チャートパターンとは?「形を見るだけ」で次の動きがわかる魔法の地図

チャートパターン完全ガイド | 白黒FX用語辞典
わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

チャートパターンとは?
「形を見るだけ」で次の動きがわかる魔法の地図

このページでは、チャートパターン三尊(ヘッドアンドショルダー)逆三尊ダブルトップダブルボトムフラッグペナントトライアングルウェッジカップアンドハンドルダイアゴナルハーモニックパターンについて、初心者にもわかりやすく図解で完全解説します。

チャートパターンを説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

チャートパターンっていうのは、FXのチャート(値段のグラフ)に現れる「形」のことだよ。例えば、雲を見ていると「あ、うさぎの形だ!」とか「これは犬みたい!」って見つけることがあるよね。FXのチャートでも、値段の動きが作る「形」があって、その形を見ると「これから値段が上がりそう」とか「下がりそう」って予測できるんだ。まるで、天気予報で雲の形を見て雨が降るか晴れるか判断するみたいなものだね。

三尊(さんぞん)っていうのは、お寺にある3つの仏像が並んでいる形に似ているパターンだよ。真ん中の仏像が一番大きくて、左右の仏像が少し小さいよね。チャートでも、真ん中が一番高くて、左右が少し低い「山が3つ」の形が見えたら、「そろそろ値段が下がるかも」っていうサインなんだ。遊園地のジェットコースターが一番高いところまで登ったら、次は絶対に下るよね。それと同じで、値段も「もうこれ以上は上がれない!」って限界に達したサインなんだよ。

逆三尊(ぎゃくさんぞん)は、三尊を逆さまにした形だよ。谷が3つあって、真ん中の谷が一番深い形。これは「そろそろ値段が上がるかも」っていうサイン。お風呂の水が一番底まで減ったら、次は水を入れ始めるよね。それと同じで、値段も「もうこれ以上は下がれない!」って底に着いたサインなんだ。

ダブルトップっていうのは、「2つの山」が並んでいる形だよ。双子の山みたいなイメージだね。ジャンプして天井に頭をぶつけたけど、もう一回ジャンプしてまた同じ高さで止まっちゃう感じ。「もうこれ以上は上がれないよ」って2回確認した形だから、次は下がる可能性が高いんだ。

ダブルボトムは、ダブルトップの逆で、「2つの谷」が並んでいる形だよ。ボールを落として床にバウンドするとき、2回同じ高さまで跳ね返るイメージ。「もうこれ以上は下がれないよ」って2回確認した形だから、次は上がる可能性が高いんだ。

フラッグっていうのは、旗みたいな形のパターンだよ。運動会で使う旗を想像してみて。旗竿がまっすぐ立っていて、布の部分が風でちょっと斜めになっているよね。値段が勢いよく上がった後に、少し休憩してるときに見られる形で、「また上がり続けるよ」っていうサインなんだ。まるで、マラソンランナーが給水所で一息ついて、また走り出すみたいな感じだね。

ペナントは、三角形の旗みたいな形だよ。値段の動きがだんだん小さくなって、三角形に収まっていくパターン。風船を膨らませるとき、最後にきゅっと口をすぼめるよね。それと同じで、値段もギュッと狭まってから、どちらかにパーン!って飛び出すんだ。だから、「そろそろ大きく動くぞ!」っていう準備のサインだよ。

トライアングルは、三角形のパターンだよ。値段が上下しながらも、だんだん動く範囲が狭くなって、三角形を作るんだ。上昇トライアングルは「上がりそう」、下降トライアングルは「下がりそう」、対称トライアングルは「どっちに動くかわからないけど、大きく動く!」っていうサイン。じゃんけんで「最初はグー、じゃんけん…」って溜めているときみたいに、エネルギーを溜めてる状態なんだよ。

