずれることも |
| 主な例 | 国内の店頭FX(相対取引) | 海外FXの一部の口座 | 海外FXの手数料型の口座 |
呼び方の定義は会社ごとに少しずつ違います。スプレッドや手数料の水準は、会社・口座・時間帯で変わります。
よく「国内FXはDD方式、海外FXはNDD方式」と言われます。大まかにはそのとおりですが、正確には、日本の店頭FXは法律上すべてFX会社とお客さんの1対1の取引(相対取引)で、会社ごとの違いは「受けた注文をいつ、どれだけカバーするか」にあります。まず早見表で全体をつかみ、次の節から1つずつ見ていきましょう。
ボタンで方式を切り替えます。値段は説明用の例です。スマホでは図を横に動かすと、右側のLPの値段や板の中身も見られます。
DD方式では、FX会社が自分で出した値段で、あなたの取引の相手になります。お客さんどうしの注文を社内で相殺し、はみ出した分だけを銀行などにカバーします。
02DD方式とは?FX会社が取引の相手になる仕組み
DD方式(Dealing Desk)とは、FX会社がお客さんの注文の相手方になって取引を成立させる方式です。FX会社は自社で売値と買値を出し、その値段で約定させます。株のように取引所で見知らぬ相手と売買するのではなく、お客さんとFX会社の1対1の取引になるため、相対取引(店頭取引)とも呼ばれます。
FX会社は、受けた注文をそのまま抱え込むわけではありません。ある人の買いと別の人の売りを社内で打ち消し合わせ(マリーと呼びます)、残った分を銀行などと反対に売買して、値動きのリスクを消します。金融庁はこれを「店頭FX業者が顧客との取引に係るポジションのリスクヘッジのために銀行等を相手に行う取引」と説明しており、これがカバー取引です。
たとえばDMM FXの取引説明書は、「当社がお客様の取引の相手方となります」と明記したうえで、マリー取引やカバー取引がされていない注文の合計が一定量以上にならないよう管理し、超えた分はカバー取引先に直ちにカバーすると説明しています。カバー取引先には16社の金融機関が並んでいます。
ボタンで段階を進めます。数字は説明用の例で、3人のお客さんの米ドル/円の注文です。スマホでは図を横に動かすと、右側の段階の一覧も見られます。
未カバー率は、カバーしていない0.1万通貨を、お客さんの買いと売りの差の20万通貨で割った0.5%。国内のFX会社はこの率を毎月公表しています。
DD方式の良いところは、会社が自分で値段を出すためスプレッドを狭く安定させやすいことです。国内の主な会社の米ドル/円は0.2銭前後で、DMM FXは午前9時〜翌午前5時に0.2銭の原則固定です。ただし原則固定には例外があり、同社でも午前5時〜9時は0.2〜3.9銭、ヒロセ通商は午前3時〜9時に5.9銭と、取引の少ない早朝は広がります(固定と変動のスプレッド)。
一方で、相場が急に動いた場面では、注文した値段と違う値段で約定するスリッページや、値段の再提示(リクオート)が起きることがあります(リクオートの解説)。また、社内で受けたままカバーしていない分については、お客さんの損が会社の得になる関係にあります。これが「DD方式には利益相反がある」と言われる理由で、国内では8で説明する未カバー率の公表によって、その大きさが見えるようになっています。
DD方式は、FX会社が注文の相手になり、社内で相殺した残りを銀行などにカバーする仕組み。スプレッドは安定しやすいが、早朝や急変時には例外がある。
03NDD方式とは?注文を市場へ取り次ぐ仕組み
NDD方式(No Dealing Desk)とは、FX会社が注文の相手にならず、銀行などの流動性提供者(LP、リクイディティ・プロバイダー。売値と買値を出して取引に応じる金融機関)や、電子取引の場へ注文を取り次ぐ方式です。FX会社の利益は、LPの値段に上乗せした分や取引手数料なので、お客さんが勝っても負けても会社の収益は変わらないのが原則です(マーケットメーカーとLP)。
良いところは、会社とお客さんの利害がぶつかりにくく、値段が市場に連動することです。その反面、スプレッドは固定されず、経済指標の発表直後や早朝など、取引が少ない時間には大きく広がることがあります。コストは「いつも同じ」ではなく「そのときの市場しだい」と考えましょう(FXの取引時間と時間帯)。
NDDは法律で決まった言葉ではなく、会社ごとに説明が違います。たとえばXMTradingは、日本語の説明でNDD方式を「人為的な介入なしに注文を執行させる仕組み」「全ての注文は、ディーラーの介入なしに、機械的に執行されます」としています。注文を外へ流すことをNDDと呼ぶ会社もあれば、人の手が入らないことをNDDと呼ぶ会社もあるため、言葉だけで判断せず、注文の相手と約定のしかたの説明まで読みましょう。
04STP方式とは?注文を自動で流すベルトコンベア型
