損益とは?
「含み損が怖くなくなる」魔法の考え方!含み益やキャピタルゲインまで仕組みを完全解説
このページでは、損益、含み益、含み損、含み益バリア、キャピタルゲインについて、初心者にもわかりやすく完全解説します。損益の計算方法から、実現損益と未実現損益の違い、利確と損切りの判断まで、実践的な情報を網羅しています。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
損益(そんえき)っていうのはね、得したお金と損したお金を合わせたものなんだよ。
例えばね、君が100円でポケモンカードを買ったとするよ。そのカードがすごく人気になって、友達が150円で買いたいって言ってきたら、150円 – 100円 = 50円の得だね!これが「利益」で、損益がプラス50円ってことなんだ。
でも逆に、そのカードの人気がなくなって、友達が50円でしか買ってくれなかったら?50円 – 100円 = -50円で損だね。これが「損失」で、損益がマイナス50円ってことなんだ。
FXでも同じで、安く買って高く売れたら利益、高く買って安くしか売れなかったら損失になるんだよ。
「含み益」と「含み損」って何?
それからね、「含み益(ふくみえき)」と「含み損(ふくみぞん)」っていう言葉もあるんだ。
これはね、まだ売ってないけど、「今売ったらこれくらい得できそう」っていうのが含み益で、「今売ったらこれくらい損しそう」っていうのが含み損なんだ。
さっきのポケモンカードで言うと、カードを持ってるだけで、まだ売ってない状態。「このカード、今メルカリで見たら150円で売れそうだな〜」って思ってる状態が含み益。「あれ、50円でしか売れなさそう…」って思ってる状態が含み損。
でもね、実際に売らないと、本当に得したか損したかは分からないんだよ。売るまでは「仮の損益」なんだ。これがFXで一番大事なポイント!
もう一つ大事な言葉があるよ。「キャピタルゲイン」っていうんだ。
これは難しそうな名前だけど、意味は簡単。「買った時より高く売れた時の儲け」のことだよ。100円で買ったカードを150円で売れたら、50円がキャピタルゲイン。
FXでは、通貨の値段が上がったり下がったりする差で儲けるから、その儲けをキャピタルゲインって呼ぶんだ。かっこいい名前だけど、「値上がり益」のことだよ!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
損益(Profit and Loss、略してP&L)とは、金融取引における収益と費用の差額を表す重要な指標です。FX取引において、損益はエントリー価格(買った価格・売った価格)と決済価格(売った価格・買い戻した価格)の差に、取引量(ロット数)を掛けたもので計算されます。損益がプラスであれば利益(Profit)、マイナスであれば損失(Loss)となります。FXトレーダーにとって、損益の正確な理解と管理は、長期的な成功の鍵となります。損益を適切に把握することで、リスク管理、資金管理、トレード戦略の改善が可能になります。
損益の計算方法は、通貨ペアによって異なりますが、基本的な考え方は同じです。ドル円(USD/JPY)の場合、損益 = (決済価格 – エントリー価格) × ロット数 × 10万で計算します。例えば、ドル円を100.00円で1ロット(10万ドル)買い、101.00円で売った場合、損益は (101.00 – 100.00) × 1 × 10万 = 10万円の利益となります。逆に、100.00円で1ロット買い、99.00円で売った場合は、(99.00 – 100.00) × 1 × 10万 = -10万円の損失となります。クロス円以外の通貨ペア(例: EUR/USD)では、ドルベースで計算した後、円に換算する必要があります。多くのFX会社では、取引プラットフォーム上でリアルタイムに損益が表示されるため、トレーダーは常に自分のポジションの損益状況を把握できます。初心者がよく間違えるポイントとして、1pipsあたりの金額を勘違いすることがあります。ドル円の場合、1pips = 0.01円なので、1ロットで1pips動くと1,000円の損益が発生します。
含み益(Unrealized Gain)と含み損(Unrealized Loss)は、まだ決済していないポジションの仮の損益のことです。例えば、ドル円を100.00円で1ロット買い、現在の価格が100.50円になっている場合、含み益は (100.50 – 100.00) × 1 × 10万 = 5万円となります。しかし、この5万円はまだ確定していません。価格が再び下がって100.00円以下になれば、含み益は減少するか、含み損に転じる可能性があります。含み益・含み損は、取引プラットフォーム上で「評価損益」や「未実現損益」として表示されます。多くの初心者トレーダーは、含み益が出ている時に「もっと上がるかも」と欲を出して決済を先延ばしにし、結果的に利益を逃すことがあります。逆に、含み損が出ている時に「もう少し待てば戻るかも」と損切りを躊躇し、損失を拡大させることもあります。初心者が特につまずくのは「含み益は幻」という感覚を持てないこと。10万円の含み益が出ていても、決済するまでは0円と同じなんです。
実現損益(Realized Profit/Loss)は、ポジションを決済して確定した損益のことです。含み益・含み損とは異なり、実現損益は既に確定しているため、相場の変動によって変わることはありません。FXでは、ポジションを決済した瞬間に、含み益・含み損が実現損益に変わります。例えば、含み益5万円のポジションを決済すれば、その5万円が実現利益として口座に反映されます。税制上も、実現損益のみが課税対象となります(含み益・含み損は課税されません)。プロのトレーダーは、年間の実現損益を管理し、計画的に利確と損切りを行うことで、税負担を最適化しています。また、年末に含み損のポジションを決済して損失を確定させ、利益と相殺する「損出し」という手法もよく使われます。これは特に、年間の利益が多く出ている場合に有効な税金対策です。
