トレンドとは?
「坂道と平地」の例えで相場の流れがわかる完全ガイド
このページでは、トレンド、アップトレンド、ダウントレンド、トレンドライン、順張り、レンジ相場、ボックス相場、ブレイクアウトについて、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。相場の方向を読み取る基本から、実践的なトレード手法まで網羅しています。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
トレンドっていうのは、道の「坂道」みたいなものなんだ。想像してみて。お散歩してるとき、上り坂だったり下り坂だったり、平らな道だったりするよね。FXの「トレンド」もまったく同じで、お金の値段が上がってる方向に進んでる(上り坂)のか、下がってる方向に進んでる(下り坂)のか、ほとんど動かないで横に進んでる(平地)のかを見ることなんだよ。この「今、道はどっちに向かってるの?」がわかるだけで、FXがぐんと上手になるんだ。
アップトレンドは「上り坂」だよ。自転車で上り坂を走ってるとき、途中でちょっと平らなところもあるけど、全体的にはどんどん高いところに登っていくよね。FXでも値段がグイグイ上がっていく状態をアップトレンドって呼ぶんだ。ダウントレンドはその逆で「下り坂」。自転車で坂を下るように、値段がどんどん下がっていく状態のことだよ。上り坂のときは上に向かって走るのが楽だし、下り坂のときは下に向かって走るのが楽だよね。FXも同じで、坂の方向に合わせて走るのが大事なんだ。
トレンドラインは、坂道の端っこにある「ガードレール」みたいなものだよ。上り坂の道の下側にガードレールがあると、「ここまでは安全だよ」って教えてくれるよね。FXでも、チャートに線を引いて「ここが道の端だよ」って目印をつけるんだ。その線にぶつかったら、また坂道の方向に跳ね返ることが多いから、「ここで買おうかな」「ここで売ろうかな」って判断するのに使えるんだよ。
順張り(じゅんばり)は、「坂道の方向に合わせて走る」ことだよ。上り坂のときは上に向かって走る。下り坂のときは下に向かって走る。すごくシンプルだよね。これが「順張り」なんだ。逆に、上り坂なのに下に向かって走ろうとしたら大変でしょ? 坂道に逆らうのが「逆張り」で、上級者向けの難しいやり方なんだよ。初心者は坂道の方向に素直に走る「順張り」がおすすめなんだ。
レンジ相場は「平らな公園」みたいなものだよ。坂道じゃなくて、ほぼ平らな場所。ボールを転がしても、右にちょっと行ったり左にちょっと行ったりするけど、どっちにも大きくは進まない。FXでも、値段がちょこちょこ上下するけど大きくは動かない状態をレンジ相場って呼ぶんだ。実は、FXの相場の約7割はこのレンジ相場だって言われているんだよ。
ボックス相場は、「柵で囲まれた広場」だと思って。レンジ相場と似ているんだけど、上と下に「ここから出られないよ」っていう柵がハッキリ見えるのがボックス相場なんだ。ボールが上の柵にぶつかったら下に跳ね返り、下の柵にぶつかったら上に跳ね返る。これをずっと繰り返してるイメージだよ。この「柵」の位置がわかれば、どこで買ってどこで売ればいいかがわかるんだ。
ブレイクアウトは、「柵を突き破って飛び出す」ことだよ! ボックス相場やレンジ相場で、値段がずっと柵の中をウロウロしてたのに、突然「バーン!」って柵を壊して外に飛び出すことがあるんだ。この「飛び出した瞬間」がブレイクアウトで、ここから一気に上り坂(アップトレンド)や下り坂(ダウントレンド)が始まることが多いんだよ。だから、ブレイクアウトの瞬間を見つけられたらすごくチャンスなんだ。
つまり、相場は「3つの道」しかない!