ウェッジは、くさび(木を割るときに使う道具)みたいな形のパターンだよ。トライアングルに似てるけど、線が両方とも斜めになっているのが特徴。上昇ウェッジは「そろそろ下がるかも」、下降ウェッジは「そろそろ上がるかも」っていう反転のサインなんだ。ゴム風船を思いっきり引っ張ると、最後にパチン!って弾けるよね。それと同じで、限界まで伸びたら反対に動くんだよ。

カップアンドハンドルっていうのは、コーヒーカップの形に似たパターンだよ。カップの丸い部分があって、その横に取っ手(ハンドル)がついているよね。値段が一度下がって、ゆっくり戻って、また少し下がって上がる…という形で、最後に大きく上がるサインなんだ。カップに水を満タンまで入れると、次は溢れそうになるよね。それと同じで、「そろそろ上に溢れ出すよ!」っていう形なんだ。

ダイアゴナルは、斜めの線みたいなパターンだよ。階段をのぼったり降りたりするときみたいに、斜めに進むんだ。上昇ダイアゴナルは「だんだん勢いが弱くなって、そろそろ下がるかも」、下降ダイアゴナルは「だんだん下げる力が弱くなって、上がるかも」っていうサイン。走っている人が疲れてきて、だんだんスピードが落ちるイメージだね。

ハーモニックパターンっていうのは、音楽のハーモニーみたいに、「美しい比率」で値段が動くパターンだよ。数字の魔法みたいなもので、「フィボナッチ」っていう特別な数字の並びを使って、「次はここまで動くかも」って予測するんだ。ちょっと難しいけど、「値段の動きにはリズムがあって、そのリズムを読めば次の動きがわかる」っていう考え方だよ。ピアノの鍵盤を順番に弾くと音階になるみたいに、値段の動きにも順番があるんだね。

つまり、チャートパターンは「値段が作る形」!

チャートパターンは、値段の動きが作る「形」を見て、次の動きを予測する方法だよ。三尊・逆三尊は「3つの山・谷」で反転のサイン、ダブルトップ・ダブルボトムは「2つの山・谷」で反転のサイン、フラッグ・ペナントは「一休みしてまた動く」継続のサイン、トライアングル・ウェッジは「三角形」で大きく動く準備のサイン、カップアンドハンドルは「カップの形」で上昇のサイン、ダイアゴナルは「斜めの階段」で反転のサイン、ハーモニックパターンは「数字のリズム」で次の動きを予測するんだ。

雲の形を見て天気を予測するみたいに、チャートの形を見れば、次に値段がどっちに動くか予測できるようになるんだよ!

チャートパターンの詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

チャートパターンとは、FXにおける価格変動が形成する視覚的なパターンのことで、過去の値動きから将来の価格方向を予測するテクニカル分析手法です。ローソク足トレンドラインを組み合わせることで、「反転パターン」「継続パターン」「特殊パターン」の3つに大別されます。反転パターンは相場の流れが逆転する兆候を示し、継続パターンは現在のトレンドがさらに続くことを示唆し、特殊パターンは独自の形状から強力な価格変動を予測します。チャートパターンを理解することで、エントリー・エグジットのタイミングを計る精度が向上し、利確・損切りの判断がより合理的になります。

📉 反転パターン(トレンド転換のサイン)

反転パターンとは、現在のトレンドが終了し、逆方向への転換が起こる可能性を示すチャート形状です。上昇トレンドの終わりには天井を示すパターン(三尊、ダブルトップ)が、下降トレンドの終わりには底を示すパターン(逆三尊、ダブルボトム)が出現します。反転パターンは、多くの投資家が同じ価格帯で売買を繰り返すことで形成され、市場心理の転換点を可視化したものです。

天井を示す反転パターン:三尊とダブルトップ 三尊(ヘッドアンドショルダー) ネックライン 左肩 右肩 ブレイク後下落 ダブルトップ ネックライン 第1の山 第2の山 ブレイク後下落 共通点:ネックラインを下抜けすると下降トレンド確定 三尊は3つの山、ダブルトップは2つの山が特徴

