pips(ピップス)とは?FXの「1銭が動く」仕組みと損益計算を完全解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

pips(ピップス)とは?
「ものさしの目盛り」1 pip=1銭が利益を生む仕組みを完全解説

このページでは、pips(ピップス)の意味、1 pipがいくらかの計算方法、ロット数別の損益スプレッドとの関係、pipette(ピペット)との違い、そしてFX会社によるpips定義の違いまで、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

pipsを説明するパンダキャラクター
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

身長を測るとき、何を使う? そう、ものさしだよね。130cm、131cm、132cm…って「cm」という目盛りの単位で測るでしょ? FXにも、値段がどれくらい動いたかを測る専用のものさしがあるんだ。それがpips(ピップス)だよ。「10 pips上がった!」「20 pips下がった!」っていうふうに使うんだ。

じゃあ1 pipってどれくらいの大きさかというと、ドル円の場合は0.01円(1銭)のこと。「えっ、たった1銭? めちゃくちゃ小さいじゃん!」って思うよね。でもFXにはレバレッジという「パワーアップ装置」があるから、この小さな動きが何千円、何万円の利益や損失に変身するんだ。

例えば、お父さんが「ドル円を1ロットで買って、50 pips上がったから5万円儲かった!」って言ったとするよね。これは、ものさしで測ったら50目盛り分(50 pips=0.5円)値段が上がったということ。「たった0.5円?」って思うかもだけど、ロットの大きさが大きいから、0.5円の動きでも5万円の利益になるんだ。

逆に「30 pips下がって3万円損しちゃった…」ということもある。だからpipsを理解することは、FXで自分がいくら儲かるか、いくら損するかを正確に把握するために絶対に必要な知識なんだよ。

ちなみに「pipette(ピペット)」という単位もあって、これはpipsのさらに10分の1の小さな目盛り。最近のFX会社はレートを「155.123」のように細かく表示するけど、その最後の「3」がpipetteだよ。そのおかげでスプレッドが「0.2銭」のように小数で表せるようになってるんだ。

つまり、pips(ピップス)を整理すると…

pips(ピップス):FXで値動きの大きさを測る「ものさしの目盛り」のこと。

1 pip:ドル円なら0.01円(1銭)。ユーロドルなら0.0001ドル。※FX会社によって定義が異なる場合あり。

pipsの役割:値動きの幅を測って、利益や損失を計算するために使う。

身長の「cm」、体重の「kg」、温度の「℃」と同じように、FXの世界では「pips」という単位がすべての基準になっているんだ。これを知らないと、スプレッドの意味も損切りの設定もわからなくなっちゃうよ。

pipsの詳細を解説するパンダキャラクター
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

pips(ピップス)とは “Percentage in Point” または “Price Interest Point” の略で、FX取引において為替レートの変動幅を表す最小の共通単位です。金融庁が監督するFX取引において、スプレッドの比較、損切り・利確の設定、損益の計算など、あらゆる場面で使われる最重要単位です。

円絡みの通貨ペアでの1 pipについて解説します。ドル円(USD/JPY)やユーロ円などの円が含まれるペアでは、多くのFX会社で1 pip=0.01円(1銭)が採用されています。例えば、ドル円のレートが155.00円から155.50円に動いた場合、差額は0.50円ですので50 pips上昇したことになります。逆に155.00円から154.70円に下がった場合は30 pips下落です。「銭」で考えると分かりやすく、1銭=1 pipと覚えておけば間違いありません(後述の会社差異に注意)。

pipsの位置と読み方 円ペア(ドル円・ユーロ円など) 例:USD/JPY = 155.12 31 5 5 . 1 2 3 pipsの位(小数点以下2桁) pipette(0.1 pip) ドルストレート(ユーロドル・ポンドドルなど) 例:EUR/USD = 1.085 6 71 . 0 8 5 6 7 pipsの位(小数点以下4桁) pipette(0.1 pip)円ペアは小数点以下2桁、ドルストレートは小数点以下4桁がpipsの位!