FXの相場には、アップトレンド(上り坂)、ダウントレンド(下り坂)、レンジ・ボックス相場(平地)の3種類しかないんだ。
坂の方向に合わせて走る(順張り)のが基本。ガードレール(トレンドライン)で道の端を確認して、平地から坂道に変わる瞬間(ブレイクアウト)を見つけられたら、FXトレードがグッと上手になるよ!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
トレンドとは、為替レートが一定期間にわたって上昇・下降・横ばいのいずれかの方向へ継続的に動く傾向のことです。FXトレードで利益を出すための第一歩は、この「相場の方向性」を正しく把握することにあります。多くの初心者が失敗する原因は、トレンドの方向を確認せずにエントリーしてしまうことです。例えばドル円が明確な下降トレンドにある中で「安くなったから買い」と判断するのは、下り坂を登ろうとするようなもので、大きなリスクを伴います。まずは「今、相場はどっちに向かっているのか?」を見極める力をつけることが、勝率向上の最短ルートです。
トレンドの判定は「高値と安値の推移」が基本です。具体的には、直近の高値が前の高値より高く、直近の安値も前の安値より高ければアップトレンド。逆に、直近の高値が前の高値より低く、直近の安値も前の安値より低ければダウントレンドです。この「ダウ理論」と呼ばれる考え方は、100年以上前に確立されたテクニカル分析の原則ですが、現在でもトレーダーの間で最も信頼される判定方法です。ローソク足の高値・安値をチャート上で確認し、切り上がっているか切り下がっているかを見る習慣をつけましょう。
アップトレンド(上昇トレンド)は、価格が段階的に上昇していく状態です。ただし、一直線に上がり続けるわけではなく、「上昇→一時的な下落(押し目)→さらに上昇」を繰り返しながら全体的に右肩上がりの形を描きます。初心者がよくつまずくのは、アップトレンド中の一時的な下落を見て「トレンドが終わった」と焦ってしまうことです。例えばドル円が150円→152円→151円→154円と動いた場合、151円への下落はただの「押し目」で、アップトレンドは継続中です。アップトレンドが本当に終わるのは、安値が前の安値を下回ったときです。
ダウントレンド(下降トレンド)は、アップトレンドの逆で、価格が段階的に下落していく状態です。「下落→一時的な上昇(戻り)→さらに下落」を繰り返しながら右肩下がりに推移します。ダウントレンドでは売り(ショート)でエントリーするのが基本で、戻り(一時的な上昇)のタイミングを狙ってショートを仕掛ける「戻り売り」は、初心者でも取り組みやすい手法です。ダウントレンドが終わるのは、高値が前の高値を上回ったときで、ここからアップトレンドへの転換が始まる可能性があります。
相場は必ずこの3パターンのどれかに分類できます。「今はどのパターン?」を判断してから戦略を立てましょう。
トレンドライン -- チャートに引く「ガードレール」
トレンドラインとは、チャート上の複数の高値同士、または安値同士を直線で結んだ線のことです。上昇トレンドでは安値同士を結ぶ「上昇トレンドライン(サポートライン)」、下降トレンドでは高値同士を結ぶ「下降トレンドライン(レジスタンスライン)」を引きます。最低2点を結んで仮のラインを引き、3点目で価格が反発すれば「有効なトレンドライン」と判断します。反発回数が多いほど、そのラインの信頼度は高まります。
トレンドラインの引き方には「ローソク足のヒゲを基準にする方法」と「実体を基準にする方法」がありますが、どちらが正解というわけではなく、自分のスタイルに合った方を一貫して使い続けることが重要です。初心者がよくつまずくのは、都合のいいようにラインを引き直してしまうこと。一度引いたラインは尊重し、ブレイクされたら素直に認めましょう。トレンドラインは長い時間足ほど信頼度が高く、日足や4時間足で引いたラインは多くのトレーダーが意識するため、実際に効きやすくなります。
トレンドラインが「ブレイク(突き破られる)」されると、トレンド転換や調整の深まりを示す重要なシグナルになります。上昇トレンドラインを価格が下に割り込んだ場合、買いポジションの利確や、新規ショートの検討タイミングとなります。ただし、「だまし」と呼ばれる一時的なブレイクも多いため、サポレジ転換の確認を待つのが安全です。
