ローソク足とは?「相場の絵日記」で読む陽線・陰線と7種類のチャート足

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ローソク足とは?
「相場の絵日記」で読む陽線・陰線と7種類のチャート足完全ガイド

このページでは、ローソク足平均足カギ足練行足ポイント&フィギュア新値足スリーラインブレイクについて、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

ローソク足を説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

FXのチャートって見たことある?画面にカラフルな棒がたくさん並んでいるやつ。あれはローソク足っていうんだけど、実は「相場の絵日記」みたいなものなんだよ。毎日の値段の動きを、ろうそくの形をした棒1本1本でちゃんと記録してくれている日記帳のことなんだ。

たとえば、きみが毎日お小遣い帳をつけるとするよね。「今日は100円もらった」「おやつに50円使った」って書くでしょ?ローソク足も同じで、1本のろうそくの形をした棒が「始まりの値段(始値)」「一番高かった値段(高値)」「一番安かった値段(安値)」「終わりの値段(終値)」の4つを全部記録してくれるんだよ。この4つのことをまとめて「4本値」と呼ぶんだ。太い部分は「今日の最初と最後の差」を表していて、上下に飛び出た細い線(ヒゲ)が「一番高かったところ」と「一番安かったところ」を教えてくれる。

しかも色分けされていて、値段が上がった日は赤いローソク(陽線)、値段が下がった日は青いローソク(陰線)になるから、パッと見ただけで「今日は値上がりの日か値下がりの日か」がわかるんだよ。これって絵日記に「晴れマーク」や「雨マーク」をつけるのと似てるよね!ローソク足の絵日記がずらっと並ぶと、相場が上がっているのか下がっているのか、全体の流れが見えてくるんだ。

でも世の中には、このローソク足以外にも6種類の「チャート足」があるんだよ。平均足はローソク足をなめらかにして「だいたいの流れ」を見やすくしたもの。カギ足練行足は時計を無視して「大きな動きだけ」を見せてくれる足で、小さなノイズ(細かすぎる値動き)を無視できる。ポイント&フィギュアは丸とバツの記号で動きを表す欧米生まれのチャート。新値足は新記録が出たときだけ記録するシンプルな足。スリーラインブレイクは3本分の記録を超えたときだけ更新する特別な足なんだ。それぞれ「得意なこと」が違うから、何を知りたいかで使い分けるんだよ。

7種類のチャート足を整理すると…

ローソク足:FXの基本中の基本。1本で4本値がわかる「相場の絵日記」。まずこれから。

平均足:ローソク足を平均化した版。大きなトレンドの流れがとても見やすい。

カギ足・練行足・新値足:時間軸を排除して「大事な動きだけ」を記録する足。ベテラン向け。

ポイント&フィギュア:丸とバツで描く欧米生まれのチャート。ブレイクアウト分析に強い。

スリーラインブレイク:3本超えで更新する「反転発見」が得意な足。

まるで日記にも種類があるのと同じ。文字日記、絵日記、写真日記…どれを使うかは「何を記録したいか」で決めるんだね。

チャート足の詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

FXチャートに表示できる足には全部で7種類あり、中でもローソク足(Candlestick)は世界で最も広く使われる基本中の基本です。江戸時代の日本で米相場の分析のために生まれたとされ、始値・高値・安値・終値(4本値)を1本の棒で表現するという画期的な発明でした。今では日本だけでなく世界中のトレーダーが使っており、FXチャート分析の出発点となっています。

ローソク足の構造を正確に理解することは、すべてのチャート分析の土台です。太い部分(実体・ボディ)が始値と終値の差を表し、上下に伸びる細い線(ヒゲ・影)が高値と安値を示します。始値より終値が高い場合は陽線(白や赤で表示)、低い場合は陰線(黒や青で表示)となります。特に重要なのがヒゲの長さです。上ヒゲが長い陽線は「一度大きく上昇したが売り圧力で押し戻された」ことを意味し、弱気サインとなることがあります。逆に下ヒゲが長い陰線は「一度大きく下落したが買い圧力で押し上げられた」ことを示し、強気サインになることがあります。ヒゲが長いほど市場参加者の迷いや攻防が激しかったことを意味するため、重要な価格帯での長いヒゲはトレンド転換の予兆として読み取ることができます。ローソク足のパターン分析を体系化した手法として酒田五法があり、ローソク足の組み合わせから相場の転換点を予測します。

ローソク足の構造(陽線と陰線) 陽線(上昇) 高値 終値 始値 安値上ヒゲ 実体 (ボディ) 下ヒゲ始値 < 終値 = 価格が上昇 陰線(下落) 高値 始値 終値 安値上ヒゲ 実体 (ボディ) 下ヒゲ始値 > 終値 = 価格が下落 ヒゲが長いほど「一度動いたが押し戻された」=市場の攻防を示す

