リスクオン・リスクオフとは?
市場の「天気予報」でFX相場の方向性を読む方法
リスクオンとリスクオフについて、市場心理の変化がFX相場に与える影響を初心者にもわかりやすく完全解説します。安全通貨とリスク通貨の違い、VIX(恐怖指数)の読み方、判断方法まで網羅しています。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
リスクオン・リスクオフっていうのは、「市場の天気予報」みたいなものなんだ。例えば、外が晴れていたらみんな公園で思いっきり遊ぶよね。でも、雷がゴロゴロ鳴ってきたら「ヤバい!」って家に逃げ込むでしょ? FXの世界でも同じで、投資家たちは天気(市場の状態)を見て、「外で遊ぶか、家にいるか」を決めてるんだよ。
リスクオンっていうのは、「晴れの日」のことだよ。みんなが「よし、今日は外で思いっきり遊ぶぞ!」って気分になってる状態。FXの世界では、投資家たちが「よし、今日は積極的にお金を増やすぞ!」って、ちょっと冒険してリスクのある投資に挑戦するってこと。例えば、豪ドルや新興国の通貨を買ったり、株をたくさん買ったりするんだ。株価がグングン上がっているような相場がリスクオンの典型だよ。
リスクオフっていうのは、「嵐の日」のことだよ。雷がゴロゴロ、雨がザーザーで、みんな「怖い!家に帰ろう!」って急いで安全な場所に逃げ込む状態。FXの世界では、投資家たちが「やばい、何か起きそう!お金を安全な場所に移さなきゃ!」って、円やスイスフランみたいな安全な通貨に逃げるってこと。新型コロナが広がった2020年3月、誰もがビックリして一気に株が暴落したような場面がリスクオフの代表例だよ。
じゃあ、なんで日本円が「安全な家」なの? それは、日本がすごく安定している国だからなんだ。お父さんお母さんの貯金箱みたいなもので、「何かあっても日本なら大丈夫」ってみんなが思ってるから、世界中の投資家が危ないときに円を買うんだよ。だから「有事の円買い」なんて呼ばれてるんだ。
VIX(ヴィックス)っていうのは「恐怖指数」って呼ばれていて、投資家たちが「今、どれくらい怖がってるか」を数字にしたものだよ。遊園地のお化け屋敷に入る前に「怖いメーター」があったら便利だよね。VIXが低いと「みんな余裕〜」(リスクオン)、VIXが高いと「みんなビクビク」(リスクオフ)ってことがわかるんだ。目安は20以下で安心、30以上でパニック気味だよ。
FXで勝つには、今が晴れなのか嵐なのかを見分けることがとっても大事なんだ。晴れの日(リスクオン)に外で遊ぶのは楽しいけど、嵐の日(リスクオフ)に無理して外に出たら危ないよね。相場も同じで、「今日は天気がいいから積極的に行こう」「今日は嵐だから安全第一で様子を見よう」って使い分けるのが上手なトレーダーなんだよ。
つまり、リスクオン・リスクオフは「市場の天気」!
リスクオンは「晴れの日」で、みんなが積極的にリスクを取って投資する状態。リスクオフは「嵐の日」で、みんなが安全な場所に逃げる状態。
日本円やスイスフランは「安全な家」で、危ないときにみんなが逃げ込む通貨なんだ。VIXっていう「恐怖メーター」(20以下で安定、30以上でパニック)を見れば、今どっちの状態かわかるよ!

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もっと詳しい本格解説
リスクオン・リスクオフとは、投資家のリスク選好度を表す市場心理の状態です。リスクオン(Risk On)は投資家がリスクを取ることに前向きで、株式や高金利通貨などのリスク資産に積極的に投資する状態を指します。一方、リスクオフ(Risk Off)は投資家がリスクを避け、日本円、スイスフラン、米ドル、金(ゴールド)などの安全資産に資金を移す状態を指します。FXトレーダーにとって、現在の市場がどちらの状態にあるかを把握することは、通貨の方向性を予測する上で極めて重要です。
リスクオン(Risk On)— 晴れの日、積極投資モード
リスクオンとは、投資家がリスクを積極的に取り、高いリターンを求めてリスク資産に投資する市場環境を指します。経済が好調で、中央銀行が緩和的な金融政策を維持しているとき、地政学リスクが低いとき、重要経済指標が予想を上回るときなどにリスクオンの状態になりやすいです。
リスクオン時に買われやすい通貨は、豪ドル(AUD)、NZドル(NZD)、カナダドル(CAD)などの資源国通貨、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなどの高金利通貨、そしてユーロ(EUR)や英ポンド(GBP)です。これらの通貨は金利が高かったり、資源価格と連動していたりするため、リスク選好の高い投資家に好まれます。
リスクオン時の特徴的な市場の動きとして、①株価指数(日経平均、NYダウ、S&P500など)が上昇する、②VIX(恐怖指数)が低下する(通常20以下)、③国債利回りが上昇する(安全資産の債券が売られる)、④金価格が下落する(安全資産需要が減る)、⑤クロス円(AUD/JPY、NZD/JPY、GBP/JPYなど)が上昇する、といった傾向があります。リスクオン時は「円売り×高金利通貨買い」のポジションが取りやすい局面です。
リスクオフ(Risk Off)— 嵐の日、安全資産避難モード
リスクオフとは、投資家がリスクを避け、安全資産に資金を移す市場環境を指します。経済の先行き不安、地政学リスクの高まり、金融危機、パンデミック、予想外の経済ショックなどが発生するとリスクオフの状態になります。2008年のリーマンショック、2020年のコロナショック(VIX最大82)、2022年のロシア・ウクライナ紛争勃発時などは典型的なリスクオフイベントでした。