順張り(トレンドフォロー) -- 流れに乗る王道戦略
順張り(じゅんばり)とは、トレンドの方向に沿って取引する手法です。英語では「トレンドフォロー(Trend Following)」と呼ばれ、上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りでエントリーします。FXの格言に「Trend is your friend(トレンドはあなたの味方)」という言葉があるように、相場の流れに逆らわずに取引する順張りは、最もリスクの低い基本戦略とされています。
順張りの具体的なエントリータイミングは、アップトレンド中の「押し目」(一時的な下落)で買うのが基本です。移動平均線まで価格が戻ったところ、トレンドラインにタッチしたところ、フィボナッチの38.2%や50%のリトレースメント水準などが代表的なエントリーポイントです。「上がっているから買う」ではなく「上がっていて、一時的に下がったところを買う」が順張りの本質です。初心者がやりがちな「高値掴み」を避けるためにも、必ず「押し目」を待つ意識を持ちましょう。
順張りの弱点は、トレンドが転換する局面やレンジ相場では機能しにくいことです。特にレンジ相場が約7割を占めると言われる中で、「今はトレンドが出ているのか、レンジなのか」を正しく判断する力が求められます。ADX(平均方向性指数)のような指標を使えば、トレンドの強さを数値化でき、順張りが有効な局面かどうかを客観的に判断できます。
アップトレンド中は、トレンドライン付近まで価格が下がった「押し目」で買いエントリーするのが順張りの基本です。移動平均線も押し目の目安になります。
レンジ相場・ボックス相場 -- 相場の「平地」を攻略する
レンジ相場とは、価格が一定の範囲(レンジ)内で上下を繰り返し、明確なトレンドが存在しない状態です。上値が抑えられる価格帯(レジスタンス)と下値が支えられる価格帯(サポート)の間を行ったり来たりします。FX市場では相場全体の約7割がこのレンジ状態にあると言われており、トレンドが発生している時間のほうがむしろ少ないのが現実です。つまり、レンジ相場への対応力を身につけないと、取引チャンスの多くを逃すか、無駄な損失を重ねることになります。
ボックス相場は、レンジ相場の中でも特に上限と下限が水平線で明確に定義できる形状を指します。チャート上で「箱(ボックス)」のように見えることからこの名前がつきました。実務上、レンジ相場とボックス相場はほぼ同じ意味で使われることが多いですが、ボックス相場のほうが「上下の壁がよりはっきりしている」というニュアンスがあります。例えばドル円が149.50円~150.50円の範囲で2週間以上推移している場合、「149.50円~150.50円のボックス相場」と呼びます。
レンジ・ボックス相場でのトレード戦略は、下限(サポート)付近で買い、上限(レジスタンス)付近で売る「逆張り」が基本です。ただし、いくつかの重要な注意点があります。まず、損切りラインをレンジの外側に必ず設定すること。レンジを抜けた場合、大きなトレンドが発生する可能性があるため、損切りが遅れると致命的な損失になりかねません。次に、レンジの幅が狭すぎる場合はスプレッドコストを考慮して取引を見送る判断も重要です。例えば、レンジ幅が20pipsしかないのにスプレッドが3pipsだと、利益の15%をコストで失うことになります。
レンジ・ボックス相場を見分けるコツは、ボリンジャーバンドの幅が縮小し横ばいになる「スクイーズ」状態を確認することです。また、ADXが20以下の場合はトレンドが弱い(=レンジの可能性が高い)と判断できます。RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標は、レンジ相場で特に威力を発揮します。
ブレイクアウト -- 「柵を突き破る」大チャンスの見極め方