STP方式(Straight Through Processing)は、お客さんの注文を人の手を通さずに自動で処理し、契約している複数のLPのうち条件の良い値段へ流す方式です。FX会社はLPの値段にわずかな上乗せ(マークアップ)をして提示し、その差が収益になります。手数料はスプレッドに含まれるため、見た目のコストはスプレッドだけです。
注文が自動で流れるため、人が介入して約定を止めることがないのが特長です。ただし、LPの値段は時々刻々と変わるので、成行注文では注文したときと少し違う値段で約定することがあります。また、STPを名乗る口座でも一部の注文を社内で受けることがあるため、「STPだから完全に市場直結」とは言い切れません。
05ECN方式とは?参加者どうしが値段を出し合う広場型
ECN方式(Electronic Communication Network)は、銀行・証券会社・ファンド・個人など多くの参加者の注文を電子ネットワークに集め、買いと売りを突き合わせて成立させる方式です。参加者が出している注文の一覧(板情報)が見える口座もあり、NDD方式の中でも値段の決まり方がいちばん見えやすいとされます。
スプレッドはとても狭くなる一方で、FX会社の収益は別に取る取引手数料になるため、コストは「スプレッド+手数料」の合計で比べる必要があります。たとえば海外のXMTradingのゼロ口座は、米ドル/円の最低スプレッドが0.1pipsで、1ロット(10万通貨)あたり片道5ドル・往復10ドルの手数料がかかります(pipsの数え方)。
米ドル/円を1万通貨、1回往復したときのコストを公表値で計算しました(1ドル157円)。XMTradingの2口座は最も狭いときのスプレッドで計算しているため、実際のコストはこれより大きくなることがあります。
図のとおり、米ドル/円だけで比べると、手数料のかかるECN型の口座が、国内のDD方式より安いとは限りません。ECN型の口座を選ぶなら、値段の決まり方の見えやすさや、扱っている通貨ペア・商品など、コスト以外の理由をはっきりさせておきましょう。コストを比べるときは、取引する通貨ペアと時間帯をそろえるのが基本です。
ECN方式は、板の注文と突き合わせる最も透明な方式。ただしコストはスプレッド+手数料で、米ドル/円では国内のDD方式より高くなることもある。
06A-book・B-bookとは?FX会社の注文の帳簿
A-bookとB-bookは、FX会社が受けた注文をどう扱うかを表す業界の呼び名です。A-bookは注文を外部のLPへ流してリスクを外に出す扱い、B-bookは注文を社内で受けてリスクを自社で持つ扱いです。DD・NDDという方式の名前よりも、実際の中身に近い分け方といえます。
| A-book | B-book | |
|---|---|---|
| 注文の扱い | 外部のLPへ流す | 社内で受ける |
| 値動きのリスク | 外へ出す | 会社が持つ |
| 会社の収益 | スプレッドの上乗せや手数料 | スプレッドと、お客さんと反対側の損益 |
1つの口座の中でも、注文の大きさや取引の傾向によって、どちらの帳簿に入れるかを使い分ける会社があると言われます。B-bookで受けた注文は、お客さんの損益と会社の損益が反対になります。ただ国内の会社は、お客さんどうしの注文を相殺したうえで残りをカバーしているため、次の未カバー率を見れば、社内に残っているリスクの大きさがわかります。
07FX会社はどうやって儲けている?4つの収益源
FX会社の収益の中心は、どの方式でも取引のたびに生まれるスプレッドです。国内では、スプレッドを0.0銭にして、代わりに手数料を取る会社も出てきました(12で説明)。スワップポイントも、同じ通貨ペアで買いの受け取り額と売りの支払い額に差があることが多く、その差も収益源の一つです(スワップポイント)。
| 収益源 | どういうものか | 主な方式 |
|---|---|---|
| スプレッド | 売値と買値の差。取引のたびにかかる | DD・STP |
| 取引手数料 | 1ロットあたりの手数料 | ECN・手数料型 |
| スワップの差 | 買いの受け取りと売りの支払いの差 | 方式を問わない |
| 社内で受けた注文の損益 | お客さんの損が会社の益になる分(逆もある) | DD・B-book |
たとえば外為どっとコムの2026年9月25日付与分のスワップポイントは、米ドル/円1万通貨で買いが115円、売りがマイナス140円で、差は25円でした。お客さんの勝ち負けで会社の収益が決まるのは、社内に残したポジションの分だけです。未カバー率が小さい会社ほど、収益はスプレッドなどの取引量に比例する部分に寄っていると考えられます。
会社にとっていちばん安定した儲け方は、お客さんが勝ち負けに関係なく取引を続けてくれることです。だから国内の会社は、スプレッドを狭くして取引量を増やす競争をしています。逆に、社内に残すリスクを大きくすると、相場が急に動いたときに会社自身が大きな損を抱えます。どの方式でも、儲けの柱は「取引の回数と量」だと覚えておきましょう。
