マネースクエア(トラリピ)の評判は? JALのマイルとLife Statusポイントのたまり方、終了したマネースクエア ポイント、スワップ「せま得」、10月のキャンペーン、解約の実務まで、公式の一次情報で確かめました。
マネースクエアは、特許を取得した自動売買「トラリピ」ひとつで勝負している国内FX会社です。あらかじめ決めた価格帯(レンジ)に注文を並べておき、相場がその中を行き来するたびに自動で売買を繰り返します。2025年8月にSBI・JALが株主となり、2026年2月には独自の「マネースクエア ポイント」に代わってJALのマイルが、そして2026年8月にはLife Statusポイントまでたまるようになりました。「FX会社」というより「マイルがたまる資産運用サービス」に近づいているのが、いまのマネースクエアです。
10月はトルコリラ/円のスワップ20%増額とCFDのキャンペーン。12月ごろにはauじぶん銀行との協業も
2026年10月は、トルコリラ/円のスワップを20%増額するキャンペーン(受け取ったスワップの20%をキャッシュバック。期間中の入金の純増100万円以上などが条件・12月1日6:50まで)と、CFDの取引に応じて最大10万円をキャッシュバックするキャンペーン(12月1日6:30まで)が行われています。はじめてトラリピを使う人向けには、最大2,500マイルがもらえる「はじめてのトラリピ応援キャンペーン」(12月30日まで)もあります。
8月28日にはauじぶん銀行との協業に向けた基本合意が発表され、2026年12月ごろの開始を目指すとされています。8月にはJALのLife Statusポイントの積算が始まり(8月3日)、松井証券との特許訴訟も特許の利用許諾を含む和解で決着しました(8月21日)。なお、独自の「マネースクエア ポイント」は2026年2月に終了し、JALのマイルがたまるプログラムに切り替わっています。
個別のキャンペーンの金額・条件・期間は変わります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。マネースクエア(トラリピ)はどんなFX会社?
スプレッドの狭さで選ぶ会社ではありません。レンジ相場で自動的に売買を繰り返させ、その副産物としてJALのマイルとLife Statusポイントを積み上げる——この一点に振り切った会社です。裁量トレードが好きな人には合わず、放置したい人には他社にない選択肢になります。
マネースクエア(株式会社マネースクエア)は2002年10月にグループ創業した国内のFX・CFD会社です。金融商品取引業者関東財務局長(金商)第2797号として金融庁に登録され、日本証券業協会と一般社団法人 金融先物取引業協会に加入しています。顧客から預かった資産は信託保全——会社のお金とは別の信託銀行に預けて管理する仕組み——で守られており、会社が万一破綻しても顧客の資金は返還される建て付けです。本社は東京都港区赤坂のミッドタウン・タワー、代表は代表取締役会長兼社長の相葉 斉氏です。
資本構成は2025年に大きく動きました。公式の会社概要には「マネースクエアはマネースクエアHDの100%子会社。マネースクエアHDはSBIグループの連結子会社であり、JALグループが資本参加する持分法適用会社」と記載されています。もう少し噛み砕くと、2025年7月14日に、それまでの株主だった電機量販店大手の株式会社ノジマから、為替専門会社のSBIリクイディティ・マーケットが約66.6%、日本航空(JAL)が約33.4%を取得する株式譲渡契約が結ばれ、同年8月に完了した、という経緯です。「為替のプロ」と「マイルのプロ」が同時に株主に入った結果が、後述するJAL連携につながっています。
サービスの中身はトラリピ(トラップリピートイフダン)ひとつに集約されます。トラリピとは、決めた価格帯にIFD注文——新規と決済をセットで予約する注文——を複数並べておき、価格がその範囲を上下するたびに自動で「買って売る」を繰り返させる仕組みです。為替が一定の値幅を行ったり来たりしやすいというレンジ相場の性質をそのまま収益源にする発想で、特許第4445006号として2010年1月22日に登録されています。
