DD・NDD方式とは?
FXの「注文の届き方」でわかる約定方式の仕組みを完全解説
このページでは、DD方式(ディーリングデスク)、NDD方式(ノーディーリングデスク)、ECN(電子取引ネットワーク)、STP(ストレートスループロセッシング)、A-book・B-bookについて、FX会社の注文処理の裏側を初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
FXで「買います!」って注文を出したとき、その注文がどこに届くか知ってるかな? 実は、FX会社によって注文の届き方が全然違うんだよ。これを「約定方式」っていうんだ。ピザの注文で考えてみよう!
DD方式(ディーリングデスク)っていうのは、電話でピザを注文するようなものだよ。お店の人(ディーラー)が電話を受けて、「はい、マルゲリータですね」って対応してくれる。お店の人が間に入るから、たまに「今チーズ切れてるんで、ちょっと待ってもらえますか?」って言われることもある。でも、メニューの値段(スプレッド)はいつも同じで分かりやすいし、対応も丁寧なんだ。日本の大きなFX会社はほとんどがこのタイプだよ。
NDD方式(ノーディーリングデスク)っていうのは、お店の人を通さずに直接キッチンに注文が届くようなイメージだよ。間に誰もいないから、「勝手に注文を変えられたりしないよね?」っていう安心感があるんだ。ただし、食材の値段がそのまま反映されるから、忙しい時間はちょっと高くなったりするんだよ。
STP方式っていうのは、回転寿司のベルトコンベアーみたいなものだよ。注文ボタンを押したら、自動的にお皿が流れてくる。人の手を一切通さないで、機械が自動で注文を処理してくれるから、とにかくスピードが速いんだ。NDD方式の中の一つの種類で、多くの海外FX会社が使ってるよ。
ECN方式っていうのは、フリーマーケットみたいなものだよ。たくさんの売りたい人と買いたい人が集まって、直接やり取りするんだ。「このピザ800円で売ります」「700円なら買います」って、みんなが自由に値段を出し合うの。一番いい条件で取引できるけど、フリマの入場料みたいに別途手数料がかかるんだよ。これもNDD方式の一種なんだ。
A-book(エーブック)っていうのは、お母さんに「ケーキ買ってきて」ってお願いしたら、ちゃんとお店に行って買ってきてくれるパターン。お母さん(FX会社)はお使い賃(手数料)だけもらうんだ。あなたがケーキを安く買えたら嬉しいし、お母さんも嬉しい。みんなハッピーだよね。
B-book(ビーブック)っていうのは、お母さんに「ケーキ買ってきて」ってお願いしたら、お母さんが「うちにあるケーキをあげるよ」って自分で対応するパターン。お母さんがケーキ屋さんの代わりになってるんだ。あなたが食べ残したら(損失が出たら)、そのケーキはお母さんのもの(FX会社の利益)になるんだよ。
つまり、「注文の届き方」が違う!
DD方式は「お店の人が間に入る」、NDD方式は「直接キッチンに届く」仕組みだよ。NDDの中にもSTP(自動ベルトコンベアー)とECN(フリーマーケット)があるんだ。そしてA-bookは「外のお店で買ってくる」、B-bookは「自分で対応する」っていう処理方法のことだよ。
どれが一番いいっていうわけじゃなくて、自分のトレードスタイルに合った方式を選ぶことが大事なんだ。日本のFX会社は金融庁がしっかり見守ってくれてるから、どの方式でも安心して使えるよ!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
FX会社の約定方式とは、トレーダーが出した注文をFX会社がどのように処理するかを決める仕組みのことです。大きく分けると「DD方式」と「NDD方式」の2つがあり、NDD方式はさらに「STP」と「ECN」に分類されます。また、注文の内部処理方法として「A-book」「B-book」という分類もあります。約定方式によってスプレッド、約定速度、透明性、取引コストが異なるため、自分のトレードスタイルに合った方式を理解することが、FX会社選びの重要なポイントになります。
DD方式(ディーリングデスク)とは
DD方式(Dealing Desk方式)とは、FX会社の社内にディーラー(取引担当者)を配置し、トレーダーの注文を一旦FX会社が受け付けて処理する約定方式です。「相対取引」「OTC取引」「マーケットメーカー方式」とも呼ばれます。国内大手FX会社の多くがこの方式を採用しています。