ローソク足の太い部分(実体)が始値と終値の差、上下の線(ヒゲ)が高値と安値を表します。4本値を1本で表現できる優れた手法です。

平均足(Heiken Ashi)は、ローソク足を改良したチャート足で、前の足との平均値を使って計算されます。具体的には、始値は「前の平均足の始値と終値の平均」、終値は「当日の始値・高値・安値・終値の平均」で算出します。この計算によってトレンド中は同色の足が連続しやすくなり、方向性が視覚的に一目瞭然になるのが最大のメリットです。例えばドル円の上昇トレンド中にローソク足で見ると陰線と陽線が入り混じり「今は本当に上昇中なの?」と迷いやすいですが、平均足では連続した赤い足が並びトレンドの継続が確認しやすくなります。トレンドフォロー型のトレーダーに特に人気がありますが、注意点として実際の価格とずれが生じるためエントリー注文の価格判断はローソク足で行うのが鉄則です。

ローソク足 vs 平均足のトレンド表示比較 ローソク足 細かい動きも全て表示 陰線が混在して トレンドが見にくい 平均足 平均化でトレンドが明確 同色が連続して トレンドが一目瞭然 同じ上昇相場でも、平均足の方がトレンドの方向性を判断しやすい

同じ上昇トレンドでも、ローソク足は陰線が混在しますが、平均足はほぼ同色で連続するためトレンドの判断が容易になります。

カギ足は時間軸を完全に排除し、一定の値幅以上の価格変動があったときだけ足を更新する日本古来のチャート足です。例えば「50pips動いたときだけ描画する」のように設定でき、細かい値動きのノイズを自動的に除去します。重要な価格の転換点だけが浮かび上がるため、サポートライン・レジスタンスラインの分析に非常に優れています。一方で時間情報がないため、経済指標発表などイベント時刻を考慮した分析には向きません。初心者がカギ足を最初に見ると「チャートがまばらで見にくい」と感じることが多いですが、これは重要でない小さな動きが省略されているためであり、意図した仕様です。

練行足(Renko)は、価格が一定の値幅(ブロックサイズ)動いたときだけブロック状の足が追加されるチャートです。時間の概念がなく、純粋に値動きの方向と強さだけを追跡できます。連続した同色ブロックはトレンドの継続を示し、色が変わった瞬間がトレンド反転のシグナルです。ブロックサイズの設定が極めて重要で、一般的にはATR(平均真の値幅)の半分程度が推奨されています。例えばドル円のATRが100pipsなら50pips程度に設定するのが一つの目安です。ブロックサイズが小さすぎるとノイズが増え、大きすぎると反応が鈍くなるため、自分のトレードスタイルに合わせた調整が必要です。

ポイント&フィギュア(P&F)は、「○」(上昇)と「×」(下落)の記号で価格変動を表す欧米発祥のチャートです。一定の値幅動いたとき記号を追加し、逆方向に一定値幅以上動いたときだけ列が変わります。ブレイクアウト戦略や需給の強弱分析との相性が良いのが特徴で、機関投資家の間でも一定の支持があります。

新値足は、価格が直前の高値または安値を更新したときだけ足が追加される極めてシンプルなチャート足です。レンジ相場では全く足が増えず、強いトレンドのときだけ足が伸びるため、トレンドの勢いや継続力を視覚的に判断するのに適しています。またスリーラインブレイクは、過去3本の足の高値・安値を更新したときだけ新しい足が追加されます。3本連続で上昇した後に前3本の安値を下回ると反転シグナルとなるため、トレンドの転換を早期に捉えやすい特徴があります。足の更新頻度が低いため、主に中長期の分析に使われます。

7種類のチャート足 特徴比較マップ 種類 時間軸 得意なこと 難易度 こんな人向け ローソク足 あり 全般・万能型 ★☆☆ 全てのトレーダー 平均足 あり トレンドフォロー ★★☆ 順張り派トレーダー カギ足 なし 転換点の発見 ★★★ 中上級者 練行足 なし トレンドの強さ ★★★ スイング・ポジション派 ポイント& フィギュア なし ブレイクアウト ★★★ 上級者・研究者 新値足 なし トレンドの勢い ★★★ トレンドフォロー派 スリーライン ブレイク あり 反転シグナル ★★★ 中長期トレーダー 初心者はローソク足 → 平均足の順に学ぶのが最も効率的

7種類のチャート足にはそれぞれ得意分野があります。トレードスタイルに合わせて使い分けることで分析の精度が上がります。

チャート足の選び方と組み合わせ方について実践的にまとめましょう。スキャルピングやデイトレードのような短期売買では、時間情報が重要なためローソク足と平均足が最適です。一方、スイングトレードやポジショントレードではノイズを排除できるカギ足や練行足が効果的です。多くのプロトレーダーは複数のチャート足を組み合わせ、例えば「練行足で大きなトレンドの方向を確認し、ローソク足で具体的なエントリータイミングを計る」という使い方をしています。初心者がよくやる失敗として「かっこいいから」という理由で練行足やP&Fを先に覚えようとすることがありますが、これらはローソク足の読み方が身についていないと使いこなせません。まずはローソク足をテクニカル分析の土台として徹底的にマスターすることが、チャート分析上達の最短ルートです。

関連用語をチェック!