ブレイクアウトとは、レンジ相場やチャートパターンの上限・下限を価格が突き破り、新たなトレンドが始まる動きのことです。英語では「Breakout」と呼ばれ、文字通り「ブレイク(壊す)」+「アウト(外へ出る)」で、これまで閉じ込められていた価格が外に飛び出すイメージです。ボックス相場が長く続くほど、ブレイクアウト後の値動きは大きくなる傾向があり、溜まっていたエネルギーが一気に放出されるようなものです。
ブレイクアウトで最も注意すべきは「だまし(フェイクブレイク)」です。レンジの上限を一瞬抜けたように見えて、すぐにレンジ内に戻ってくる現象で、初心者が引っかかりやすい典型的なトラップです。だましを回避するには、①ブレイク後すぐ飛び乗らず、サポレジ転換を確認する(抜けたレジスタンスがサポートに変わるかを見る)、②ローソク足が確定するまで待つ(ヒゲだけ抜けて戻るケースを除外)、③ブレイク時の勢い(大陽線や大陰線)を確認する、といった方法が有効です。
ブレイクアウトには「上方ブレイク」と「下方ブレイク」があります。上方ブレイクはレジスタンスを突き破って上昇する動きで買いシグナル、下方ブレイクはサポートを割り込んで下落する動きで売りシグナルです。特に意識されやすいのは、ヘッドアンドショルダーのネックライン割れ、ダブルトップ/ダブルボトムのネックライン突破、ウェッジやフラッグのブレイクなど、チャートパターンからのブレイクアウトです。
ブレイクアウト戦略を実践するときは、損切りラインを明確に設定することが不可欠です。上方ブレイクで買った場合は、ブレイクしたレジスタンスライン(サポートに転換するはず)の少し下に損切りを置きます。もし価格がレンジ内に戻ってきたら、それは「だまし」だったということなので、潔く損切りしましょう。利確目標は、レンジの幅(高値と安値の差)をブレイクポイントに加えた水準が一つの目安となります。
レンジ相場で溜まったエネルギーがブレイクアウトで一気に放出されます。「だまし」との区別がトレード成否を分けるカギです。
トレンド分析を実践する上で重要なのは、複数の時間足を組み合わせて判断する「マルチタイムフレーム分析」です。例えば、日足でアップトレンドを確認し、4時間足で押し目を探し、1時間足でエントリータイミングを計る、という流れです。上位の時間足のトレンド方向に沿ってエントリーすることで、勝率を大幅に向上させることができます。初心者が1分足や5分足だけを見てトレードすると、大きなトレンドに逆らったエントリーをしてしまいがちです。まずは日足で全体の方向を把握し、それから下位足でタイミングを探る習慣をつけましょう。
トレンド転換のサインを見逃さないことも重要です。代表的なサインとしては、①トレンドラインのブレイク、②高値・安値の切り上げ(切り下げ)パターンの崩壊、③ヘッドアンドショルダーやダブルトップなどの反転チャートパターンの出現、④移動平均線のデッドクロス・ゴールデンクロス、⑤RSIやMACDのダイバージェンス(価格と指標の乖離)があります。複数のサインが同時に出た場合は、転換の可能性がより高まります。一つのサインだけで判断するのではなく、複数の根拠を組み合わせることで「だまし」に引っかかるリスクを減らせます。
トレード心理学の観点からも、トレンドの理解は不可欠です。多くの初心者が犯す失敗は、明確なダウントレンドの中で「もう十分下がったからそろそろ上がるだろう」と逆張りしてしまうことです。これは「アンカリング」と呼ばれる心理バイアスで、過去の高値に引きずられて現在の下落を「安い」と錯覚してしまう現象です。トレンドが転換したという明確なシグナルが出るまでは、トレンドの方向に従う「順張り」を徹底しましょう。「トレンドに逆らわない」という規律が、資金管理と並んでFXで生き残るための最重要原則です。
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疑問を解消しよう!
よくある質問(FAQ)
FXのトレンドとは何ですか?
アップトレンドとダウントレンドの見分け方は?
トレンドラインの正しい引き方は?
順張りと逆張りの違いは?
レンジ相場とボックス相場の違いは?
ブレイクアウトの見分け方は?
トレンド転換のサインは?
初心者がトレンド分析で最初にすべきことは?
さらに学ぶ
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