主要通貨とは?USD・EUR・JPY・GBP「8大通貨の特徴と選び方」

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

主要通貨とは? FXで取引される8大通貨の個性と選び方|USD・EUR・JPY・GBP等の特徴と基軸通貨との違いを完全解説

このページでは、FXで取引される主要8通貨 ── 米ドル(USD)ユーロ(EUR)日本円(JPY)英ポンド(GBP)豪ドル(AUD)NZドル(NZD)カナダドル(CAD)スイスフラン(CHF)について、それぞれの個性・取引シェア・注目イベントを初心者にもわかりやすく完全解説します。2024〜2025年の最新動向(FRB利下げ・日銀利上げ・中国経済の影響)も含めて解説しています。

主要通貨を説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

主要通貨っていうのはね、「世界中でたくさんの人が使っている人気のお金」のことだよ。学校のクラスで考えてみて。みんなから「かっこいい!」「すごい!」って人気があるお友達がいるよね。主要通貨はまさにお金の世界の人気者たちなんだ。

人気者にもそれぞれ個性があるように、主要通貨にも一人ひとり性格があるんだよ。たとえば、米ドル(USD)は「クラスのリーダー」。体育祭でも文化祭でも中心にいて、みんなが頼りにしている存在。世界中のお店で「ドルなら使えるよ」と言ってもらえるほど信頼されているんだ。2024年にアメリカが金利を下げ始めたことで、このリーダーの影響力が少し変化し始めているよ。

日本円(JPY)は「頼れる図書委員」。普段は静かだけど、クラスで何かトラブルがあると「あの子のところにいれば安心」とみんなが集まってくる安全な存在だったんだけど、最近はちょっと事情が変わってきてるんだよ。日本の金利がずっとゼロに近かったから、円は「安くなったまま」の時代が長く続いた。でも2024年から日銀が金利を上げ始めたから、「円が戻ってくるかも?」とみんなが注目しているんだ。ユーロ(EUR)はリーダーに次ぐ「副委員長」で、ヨーロッパの20か国のみんなが一緒に使っているお金なんだ。

面白いのは、豪ドル(AUD)カナダドル(CAD)みたいな「宝物をたくさん持っている子」もいること。オーストラリアには鉄鉱石や石炭、カナダには石油っていう宝物がいっぱいあるから、宝物の値段が上がるとこの子たちの人気も上がるんだよ。豪ドルは特に中国という大きなお客さんに宝物をたくさん売っているから、中国の景気に左右されやすいんだ。英ポンド(GBP)は「元気いっぱいの体育会系」で、動きがとっても激しい。スイスフラン(CHF)は「みんなのケンカには絶対入らない平和主義の子」で、安全な場所としてみんなに信頼されているんだ。

FXっていうのは、こういういろんな性格のお金たち同士を交換するゲームみたいなもの。「どの子の人気が上がるかな?」を予想して、安い時に手に入れて高くなったら交換すると利益が出るんだよ。主要通貨は人気者だからいつでもすぐ交換できて、手数料(スプレッド)も安いから、FXを始めたばかりの人にぴったりなんだ。

主要通貨のキャラクター早見表

米ドル(USD)=クラスのリーダー(基軸通貨)/ユーロ(EUR)=副委員長(欧州20か国)

日本円(JPY)=安心の図書委員(安全資産、2024〜から利上げ開始)

英ポンド(GBP)=元気な体育会系(値動き激しい)

豪ドル(AUD)・NZドル(NZD)・カナダドル(CAD)=宝物を持っている子たち(資源国通貨)

スイスフラン(CHF)=平和主義の安全担当(永世中立国)

主要通貨は流動性が高くスプレッドが狭いから、初心者がFXを始める入口として最適なんだよ。

主要通貨の詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

主要通貨とは、世界の外国為替市場で高い取引量と流動性を持つ通貨のことです。一般的に米ドル(USD)ユーロ(EUR)日本円(JPY)英ポンド(GBP)豪ドル(AUD)NZドル(NZD)カナダドル(CAD)スイスフラン(CHF)の8つを指します。これらの通貨は通貨ペアとして組み合わせることでFX取引の基盤となり、金融庁が監督する国内FX会社でも取り扱いの中心となっています。