DD方式では、トレーダーの注文に対してFX会社自身が取引の相手方となります。例えば、あなたがドル円を「買い」で注文すると、FX会社が「売り」側となって取引が成立します。FX会社はその後、自社のリスク管理方針に基づいて、ポジションをヘッジ(カバー取引)したり、社内で相殺したりします。DD方式の大きなメリットは、スプレッドが固定されやすく、コストが安定していることです。ドル円0.2銭という業界最狭水準のスプレッドを提供できるのは、DD方式の強みです。
初心者がつまずきやすいポイントとして、「DD方式=不正」という誤解があります。確かに海外の無規制業者では、DD方式を悪用してストップ狩りやレートずらしを行うケースもあります。しかし、日本国内のFX会社は金融庁の厳格な規制のもとで運営されており、信託保全義務や最良執行方針の公開が義務付けられています。DD方式だから危険ということはなく、むしろ初心者にとっては固定スプレッド・少額取引・充実したツールなど、メリットが大きい選択肢です。
NDD方式(ノーディーリングデスク)とは
NDD方式(No Dealing Desk方式)とは、FX会社がディーラーを介さず、トレーダーの注文をインターバンク市場や流動性プロバイダーに直接流す約定方式です。FX会社は注文処理の仲介者として機能し、トレーダーの取引相手にはなりません。
NDD方式の最大のメリットは「透明性の高さ」です。FX会社が取引の相手方にならないため、利益相反(FX会社とトレーダーの利害が対立する状態)が発生しにくいとされています。その代わり、スプレッドは市場の状況によって変動するため、経済指標発表時や流動性が低い時間帯には拡大することがあります。NDD方式はさらに「STP方式」と「ECN方式」の2種類に分けられます。
NDD方式はスキャルピングなど高頻度取引を行うトレーダーに向いていますが、変動スプレッドのため、コストが読みにくいという点は理解しておく必要があります。また、「NDD方式だから優れている」とは限りません。大切なのは約定方式そのものではなく、FX会社の信頼性、スプレッドの実態、スリッページの頻度など、総合的な取引環境です。
DD方式ではFX会社のディーラーが注文を処理し、NDD方式ではSTP(自動転送)またはECN(マッチング)で市場に直結します。
STP方式(ストレートスループロセッシング)とは
STP方式(Straight Through Processing)とは、トレーダーの注文をFX会社が人手を介さず、自動的にリクイディティプロバイダー(LP)に転送する約定方式です。NDD方式の一種で、「ストレートスルー(まっすぐ通す)」の名前の通り、注文が自動処理されるのが最大の特徴です。
STP方式では、FX会社が複数のLP(大手銀行やヘッジファンドなど)と契約しており、トレーダーの注文を受けると、最も有利なレートを提示しているLPに自動で転送します。FX会社はLPが提示するスプレッドに自社のマークアップ(上乗せ分)を加えて利益を得ます。例えば、LPのスプレッドが0.3銭の場合、FX会社は0.5銭にして提供するイメージです。
STP方式のメリットは、約定スピードが速く(通常50ms〜200ms)、リクオート(注文の差し戻し)が発生しにくいことです。スキャルピングなど素早い約定が求められるトレードスタイルに向いています。一方、デメリットとしては変動スプレッドのため、流動性が低い時間帯(東京早朝やクリスマスなど)にはスプレッドが大きく拡大する可能性があります。
ECN方式(電子取引ネットワーク)とは
ECN方式(Electronic Communication Network)とは、複数の銀行・金融機関・機関投資家・個人トレーダーの注文を一つの電子ネットワーク上に集約し、買い注文と売り注文をマッチングさせる約定方式です。NDD方式の中でも最も透明性が高い方式とされ、機関投資家と同じ市場環境で取引できます。
ECN方式の最大の特徴は、「板情報(Depth of Market/DOM)」が見えることです。各価格帯にどれだけの注文量があるかが表示されるため、市場の需給状況をリアルタイムで確認できます。また、ECNでは参加者同士の注文が直接マッチングされるため、理論上はインターバンク市場と同じレートで取引できます。
ECN方式のスプレッドは市場の需給で決まり、流動性が高い時間帯では0.0〜0.1pipsという極めて狭いスプレッドが実現することもあります。ただし、ECN方式では別途取引手数料(例:1ロットあたり片道3〜5ドル)が発生するのが一般的です。トータルの取引コストは「スプレッド+取引手数料」で計算する必要があります。初心者がつまずきやすいのはこの点で、スプレッドだけ見て「ECNの方が安い」と判断してしまうケースがあります。