三尊とダブルトップは、相場の「天井」を示す代表的な反転パターンです。ネックラインのブレイクで売りのサインとなります。

👑 三尊(ヘッドアンドショルダー)

三尊(さんぞん)は、上昇トレンドの終了を示す最も信頼性の高い反転パターンで、英語ではHead and Shoulders(ヘッドアンドショルダー)と呼ばれます。3つの山が連続して形成され、中央の山(頭)が左右の山(肩)よりも高くなる特徴的な形状を持ちます。このパターンが完成するには、(1)左肩の形成(上昇後の一時的な下落)、(2)頭の形成(さらに高値を更新後に下落)、(3)右肩の形成(左肩と同程度の高さまで上昇後に下落)、(4)ネックライン(左肩と頭、頭と右肩の安値を結んだ線)のブレイク、という4つの段階を経ます。

三尊が信頼性の高い理由は、市場参加者の心理変化を明確に示すからです。左肩では「まだ上がる」と楽観的、頭では「最後の上昇」と熱狂、右肩では「もう上がらない」と失望、そしてネックライン割れで「売りだ!」とパニックへと変化します。実際の取引では、ドル円などのメジャー通貨ペアで三尊が出現すると、プロのトレーダーが一斉に売りポジションを構築するため、強力な下落圧力が生じます。エントリーのタイミングは、ネックラインを明確に下抜けた後、押し目(一時的な戻り)を待ってから売りエントリーするのが安全です。損切りラインは右肩の高値より上に設定します。

👑 逆三尊(インバースヘッドアンドショルダー)

逆三尊(ぎゃくさんぞん)は、下降トレンドの終了を示す強力な反転パターンで、三尊を上下反転させた形です。3つの谷が連続して形成され、中央の谷(頭)が左右の谷(肩)よりも深くなるのが特徴です。形成プロセスは、(1)左肩(下落後の一時的な反発)、(2)頭(さらに安値を更新後に反発)、(3)右肩(左肩と同程度の安値まで下落後に反発)、(4)ネックラインの上抜け、という流れになります。

逆三尊が示す市場心理は、左肩で「まだ下がる」と悲観、頭で「底なし沼か」と絶望、右肩で「さすがにもう下がらない」と希望、ネックライン突破で「買いだ!」と楽観へと変化します。特に主要通貨の長期チャートで逆三尊が出現すると、大きな上昇トレンドの始まりになることが多いです。エントリーは、ネックラインを上抜けた後、一時的な押し目(戻り売り)を待ってから買いエントリーします。損切りラインは右肩の安値より下に設定するのが基本です。

⛰️ ダブルトップ(二番天井)

ダブルトップは、ほぼ同じ高さの2つの山が形成される反転パターンで、三尊よりもシンプルで頻繁に出現します。価格が一度高値を付けて下落し、再び同じ高値付近まで上昇するも突破できずに下落するという動きで形成されます。2つの山の間にある谷の安値を結んだ線がネックラインとなり、このラインを下抜けた時点で売りのシグナルとなります。

ダブルトップが発生する心理は、「この価格帯には強い売り圧力(抵抗線)がある」という市場の共通認識です。最初の山で「高すぎる」と売られ、2回目の山でも「やっぱり高すぎる」と売られることで、買い手が諦めて下落トレンドに転換します。エントリーのタイミングは、ネックライン割れを確認してから、または一時的な戻りを待ってから売りエントリーします。ボリンジャーバンドの上限で2度反発している場合は、ダブルトップの信頼性がさらに高まります。損切りは2つ目の山の高値より少し上に設定します。

底を示す反転パターン:逆三尊とダブルボトム 逆三尊(インバースH&S) ネックライン 左肩 右肩 ブレイク後上昇 ダブルボトム ネックライン 第1の谷 第2の谷 ブレイク後上昇 共通点:ネックラインを上抜けすると上昇トレンド確定 逆三尊は3つの谷、ダブルボトムは2つの谷が特徴