主要8通貨の取引シェアと特徴 ※BIS(国際決済銀行)2022年調査 / 合計200%(通貨ペアのため) USD 米ドル 88.5% 基軸通貨・原油や金もドル建て EUR ユーロ 30.5% 第2の基軸通貨 JPY 日本円 16.7% GBP 英ポンド 12.9% AUD 豪ドル 6.4% CAD カナダドル 5.2% CHF スイスフラン 5.2% NZD NZドル 2.1% 基軸通貨グループ USD / EUR 世界経済の中心・スプレッド最小 安全通貨グループ JPY / CHF リスクオフで買われる傾向 資源国通貨グループ AUD / CAD / NZD 商品価格・中国経済に連動

主要8通貨は「基軸通貨」「安全通貨」「資源国通貨」の3グループに大別できます。通貨強弱を把握する際は、このグループごとの特性を意識すると相場の流れが読みやすくなります。

主要通貨の取引量ランキング

BIS(国際決済銀行)が3年ごとに公表する調査によると、主要通貨の取引量ランキングは次のとおりです。1位:米ドル(88.5%)、2位:ユーロ(30.5%)、3位:日本円(16.7%)、4位:英ポンド(12.9%)、5位:豪ドル(6.4%)、6位:カナダドル(6.2%)、7位:スイスフラン(5.2%)、8位:NZドル(1.7%)となっています(通貨ペアの両側をカウントするため合計は200%)。米ドルが圧倒的な1位で、ユーロと合わせた2通貨だけでFX取引全体の半分以上を占めています。取引量が多い通貨ほどスプレッドが狭く、注文が通りやすいため、初心者はまず上位の通貨ペアから取引を始めるのが基本です。

主要通貨と基軸通貨の違い

主要通貨」と「基軸通貨」はよく混同されますが、意味が異なります。主要通貨は「FX市場で取引量が多く流動性の高い通貨の総称」で、上記ランキングの8通貨を指します。一方、基軸通貨は「国際取引や外貨準備の中心として使われる特定の通貨」で、現在は米ドルがその役割を担っています。つまり基軸通貨は主要通貨の中の”1つ”であり、主要通貨はそれを含むもっと広いグループです。ユーロは「第2の基軸通貨」と呼ばれることもありますが、原油・金などの国際商品の決済は依然としてドル建てが主流であり、米ドルの基軸通貨としての地位は揺るぎないのが現状です。

米ドル(USD)は、世界の基軸通貨として圧倒的な地位を占めています。国際決済銀行(BIS)の調査では世界のFX取引の約88%に米ドルが関わっています。原油や金などの貴金属もドル建てで取引されるため、ドルの動きはすべての通貨に波及します。FRB(米連邦準備制度理事会)金融政策は世界市場に影響を与え、特に雇用統計FOMCの発表は大きな値動きを生みます。2022〜2023年の急速な利上げ局面でドルは大幅高となりましたが、2024年9月からFRBが利下げサイクルに転換したことでドルの優位性に変化が生じています。初心者がFXを始める際に「まず見るべき通貨」と言えるでしょう。

ユーロ(EUR)は、ドルに次ぐ第2の基軸通貨です。現在20か国が加盟するユーロ圏の経済規模は米国に匹敵し、ECB(欧州中央銀行)が統一的な金融政策を実施しています。ただし、ドイツやフランスなどの経済大国と、南欧諸国との経済格差が課題です。2010年代のギリシャ危機では一国の財政問題がユーロ全体の信用を揺るがしました。ECBも2024年から利下げサイクルに入っており、ユーロを取引する際は、ユーロ圏全体の経済指標だけでなく、加盟国個別の動向もチェックするのがポイントです。

日本円(JPY)は、アジアを代表する主要通貨であり、「有事の円買い」という言葉に象徴される安全資産(セーフヘイブン)としての顔を持ちます。日本が世界最大の対外純資産国であること、経常収支が黒字基調であることが信頼の土台でした。しかし2022年以降の歴史的な円安局面では、地政学リスクが高まっても円高に振れにくくなるケースが増えました。背景には、日米金利差の拡大、日本の貿易赤字の常態化、デジタル赤字(海外IT企業への支払い増加)といった構造変化があります。「有事の円買い」は完全に消えたわけではないものの、以前ほど一方的に機能するとは限らなくなっています。一方で2024年3月に日銀がマイナス金利を解除し、7月に0.25%、2025年1月に0.5%と段階的な利上げを実施。FRBが利下げに向かう中で「日銀利上げ+FRB利下げ」による金利差縮小が円高圧力として働いています。2024年8月には円キャリーポジションの急速な巻き戻しが起き、ドル円が約20円規模で急落する場面もありました。また日本銀行キャリートレードの資金調達通貨としても広く使われています。

