固定比率法の完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

固定比率法

資金の一定割合を常に投資する、シンプルで効果的な資金管理手法

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

固定比率法っていうのはね、いつも同じ割合のお金を使う方法なんだよ。

たとえば、貯金箱に1000円あったら、いつも「10分の1」の100円だけ使うって決めるんだ。貯金が2000円に増えたら200円、500円に減ったら50円を使う。お金が増えても減っても、割合は同じなんだよ。

これのいいところは、お金が減った時は自動的に使う金額も減るから、全部なくなりにくいんだ。逆に、お金が増えた時は使える金額も増えるから、もっと増やすチャンスも大きくなるんだよ。

大人の人は、「資金の2%だけ使う」みたいに決めて、大きく負けないようにしているんだ。これなら50回連続で負けても、まだお金が残っているからね!

つまり固定比率法はいつも同じ割合だけ使う安全な方法みたいなものだよ!

固定比率法は、まるでお弁当箱の大きさに合わせておかずを入れるみたいなものなんだ。大きいお弁当箱なら多く、小さいお弁当箱なら少なく入れる。いつも箱の半分って決めておけば、箱が変わっても割合は同じ。お金も同じで、財布の中身に合わせて使う金額を決めるから、使いすぎて困ることがないんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

固定比率法(Fixed Fractional Method)は、常に資金の一定割合をリスクに晒すシンプルかつ効果的な資金管理手法なんですよ。複利効果を活用しながら破産リスクを抑制でき、多くのプロトレーダーが採用しています。数学的にも理にかなった方法です。

一般的には資金の1〜2%をリスクとすることが推奨されています。例えば、100万円の資金で2%ルールなら、1回の最大損失を2万円に設定します。資金が150万円に増えれば3万円、50万円に減れば1万円と、自動的に調整されるんですよ。

最大の利点は理論上破産しないことです。2%ルールなら50連敗しても資金の約36%が残ります。また、勝ち続ければ複利で加速度的に増え、負ければ自動的にリスクが減る、理想的な特性を持っているんです。

関連用語をチェック!

固定金額法 常に同じ金額を投資する単純な方法
ケリー基準 最適な投資比率を数学的に算出する方法
マルチンゲール法 負けたら倍賭けする危険な資金管理法
ピラミッディング 利益が出たポジションを段階的に増やす手法
複利運用 利益を元本に加えて運用する方法
単利運用 利益を元本に加えない運用方法
リスク率 1回の取引で許容する最大損失の割合
ポジションサイジング 適切な取引量を決定すること
パンダ
STEP 03

固定比率法に関するQ&A

よくある質問と回答

一般的に1〜2%が推奨されます。初心者は1%、経験者は2%、プロでも3%を超えることは稀です。5%以上は危険で、10連敗で資金の40%以上を失います。
固定金額法常に同じ金額ですが、固定比率法は資金に応じて変動します。固定比率法の方が複利効果を活用でき、リスク管理も優れています。長期的には固定比率法が有利です。
リスク額=資金×リスク率です。100万円の2%なら2万円。この2万円を損切り幅で割ってロット数を決めます。損切り100pipsなら0.2ロットという具合です。
自動的にリスクも減るので特別な対処は不要です。これが固定比率法の利点です。ただし、最低取引単位の制約で比率を保てなくなったら、取引を休むか資金を追加します。
資金が増えてリスク額も増えるため、1回の負けの影響が大きくなります。心理的プレッシャーも増すため、定期的に出金して元本確保することも重要です。
資金が少ない時は利益の絶対額が小さいです。また、最低取引単位の制約で正確な比率を保てないことがあります。心理的には物足りなさを感じることもあります。
月利5%を固定比率法で1年続けると約80%の利益複利)になります。固定金額法なら60%(単利)です。長期になるほど差が拡大し、複利の威力が発揮されます。
推定で70%以上のプロトレーダーが何らかの形で固定比率法を採用しています。純粋な固定比率法か、ケリー基準との組み合わせが多く、固定金額法のプロはほとんどいません。