逆三尊とダブルボトムは、相場の「底」を示す代表的な反転パターンです。ネックラインのブレイクで買いのサインとなります。

⛰️ ダブルボトム(二番底)

ダブルボトムは、ダブルトップの逆で、ほぼ同じ安値の2つの谷が形成される反転パターンです。価格が一度安値を付けて反発し、再び同じ安値付近まで下落するも突破できずに反発するという動きで形成されます。2つの谷の間にある山の高値を結んだ線がネックラインとなり、このラインを上抜けた時点で買いのシグナルとなります。

ダブルボトムが発生する心理は、「この価格帯には強い買い圧力(サポートライン)がある」という市場の共通認識です。最初の谷で「安すぎる」と買われ、2回目の谷でも「やっぱり安すぎる」と買われることで、売り手が諦めて上昇トレンドに転換します。特にRSIが30以下の過売られゾーンで2度反発している場合は、ダブルボトムの信頼性が高まります。エントリーは、ネックライン突破を確認してから、または一時的な押し目を待ってから買いエントリーします。損切りは2つ目の谷の安値より少し下に設定します。

📊 継続パターン(トレンドが続くサイン)

継続パターンとは、現在のトレンドが一時的に休止した後、再び同じ方向に動き出すことを示すチャート形状です。上昇トレンド中に出現すれば「さらに上がる」、下降トレンド中に出現すれば「さらに下がる」というサインになります。継続パターンは、市場参加者が利益確定や新規参入のタイミングを計る「休憩時間」に形成されるため、トレンドの勢いが衰えていないことを確認する重要な指標となります。

継続パターン:フラッグとペナント フラッグ(上昇) 旗竿(急騰) 休憩(旗) 継続上昇 ペナント(上昇) 旗竿(急騰) 収束(三角) 継続上昇 どちらも「急騰→休憩→再上昇」のパターン

フラッグとペナントは、トレンド継続を示す代表的なパターンです。急騰後の調整局面で出現し、ブレイク後にさらに上昇します。

🚩 フラッグ(旗)

フラッグは、強いトレンドの途中で出現する短期的な調整パターンで、旗のような形状から名付けられました。急騰または急落(旗竿)の後、小幅な逆行(旗の布)が続き、その後元のトレンド方向にブレイクアウトするという特徴があります。上昇フラッグは下向きの平行チャネル、下降フラッグは上向きの平行チャネルを形成します。

フラッグが示す市場心理は、「急騰で買い遅れた人が押し目を待っている」または「急落で売り遅れた人が戻りを待っている」という状況です。この調整期間中に新たな買い手(または売り手)が参入し、エネルギーを蓄えて再び大きく動きます。エントリーのタイミングは、フラッグの上限または下限をブレイクした瞬間です。ポジションサイズは、旗竿の長さと同程度の値動きを想定して計算します。損切りはフラッグの反対側(上昇フラッグなら下限の少し下)に設定します。

🚩 ペナント(三角旗)

ペナントは、フラッグと似ていますが、調整局面が三角形に収束していくパターンです。急騰または急落(旗竿)の後、値動きの幅が徐々に狭まり、小さな対称トライアングルを形成してからブレイクアウトするのが特徴です。フラッグよりも形成期間が短く(通常1〜3週間)、よりダイナミックなブレイクアウトになる傾向があります。

ペナントが示す市場心理は、「次の動きに向けてエネルギーを凝縮している状態」です。売りと買いが拮抗して値動きが小さくなり、最終的に強い方向にブレイクします。ボラティリティが急激に低下した後の爆発的な動きを捉えるのに適したパターンです。エントリーは、三角形の上限または下限をブレイクした瞬間で、成行注文または逆指値注文でブレイクアウトに乗ります。損切りは三角形の反対側に設定します。

