pipsとは?pipsの意味と仕組みを解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

pips(ピップス)

FXの最小価格単位。通常は小数点第4位(0.0001)を1pipとし、円絡みの通貨ペアでは小数点第2位(0.01)を1pipとする。取引成績の評価や損益計算に使われる重要な単位。

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STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

pipsというのは、FXで使うとても小さな単位なんだ。お菓子を数える時に「1個、2個」って数えるでしょ?FXでは値段の変化を「1pips、2pips」って数えるんだよ。

例えば、100円が100.01円になったら、これを「1pips動いた」って言うんです。虫眼鏡で見ないとわからないくらい小さな変化だけど、たくさん集まると大きな儲けになるんだ。

それから、階段を一段ずつ上るみたいに、pipsも少しずつ増えていきます。今日は50pips取れた、って言ったら、小さな階段を50段上ったってことなんだね。

FXをやる人たちは、このpipsという特別な物差しを使って、どれくらい上手にできたかを測るんだよ。まるでゲームのスコアみたいだね!

つまりpipsはFXで値段の変化を測る小さな単位だよ!

pipsは、お金の値段がどれくらい動いたかを表す特別な単位なんです。定規の1ミリメートルみたいに、とっても細かく測れるんだよ。たくさん集まると大きな数になって、それが儲けや損につながるんだ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

pips(ピップス)は「Percentage in Point」の略で、FX取引における最小価格変動単位を表します。為替レートの変動を統一的に表現できるため、異なる通貨ペア間でも損益を比較しやすくなるんです。この単位は国際的に標準化されており、国際決済銀行(BIS)の統計などでも使用されています。

pipsの定義と計算方法

pipsの定義は通貨ペアによって異なるんですよ。主要通貨ペア(USD/JPY以外)では小数点第4位が1pipです。例えば、EUR/USDが1.1000から1.1001に動けば1pip上昇となります。一方で、円絡みの通貨ペアでは小数点第2位が1pipです。USD/JPYが110.00から110.01に動けば1pip上昇ですね。また、最近では0.1pip単位(pipette)で表示する業者も増えています。

pipsの定義:通貨ペア別の違い 非円絡み通貨ペア (EUR/USD、GBP/USDなど) 1.1000 +1 pip 1.1001 小数点第4位が 1 pips = 0.0001 円絡み通貨ペア (USD/JPY、EUR/JPYなど) 110.00 +1 pip 110.01 小数点第2位が 1 pips = 0.01
この図は通貨ペアによってpipsの定義が異なることを示しています。EUR/USDなどの非円絡みでは小数点第4位、USD/JPYなどの円絡みでは小数点第2位が1pipsとなります。

pipsを使った損益計算

pipsを使った損益計算も重要です。例えば、USD/JPYを1万通貨取引した場合、1pipの変動で100円の損益が発生します。10万通貨なら1000円、1000通貨なら10円ですね。これを理解することで、資金管理が適切に行えます。金融庁も投資家保護の観点から、リスク管理の重要性を強調しています。したがって、「今日は50pips取れた」という表現は、取引量に関係なく純粋な値動きの成果を示すため、トレーダー間でよく使われるんです。

さらに、pipsは損切り利確の設定にも使用されます。まず、多くのトレーダーは「20pipsで損切り」「50pipsで利確」といった形でルールを決めています。そのため、リスクリワード比も「1:2(損失20pips:利益40pips)」のようにpips単位で表現されることが一般的です。また、スプレッドもpips単位で示され、これが実質的な取引コストとなります。日本銀行の為替市場レポートでもpipsを基準とした分析が行われています。

関連用語をチェック!

ポイント pipsと同じ意味で使われることもある価格の最小単位。業者により定義が異なる場合がある。
スプレッド 買値と売値の差。通常pips単位で表示され、実質的な取引コストとなる。
ロット 取引数量の単位。1ロット(10万通貨)で1pipあたりの損益が決まる。
pipette(ピペット) pipsの10分の1の単位。0.1pipを表し、より細かい価格表示に使用される。
ボラティリティ 価格変動の激しさ。1日に何pips動くかで通貨ペアの特性を表現することが多い。
ストップロス 損切り注文。エントリー価格から何pips逆行したら決済するかで設定することが多い。
リスクリワード比 損失に対する利益の比率。pips単位で「1:2」のように表現される。
スリッページ 注文価格と約定価格の差。pips単位で測定され、取引コストの一部となる。
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pipsに関するQ&A

よくある質問と回答

基本的に同じ意味で使われることが多いですが、FX業者によって定義が異なる場合があります。多くの業者ではpipsとポイントを同義として扱っていますね。ただし、一部の業者では1ポイント=0.1pipsとする場合もあるため、使用している業者の定義を確認することが重要です。FX会社診断ツールで自分に合った業者を探す際も、この点を確認すると良いでしょう。
異なる通貨ペアを統一的に比較できるためです。例えば、ドル円で1円動くのとユーロドルで0.01ドル動くのは異なりますが、どちらも100pipsと表現できます。これにより、成績を公平に評価できるんです。また、取引数量に関係なく純粋な予測精度を測れるため、トレーダーの実力を判断する指標としても使われています。FXの基礎知識を学ぶ際にも重要な概念ですね。
取引数量により異なります。円絡みの通貨ペアの場合、1万通貨で1pip=100円、10万通貨で1000円、1000通貨で10円です。円以外の通貨ペアでは、その時の為替レートにより変動するんですよ。例えば、EUR/USDを1万ユーロ取引する場合、1pipの価値は約10ドル(日本円で約1,500円程度)となります。ロット数とレバレッジにより、実際の損益額が大きく変わるため注意が必要です。
取引スタイルにより大きく異なりますスキャルピングなら月間200-300pips、デイトレードなら100-200pips、スイングトレードなら50-100pipsが一つの目安です。ただし、勝率やリスクリワード比も重要な評価指標となりますね。また、ポジポジ病に注意しながら、安定して利益を積み重ねることが大切です。
通貨ペアと業者により評価が変わります。USD/JPYやEUR/USDなどのメジャー通貨ペアなら高めです。これらは0.2-0.5pips程度が標準的ですね。一方、マイナー通貨ペアなら1.5pipsは妥当な水準と言えます。スプレッドは取引コストに直結するため、スキャルピングのように頻繁に売買する場合は特に重要です。国内FXランキングでスプレッドの狭い業者を比較できますよ。
一般的に20-50pipsで損切り設定することが多いです。設定方法は、資金の2%ルールから逆算します。例えば、資金100万円なら1回の損失上限は2万円となり、取引数量から適切なpips数を計算するんですね。USD/JPYを1万通貨取引する場合、20pipsで2000円の損失となります。資金管理の観点から、損切りできない心理を克服することも重要です。
歴史的な理由によります。主要通貨は通常小数点第4位まで表示されますが、円はもともと小数点第2位までの表示が一般的でした。これは、日本円の価値が他の主要通貨と比べて相対的に小さかったため、細かい桁まで表示する必要がなかったんです。この慣習が現在のpipsの定義にも引き継がれています。そのため、USD/JPYEUR/USDでは、同じ1pipsでも小数点の位置が異なるんですね。
pipsの10分の1の単位です。0.1pipを表し、より細かい価格表示に使用されます。最近では5桁表示(pipette表示)を採用する業者が増えており、USD/JPYなら110.123のように表示されるんですよ。この場合、小数点第3位がpipetteです。pipetteまで表示することで、スプレッドをより正確に把握できます。例えば、「スプレッド0.3pips」という表示は、実際には「3pipette」を意味する場合があります。スリッページの計算にも使われる重要な単位なんです。