特許は飾りではありません。マネースクエアHDは、この基本特許のほかにも関連する特許を持ち、実際に権利を行使してきました。外為オンラインの「サイクル注文」は2017年12月の知的財産高等裁判所の判決(特許第5525082号)で、「iサイクル注文」は2019年10月の同高裁の判決(特許第6154978号)で、それぞれサービス提供の差止めが認められ、後者は相手方が上告を断念して2019年10月に確定しています。フィンテック分野のビジネス関連発明で差止めまで認められた例は当時ほとんどなく、専門メディアでも取り上げられました。「リピート系の自動売買はどこも似たようなもの」ではなく、法的に線が引かれている領域だという点は、他社比較の前提として知っておく価値があります。
なおマネースクエアはFXだけでなくCFD——株価指数や商品を対象に、現物を持たず差額だけをやり取りする取引——でもトラリピを使えます。2024年5月に始まり、日本N225(日経平均株価)・米国D30(NYダウ)・英国F100など5銘柄が対象です。株価指数にリピート系の自動売買を掛けられる国内の会社はごく限られます。また「トラリピ戦略リスト」では、通貨ペア・レンジ・本数・利益幅までセットになった設定をそのまま自分の口座へコピーできるため、設定の意味を完全に理解していなくても運用を始められます。
マネースクエアのスペック詳細
注文の並べ方はIFD注文の応用です。用語の意味から確認したい方は用語辞典もあわせてどうぞ
2026年1月にリリースされたレンジ拡張機能と数量変更機能は、地味ですが実務ではかなり効きます。従来は「相場が想定レンジを超えそうだ」と思ったら、いったんトラリピを取り消して設定し直すしかありませんでした。取り消しと再設定のあいだに相場が走ると、その分の往復を取り逃がします。稼働したまま調整できるようになったことで、この取りこぼしが減りました。ただし後述するとおり、レンジを広げれば必要な証拠金も増えます。調整のたびに証拠金維持率を確認する癖はつけてください。
JALのマイルとLife Statusポイントは、どこまでたまる?
マイルは毎日マイル・取引マイル・JALカードボーナスマイルの3種類。この合計が累計400マイルごとに1LSPへ換算され、年間100LSPが上限です。ここで見落とされがちなのが、毎日マイルを満額ためても年9LSPにしかならないという点(しかも満額の1日10マイルは預託証拠金1,000万円以上が条件)。LSPを狙うなら主役は取引マイルです。
2026年2月2日に始まった「JALのマイルが毎日、たくさん、早く、たまるトラリピプログラム」は、名前のとおり3つの入り口からマイルがたまります。
毎日マイル
条件に合うトラリピを1つでも運用していれば、取引が成立していなくても1日あたり最大10マイルがたまります。数は預託証拠金で決まり、条件なしのシングルスターが1マイル、100万円以上のダブルスターが5マイル、1,000万円以上のトリプルスターで10マイルです。
取引マイル
トラリピが売買を繰り返すたびに、その都度たまります。レンジ内の往復回数がそのままマイルの量に直結する部分です。
JALカードボーナスマイル
JALカードを持っていると、取引マイルと同額がボーナスとして上乗せされます。実質的に取引マイルが2倍になる計算です(毎日マイルは2倍の対象外)。
マイルの積算は、2026年5月9日から取引成立の2〜3日後にJALマイレージバンクの口座へ順次反映される形になりました(それまでは月1回、前月分をまとめて積算)。
そして2026年8月3日から、この3種類を合算した累計マイル数に応じてLife Statusポイント(LSP)がたまるようになりました。LSPはJALが2024年に導入した生涯実績ポイントで、貯めた総量に応じてStarグレードなどの特典対象になります。フライトやJALカードの利用が中心だったこの世界に、FXの自動売買が入ってきたわけです。
計算は当サイトで実施しました。10マイル×365日=3,650マイル、3,650÷400=9.125なので切り捨てて9LSP。上限100LSPには40,000マイルが必要です