主要通貨の「性格マップ」 ボラティリティ(値動きの大きさ)× 安全資産度で分類(概念図) ボラティリティ高い → ← 安定的 安全通貨 ↑ ↓ リスク通貨 USD 基軸通貨の安定感 JPY 利上げ転換中 CHF 永世中立の安定 EUR 2024〜利下げ局面 GBP 値動きが激しい AUD 鉄鉱石・中国依存 CAD 原油価格に連動 NZD 乳製品・中国依存 円の大きさ = 取引量のイメージ / 位置 = 値動きの傾向(概念図)

各通貨の「性格」をマップ上に配置しました。ボラティリティが高い通貨はリスクも大きい反面、利益チャンスも広がります。自分のトレードスタイルに合った通貨選びが大切です。

英ポンド(GBP)は、歴史あるロンドン金融市場を背景に持つ通貨で、ボラティリティが高いことで有名です。2016年のBrexit(EU離脱)国民投票では一夜にして対ドルで約10%も下落するという歴史的な値動きがありました。ポンドは「値幅で稼ぎたい中上級者」に人気がありますが、初心者はまずドル円で経験を積んでから挑戦する方が安全です。ロンドン市場の時間帯(日本時間の夕方〜深夜)に最も活発に動きます。

資源国通貨と呼ばれる豪ドル(AUD)NZドル(NZD)カナダドル(CAD)は、天然資源の輸出に経済が大きく依存している点が共通しています。豪ドルは鉄鉱石・石炭の価格に、カナダドルは原油価格に、NZドルは乳製品価格にそれぞれ連動しやすい特徴があります。豪ドルとNZドルは中国経済への依存度が高く、中国のGDP発表やPMIなどの指標にも敏感に反応します。特に豪州の輸出の約3割が中国向けであるため、中国の景気後退や貿易摩擦が豪ドルの上値を抑える場面も見られます。2024〜2025年も中国景気の回復の遅れが豪ドルの重石となりました。これらの通貨は、資源価格と中国経済の動きを合わせて分析するのが効果的です。

スイスフラン(CHF)は、永世中立国スイスの通貨として「究極の安全通貨」に位置づけられています。戦争や地政学リスクが高まると資金がスイスに逃避する傾向があり、円と並んでリスクオフ局面で買われます。ただし2015年の「スイスフランショック」では、スイス国立銀行(SNB)が為替介入の撤廃を突然発表し、わずか数分でユーロ/スイスフランが約20%急落する前例のない事態が起きました。また、2024年にはSNBが他の主要中央銀行に先行して利下げサイクルに転換。安全通貨だからといって値動きが小さいとは限らないことを覚えておきましょう。

初心者のための通貨ペア選びガイド FXを始めたい! まずはリスクを抑えたい? YES NO USD/JPY(ドル円) スプレッドが狭い 値動きが穏やか・情報が豊富 大きな値幅で稼ぎたい? NO YES EUR/USD(ユーロドル) 世界最大の取引量 テクニカルが機能しやすい GBP系ペア 値幅が大きい 上級者向け 慣れてきたら… AUD/JPY・NZD/JPYに挑戦 ポイント: どの通貨ペアでも損切り設定は必須! 通貨選びより「リスク管理」が利益を左右します

初心者はまずドル円から始めるのがおすすめ。慣れてきたら他の主要通貨ペアにも挑戦し、自分に合った通貨を見つけましょう。

主要通貨を選ぶメリットと初心者向けのコツをまとめておきましょう。主要通貨で取引する最大の利点は、スプレッドが狭く取引コストが安いこと、そして流動性が高いため注文が通りやすいことです。初心者が陥りやすい失敗として、「マイナー通貨の高スワップに釣られて資金を失う」パターンがあります。主要通貨は値動きの情報も豊富でテクニカル分析も機能しやすいので、まずは主要通貨ペアで経験を積むのが上達への近道です。

主要通貨と経済指標の関係も押さえておきましょう。各通貨には注目すべき経済指標があります。米ドルなら雇用統計・FOMC声明、ユーロならPMIやECB理事会、日本円なら日銀金融政策決定会合、英ポンドならCPI(消費者物価指数)やBOE(イングランド銀行)の金利発表が重要です。「自分が取引する通貨の経済指標カレンダーをチェックする習慣」をつけるだけで、突然の値動きへの対応力が格段に上がります金融先物取引業協会のサイトでも最新情報を確認できます。

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疑問を解消しよう!

