トレーリングストップとは?わかりやすく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

トレーリングストップ

相場の動きに合わせて損切りラインを有利な方向に自動的に移動させる注文方法

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

トレーリングストップっていうのはね、利益を守りながらついてくる番犬みたいなものなんだよ。例えばね、大切な宝物(利益)を持って歩いている時に、番犬が後ろからついてきて守ってくれるの。

FXでは、値段が上がって利益が出てきたら、損切りラインも一緒に上げていくんだ。100円で買って、今102円になったら、損切りを101円に上げるみたいにね。そうすると、最低でも1円の利益は確保できるでしょ?

面白いのは、値段が上がれば上がるほど、番犬(損切りライン)も自動的についてくること。でも、値段が下がっても番犬は下がらないから、利益はちゃんと守られるんだ。

これを使えば、寝ている間も利益を守ってくれるから安心だよ。欲張りすぎないで、確実に利益を確保する賢い方法なんだ!

つまりトレーリングストップは「利益を守る自動追跡ガードマン」みたいなものだよ!

トレーリングストップは、まるでエスカレーターの手すりみたいなものなんだ。上りエスカレーターに乗っている時、手すりも一緒に上がっていくでしょ?でも、もし落ちそうになっても、手すりがあるから大丈夫

FXでも、価格が上昇すれば損切りラインも自動で上昇し、利益をしっかり確保してくれるの。例えば、50pips上がったら損切りも50pips上げるという具合にね。価格が下がっても、損切りラインは下がらないから、確保した利益は守られるんだ。これなら、大きな利益を狙いながら、得た利益も守れる一石二鳥の方法だよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

トレーリングストップは、利益を最大化しながらリスクを管理する高度な注文方法なんですよ。価格が有利な方向に動いた場合、設定した値幅(トレール幅)を保ちながら、ストップロス注文が自動的に追従します。これにより、トレンドに乗り続けながら、反転時には利益を確保できる仕組みです。

設定のポイントは適切なトレール幅の選択です。狭すぎると通常の値動きで決済されやすく、広すぎると利益を大きく減らす可能性があります。一般的には、通貨ペアの平均的な値動き(ATR)の1.5〜3倍程度が目安とされています。例えば、ドル円なら20〜50pips程度が実用的な範囲です。

トレーリングストップには複数の種類があります。固定幅トレーリングは常に一定の値幅を保ち、パーセンテージトレーリングは価格の一定割合で追従します。また、段階的トレーリングでは、利益額に応じてトレール幅を変更することも可能です。重要なのは、相場環境と自身の取引スタイルに合わせて、最適な設定を見つけることなんですよ。

関連用語をチェック!

ストップロス 通常の損切り注文。固定されており自動移動しない
テイクプロフィット 利益確定の指値注文。トレーリングストップとは異なる概念
トレール幅 現在価格と移動する損切りラインとの距離
ATR(平均真実範囲) ボラティリティ指標。トレール幅設定の参考になる
ブレイクイーブン 建値(エントリー価格)に損切りを移動すること
動的ストップロス トレーリングストップの別称。価格に追従する損切り
固定ストップロス 従来の動かない損切り注文。トレーリングの対義語
スリッページ トレーリングストップ発動時にも発生する可能性がある価格差
パンダ
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トレーリングストップに関するQ&A

よくある質問と回答

多くの取引プラットフォームで注文時または保有ポジションを右クリックして設定できます。トレール幅をpips数で入力し、有効化するだけです。MT4/MT5では、最低利益に達してから作動開始する設定も可能です。スマートフォンアプリでも設定できる業者が増えています。
通貨ペアボラティリティに応じて設定するのが基本です。ドル円なら20〜40pipsポンド円なら40〜80pips程度が目安です。また、時間軸によっても異なり、スキャルピングなら5〜10pips、スイングなら50〜100pipsと調整します。ATRインジケーターを参考にするのも有効です。
最大のメリットは利益を伸ばしながらリスクを限定できることです。手動で管理する必要がないため、24時間相場を監視できない人にも最適です。また、感情的な判断を排除できるため、「もう少し待てば」という欲望に負けることもありません。
一時的な押し目で決済されやすいことが最大のデメリットです。特にトレール幅が狭いと、ノイズのような小さな値動きでも決済されてしまいます。また、急激な相場変動時はスリッページが発生し、想定より不利な価格で決済される可能性もあります。
固定は常に同じpips(例:30pips)を保ち、パーセンテージは価格の一定割合(例:1%)で追従します。固定は管理が簡単ですが、価格水準により実質的なリスクが変わります。パーセンテージはどの価格帯でも一定のリスク率を保てる利点があります。
非常に効果的な組み合わせです。例えば、ポジションの半分を目標値で利確し、残り半分にトレーリングストップを適用します。これにより、確実な利益確保と追加利益の両立が可能になります。多くのプロトレーダーがこの手法を採用しています。
MT4のトレーリングストップはパソコンが起動している時のみ作動します。パソコンを閉じると機能しなくなるため、VPS(仮想専用サーバー)の利用が推奨されます。また、利益が設定値に達していない場合も作動しません。サーバー側で機能する業者の選択も検討しましょう。
トレンド相場では広めのトレール幅で大きな利益を狙い、レンジ相場では狭いトレール幅で細かく利確します。ボラティリティが高い時間帯は幅を広げ、静かな時間帯は狭めます。重要指標発表前は一時的に無効化し、発表後の方向性が明確になってから再設定する方法も有効です。