三角形パターン:トライアングルとウェッジ 上昇トライアングル 抵抗線(水平) サポート線(上昇) 上抜け 対称トライアングル 下降する抵抗線 上昇するサポート線 上下どちらかへ 下降トライアングル 抵抗線(下降) サポート線(水平) 下抜け 上昇ウェッジ(反転) 両線とも上向き 反転下落 下降ウェッジ(反転) 両線とも下向き 反転上昇 トライアングルは継続、ウェッジは反転が基本

トライアングルとウェッジは三角形のパターンですが、性質が異なります。トライアングルはトレンド継続、ウェッジはトレンド反転を示唆します。

🔺 トライアングル(三角保ち合い)

トライアングルは、高値と安値の幅が徐々に狭まり三角形を形成するパターンで、上昇トライアングル、下降トライアングル、対称トライアングルの3種類があります。上昇トライアングルは水平な抵抗線と上昇するサポート線で形成され、上抜けの可能性が高いです。下降トライアングルは下降する抵抗線と水平なサポート線で形成され、下抜けの可能性が高いです。対称トライアングルは下降する抵抗線と上昇するサポート線で形成され、どちらに抜けるかは事前に判断が難しいですが、既存のトレンド方向に抜ける傾向があります。

トライアングルが示す市場心理は、「買いと売りが拮抗し、エネルギーを溜め込んでいる状態」です。三角形の頂点に近づくほどボラティリティが低下し、ブレイクアウト時には爆発的な動きになります。エントリーのタイミングは、三角形のラインを明確にブレイクした瞬間で、逆指値注文を両方向に設定しておく「両建て」戦略も有効です(ただし、ブレイク方向が確定したら逆側のポジションは即座に損切り)。損切りは三角形の内部に設定します。

🔺 ウェッジ(くさび形)

ウェッジは、トライアングルに似ていますが、両方のラインが同じ方向に傾いているパターンで、上昇ウェッジと下降ウェッジの2種類があり、トライアングルと異なり「反転パターン」として機能します。上昇ウェッジ(Rising Wedge)は、価格が上昇しながら値幅が狭まっていく形で、上昇の勢いが弱まっていることを示し、下方向へのブレイクアウトになりやすいです。下降ウェッジ(Falling Wedge)は、価格が下落しながら値幅が狭まっていく形で、下落の勢いが弱まっていることを示し、上方向へのブレイクアウトになりやすいです。

ウェッジが示す市場心理は、「トレンドの勢いが徐々に弱まり、反転の準備が整っている」という状況です。上昇ウェッジでは「買い手が疲れてきた」、下降ウェッジでは「売り手が疲れてきた」ことを示します。エントリーのタイミングは、ウェッジのサポートライン(上昇ウェッジの場合)またはレジスタンスライン(下降ウェッジの場合)をブレイクした瞬間です。MACDなどのオシレーターでダイバージェンス(価格とインジケーターの逆行)が確認できれば、ウェッジの信頼性がさらに高まります。損切りはウェッジの反対側のラインに設定します。

✨ 特殊パターン(高度なチャート分析)

特殊パターンは、一般的な反転・継続パターンよりも複雑で、より専門的な知識を要するチャート形状です。カップアンドハンドル、ダイアゴナル、ハーモニックパターンなどが含まれ、正確に識別できれば強力なトレード機会を提供します。これらのパターンは形成に時間がかかるため、日足や週足などの長期チャートで観察することが多いです。

☕ カップアンドハンドル

カップアンドハンドル(Cup and Handle)は、強気の継続パターンで、コーヒーカップとその取っ手に似た形状から名付けられました。カップ部分はU字型の底を形成し(数週間〜数ヶ月)、その後ハンドル部分として小さな下降調整(通常カップの深さの1/3程度)が入り、最終的に上方向にブレイクアウトします。理想的なカップアンドハンドルは、カップの底が丸みを帯びており、V字型の急激な底ではないことが重要です。

