兼業トレーダーとは?会社員でもFXで稼ぐ「社会人プレーヤー」の戦い方を解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

専業トレーダー・兼業トレーダーとは?
会社員でもFXで稼ぐ「社会人プレーヤー」の戦い方を解説

このページでは、専業トレーダー兼業トレーダーの違い、それぞれのメリット・デメリット必要な資金スキル、そして専業への移行タイミングまで、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

専業トレーダーと兼業トレーダーを説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

想像してみて。FXの世界で「お仕事」としてトレードしている人たちには、大きく2つのタイプがいるんだよ。

まず専業トレーダーは、「FXだけで生活している人」のこと。サッカーでいえば、プロ選手みたいなものだね。毎日朝から練習(チャート分析)して、試合(取引)に出て、サッカー(FX)だけでお金をもらって暮らしている人。すごくかっこいいけど、試合に負け続けたらお給料がゼロになっちゃうから、とてもプレッシャーが大きいんだ。

一方、兼業トレーダーは、「別のお仕事をしながらFXもやっている人」のこと。これは学校の先生が、放課後にサッカーの社会人チームで試合をしているようなもの。昼間は先生のお仕事でちゃんとお給料がもらえるから、サッカーの試合で負けても生活には困らないんだ。でも練習時間が限られるから、プロ選手ほどは上手くなりにくいかもしれないね。

面白いのは、FXの世界ではほとんどの人が「兼業」からスタートするということ。いきなりプロ選手(専業)になる人はほとんどいなくて、まずは社会人チーム(兼業)でしっかり腕を磨いてから、「もう大丈夫!」と思えた人だけがプロ(専業)に転向するんだよ。最近ではプロップファームという仕組みを使って、会社のお金でトレードさせてもらうプロの道もあるんだ。

つまり、専業トレーダーと兼業トレーダーを整理すると…

専業トレーダー:FXだけで生活費を稼いでいる人。まるでプロのスポーツ選手のような存在。

兼業トレーダー:本業を持ちながら副業としてFXに取り組む人。サッカーの社会人プレーヤーのような存在。

どちらが良い・悪いではなく、自分の状況や目標に合ったスタイルを選ぶことが大切。実は世の中の成功しているトレーダーの多くは、兼業から始めて少しずつ経験を積んだ人たちなんだよ。

専業・兼業トレーダーの詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

専業トレーダー(Full-time Trader)とは、FXや株式などの金融商品のトレードを唯一の収入源として生活している投資家のことです。会社に勤めず、自宅やカフェなどからチャートを分析し、注文を出して利益を積み重ねていきます。完全に自分の裁量とスキルだけで収入を得るため、自由度が高い反面、すべてのリスクを自分で引き受ける覚悟が必要です。朝の仲値トレードから夜のニューヨーク時間まで、取引チャンスを逃さず狙えるのが専業の最大の強みです。

専業トレーダー vs 兼業トレーダーの1日 6時 9時 12時 15時 18時 21時 24時 専業 朝の分析 東京時間トレード 休憩・振返り ロンドン・NY時間トレード 日誌・翌日準備 兼業 分析 本業(会社勤務) 帰宅後トレード 日誌 専業トレーダー メリット ・全時間帯でチャンスを狙える ・分析・学習に十分な時間 ・時間と場所に縛られない デメリット ・収入が不安定 ・社会的信用が低い ・精神的プレッシャーが大きい 兼業トレーダー メリット ・本業の安定収入がある ・精神的なゆとりがある ・社会保障が充実 デメリット ・取引できる時間帯が限定的 ・本業との両立で疲労しやすい ・相場急変時に対応しにくい

専業トレーダーは全時間帯でトレードできますが収入は不安定、兼業トレーダーは時間が限られますが本業の安定収入が精神的な支えになります。

兼業トレーダー(Part-time Trader / Side Trader)とは、会社員や自営業など本業を持ちながら、副業や投資としてFXに取り組んでいる人のことです。実は日本のFX個人投資家の大半がこの兼業トレーダーに該当します。金融先物取引業協会の調査によると、FX取引を行っている個人の約7〜8割が何らかの本業を持っているとされています。兼業トレーダーの最大のメリットは、本業の安定収入があることで、トレードで損失が出ても生活が破綻しないという精神的な安全網があることです。