この試算が意味するのは、「口座を作って小さなトラリピを1本だけ動かしておけばLSPがどんどんたまる」とはならないということです。毎日マイルは上限が1日10マイルなので、1年フルに稼働させても3,650マイル。400で割ると9.125となり、端数切り捨てで9LSPにしかなりません。しかも10マイルは預託証拠金1,000万円以上のトリプルスターの場合で、100万円以上のダブルスター(1日5マイル)なら年1,825マイルで4LSP、条件なしのシングルスター(1日1マイル)なら年365マイルで0LSPです。年間上限の100LSPに届かせるには合計40,000マイルが必要で、残る36,350マイルは取引マイル(+JALカード保有者はその同額のボーナス)で積み上げることになります。JALカードがあれば実質2倍なので、取引マイルとして18,175マイル分の約定が目安です。
申し込む前に押さえておきたい4点
- JMBお得意様番号の登録が前提です。登録前の運用分はマイルの対象になりません。後から登録しても、原則としてさかのぼっての積算はありません
- 集計は暦年(1月1日〜12月31日)。12月31日の取引終了時点で口座を保有し、JMBお得意様番号が登録されていることが条件です
- キャンペーンで付与されたマイルはLSPの集計対象外です。通常のマイルだけが換算されます
- LSPの積算状況はマネースクエア側の画面には表示されません。JALマイレージバンクの会員ページで確認します
なおLSPは、1年ぶんの累計マイルに応じて翌年1月末ごろにまとめて積算されます。初回は2027年1月末ごろで、対象になるのは2026年8月3日から12月31日までの運用分です。いま口座を開くと、初回集計に間に合う位置にいることになります。「マイルは飛行機に乗らないと意味がない」と思っていた人ほど、LSPという生涯実績側の指標が動く点は見落としやすいので、JALをよく使う方は一度シミュレーションで必要資金を確認してみてください。
マネースクエア ポイントは終了。ポイ活とJALマイルの違いを整理
会社独自の「マネースクエア ポイント」は、2026年2月にJALのマイルがたまるプログラムへ切り替わって終了しています。いま口座でたまるのはJALのマイル(とLife Statusポイント)です。ポイントサイト(ポイ活)の案件とも制度がまったく別なので、どの話をしているのかを最初に分けてください。
以前のマネースクエア ポイントは、新規注文と決済注文が成立するたびにたまり、現金やギフト券に交換できる仕組みでした。2026年2月2日に「JALのマイルが毎日、たくさん、早く、たまるトラリピプログラム」が始まったことで終了し、残っていたポイントの口座への入金について公式のお知らせが出ています。トラリピの新規と決済のくり返しがそのまま特典になる点は、マイルの「取引マイル」に引き継がれた形です(前の節)。
終了したポイント制度を、現役として紹介している記事があります
ポイントの交換レート(現金なら1ポイント=0.9円など)や有効期限、最初の6カ月のステータス特典を説明している記事は、いまの制度ではありません。当サイトの前版(2026年9月5日)も現役の制度として紹介していたため、改めました。いま口座を開いてもらえる特典は、JALのマイルと、各キャンペーンの特典です。
ポイントサイト経由(ポイ活)を検討している人へ
「マネースクエア ポイ活」「マネースクエア どこ得」といった検索が一定量あるとおり、ポイントサイトではマネースクエアが高額案件として扱われてきました。ここで整理しておきたいのは次の3点です。
- もらえる主体が違います。ポイントサイトのポイントはそのサイトが払うもので、マネースクエアの口座でたまるJALのマイルとは財布が別です。両方を受け取れるかどうかは、各サイトの条件で確かめてください
- 達成条件は取引量で指定されるのが一般的です。「新規◯万通貨以上」といった条件が付き、通貨ペアによってカウントの倍率が違う場合もあります。条件を満たすまでのスプレッド負担が実費として発生する点は必ず見積もってください
- 経路は原則ひとつしか選べません。ポイントサイト経由、JAL側の導線(JALマイレージパーク経由の新規口座開設と条件達成で5,000マイルとLife Statusポイント5ポイント=JAL公式の案内)、通常の広告経由では特典が別物です。どの経路が自分にとって有利かを申し込み前に確定させる必要があり、後から経路を変えることはできません
ポイ活目的で始める場合の注意