カップアンドハンドルが示す市場心理は、「長期的な底固めが完了し、新たな上昇トレンドの準備が整った」という状況です。カップ部分で弱気派が退場し、ハンドル部分で最後の売り圧力を吸収してから、強力な上昇が始まります。エントリーのタイミングは、ハンドル部分の高値(カップの縁)を上抜けした瞬間です。目標価格は、カップの深さと同じ分だけブレイクアウトポイントから上に設定します(カップの深さが10円なら、ブレイクアウトから+10円が目標)。損切りはハンドル部分の安値に設定します。

📐 ダイアゴナル(エリオット波動の終局パターン)

ダイアゴナルは、エリオット波動理論における特殊なパターンで、トレンドの最終局面に出現する傾向があります。上昇ダイアゴナル(Leading Diagonal)と下降ダイアゴナル(Ending Diagonal)の2種類があり、どちらもウェッジに似た形状ですが、内部構造が5波動で構成されるのが特徴です。ダイアゴナルは、トレンドの勢いが弱まりながらも最後の力を振り絞って進む様子を表します。

ダイアゴナルが示す市場心理は、「トレンドの疲弊と反転の予兆」です。買い手(または売り手)の勢いが徐々に弱まり、最終的に反対勢力が優勢になります。エントリーのタイミングは、ダイアゴナルのサポートラインまたはレジスタンスラインをブレイクした瞬間で、反転方向にポジションを取ります。エリオット波動理論を深く理解していない初心者には難易度が高いパターンですが、フィボナッチリトレースメントと組み合わせることで精度を高められます。

🎵 ハーモニックパターン

ハーモニックパターンは、フィボナッチ比率に基づいた幾何学的なチャート形状の総称で、ガートレー、バタフライ、バット、クラブなど複数の種類があります。これらのパターンは、特定のフィボナッチ比率(0.618、0.786、1.27、1.618など)で価格が反転することを前提とし、XABCDという5つのポイントで構成されます。正確な比率で形成されたハーモニックパターンは、非常に高い精度で反転ポイントを予測できると言われています。

ハーモニックパターンが示す市場心理は、「市場には数学的な秩序とリズムがあり、特定の比率で価格が反応する傾向がある」という考え方に基づいています。自然界の黄金比と同様、市場参加者の集団心理もフィボナッチ比率に影響を受けるという理論です。エントリーのタイミングは、パターンのDポイント(最終到達点)で反転を狙います。ハーモニックパターンは専門的なツールや知識が必要なため、初心者にはハードルが高いですが、テクニカル分析を極めたいトレーダーにとっては強力な武器になります。専用のインジケーターやツールを使うことで、自動的にパターンを検出できます。

チャートパターンを活用する最大のメリットは、視覚的に分かりやすく、多くのトレーダーが同じパターンを認識することで「自己実現的予言」として機能する点です。つまり、「三尊が出たら売られる」と多くの人が信じているため、実際に三尊が出現すると本当に売られるのです。ただし、チャートパターンだけに頼るのは危険で、移動平均線RSIMACDなどのテクニカル指標や、経済指標などのファンダメンタルズと組み合わせることで精度が向上します。また、ボラティリティが低い時間帯やレンジ相場では、パターンが機能しにくい(だましが多い)ことも覚えておきましょう。

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チャートパターンのFAQを説明するパンダキャラクター
STEP 03

疑問を解消しよう!

よくある質問(FAQ)

Q1

チャートパターンとは何ですか?

Q2

三尊と逆三尊の見分け方は?

Q3

ダブルトップとダブルボトムの違いは?

Q4

フラッグとペナントの違いは?

Q5

トライアングルとウェッジの違いは?

Q6

チャートパターンはどの時間足で見るべき?

Q7

チャートパターンのだましを避けるには?

Q8

初心者が覚えるべきパターンは?

Q1

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