pipsの位は通貨ペアによって異なります。円ペアは小数点以下2桁目、ドルストレートは小数点以下4桁目がpipsの位です。最後の1桁はpipette(0.1 pip)です。

円を含まない通貨ペアでの1 pipについて解説します。ユーロドル(EUR/USD)やポンドドル(GBP/USD)など円を含まないペアでは、1 pip=0.0001です。例えば、ユーロドルが1.0850から1.0920に動いた場合、差額は0.0070ですので70 pips上昇したことになります。ドルストレートでは小数点以下の桁が多いため最初は混乱しやすいですが、「小数点以下4桁目がpips」と覚えておけばOKです。

pipette(ピペット)とは、pipsのさらに10分の1の単位です。現在のFX会社の多くは「5桁表示」を採用しており、ドル円なら「155.123」のように小数点以下3桁で表示されます。この3桁目の「3」がpipetteです。つまり1 pipette=0.1 pip=0.001円となります。スプレッドが「0.2 pips」のように小数表示されるのは、このpipetteが使われているからです。

FX会社によってpipsの定義が異なる点は、初心者が見落としがちな重要ポイントです。多くの会社では「1 pip=0.01円(1銭)」を採用していますが、一部の会社では「1 pip=0.001円(0.1銭)」という基準を使っています。例えばSBI FXトレードや外為どっとコムはより細かい定義を採用しています。同じ「10 pips」でも会社によって実際の金額が10倍違うことがあるため、必ず利用するFX会社の定義を事前に確認することが大切です。本ページの解説は特に断りがない限り「1 pip=0.01円(1銭)」の一般的な定義に基づいています。

ロット数で変わる「1 pipの金額」(ドル円・1 pip=0.01円の場合) 同じ1 pipの値動きでも、ロット数で損益が大きく変わる! ロット数 通貨量 1 pip の金額 50 pipsの損益 0.01ロット 1,000通貨 10円 500円 0.1ロット 1万通貨 100円 5,000円 1ロット 10万通貨 1,000円 5万円 10ロット 100万通貨 1万円 50万円 損益 = 獲得pips × ロット数 × 1 pipあたりの金額 例:50 pips × 1ロット × 1,000円 = 5万円の利益(または損失)

ロット数が大きくなるほど1 pipの金額も大きくなります。初心者は0.01〜0.1ロットの小さなロットから始めて、pips感覚を身につけましょう。上記は1 pip=0.01円の会社を前提とした数値です。

pipsの損益計算方法を具体的に見ていきましょう。損益の計算式は「損益 = 獲得pips × ロット数 × 1 pipの金額」です。ドル円を0.1ロット(1万通貨)で取引する場合、1 pip=100円なので、50 pips獲得すれば100円×50=5,000円の利益です。逆に30 pips逆行すれば100円×30=3,000円の損失。ここで大切なのは、エントリー前に「何pips逆行したらいくらの損失になるか」を必ず計算しておくことです。資金管理の基本中の基本ですね。

2024〜2025年のドル円相場では、150〜160円台という歴史的な円安水準が続いた時期があります。この環境では日中だけで100 pips以上動く日も珍しくなく、ボラティリティ(値動きの激しさ)が非常に高い状態でした。1ロットで取引していれば100 pipsの動きで10万円の損益が生じます。こうした相場環境だからこそ、pipsベースで損切り幅を計算し、自分の口座残高に見合ったロット数を選ぶことがいっそう重要になっています。

pipsとスプレッドの関係は見落としがちですが非常に重要です。スプレッドとは買値(Ask)と売値(Bid)の差で、これもpips単位で表されます。例えばドル円のスプレッドが「0.2 pips(0.2銭)」の場合、取引を開始した瞬間に0.2 pipsのマイナスからスタートすることになります。スキャルピングのように数pipsの利益を狙うスタイルではスプレッドの影響が大きく、5 pipsの利益を狙う場合、スプレッド0.2 pipsなら実質4.8 pipsしか残りません。FX会社を選ぶ際はスプレッドの狭さが重要な判断材料になります。