条件達成のための取引は、当然ながら相場変動の影響を受けます。往復のスプレッドは確実に出ていく費用で、加えて建てたポジションが不利な方向へ動けば損失も乗ります。獲得ポイントより実費が上回ることは普通に起こります。ポイントの金額だけを見て取引量の条件を軽く見積もらないこと。条件・付与額・対象外条項はサイトごとに違うため、必ず申込前に当該ポイントサイトとマネースクエア双方の最新の規約をご自身で確認してください。
スワップと「せま得」——トラリピ特有の受け取り方
スワップとは、取引する2つの通貨の金利差から生じる調整額のことです。金利の高い通貨を買えば受け取り、売れば支払いになるのが原則ですが、金利情勢によっては買いも売りも支払いになることがあります。マネースクエアは2026年7月にトルコリラ/円の買いスワップを引き上げ、10月は20%増額のキャンペーン(12月1日6:50まで)も行っています。ただしスワップの水準は通貨ペアや時期で変わるので、スワップそのものを比べるなら各社のスワップカレンダーで同じ通貨ペアを並べてください。トラリピを使ううえでは、水準より受け取り方の仕組みのほうが実務に効きます。
「せま得」は利益値幅を狭くした人へのご褒美
せま得は、トラリピの利益値幅を狭く設定した注文に優遇スワップを適用する仕組みです。2021年7月にキャンペーンとして始まり、対象通貨ペアを広げながら継続され、2022年9月1日から常設サービスになりました(常設化の発表では、利益値幅20pips以内で成立したポジションが対象)。
この設計は理にかなっています。利益値幅を狭くすると1回あたりの利益は小さくなる代わりに売買の回数が増えます。回数が増えればポジションを持っている時間は短くなりがちで、通常ならスワップの受け取り機会は減る方向です。そこを優遇スワップで補うことで、「細かく回す設定」を選びやすくしているわけです。トラリピの本質が値幅当てではなく往復回数である以上、会社の思想とサービス設計が一致しています。
スワップ振替という独自の考え方
マネースクエアでは、ポジションを持ったままでもスワップを「スワップ振替」で預託証拠金に反映させることができます。振替をしなければスワップは未実現のまま口座状況に表示されるだけです。長期でポジションを保有し続けるトラリピでは、受け取ったスワップを証拠金として先に効かせられるかどうかが証拠金維持率に影響します。仕組みを知らずに放置している人は少なくありません。
なおスワップの発生条件は、ニューヨーククローズをまたいでポジションを保有していることです。休日も計算対象になり、3日分がまとめて付く日もあります。スワップカレンダーで付与日を確認できるので、受け取り日を前提に資金繰りを組む場合は目を通しておくと安心です。
マネースクエアのメリット・デメリット
メリット
- トラリピは特許で守られた仕組みで、他社のリピート系とは法的にも線が引かれています。設定したら基本は放置でよく、感情が入り込む余地がありません
- JALのマイルに加えLSPまでたまるのは他社にない設計。2026年8月3日から始まったばかりで、まだ扱っている比較サイトも多くありません
- マイルは取引成立の2〜3日後に積算されるようになり(2026年5月9日から)、たまり具合をすぐ確かめられます
- 2026年のレンジ拡張・数量変更で、稼働中の注文を止めずに設定を調整できるようになりました
- 戦略リストからプロ考案の設定をそのままコピーでき、必要証拠金の目安も確認できます
- 取引手数料は無料。コストはスプレッドのみで、料金体系がシンプルです
- CFDでもトラリピが使えます。日経平均やNYダウなどの株価指数にリピート系を掛けられる国内の会社はごく限られます
- SBIグループの連結子会社となり、資本基盤が強化されました
デメリット
- スプレッドは裁量向けの会社より広めです。スキャルピングや回転数の多いデイトレードには向きません
- 通貨ペアは18種類と少なめ。マイナー通貨まで幅広く触りたい人には物足りません
- デモ口座がありません。練習してから本番に入りたい人はシミュレーションで代替する必要があります
- 一方向の強いトレンド相場では含み損が積み上がります。新機能で調整はしやすくなりましたが、損失そのものが減るわけではありません
