スリッページとは?
「買った瞬間に値段がズレる」約定の仕組みと対策を完全解説
このページでは、スリッページ、約定、約定力、約定拒否、即時約定、部分約定、リクオートについて、注文が成立する仕組みから実践的な対策まで初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
スリッページっていうのは、お店で「100円のアイスください!」って言ったのに、レジで見たら「ごめんね、今102円になったよ」って言われるみたいなことだよ。注文した値段と、実際に買えた値段がちょっとズレちゃうこと。FXでも、「買う!」ってボタンを押した瞬間と、実際に買えた瞬間でちょっとだけ値段が変わっちゃうことがあるんだ。混んでる時間帯や、みんなが慌てて売り買いしてる時は特にズレやすいんだよ。逆に、ラッキーなことに安く買えちゃうこともあるけどね。
約定(やくじょう)っていうのは、「買えたよ!」「売れたよ!」って確定することだよ。例えば、友達とカードを交換する約束をして、実際にカードを渡し合ったら、それが「約定」なんだ。FXでは、「この値段で買いたい!」って注文を出して、それが無事に成立することを「約定する」って言うんだよ。注文を出しただけじゃまだダメで、ちゃんと成立して初めて取引が完了するんだ。
約定力(やくじょうりょく)っていうのは、お店の店員さんの「腕前」みたいなものだよ。レジが速くて正確なお店と、遅くてよく間違えるお店、どっちで買いたい? もちろん速くて正確なお店だよね。FX会社も同じで、注文を素早く、ズレなく処理してくれる会社は「約定力が高い」って言われるの。約定力が高い会社を選ぶと、スリッページが少なくて安心なんだ。
約定拒否っていうのは、お店で「このおもちゃ買います!」って言ったら、「ごめんね、それはもう売り切れ」って断られちゃうことだよ。FXでも、注文を出したのに「その値段では売れません」って断られちゃうことがあるんだ。相場がすごく速く動いてるときとか、みんなが一斉に注文を出してるときに起きやすいよ。断られると焦るけど、落ち着いてもう一度注文し直せば大丈夫。
即時約定(そくじやくじょう)っていうのは、自動販売機みたいな仕組みのことだよ。ボタンを押したら、表示されてる値段でそのままジュースが出てくるよね。FXでも、画面に表示されてる値段でピッタリ買える仕組みがあって、それが即時約定なんだ。ただし、値段が変わっちゃった時は「値段が変わりました、新しい値段でいい?」って聞かれることもあるよ。
部分約定っていうのは、「アメ10個ください!」って言ったのに、「7個しかないから7個でいい?」って言われるみたいなことだよ。FXでも、たくさん買おうとしたけど一部しか買えなかった、ってことがあるんだ。お店(市場)に十分な量がないと、全部は買えないことがあるんだよ。
リクオートっていうのは、お店で「この100円のお菓子ください!」って言ったら、「ごめん、今は105円になったけど、それでもいい?」って値段を出し直されることだよ。FXでも、注文した値段で買えなくて、「新しい値段はこちらですが、いかがですか?」って聞き直されることがあるんだ。承認するか、やめるかは自分で決められるよ。
つまり、約定の仕組みを知ればFXがもっと上手くなる!