含み益バリアとは、既に含み益が出ているポジションがあることで、次のトレードに心理的・実質的な余裕が生まれる状態を指します。例えば、ポジションAで10万円の含み益がある場合、新たにポジションBでエントリーして5万円の含み損が出ても、トータルではまだ5万円のプラスです。この「バリア(盾)」があることで、冷静な判断ができる、損切りラインを広めに設定できるといったメリットがあります。ただし注意点もあります。含み益バリアがあるからといって無謀なトレードをすると、せっかくの含み益を全て失うことも。「含み益は幻」という原則を忘れず、バリアがあるから大丈夫という過信は禁物です。あくまでリスク管理の一環として、計画的に活用しましょう。
キャピタルゲイン(Capital Gain)は、資産の価格上昇によって得られる利益のことです。FXにおけるキャピタルゲインは、通貨ペアの為替レートの変動によって得られる売買益を指します。例えば、ドル円を100円で買い、101円で売れば、1円の為替差益がキャピタルゲインとなります。これに対して、スワップポイント(金利差による利益)は「インカムゲイン」と呼ばれます。FXトレーダーの多くは、短期的なキャピタルゲイン(売買益)を狙うことが多いです。なぜなら、為替レートは日々変動し、その変動幅を利用して利益を得ることができるからです。キャピタルゲインの魅力は、短期間で大きな利益を狙える点ですが、同時に損失リスクも高くなります。日本の税制では、FXのキャピタルゲインは申告分離課税の対象となり、一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の税率が適用されます。株式投資の配当(インカムゲイン)と違い、FXにはスワップポイント以外の定期的な収入がないため、キャピタルゲイン狙いが基本となります。
損益管理において重要なのが、損益比率(リスクリワードレシオ)の考え方です。これは、1回の取引で狙う利益と許容する損失の比率を意味します。例えば、利益目標を50pips、損切りラインを25pipsに設定した場合、損益比率は2:1となります。プロのトレーダーは、損益比率を2:1以上に設定することが多いです。これは、勝率が50%でも利益を出せるからです。例えば、10回取引して5勝5敗でも、損益比率が2:1なら(50pips × 5勝 – 25pips × 5敗 = +125pips)となり、トータルでプラスになります。逆に、損益比率が1:1以下だと、勝率が50%では利益を出せません。多くの初心者が損失を出す理由の一つは、利小損大(利益は小さく、損失は大きい)のトレードを繰り返してしまうことです。これは「損切りできない」「利確が早すぎる」という2つの悪い癖が原因です。
実践的な損益管理のポイントとして、取引記録(トレード日誌)をつけることが非常に重要です。取引記録には、(1)日時、(2)通貨ペア、(3)エントリー価格、(4)決済価格、(5)ロット数、(6)損益額、(7)エントリー理由、(8)決済理由、(9)感情の状態、などを記録します。この記録を定期的に振り返ることで、自分のトレードの傾向や問題点が見えてきます。例えば、「金曜日の夕方に損失が多い」「含み益が出ている時に早すぎる利確をしてしまう」「損切りが遅れる傾向がある」といったパターンが分かります。プロのトレーダーは、月次・週次で自分のトレード成績を分析し、改善点を見つけて戦略を調整することで、長期的に安定した利益を出しています。スマホのメモアプリでも構わないので、まずは記録をつける習慣をつけましょう。
FXの損益にはスプレッド(売買価格差)も影響することを忘れてはいけません。例えば、ドル円のスプレッドが0.2銭の場合、買った瞬間に0.2銭(1ロットで約200円)の含み損からスタートします。頻繁に取引するスキャルピングでは、このスプレッドコストが累積して大きな負担になります。1日10回取引すれば、1ロットでも2,000円のコスト。1ヶ月(20営業日)で4万円になります。損益を正確に把握するには、このスプレッドコストも計算に入れる必要があります。FX会社選びでは、スプレッドの狭さも重要な要素です。
最後に、損益に関するよくある失敗パターンを紹介します。(1)「コツコツドカン」: 小さな利益をコツコツ積み上げても、1回の大きな損失で全てを失うパターン。損切りができないトレーダーに多い。(2)「チキン利食い」: 少しの利益が出るとすぐに利確してしまい、大きな利益を逃すパターン。恐怖心が強いトレーダーに多い。(3)「損失の取り戻し」: 損失が出た後、すぐに取り戻そうとして無理なトレードをし、さらに損失を拡大させるパターン。これは「リベンジトレード」とも呼ばれ、最も危険な行動です。(4)「ポジポジ病」: 常にポジションを持っていないと落ち着かず、無駄なトレードを繰り返して損失を増やすパターン。これらの失敗を避けるためには、事前に明確なルールを決め、感情に流されず機械的にトレードすることが重要です。損益は結果であり、プロセス(トレードルールの遵守)が正しければ、長期的には利益が積み上がっていきます。
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- → 金融庁公式サイト
- → 金融先物取引業協会
- → 国税庁 – FXの税金