- スワップ収益が主目的なら他社とも比べたい。トルコリラ/円は2026年7月に引き上げられましたが、ほかの通貨ペアまで高い水準とは限りません
- 実質的にまとまった資金が前提です。トラップを何本も並べる以上、少額では証拠金維持率がすぐ苦しくなります
「宮田レポート」など、マーケット情報の中身
意外に思われるかもしれませんが、「マネースクエア」で検索したときに上位に出てくるのは、口座の話ではなくアナリストの名前です。ログインに次いで多いのが「宮田」で、少し下に「玉三郎」が続きます。マネースクエアが長年かけて積み上げてきた情報配信が、そのまま検索需要になっているわけです。
とくに知られているのが、テクニカル分析の一手法であるエリオット波動を軸にした宮田直彦氏のレポートです。エリオット波動は、相場が上昇5波・下降3波という基本形を繰り返すという考え方で、日々の値動きよりも数年単位の大きな流れを捉えることに使われます。ほかにも複数のアナリストがそれぞれの切り口で執筆しており、口座を持っていれば読めるのが基本です。
トラリピを使う人にとっての実用性
トラリピの設定でいちばん難しいのは「レンジをどこに置くか」です。過去の値動きから機械的に決める方法もありますが、中長期の相場観がないとレンジ外れの想定ができません。数年単位の分析が読める環境は、レンジ幅と証拠金の余裕をどこまで取るかを決める材料になります。毎月開催されるWEBセミナーや、利用者の実際の運用データを集計した「リピートレポート」も同じ用途で使えます。
ただし注意点もあります。レポートは投資判断を代行してくれるものではありません。相場観が外れることは当然あり、レポートどおりにレンジを置いて外れれば含み損が積み上がります。あくまで自分の運用計画を組み立てるための材料の一つとして扱ってください。
マネースクエアでよくある疑問に本音で答える
検索でよく見かける疑問のうち、本文で扱いきれなかったものをここでまとめます。
対策は3つです。レンジを広めにとる/実質レバレッジを低く抑える/余裕のある証拠金を置く。トレンドが続く場面ではレンジシフト機能でレンジごと追従させる方法もありますが、決済トレールとの併用はできず、ストップロスの設定が必須になります。 レンジ外れが最大のリスク。低レバレッジと余裕資金が前提
したがって口座開設と同時に登録を済ませておくのがいちばん損がありません。LSPの集計は12月31日時点の口座保有と番号登録が条件なので、年末をまたぐ前に登録状況を確認しておくと確実です。 登録前の運用分は対象外。最初に済ませておく
価格調整額は、対象となる先物が期限を迎えて次の限月へ乗り換わるときに生じる価格差を調整するものです。受け取りになることも支払いになることもあり、「利益が出ているはずなのに口座残高が想定と合わない」と感じる原因の多くはここです。CFDでトラリピを使う場合は、この2つの調整額を先に理解しておいてください。 CFDは調整額の理解が前提
その後の資本異動は本文で触れたとおりで、2025年8月にSBIリクイディティ・マーケットとJALが株主となりました。財務の健全性については、金融商品取引法にもとづき自己資本規制比率が四半期ごとに公式サイトで開示されています。この指標は120%を下回ってはならないと法律で定められており、最新の数値は公式の会社情報ページで確認できます。信託保全の体制も従来どおりです。 TOB後の非公開化による上場廃止。信託保全と情報開示は継続
また2024年3月25日には松井証券に対しても特許権侵害にもとづく損害賠償請求訴訟を提起していましたが、こちらは2026年8月21日に、特許の利用許諾を含む裁判上の和解が成立しました(松井証券の発表。そのほかの和解条件は非公表)。いずれにせよリピート系の自動売買は各社が自由に真似できる領域ではないという点が、この会社の立ち位置を作っています。 2019年に外為オンラインのiサイクル注文で差止め確定・2026年8月に松井証券とは利用許諾を含む和解
注意したいのはトラリピは約定回数が非常に多くなる点です。裁量トレードのつもりで手元の記録を積み上げようとすると現実的ではないので、会社が出す帳票を使うのが前提になります。国内FXは他の国内FX口座との損益通算や、条件を満たせば損失の繰越控除も可能です。制度の詳細はFXの税金のページにまとめています。 帳票は公式が発行。申告分離課税で損益通算・繰越控除も可能