スリッページは「注文した値段とのズレ」、約定は「注文の成立」、約定力は「FX会社の処理能力」、約定拒否は「注文を断られること」、即時約定は「表示価格でピッタリ成立」、部分約定は「一部だけ成立」、リクオートは「新しい値段の再提示」のことなんだ。
良いFX会社を選んで、取引のタイミングを工夫すれば、思った通りの値段で取引できる確率がグンと上がるよ。まずは仕組みを理解することが、無駄な損失を防ぐ第一歩だね!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
スリッページ(Slippage)とは、FX取引で注文を出した時の価格と実際に約定した価格との差のことです。例えば、ドル円を150.000円で成行注文を出したのに、150.003円で約定した場合、0.3pipsのスリッページが発生したことになります。スリッページは相場が急変しているとき、経済指標発表の前後、流動性が低い早朝や週明けに発生しやすく、スプレッドと並んでトレーダーが意識すべき隠れた取引コストです。ただし、有利な方向にズレる「ポジティブスリッページ」もあり、必ずしも損をするわけではありません。
スリッページが発生する主な原因は、注文を出してからFX会社のサーバーで処理されるまでのわずかな時間差にあります。FX市場は1秒間に数百〜数千回も価格が変動しているため、注文ボタンを押した瞬間と約定処理の瞬間で価格が変わってしまうのです。特にボラティリティが高い相場や、ロンドン時間とニューヨーク時間のオーバーラップのように取引が活発な時間帯は、価格変動が激しくスリッページが大きくなる傾向があります。逆に、東京時間の穏やかな相場では比較的小さくなります。初心者がつまずきやすいのは「スキャルピングで数pipsの利益を狙っているのに、スリッページで利益が吹き飛ぶ」というパターンで、短期売買ほどスリッページの影響が大きくなることを覚えておきましょう。
約定(やくじょう / Execution)
約定とは、FX取引において注文が市場で成立し、取引が確定することです。英語ではExecution(エクセキューション)と呼ばれ、買い注文や売り注文を出した後、取引相手(カウンターパーティ)とマッチングされて取引が成立した状態を指します。約定した瞬間の価格が「約定価格」、約定が確定するまでの速度が「約定スピード」です。
約定の処理方式には大きく分けて「Instant Execution(即時約定)」と「Market Execution(成行約定/市場約定)」の2種類があります。即時約定は表示されている価格でそのまま約定を試みる方式で、価格がズレた場合はリクオートが発生します。一方、成行約定は最良の市場価格で約定する方式で、リクオートは発生しませんが、スリッページは起こり得ます。
約定に影響を与える要因は多岐にわたります。FX会社のサーバー処理速度、インターネット回線の速度、市場の流動性、取引量(ロット数)、そしてマーケットメーカーやカバー先金融機関の対応力などが複合的に影響します。大きなロット数での注文は、十分な流動性が確保できないと約定しにくくなるため、特に初心者は無理のないロットサイズでの取引を心がけることが重要です。
約定力(やくじょうりょく)
約定力とは、FX会社が注文を正確かつ迅速に処理する能力のことです。具体的には「約定率」(注文がどの程度の割合で成立するか)、「約定スピード」(注文から約定までの所要時間)、「スリッページの大きさ」(注文価格と約定価格のズレ幅)の3つの要素で評価されます。
約定力が高いFX会社の特徴は、約定率99%以上、約定スピード0.1秒以内、スリッページ幅が極めて小さいことです。約定力を高めるために、高性能なサーバーの設置(東京やロンドンのデータセンター)、カバー先金融機関の多様化、NDD方式やECN方式の採用といった取り組みが行われています。初心者がFX会社を選ぶ際、スプレッドの狭さだけに注目しがちですが、約定力が低いとスプレッドが狭くても実際のコストは高くなってしまいます。
約定力をチェックする実践的な方法は、①FX会社の公式サイトで約定率データを確認する、②デモ口座で実際に取引してスリッページの発生頻度を確認する、③口コミや比較サイトで他のトレーダーの評価を参考にする、の3つです。特にスキャルピングやデイトレードなどの短期売買では、約定力がそのまま収益に直結するため、FX会社選びの最重要ポイントの一つとなります。
注文から約定までのわずかな時間差で価格がズレるのがスリッページ。有利にズレることもあるが、不利な方向が多い傾向にあります。
約定拒否(Rejected Order)
約定拒否とは、トレーダーが出した注文がFX会社によって受け付けられず、取引が成立しないことです。相場の急変時に注文価格と現在の市場価格の乖離(かいり)が大きすぎる場合や、流動性が極端に低く取引相手が見つからない場合に発生します。約定拒否が発生すると、注文そのものが無効になるため、改めて注文を出し直す必要があります。