pipsを使った損切り・利確の設定方法も実践で必須です。例えば、1回のトレードで許容できる損失が5,000円で、0.1ロット(1 pip=100円)で取引するなら、5,000÷100=50 pipsが損切り幅の目安になります。同様に、リスクリワードを1:2に設定するなら、利確は100 pips先に置きます。トレードスタイルによっても適切なpips幅は異なり、スキャルピングなら5〜20 pips、デイトレードなら20〜100 pips、ポジショントレードなら100 pips以上が一般的です。ただし、pipsだけで損切りを決めず、必ず損失金額との兼ね合いも確認しましょう。

pipsで見る「スプレッド」と「損益」の関係 ドル円 スプレッド0.2 pips の場合(2024〜2025年の相場水準を想定) 売値(Bid) 155.100 買値(Ask) 155.102 差 = 0.2 pips(取引コスト) 取引例:ドル円を0.1ロットでロング エントリー 155.100で買い (-0.2 pipsスタート) 利確 155.400で決済 (+30 pips地点) 損益の計算 獲得pips: 30 pips – スプレッド 0.2 pips = 実質 29.8 pips 利益: 29.8 pips × 100円 = 2,980円※1 pip=0.01円(100円/1万通貨)の会社を前提とした計算です

スプレッドはpips単位の取引コストです。特に少ないpipsを狙うスキャルピングでは、スプレッドの大きさが利益に直結します。

pips感覚はプロトレーダーにも必須のスキルです。プロップファーム(自己資金ではなく会社の資金で取引する組織)に参加する場合も、評価基準に「月間獲得pips数」や「最大ドローダウン(pips換算)」が設定されていることが一般的です。また、パフォーマンス指標の分析やリスク管理でもpipsベースの計算が不可欠です。pips換算で自分のトレード結果を記録する習慣をつけると、ロット数に関係なく純粋なトレードの質を評価でき、着実にスキルアップできます。

初心者がpipsでよくする間違いを3つ挙げます。1つ目は「桁の数え間違い」。5桁表示のFX会社ではpipetteをpipsと混同し、10倍の計算ミスをしがちです。2つ目は「ロット数の考慮漏れ」。同じ50 pipsでもロット数が違えば損益は10倍、100倍と変わります。3つ目は「FX会社ごとのpips定義の違いを無視する」こと。1 pip=0.01円の会社と0.001円の会社では同じ「50 pips」でも損益が10倍違います。最初はデモ口座で「1 pipがいくらになるか」を体感してから実取引に臨みましょう。

関連用語をチェック!

スプレッド 買値と売値の差。pips単位で表される取引コスト
ロット数ガイド 取引量の単位。pipsと掛け合わせて損益金額が決まる
スリッページ 注文価格と約定価格のずれ。pips単位で発生する
ボラティリティ 値動きの大きさ。通貨ペアごとの平均pips幅を知る指標
リスクリワード 損切りpipsと利確pipsの比率。勝率とのバランスが重要
損益の基礎 含み益・含み損の仕組み。pipsベースで管理が基本
プロップファーム 会社資金で取引する組織。pips単位の成績評価が一般的
証拠金 取引に必要な担保金。レバレッジでpipsの損益が拡大する
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STEP 03