08未カバー率とは?国内FX会社の「倉庫の残り」を数字で見る
国内の店頭FX会社は、2019年から「店頭FX取引に係るリスク情報」として、未カバー率・カバー取引の状況・平均証拠金率の3つを毎月公表しています(金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第1項第28号の2)。2018年に金融庁の有識者検討会が、店頭FX業者の決済リスクへの対応を検討したことを受けた仕組みです。
未カバー率は「カバーしていないポジション÷(お客さんの買いの建玉と売りの建玉の差)×100」で計算します。分母が買いと売りの差になっているのは、お客さんどうしで相殺した分を除いた、会社が本当に抱えるポジションを見るためです。平均証拠金率は、お客さんが預けているお金を建玉の合計で割った値です。
| 項目 | ヒロセ通商 | 読み方 |
|---|---|---|
| 未カバー率 | 0.5% | 社内に残したポジションの割合。低いほどスプレッドなどで稼ぐ形 |
| カバー取引の状況 | 格付BBB以上69.9%格付なし30.1% | カバー先の信用力の内訳 |
| 平均証拠金率 | 23.1% | お客さん全体の余裕の目安。23.1%なら平均の実効レバレッジは約4.3倍 |
ヒロセ通商「店頭FX取引に係るリスク情報に関する開示」(計測日2026年8月31日)より。
ヒロセ通商は、カバー先として、国内外の20社を超える銀行・証券会社などの名前も公表しています。JFXのように、グループ会社のヒロセ通商をカバー先にしている会社もあります。こうした開示は、各社の「会社案内」や「開示情報」のページで誰でも見られるので、口座を開く前に一度確かめておきましょう。
「国内のFX会社は法律で最良執行方針の公表が義務づけられている」という説明を見かけますが、金融商品取引法の最良執行方針の義務は上場株式などの売買が対象で、店頭FXは対象に入っていません(金融庁の資料)。店頭FXの中身は、上の未カバー率の開示や、取引説明書に書かれた取引の相手とカバー取引の説明で確かめます。
09取引所FX(くりっく365)という選択肢
値段の決まり方の見えやすさを重視するなら、東京金融取引所の取引所FX(くりっく365)もあります。複数の主要な金融機関(マーケットメイカー)から値段の提供を受け、その時点でお客さんに最も有利な値段をシステムが自動で選んで提示する仕組みで、FX会社1社が値段を決める店頭FXとは違います。
お客さんが預けた証拠金は、取引参加者(FX会社)が全額を東京金融取引所に預けることが義務づけられていて、取引参加者が万一破綻しても原則として保全されます。取り扱う会社によって手数料や取引ツールが違うため、店頭FXの口座とコストや使い勝手を比べてから選びましょう。
10自分に合う方式の選び方(目的・スタイル別)
方式選びの結論は、名前よりも「その会社で自分の取引をしたときのコストと約定」です。米ドル/円を少額で取引するなら、国内のDD方式の会社がコストの面で有利になりやすく、短い時間で何度も売買するなら、スキャルピングを認めているかどうかが最初の関門になります。目的別の目安は次のとおりです。
| 目的 | 向きやすい形 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 少額から始めたい | 国内のDD方式 | 最小取引単位(松井証券FXは1通貨、ヒロセ通商のLION cubやJFXのビギナーFXは100通貨) |
| スキャルピング | スキャルピングを認める国内の会社 | 取引約款の禁止事項(JFXは「スキャルピング公認」、ヒロセ通商は「スキャルピングOK」と公表) |
| 米ドル/円のコストを小さく | 国内のDD方式・手数料型 | 原則固定の時間帯と例外、手数料の条件 |
| 値段の決まり方の透明性 | ECN型の口座・取引所FX | 手数料を含めた合計のコスト |
| 海外FXの口座 | 各社のNDDの説明を確認 | 金融庁の登録の有無、資金の管理の方法 |
- 取引する通貨ペアと時間帯で、スプレッドと手数料の合計を比べる
- 取引約款で、スキャルピングや自動売買が禁止されていないかを見る
- 国内の会社は未カバー率と自己資本規制比率、海外の会社は登録と資金の管理を確かめる
国内の会社どうしなら、方式の差よりも、スプレッド・取引単位・ツールの差のほうが使い勝手を大きく左右します。海外の会社を使う場合は、国内とは守られ方が違うことを理解したうえで選びましょう(FX会社の安全性と信託保全)。迷ったら、ページ下の診断で、6問に答えて取引スタイルに合う会社を確かめる方法もあります。
11約定方式の確かめ方(公式サイトのどこを見る?)