約定拒否が起こりやすい場面は、重要な経済指標発表直後(米雇用統計、FOMC声明など)、フラッシュクラッシュ発生時、週明けの窓開け時、市場の流動性が極端に低い早朝(日本時間5〜7時頃)などです。DD方式(ディーリングデスク方式)を採用しているFX会社では、会社にとって不利な注文を意図的に拒否するケースがあると指摘されることもあります。初心者が困惑しやすいのは「なぜ注文が通らないのか理由がわからない」というケースで、約定拒否の仕組みを事前に理解しておくと冷静に対応できます。
約定拒否を減らすには、①NDD方式やECN方式のFX会社を選ぶ、②相場が穏やかな時間帯に取引する、③許容スリッページ幅を適切に設定する、④大きすぎるロット数を避けるといった対策が有効です。
即時約定(Instant Execution)
即時約定とは、トレーダーが画面に表示されている価格でそのまま約定を行う注文方式です。表示価格と約定価格が一致するため、「いくらで約定するか」が事前にわかるという安心感があります。ただし、注文を出してから処理されるまでの間に価格が変動した場合は、約定せずにリクオート(価格の再提示)が発生します。
即時約定のメリットは価格の透明性が高く、想定外の価格で約定するリスクがないことです。デメリットは、相場が荒れているときにリクオートが頻発し、なかなか注文が通らなくなることです。スキャルピングのように「今この瞬間の価格で買いたい」という場面では非常に有利ですが、経済指標発表時などボラティリティが高い場面では不向きです。対照的に、Market Execution(成行約定)は市場の最良価格で約定するため、リクオートは発生しませんが、表示価格と異なる価格で約定する可能性があります。
部分約定(Partial Fill)
部分約定とは、注文した数量の一部だけが約定し、残りが未約定のまま残る現象です。例えば10ロットの買い注文を出しても、市場に7ロット分の売り手しかいなかった場合、7ロットだけが約定し3ロットが残ります。部分約定は個人トレーダーの通常の取引量ではあまり発生しませんが、大ロットでの取引や流動性の低いマイナー通貨ペアでは注意が必要です。
部分約定が発生した場合の対処法は、①残りの注文をそのまま待つ(価格が動くリスクあり)、②残りの注文をキャンセルして約定した分だけでポジションを持つ、③残りの注文を別の価格で出し直す、の3つです。ECN方式のFX会社で大口注文を出す場合に発生しやすい傾向がありますが、一般的な個人トレーダーが標準的なロットサイズで主要通貨ペアを取引する限り、部分約定を過度に心配する必要はありません。
約定関連の6つのキーワードを「正常→注意→危険」の3段階で整理。約定力の高いFX会社を選ぶことで、トラブルを最小限にできます。
リクオート(Re-Quote / 価格再提示)
リクオートとは、注文を出した価格で約定できず、FX会社から新しい価格を再提示される現象です。「Re(再び)+ Quote(見積もり)」が語源で、文字通り「見積もりのやり直し」を意味します。主にInstant Execution(即時約定)方式を採用しているFX会社で発生します。
リクオートが発生すると、トレーダーは新しい価格で取引するか、注文をキャンセルするかを選択する必要があります。問題は、リクオートが繰り返し発生すると、その間に相場がどんどん動いてしまい、結局エントリーできないまま最適なタイミングを逃してしまうことです。特にスキャルピングのような秒単位の判断が求められるトレードスタイルでは、リクオートの頻発は致命的です。
リクオートを避けるには、①Market Execution(成行約定)方式のFX会社を選ぶ(リクオートが発生しない代わりにスリッページが起こる可能性あり)、②流動性の高い時間帯に取引する、③ボラティリティが極端に高い場面を避ける、といった対策が有効です。DD方式のFX会社でリクオートが頻繁に起こる場合は、NDD方式の会社への乗り換えを検討する価値があります。
6つの対策はトレードスタイルによって優先度が変わります。短期トレードほど約定力とスリッページ対策が重要になります。
スリッページと約定の仕組みを理解することは、FXの「見えないコスト」をコントロールする力を身につけることに直結します。多くの初心者がスプレッドの狭さだけでFX会社を選びがちですが、約定力が低いとスプレッドが狭くても実質的な取引コストが高くなります。例えば、スプレッド0.2pipsのFX会社でも毎回0.5pipsのスリッページが発生すれば、実質コストは0.7pipsとなり、スプレッド0.5pipsで約定力の高い会社のほうがトータルでは有利です。トレード心理学の観点からも、約定拒否やリクオートの頻発はメンタルに悪影響を与え、冷静な判断を妨げます。FX会社選びの際は、スプレッドだけでなく約定力、約定方式(DD/NDD)、カバー先の質といった総合的な視点で判断しましょう。証拠金の管理と合わせて、取引環境を整えることが長期的な成功への基盤となります。
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よくある質問(FAQ)
スリッページとは何ですか?
約定とは何ですか?
約定力が高いFX会社の見分け方は?
リクオートとは何ですか?
約定拒否はなぜ起こるのですか?
部分約定とは何ですか?
スリッページを減らす方法は?
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