兼業トレーダーに向いているトレードスタイルについて考えてみましょう。日中は仕事で忙しい兼業トレーダーにとって、トレードスタイルの選択は非常に重要です。分単位で売買を繰り返すスキャルピングは、常にチャートを見ている必要があるため兼業には不向きです。代わりに、数日〜数週間単位のスイングトレードやポジショントレードなら、帰宅後にチャートを確認してIFD注文やOCO注文を仕掛けておくだけで済みます。また、帰宅後の夕方〜深夜はロンドン時間やニューヨーク時間と重なるため、むしろ値動きが活発で取引チャンスが多い時間帯なんです。

兼業 → 専業への移行チェックリスト すべて「はい」なら専業移行を検討できるレベル 1 月単位でプラス収支を12ヶ月以上継続できている 単月の大勝ちではなく、安定した収益が重要。トレード日誌で確認しましょう。 2 運用資金とは別に、生活費1〜2年分を確保している 万が一トレードで稼げない期間があっても生活できるセーフティネット。 3 最大ドローダウンを把握し、資金管理ルールを徹底できている 感情に流されず損切りを実行できるメンタルが身についているか。 4 家族やパートナーの理解・了承を得ている 専業トレーダーは社会的信用が低く、ローン審査などにも影響します。 5 明確なトレードプランと撤退基準を設けている 「○ヶ月連続マイナスなら再就職」など、事前に決めておくことが大切。 5つすべて「はい」でも焦らないで。専業は「なりたい」ではなく「なっても大丈夫」が基準です。

兼業から専業に移行するためのチェックリストです。ドローダウンの把握とトレードプランの策定は特に重要です。

専業トレーダーに必要な資金はどのくらいでしょうか。一般的に、月の生活費が30万円だとすると、運用資金として最低500万〜1,000万円が目安とされています。仮に資金1,000万円で月利3%を達成できれば月30万円の収入になりますが、毎月安定して3%を出し続けるのは非常に難しいのが現実です。加えて、税金として利益の約20.315%が引かれるため、手取りはさらに少なくなります。だからこそ、運用資金とは別に半年〜1年分の生活費を確保しておくことが鉄則なんです。

兼業トレーダーの強みと活かし方について、もう少し深く考えてみましょう。兼業トレーダーの最大のメリットは「負けても生活が破綻しない」という精神的な安定感です。トレード心理学の観点からも、「失ったら生活できない」というプレッシャーは判断力を大きく低下させることがわかっています。ポジションサイジングも余裕を持って設定でき、本業の収入を種銭として毎月追加できるのも大きなアドバンテージです。週末にじっくりテクニカル分析ファンダメンタル分析を行い、翌週の戦略を立てるスタイルなら、兼業でも十分に戦えます。

専業トレーダーの資金と収益シミュレーション 運用資金 月利3%の場合 月利5%の場合 税引後(3%) 判定 300万円 9万円 15万円 約7.2万円 生活困難 500万円 15万円 25万円 約12万円 最低ライン 1,000万円 30万円 50万円 約24万円 現実的 2,000万円 60万円 100万円 約48万円 余裕あり ※月利3〜5%を毎月安定して出すのは上級者レベル。現実には月によってバラつきがあります。 ※税率は一律20.315%(所得税15.315%+住民税5%)で計算。経費控除は含みません。 結論:専業で安定した生活を送るには、最低でも1,000万円以上の運用資金が目安。 さらに生活費の半年〜1年分を別途確保することを強くおすすめします。

専業で安定した生活を送るには十分な運用資金が必要です。レバレッジに頼りすぎると退場リスクが高まるので注意しましょう。

専業トレーダーの現実と覚悟についても知っておきましょう。専業トレーダーの日常は華やかなイメージとは異なり、孤独との戦いです。自宅で一人黙々とチャートに向かい、勝てない日が続くと精神的に追い込まれやすくなります。特に「今月の生活費を稼がないといけない」というプレッシャーは、冷静なトレード判断を妨げる最大の敵です。また、会社員と違って健康保険や年金は全額自己負担になり、住宅ローンやクレジットカードの審査にも通りにくくなるなど、社会的な不便さもあります。金融庁も個人投資家に対して適切なリスク管理を呼びかけています。

