成行注文とは?わかりやすく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

成行注文

現在の市場価格ですぐに売買を成立させる注文方法で価格を指定しない注文

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

成行注文っていうのはね、今すぐに買いたい、売りたいっていうときに使う注文の方法なんだよ。

たとえばね、お店でアイスクリームを買うとき、「いくらでもいいから今すぐください」って言うようなものなんだ。値段は気にしないで、とにかく今欲しいってことだよ。

FXでも同じで、ドルを買いたいときに「今の値段で買います」って注文するんだ。100円かもしれないし、100円10銭かもしれないけど、そのときの値段で買えるんだよ。

でもね、みんなが同じものを欲しがってるときは、思ったより高い値段になっちゃうこともあるんだ。

だから大人の人は、急いでるときに成行注文を使うけど、値段も大事なときは別の注文方法を使うんだよ!

つまり成行注文は今すぐ買う・売るための注文だよ!

成行注文は、お店で「これください、今すぐ!」って言うのと同じなんだ。値段がいくらかは、お店の人(市場)が決めた今の値段になるよ。

これはね、滑り台をすぐに滑りたいときみたいなものなんだ。順番を待たないで今すぐ滑りたいから、どこからでもいいから滑っちゃうの。でも、思ってたところとちょっと違う場所から滑ることもあるんだ。それでも、すぐに滑れることが大事なときに使うんだよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

成行注文は、価格を指定せずに即座に約定させる注文方法なんですよ。現在の市場で最も有利な価格で自動的に取引が成立するため、確実性の高い注文方法といえます。

この注文方式の最大の特徴は約定力の高さです。指値注文のように特定の価格を待つ必要がないため、相場が動いている最中でも確実にポジションを持てます。たとえば、重要な経済指標の発表直後など、相場が急変動する場面では特に有効なんですよ。

ただし、成行注文には注意点もあります。スリッページ(すべり)と呼ばれる現象により、画面で見た価格と実際の約定価格にズレが生じることがあります。特に相場の変動が激しい時間帯や、流動性が低い通貨ペアでは、予想以上に不利な価格で約定する可能性があるんですよ。

関連用語をチェック!

指値注文 希望する価格を指定して発注する注文方法。成行注文より有利な価格を狙える
逆指値注文 指定した価格より不利な方向に動いたら発注される注文。損切りに使用される
OCO注文 2つの注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方が自動的にキャンセルされる注文
IFD注文 最初の注文が約定したら、次の注文が自動的に発注される注文方法
スリッページ 注文時の表示価格と実際の約定価格の差。成行注文で発生しやすい現象
約定 注文が成立して取引が確定すること。成行注文は約定率が高い
板情報 売り注文と買い注文の価格と数量が表示される情報。成行注文には直接関係しない
スプレッド 売値と買値の差。成行注文では必ずスプレッド分のコストが発生する
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STEP 03

成行注文に関するQ&A

よくある質問と回答

メリットは確実に約定することです。今すぐポジションを持ちたい時や決済したい時に最適です。また、操作が簡単で初心者でも使いやすいです。デメリットは約定価格をコントロールできないことです。特に相場急変時は予想外の価格で約定し、スリッページによる不利な約定のリスクがあります。
トレンドが明確で素早くエントリーしたい時が最適です。また、経済指標発表後の急騰・急落に乗りたい時や、損切りを確実に実行したい時にも有効です。逆に、レンジ相場で細かい値幅を狙う場合や、スプレッドが広がっている時間帯は避けた方が良いでしょう。
通常の相場では0.1〜0.3pips程度ですが、重要指標発表時は1〜5pips以上になることもあります。流動性の高いメジャー通貨ペアほどスリッページは小さく、マイナー通貨ペアは大きくなる傾向があります。また、早朝や深夜の取引時間はスリッページが発生しやすいです。
状況に応じて使い分けることが重要です。トレンドフォローや緊急の損切りには成行注文、押し目買いや戻り売りを狙う場合は指値注文が適しています。初心者の方は、まず成行注文で取引に慣れてから、指値注文を併用することをお勧めします。両方を使いこなせるようになると、取引の幅が広がります。
通常のFX取引では成行注文が約定拒否されることはほぼありません。ただし、相場の急変動時に取引が一時停止される場合や、証拠金不足の場合は注文が通らないことがあります。また、システムトラブルや通信障害により注文が届かないケースもあるため、取引環境の確認も大切です。
スプレッドが狭い時間帯を選ぶことが基本です。東京時間の午前中やロンドン時間の午後は比較的スプレッドが安定しています。また、メジャー通貨ペアを選ぶことでスリッページを最小限に抑えられます。さらに、約定力の高いFX会社を選ぶことも重要なポイントです。
大口の成行注文を出した際に、注文の一部だけが約定する現象です。たとえば、100万通貨の買い注文を出しても、市場に売り注文が80万通貨分しかなければ、80万通貨だけ約定します。個人投資家の通常の取引量ではほとんど発生しませんが、大口取引では注意が必要です。
注文前の確認画面をしっかり見ることが最重要です。特に取引数量と売買の方向は必ず確認しましょう。また、デモトレードで練習してから本番に臨むことをお勧めします。さらに、慌てている時ほどミスが起きやすいので、深呼吸してから注文する習慣をつけることも効果的です。