出金と解約の実務——やめるときの手順を先に知っておく
解約は画面のボタンひとつでは終わりません。所定の「解約届出書」を提出する方式です。また解約の前にポジションを閉じて資金を出金しておく必要があります。始める前に出口の手順を知っておくと、判断が軽くなります。
「マネースクエア」の検索で3番目に多いのが解約です。ネガティブに見えますが、実際には「やめ方が分からないと始められない」という慎重な人が調べているケースが多い領域です。ここを曖昧にしている比較サイトが多いので、公式の様式から分かる範囲で整理しておきます。
稼働中のトラリピを止め、ポジションを決済する
まず注文が自動で発生しない状態にします。トラリピが動いたままだと新しいポジションが生まれ続けるため、注文の取り消しと保有ポジションの決済を先に済ませます。
口座の資金をすべて出金する
残高を残したままでは手続きが進みません。出金の依頼から着金までは営業日ベースで時間がかかるため、余裕を見てください。
解約届出書を用意して提出する
公式サイトに「マネースクエア総合口座解約届出書(トラリピFX/CFD)」が用意されています。印刷できない場合はサポートに連絡して用紙を送ってもらう方法があります。以前は取引所CFDの「くりっく株365」用の様式もありましたが、同サービスは提供を終了しています(公式のお知らせ)。
解約後はログインできなくなる
解約が完了すると口座へアクセスできなくなります。取引履歴や年間の帳票が必要になる可能性があるなら、解約前にダウンロードして手元に保存しておいてください。なお公式の様式には、お客様情報は法令にもとづき解約手続完了後7年間保管したうえで削除する旨が記載されています。
「解約せず放置」を選ぶ前に
口座維持費がかからないため放置しても費用は生じませんが、LSPの集計は12月31日時点で口座を保有していることが条件です。逆にいえば、年内にマイルを積んだのに年末前に解約すると、その年のLSPを取り逃す可能性があります。やめるタイミングを選べる状況なら、年末をまたぐかどうかを一度確認してから動くほうが有利です。手続きの最新の要件は必ず公式サイトでご確認ください。
マネースクエアはこんな人におすすめ
向いている人
- 仕事や家事でチャートを見る時間がなく、売買そのものを仕組みに任せたい人
- 一発を狙うより、中長期でコツコツ積み上げたい堅実な人
- 自分で売買のタイミングを決めるのが苦手で、感情に流されやすいと自覚している人
- JALをよく使う人。マイルに加えてLSPまで動くのは他社では代替できません
- FXだけでなく株価指数のCFDにも自動売買を広げたい人
- 設定に迷いたくない人。戦略リストのコピーから始められます
- まとまった資金があり、数十万円単位で余裕を持って運用できる人
マネースクエアの口座開設手順
申し込みは公式サイトからオンラインで完結します。本人確認書類としてマイナンバーカード(または通知カードと運転免許証などの組み合わせ)を用意してください。トラリピは注文を並べる仕組みのため、運用予定額に対して余裕のある証拠金を入れることが最初にして最大のポイントです。
公式サイトから申し込む
氏名・住所・投資経験などの基本情報を入力します。所要はおよそ5分。FX口座とCFD口座は同時に申し込めます。
本人確認書類を提出する
スマートフォンで撮影してアップロードする方式に対応しています。オンライン本人確認を使えば郵送を待つ必要がありません。
JMBお得意様番号を登録する
ここを飛ばさないでください。登録前の運用分はマイルの対象外で、さかのぼって付くこともありません。LSPの集計条件にも「12月31日時点で登録済みであること」が入っています。開設直後に済ませるのがいちばん確実です。
入金して設定する。ただし先にシミュレーション
デモ口座がないぶん、入金の前に公式のシミュレーションで必要証拠金とロスカットまでの距離を確認します。戦略リストからコピーする場合も、その設定に必要な資金額は必ず先に見てください。はじめてトラリピを使う人向けの「はじめてのトラリピ応援キャンペーン」(最大2,500マイル・2026年12月30日まで)もあるので、条件を確かめてから始めると取りこぼしがありません。