リスクオフ時に買われやすい通貨は、日本円(JPY)、スイスフラン(CHF)、米ドル(USD)です。特に日本円は「有事の円買い」と呼ばれ、世界的な危機時に最も買われやすい通貨の一つです。日本が世界最大の対外純資産国であること、キャリートレードの巻き戻しで円が買われること、政治・経済が安定していることなどが理由として挙げられます。
リスクオフ時の特徴的な市場の動きとして、①株価指数が急落する(特にコロナショックは1か月で30%以上下落)、②VIXが急上昇する(通常30以上、パニック時は40以上)、③国債利回りが低下する(安全資産として債券が買われる)、④金価格が上昇する、⑤クロス円が急落する(円買い圧力が高まる)、⑥高金利通貨・資源国通貨が売られる、といった傾向があります。リスクオフ時は値動きが激しく、スプレッドが広がることもあるため、ロット管理には特に注意が必要です。
リスクオンとリスクオフでは買われる通貨・資産が正反対になります。現在の市場状態を複数の指標で確認して判断することが重要です。
VIX(恐怖指数)— リスクオン・リスクオフの「体温計」
VIX(恐怖指数)は、リスクオン・リスクオフを判断する最も代表的な指標です。正式名称は「シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数」で、S&P500のオプション価格から算出され、市場参加者が予想する将来30日間のボラティリティ(価格変動率)を表します。VIXが20以下なら市場は安定(リスクオン傾向)、25〜30で警戒、30以上でリスクオフ傾向、40以上でパニック状態と判断されます。2008年リーマンショック時は80超、2020年コロナショック時は82を記録しました。
VIXが「恐怖指数」と呼ばれる理由は、市場参加者の不安や恐怖を数値化しているからです。投資家が「将来、相場が大きく動くかもしれない」と予想するとき、オプションの価格が上がります。VIXはそのオプション価格から逆算されるため、VIXが急上昇したときは、投資家が「何か悪いことが起きるかも」と身構えているサインです。日本版は「日経VIX」とも呼ばれます。
リスクオン・リスクオフを判断する他の重要指標として、①株価指数(日経平均、NYダウ、S&P500)の動向、②金価格の動向、③米国10年債利回り(上昇→リスクオン、低下→リスクオフ)、④円相場の強弱、⑤各通貨ペアのスプレッドの広がり(リスクオフ時に広がる傾向)などがあります。これらを組み合わせて見ることで、より精度の高い判断ができます。例えば「株価急落+VIX急上昇+金上昇+円高」が重なれば、強いリスクオフのサインです。
VIXは「恐怖メーター」として市場の状態を数値化します。20以下なら安定、30以上なら危険信号。ただしVIXだけでなく株価・金・円相場を合わせて総合判断することが重要です。
日本円が安全通貨とされる理由は複数あります。第一に、日本は世界最大の対外純資産国(約400兆円以上)であり、海外への投資が多いため、危機時には海外資産を売って円に戻す動き(レパトリエーション)が発生します。第二に、日本は政治・経済が安定しており、デフォルトリスクが極めて低いです。第三に、日本は長年低金利政策を維持しているため、キャリートレード(低金利通貨で借りて高金利通貨に投資する取引)の調達通貨として使われることが多く、リスクオフ時にはその巻き戻しで円が買われます。2024年以降の日銀利上げ局面では、この構造に変化の兆しも見られます。
同様にスイスフラン(CHF)が安全通貨とされる理由として、スイスが永世中立国であること、金融システムが安定していること、強固な財政基盤を持つことが挙げられます。また、米ドル(USD)は世界の基軸通貨であり、流動性が最も高いため、危機時には「キャッシュ・イズ・キング」の原則から米ドルに資金が集まる傾向もあります。ただし、米ドルは状況によってリスク資産的な動きをすることもあり、円やスイスフランほど純粋な安全通貨ではありません。
VIXと株価を確認してリスクオン・リスクオフを判断し、それに応じた通貨ペアと方向を選ぶことが基本戦略です。リスクオフ時はノーポジションも立派な戦略です。
リスクオン・リスクオフの切り替わりは突然起こることがあるため、常に注意が必要です。主なトリガーとなるイベントは、①重要経済指標の予想外の結果(雇用統計・CPI・GDPなど)、②中央銀行の金融政策決定(利上げ・利下げ・量的緩和)、③地政学リスクの高まり(戦争、テロ、政治不安)、④金融機関の破綻やデフォルト、⑤ブラックスワンイベント(予測不能な大規模ショック)などです。特に、予想外のイベントが発生した場合、市場は一気にリスクオフに傾き、フラッシュクラッシュと呼ばれる瞬間的な急落が起きることもあります。
初心者がリスクオン・リスクオフを活用するポイントは、①毎日VIXと株価をチェックする習慣をつける、②リスクオフ時は無理にトレードしない(様子見も戦略)、③リスクオン時は順張りでトレンドに乗る、④急変に備えて常に損切りを設定する、⑤ロット数を適切に管理してリスクを抑えることです。市場の「天気」を読むことは、FXトレードで長期的に生き残るための基本スキルです。
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疑問を解消しよう!
よくある質問(FAQ)
リスクオン・リスクオフとは何ですか?
リスクオンのときに買われる通貨は何ですか?
リスクオフのときに買われる通貨は何ですか?
リスクオン・リスクオフをどうやって見分ける?
なぜ日本円は安全通貨なのですか?
VIX(恐怖指数)とは何ですか?
リスクオン・リスクオフはどんなイベントで切り替わる?
初心者がリスクオン・リスクオフを活用するには?
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