新しい選択肢:プロップファームという道もあります。最近注目されているプロップファームは、会社の資金を使ってトレードし、利益の一部を報酬として受け取る仕組みです。自己資金のリスクを最小限に抑えながら、大きな資金でトレードできるため、「完全な専業は不安だけど、自分のスキルで稼ぎたい」という人にとって第三の選択肢になりつつあります。ただし、審査(チャレンジ)の合格率は10〜20%程度と決して高くはないため、十分な実力を身につけてから挑戦するのが賢明です。

自分に合ったスタイルの見つけ方として、まずは兼業でしっかり基礎を固めることを強くおすすめします。自分の得意なトレード手法(エッジ)を見つけ、バックテストで検証し、最低でも1年以上の実績を積んでから次のステップを考えましょう。「兼業だから稼げない」ということは決してありません。むしろ本業の安定収入があるからこそ、リスクを恐れず冷静にトレードできるという大きな強みがあるんです。

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STEP 03

専業・兼業トレーダーに関するQ&A

よくある質問と回答

専業トレーダーはFXなどの投資を本業として生計を立てている人で、兼業トレーダーは会社員や自営業など本業を持ちながら副業としてFXに取り組む人です。専業は市場に集中できる反面、収入が不安定です。兼業は本業の安定収入があるため精神的なゆとりがありますが、取引に使える時間が限られます。日本のFX個人投資家の約7〜8割が兼業トレーダーとされています。
一般的に、専業トレーダーとして生活するには最低でも500万〜1,000万円程度の運用資金が目安とされています。月の生活費を30万円とすると、資金1,000万円で月利3%を安定して出す必要があります。さらに、半年〜1年分の生活費を別途確保しておくことが推奨されます。ただし必要額は生活水準やトレードスキルによって大きく変わります。種銭の適正額についても参考にしてください。
はい、できます。FXは24時間取引可能なので、仕事後のロンドン時間やニューヨーク時間に取引できます。また、IFD注文やOCO注文を活用すれば、チャートを見ていない時間でも自動的にエントリーや決済が可能です。実は帰宅後の夕方〜深夜は値動きが最も活発な時間帯なので、むしろ兼業トレーダーにとって好都合です。
兼業トレーダーにはスイングトレードやポジショントレードが向いています。数日〜数週間単位でポジションを保有するスタイルなら、日中チャートを見る必要がありません。また、仕事後の夜にデイトレードをする方法もあります。ロンドン・ニューヨーク時間は値動きが活発なので、夕方〜深夜の限られた時間でも十分にチャンスがあります。トレードスタイルの詳細もチェックしてみてください。
最低でも兼業で1〜2年以上安定した利益を出し続けてからが理想的です。具体的には、月単位でプラスの成績を12ヶ月以上継続できていること、生活費の1〜2年分を運用資金とは別に確保できていること、そして家族やパートナーの理解を得ていることが判断基準になります。焦って専業に移行するのは最も危険なパターンです。
FXの利益は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象で、税率は一律20.315%です。専業トレーダーは給与所得がないため、国民健康保険や国民年金を自分で支払う必要があります。経費としてパソコン代、通信費、書籍代などを計上できる場合もあります。兼業の場合、FXの利益が年間20万円を超えると確定申告が必要です。詳しくはFXの税金ガイドを参照してください。
プロップファームは会社の資金を使ってトレードし、利益の一部を報酬として受け取る仕組みです。自己資金のリスクを抑えられるため、専業への移行手段として注目されています。ただし、多くのプロップファームでは厳しい審査(チャレンジ)があり、合格率は一般的に10〜20%程度です。安定した収入源というよりは、スキルを証明して資金を得る手段として位置づけるのが現実的です。
明確な統計はありませんが、金融先物取引業協会のデータなどから推測すると、FXで継続的に利益を出している個人投資家は全体の約2〜3割程度とされています。さらにその中で専業として安定して生活できている人はごく少数です。ただし、適切なリスク管理、感情コントロール、そして継続的な学習を実践している人ほど成功率は高くなります

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専業・兼業トレーダーについて理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。

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