4本値 始値・高値・安値・終値の4つの価格。ローソク足を構成する基本データ
時間足 ローソク足1本が表す時間の長さ。1分足・5分足・日足など多様な選択肢がある
酒田五法 ローソク足のパターンから相場転換を予測する江戸時代生まれの分析法
サポート・レジスタンス 価格が反発しやすい水準。カギ足での分析が特に有効な手法
移動平均線 ローソク足と組み合わせて使うトレンド判断の代表的指標
プライスアクション ローソク足の形や並びから次の動きを読む実践的な手法
FXチャート チャート足を並べて値動きを表示するグラフ。テクニカル分析の基本ツール
トレンド分析 上昇・下落・レンジなど相場の方向性を判断する分析手法の総称
チャート足のよくある質問に答えるパンダキャラクター
STEP 03

チャート足に関するQ&A

よくある質問と回答

はい、MT4・MT5・TradingViewなどのFXアプリはスマホにも対応しており、ローソク足チャートは問題なく表示されます。ただしスマホでは画面が小さいため、複数の足が密集して見にくくなることがあります。2本指でピンチアウトすると拡大でき、1本あたりの足の幅を広げることでチャートの陽線・陰線の判別が容易になります。ヒゲの長さなど細かい情報を確認したい場合は、タブレットやPCでの確認をおすすめします。
はい、デモ口座は仮想資金でリアルとほぼ同じ環境を体験できるため、ローソク足の読み方の練習に最適です。国内FX会社のほとんどが無料でデモ口座を提供しており、リアルタイムのローソク足チャートを見ながら実際に注文・決済の練習ができます。過去チャートの検証はTradingViewの無料プランでも可能なので、まず数十本のローソク足パターンを目で追うことから始めるとよいでしょう。
十字線(ドージ)は始値と終値がほぼ同じで実体がほとんどない足です。これは買い勢力と売り勢力が拮抗していることを示し、相場の転換シグナルとなることがあります。特にトレンドの頂点・底値付近でドージが出現した場合は注意が必要です。ただし単体で判断するのは危険で、前後のローソク足の流れやサポート・レジスタンスと組み合わせて総合的に判断することが重要です。
平均足はスキャルピングにはあまり向いていません。平均足は過去の値動きを平均化しているため、現在の実際の価格とずれが生じており、リアルタイムの精密なエントリー・エグジット価格の判断が難しいからです。スキャルピングのような短期売買では正確な価格情報が命です。平均足はどちらかというとデイトレードやスイングトレードなど、ある程度の時間軸でトレンドの方向性を確認する目的で使うほうが効果的です。
MT4・MT5では標準機能としてカギ足・練行足は搭載されていませんが、カスタムインジケーター(EAファイル)を導入することで表示可能になります。一方、TradingViewはカギ足・練行足・ポイント&フィギュア・新値足・スリーラインブレイクを標準機能として搭載しており、無料プランでも切り替えが可能です。これらの特殊なチャート足を手軽に試したい場合はTradingViewから始めるのがおすすめです。
はい、ローソク足の色はFX会社やチャートソフトの設定によって異なります。日本では陽線を赤・陰線を青とするケースが多いですが、欧米では陽線を緑・陰線を赤とするケースが一般的です。多くのチャートソフトでは色を自分好みに変更できます。重要なのは「陽線=価格が上昇した」「陰線=価格が下落した」という意味を正確に理解することで、色そのものより意味をしっかり覚えることが先決です。
一般的なFXチャートでは、最短は1分足(1本が1分間の値動きを表す)で、最長は月足(1本が1カ月の値動きを表す)が標準的です。TradingViewでは1秒足から表示できるプランもあります。時間足が短いほど細かい値動き(ノイズ)が多くなり、長いほど大きなトレンドが見えやすくなります。複数の時間足を組み合わせる「マルチタイムフレーム分析」も有効な手法として多くのトレーダーが実践しています。
酒田五法は江戸時代の米相場から生まれた手法ですが、現代のFX相場でも一定の有効性があるとされています。その理由は、相場を動かす人間の心理(欲・恐怖・迷い)は時代が変わっても本質的に同じだからです。ただし現代の相場はアルゴリズム取引の影響が大きく、昔ほど単純なパターン通りに動かないケースも増えています。酒田五法単独より、移動平均線やサポート・レジスタンスと組み合わせることで精度が上がります。

さらに学ぶ

ローソク足とチャート足について理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。

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