約定方式は、口座を開く前に公式サイトで確かめられます。広告の言葉より、法令にもとづいて交付される書面や、毎月の開示のほうが確実です。見る場所は次の5つです。
- 取引説明書(契約締結前交付書面):取引の相手が誰か、カバー取引をどう行うか、カバー先の名前を確かめる
- リスク情報の開示:会社案内のページで、未カバー率・カバー取引の状況・平均証拠金率を見る
- スプレッドのページ:原則固定の時間帯と、早朝などの例外の幅を確かめる
- 取引約款の禁止事項:スキャルピングや自動売買、短時間の反復売買の扱いを確かめる
- 海外の会社の説明:金融庁の登録の有無と、NDDという言葉を会社がどう定義しているかを読む
国内の会社は、取引説明書に「当社がお客様の取引の相手方」と書かれていれば相対取引です。そのうえで、カバーのしかたと未カバー率を見れば、社内にどれだけリスクを残しているかがわかります。自己資本規制比率は、金融商品取引法で120%を下回らないことが求められています。
122026年の変化:国内でも「手数料型」と少額取引が広がる
国内のDD方式の会社でも、コストの見せ方が変わってきました。FXTFは2026年1月19日に全銘柄をゼロスプレッドへ移し、代わりに新規注文の片道にだけ手数料をかける「建玉連動手数料」を始めました。保有中の建玉と新規注文の合計数量でランクが決まり、1万通貨なら手数料は0円、合計13万通貨なら1万通貨あたり40円です。
スプレッドと手数料を分けて見せるやり方は、ECN型の口座と似ています。取引単位も小さくなっていて、DMM FXは2025年1月に1,000通貨のミニ通貨ペアを、ヒロセ通商は2026年8月に100通貨から取引できるLION cubを始めました。少ない資金で実際の約定を試しやすくなっています(ロット数の決め方)。
海外の会社を使う人に関係する変化もあります。海外への支払いを取り次ぐクロスボーダー収納代行を規制する改正資金決済法が2026年6月1日に施行され、登録なしで続けられる経過措置は2026年12月1日までです。入出金のしかたが変わる可能性があるため、海外の口座を使う人は各社の案内を確かめておきましょう。
2026年は、国内のDD方式にも手数料型のコストが登場し、100通貨からの少額取引も広がった。方式の名前より、コストの中身を比べる時代になっている。
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取引説明書やリスク開示を読むタイミングも含めて、開設の流れを確かめられます。
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少額で約定のしかたを試すときの手順を確認できます。
-
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どの方式の口座でも大切な、レバレッジの管理を学べます。
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6問30秒で、取引スタイルに合うFX会社がわかります。
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国内FXおすすめランキング
スプレッドや取引単位を、国内の会社どうしで比べられます。
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海外FXおすすめランキング
海外の会社の口座タイプや、守られ方の違いを確かめられます。
参考資料(外部リンク)
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金融先物取引業協会 FX取引の規制 ↗
レバレッジ規制・ロスカット・信託の一本化など、国内の規制の経緯を確認できます。
-
金融庁 無登録の海外所在業者への注意 ↗
金融庁に登録していない海外の業者について、注意点を確認できます。
-
くりっく365(東京金融取引所) ↗
取引所FXの値段の決まり方と、証拠金の保全の仕組みを確認できます。


