損切りラインの完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

損切りライン

損失を限定するために事前に設定する決済価格のこと

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

損切りラインっていうのはね、これ以上お金が減っちゃったら諦める場所を決めておくことなんだよ。

たとえば、100円のおもちゃを買ったけど、誰も欲しがらなくて値段が下がっちゃったとするよね。90円、80円って下がっていくとき、「70円になったら諦めて売っちゃおう」って決めておくんだ。

これがあると、もっともっと値段が下がっても、決めた場所で止められるから、お金がなくなりすぎないんだよ。

ゲームでもそうだよね。体力が少なくなったら、全部なくなる前に安全な場所に逃げるでしょ?それと同じなんだ。

FXでも、買った通貨の値段が下がっちゃったとき、「ここまで下がったら売る」って線を引いておくんだ。そうすれば、大きな損をしないで済むんだよ。

つまり損切りラインは転んだときのばんそうこうみたいなものだよ!

損切りラインは、ケガが大きくならないうちに手当てするみたいなものなんだ。

自転車で転んだとき、小さなすり傷のうちにばんそうこうを貼れば、すぐ治るよね。でも放っておくと、もっと大きなケガになっちゃうかもしれない。

FXも同じで、小さな損のうちに止めれば、また次のチャンスでがんばれるんだ。でも我慢しすぎると、お金がたくさんなくなっちゃって、もうゲームができなくなるかもしれないんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

損切りラインは、FX取引において損失を一定範囲内に抑えるために設定する重要な防御ラインなんですよ。これは、ポジションを持った後に相場が予想と反対方向に動いた場合に、自動的に決済を行う価格水準のことを指します。

具体的には、ドル円を150円で買った場合、「149円まで下がったら自動的に売る」という注文を出しておくことで、1円以上の損失を防ぐことができます。これは逆指値注文(ストップロス注文)として設定でき、感情に左右されない機械的な損切りを可能にします。多くの成功トレーダーは、エントリー前に必ず損切りラインを決めているんですよ。

損切りラインの設定方法は様々で、資金の2%ルール(1回の取引で失って良い金額を総資金の2%以内に抑える)、テクニカル分析による重要なサポートライン下への設定、ATR(平均真実範囲)を使った設定などがあります。重要なのは、一度決めた損切りラインは動かさないという規律を守ることです。

関連用語をチェック!

ストップロス注文 損切りラインで自動的に決済するための逆指値注文
逆指値注文 指定価格以下になったら売り、以上になったら買う注文方法
2%ルール 1回の取引での損失を総資金の2%以内に抑えるリスク管理手法
利食いライン 利益を確定するために設定する決済価格のこと
サポートライン 過去に何度も下値が支えられた重要な価格帯
レジスタンスライン 過去に何度も上値が抑えられた重要な価格帯
リスクリワード比 想定損失に対する想定利益の比率
トレーリングストップ 相場の動きに合わせて損切りラインを有利な方向に移動させる手法
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STEP 03

損切りラインに関するQ&A

よくある質問と回答

損切りラインの設定には主に3つの方法があります。1つ目は資金管理による設定で、総資金の1-2%を基準にします。2つ目はテクニカル分析による設定で、直近の安値や重要なサポートラインの少し下に置きます。3つ目はボラティリティによる設定で、ATRの2-3倍を目安にします。初心者は資金管理を重視することをお勧めします。
損切りを避けたい気持ちは誰にでもありますが、「損切りは必要経費」と考えることが大切です。ビジネスでも経費なしに利益は出せません。また、小さな損切りを繰り返しても、1回の大きな利益でカバーできることを理解しましょう。デモトレードで損切りの重要性を体験したり、取引記録をつけて損切りの効果を確認することも有効ですよ。
原則として損切りラインは不利な方向に動かしてはいけません。「もう少し待てば戻るかも」という期待は、大きな損失につながる危険があります。ただし、利益が出ている場合に損切りラインを有利な方向に動かす(トレーリングストップ)は推奨されます。これにより利益を守りながら、さらなる利益を狙うことができます。
連続して損切りになる場合は、一旦取引を休止して冷静に分析することが重要です。エントリーポイントが悪い、損切り幅が狭すぎる、相場環境が自分の手法に合っていないなどの原因が考えられます。取引記録を見直してパターンを探し、必要なら手法の修正や、より大きな時間軸でのトレードに切り替えることも検討しましょう。
損切りラインと利食いラインはセットで考えることが重要です。一般的には、リスクリワード比を1:2以上(損失1に対して利益2以上)に設定します。たとえば、損切り幅が50pipsなら、利食い目標は100pips以上にします。これにより、勝率が50%でも利益が残る設計になります。両方を事前に決めておくことで、計画的なトレードが可能になりますよ。
OCO注文は利食いと損切りの両方を同時に設定できる注文方法で、どちらか一方が約定するともう一方は自動的にキャンセルされます。一方、損切りライン(ストップロス注文)は損失限定のみに特化した注文です。OCO注文は「上がっても下がっても自動で決済」できる便利な機能ですが、損切りラインは「下がった時だけ決済」する防御専門の注文といえます。
状況によりますが、確実性を重視するなら逆指値注文(ストップロス)がお勧めです。これは指定価格に達したら成行注文で決済されるため、約定しやすいです。ただし、スリッページが発生する可能性があります。一方、指値注文での損切りは約定価格は確定しますが、急激な相場変動時には約定しない恐れがあります。リスク管理の観点から、逆指値注文が一般的です。
確かに一部の上級トレーダーは明確な損切りラインを設定しない場合がありますが、これは非常にリスクが高く初心者には絶対にお勧めしません。彼らは豊富な経験と資金管理能力、そしてナンピンヘッジなどの高度な技術を持っています。また、精神的に強く、大きな含み損にも動じません。一般的なトレーダーは必ず損切りラインを設定すべきですよ。