よくある質問(FAQ)

豪ドル(AUD)とNZドル(NZD)は中国が最大の貿易相手国であるため、中国経済の動向が直接影響します。豪州の輸出の約3割が中国向けで、主力輸出品は鉄鉱石・石炭です。中国のGDP成長率が予想を下回ったり、製造業PMIが低下すると豪ドルが売られる傾向があります。逆に中国の景気刺激策や不動産市場の回復期待で資源需要が高まると豪ドルは上昇します。2024〜2025年も中国の景気回復の遅れが豪ドルの上値を抑える場面がありました。FXで豪ドルやNZドルを取引する際は、中国の経済指標(GDP・PMI・小売売上高)も必ずチェックすることが重要です。
最大の違いは流動性スプレッドです。主要通貨はFX市場での取引量が圧倒的に多く、スプレッドが狭いため取引コストを低く抑えられます。一方、トルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨は取引量が少なくスプレッドが広い傾向があります。新興国通貨は高金利でスワップポイント狙いの魅力がありますが、政情不安や急激なインフレによる通貨暴落のリスクも高く、為替差損でスワップ収益が一瞬で消えるケースもあります。FX初心者はまず主要通貨で取引に慣れてから挑戦する方が安全です。
はい、各通貨にはその国の市場が開いている時間帯に最も活発に動く傾向があります。日本円は東京市場の朝9時〜15時(仲値が決まる9時55分前後は特に注目)、ユーロと英ポンドはロンドン市場が開く日本時間16時〜翌1時頃、米ドルはニューヨーク市場の日本時間21時〜翌6時頃が活発です。豪ドルやNZドルはオセアニア市場が開く早朝6時〜8時頃に動きやすくなります。特にロンドンとニューヨークの時間が重なる日本時間21時〜翌1時は全通貨で取引量が最も多い「ゴールデンタイム」と呼ばれています。
2つの通貨の間に金利差があると、高金利通貨が買われやすく低金利通貨が売られやすい傾向があります。これを利用したキャリートレードでは、低金利の円を借りて高金利通貨で運用する手法が広く行われてきました。ただしリスクオフ局面で一斉にポジションが解消されると、急激な円高を招くことがあります。2024年7月の日銀利上げ時には、円キャリーポジションの巻き戻しで急速な円高が進みました。FXではスワップポイントとして毎日金利差分を受け取れますが、為替差損がスワップ収益を上回るリスクもある点を忘れないようにしましょう。
中国は世界第2位の経済大国で、人民元は2016年にIMFのSDR(特別引出権)構成通貨にも採用されました。しかし中国政府が為替レートを管理する「管理変動相場制」を採用しているため、自由に売買できる主要通貨とは性質が異なります。FX市場での人民元の取引量はBIS調査で全体の約7%と増加傾向にありますが、資本移動に規制があり国際的な自由取引には制限が残っています。将来的に完全な変動相場制に移行すれば主要通貨に数えられる可能性はありますが、現時点では主要8通貨には含めないのが一般的です。
はい、主要通貨同士には相関関係があり取引戦略に活かせます。代表例として、ユーロとポンドは欧州経済圏として同じ方向に動きやすい正の相関があります。豪ドルとNZドルもオセアニア通貨として高い相関性を持ちます。一方、ドルとユーロは逆相関になりやすく、ドルが強い局面ではユーロが弱くなる傾向があります。資源国通貨は原油や金属価格との相関が強く、商品市場の動きからヒントを得られます。相関関係は常に一定ではなく経済環境の変化で崩れることもあるため、通貨強弱の定期的な確認が大切です。
はい、各通貨には特に影響を与えやすい経済指標があります。米ドルは雇用統計・CPI・FOMC政策金利、ユーロはPMI・ECB政策金利・ZEW景気期待指数、英ポンドはBOE政策金利・CPI・雇用統計が重要です。日本円は日銀金融政策決定会合・GDP・全国CPIに反応します。豪ドルは自国の指標に加え、最大の貿易相手国である中国のGDPやPMIにも強く反応する点が特徴的です。カナダドルは原油在庫統計にも敏感です。経済指標カレンダーを活用して発表日を事前に把握しておきましょう。
複数通貨ペアの保有自体は危険ではありませんが、相関関係を無視するとリスクが集中する恐れがあります。例えばドル円のロングとユーロドルのショートは、どちらも実質的にドル買いポジションなので、ドルが急落すると両方同時に損失を抱えます。逆に相関の低い通貨ペアを組み合わせれば、一方の損失を他方でカバーできるリスク分散効果が期待できます。複数ペアを持つ場合は、全体のポジション量が自分のリスク許容範囲内に収まっているか確認する習慣をつけましょう。損切り設定も通貨ペアごとに忘れずに行うことが大切です。

さらに学ぶ

主要通貨への理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。

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