pips(ピップス)に関するQ&A

よくある質問と回答

はい、円が絡む通貨ペアはすべて計算方法は同じです。ユーロ円・ポンド円・豪ドル円など、「小数点以下2桁目が1 pip=0.01円(1銭)」が共通の基本です。1 pipあたりの金額もロット数が同じなら変わりません。ただし注意したいのがボラティリティの違いで、ポンド円はドル円の2〜3倍の値幅で動くことも多く、同じ0.1ロットでも損益の振れ幅が大きくなります。取引前にその通貨ペアの平均日次pips幅を確認しておくことをおすすめします。
はい、スキャルピングはpips感覚が最も重要なトレードスタイルです。数〜20 pips程度の小さな値幅を狙うため、スプレッドコストの比率が非常に高くなります。例えばスプレッド0.5 pipsの口座で5 pipsを狙う場合、開始時点でコストが10%かかっています。また、1 pip単位で瞬時に「今の損益は?」と把握できる習熟度が必要です。反対にスイングトレードは狙うpips幅が大きいため、スプレッドの影響が相対的に小さくなります。pipsへの慣れ方がスタイルごとに異なる点を意識しましょう。
MT4・MT5では取引中のポジション画面でリアルタイムの損益を確認できます。約定価格と現在価格の差を0.01で割るとおおよそのpips数になります。ただしMT4/MT5内部では「point(ポイント)」という単位が使われており、5桁表示の場合「1 pip=10 points」です。システム上で「100 points」と表示されていれば「10 pips」のことです。また多くのFX会社のスマホアプリやウェブツールには獲得pipsを自動表示する機能がありますので、最初はそちらを活用しながら感覚をつかむのがおすすめです。
pipsとpointは異なる単位です。一般的にFXでいう「1 pip」は円ペアで0.01円(1銭)を指しますが、MT4・MT5などのシステム内部では「point(ポイント)」が使われ、5桁表示の場合「1 pip=10 points」となります。例えばシステムが「50 points」と出していれば「5 pips」のことです。この違いを知らないままEA(自動売買)を設定するとロット計算や損切り幅が10倍ズレてしまうことがあります。ツールを使う際は必ずpipsとpointのどちらで設定するかを確認しましょう。
暗号資産(CFD)でもpipsという単語を使うFX会社はありますが、定義がFXと大きく異なります。ビットコイン/円のCFDでは1 pip=1円に設定されているケースが多く、ドル円の「1 pip=0.01円」と比べると100倍の差があります。ビットコインは1日に数万〜数十万円動くこともあるため、pips数も桁違いになります。暗号資産CFDを取引する際は、必ずその会社のpips定義・レバレッジ・必要証拠金を事前に確認してから取引しましょう。
トレードスタイルによって目安が異なります。スキャルピングは1日10〜50 pipsを積み上げ月間200〜1,000 pips、デイトレードは月間100〜500 pips、スイングトレードは月間50〜300 pipsが現実的な目安です。ただし重要なのは獲得pips数よりも「勝率×リスクリワード比」です。月間200 pipsプラスでも1回で300 pipsの損失を出すようでは資金は増えません。まず損切りを徹底し、マイナスのpipsを小さく抑えることが長期的な収益の土台になります。
pipsベースでトレード日誌をつける最大のメリットは、ロット数に左右されない「取引の質」を純粋に評価できる点です。資金量や取引規模が変わっても「このエントリーで何 pips取れたか」という数字は変わりません。記録すべき項目はエントリー価格・決済価格・獲得(損失)pips・判断根拠の4つです。月間・週間で集計すると、得意な時間帯・通貨ペア・苦手なパターンが浮き彫りになります。資金管理の向上にも直結するので、初心者ほど早い段階から習慣にすることをおすすめします。
為替相場のpips幅は時間帯によって大きく異なります。最も動きやすいのは日本時間午後9時〜午前1時(ロンドン+ニューヨーク市場の重複時間帯)で、ドル円・ユーロ円ともに1時間で50〜100 pips以上動くことも珍しくありません。また、米雇用統計・FOMC・CPIなど重要経済指標の発表直後は数分で100 pips以上動くこともあります。初心者は指標発表の時間を事前に確認し、その前後はポジションを持たないか、損切り幅を広めに設定するなどの対策を取りましょう。

さらに学ぶ

pips(ピップス)の理解が深まったら、関連する知識も身につけましょう。

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