A-bookは注文を市場に流す方式、B-bookはFX会社が相手方となる方式です。実際には多くのFX会社がハイブリッド方式を採用しています。
A-book・B-bookとは
A-bookとB-bookは、FX会社がトレーダーの注文を内部でどう処理するかを示す分類です。これはDD方式・NDD方式とは別の切り口で、FX会社の収益モデルと密接に関わっています。
A-book(エーブック)は、トレーダーの注文をそのまま外部の市場(インターバンクやLP)に流す処理方法です。FX会社はスプレッドのマークアップや取引手数料で収益を得ます。トレーダーが勝っても負けても、FX会社の収益には直接影響しません。NDD方式のFX会社は基本的にA-bookです。A-bookではFX会社とトレーダーの利害が一致しやすく、「トレーダーがたくさん取引してくれるほど手数料が増える」というビジネスモデルのため、トレーダーの長期的な成功がFX会社にもプラスになります。
B-book(ビーブック)は、トレーダーの注文を外部に流さず、FX会社が自ら取引の相手方となる処理方法です。DD方式のFX会社で採用されることが多く、トレーダーが損失を出すとFX会社の利益になり、トレーダーが利益を出すとFX会社の損失になります。統計的に個人トレーダーの約70〜80%が損失を出すとされているため、B-bookモデルはFX会社にとって収益性が高いとされています。
重要なのは、多くのFX会社はA-bookとB-bookを併用する「ハイブリッド方式」を採用しているということです。例えば、少額の注文や初心者トレーダーの注文はB-bookで処理し、大口の注文や上級者の注文はA-bookで外部に流す、という使い分けが一般的です。これは「利益相反だから悪い」というわけではなく、効率的なリスク管理の一環です。日本国内のFX会社は最良執行方針の公開が義務付けられており、不当な取引操作は法律で禁止されています。
| 比較項目 | DD方式 | STP方式 | ECN方式 |
|---|---|---|---|
| 透明性 | やや低い | 高い | 最も高い |
| スプレッド | 固定が多い (狭い) | 変動 (やや狭い) | 変動 (最狭+手数料) |
| 取引手数料 | なし | なし or あり | あり |
| 約定速度 | 普通 | 速い | 速い |
| リクオート | 発生する場合あり | 基本なし | なし |
| 最低入金額 | 低い | やや高い | 高い |
| 板情報 | なし | なし | あり |
| 向いている人 | 初心者〜中級者 | 中級者〜 | 上級者・プロ |
約定方式の選び方はトレード経験とスタイルで決まります。初心者はDD方式の国内大手から始めるのが安心です。FX会社診断ツールで自分に合った会社を見つけましょう。
約定方式を理解する上で特に重要なのは、「どの方式が一番良い」という正解はなく、トレーダーの目的やスタイルによって最適な方式が異なるということです。初心者には固定スプレッドで分かりやすいDD方式、中上級者でスキャルピングを行うならNDD(STP/ECN)方式が向いています。国内の主要FX会社はいずれも金融庁の厳しい規制のもとで運営されており、口座タイプも複数用意されているので、まずはデモ口座で実際の取引環境を体験してみることをおすすめします。
最後に、約定方式に関連して知っておくべき注意点があります。海外の無規制FX会社の中には、B-bookを悪用して意図的に不利なレートを提示したり、スリッページを故意に発生させたりするケースが報告されています。金融庁に登録されていないFX会社は信託保全義務もなく、トラブルが発生しても法的保護を受けられません。約定方式にこだわるよりも、まず信頼性の高い正規のFX会社を選ぶことが、安全なトレードの第一歩です。証拠金の管理と合わせて、FX会社選びは慎重に行いましょう。
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よくある質問(FAQ)
DD方式とNDD方式の違いは?
ECN方式とは何ですか?
STP方式とは何ですか?
A-bookとB-bookの違いは?
初心者にはどちらがおすすめ?
ECNとSTPの違いは?
DD方式のFX会社は危険?
約定方式はどこで確認できる?
さらに学ぶ
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