スワップポイントとは? 「貯金箱のおまけの差額」で稼ぐFXの金利収入の仕組みと2025年最新動向
このページでは、スワップポイントの仕組みから計算方法、高金利通貨ペアの選び方、スワップ3倍デーの活用、税金の扱い、そして2024〜2025年の日銀利上げと円キャリートレード巻き戻しの影響まで、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
太郎くんの国の貯金箱は、お金を入れておくと1年でたったの1円のおまけしかもらえない。でも、はるかちゃんの国の貯金箱は、1年で10円のおまけがもらえる。太郎くんははるかちゃんの貯金箱を使いたくなった。FXではこれが実際にできて、2つの貯金箱を「交換」することでおまけの差額分を毎日もらえるんだ。これがスワップポイントだよ!
具体的には、日本円(おまけが少ない国)を手放して、金利が高めの国のお金(例:アメリカドル・メキシコペソ)を持っておく。すると金利の差額分が毎日チャリンとお口座に入ってくる。夜寝ている間もお小遣いが積み上がるイメージだよ。
ただし逆方向のポジションを持つと逆に毎日払い続けることになる。またおまけの額はずっと同じではないんだ。それぞれの国の中央銀行が「おまけの率(政策金利)」をときどき変える。実際に2024〜2025年に日本銀行が金利を上げたことで、ドル円のスワップポイントが以前より減ったケースも出ているよ。
もうひとつ重要なこと。おまけをもらい続けていても、貯金箱そのものの価値(為替レート)が大きく下がったらトータルで損することもある。スワップポイントはうれしい仕組みだけど、為替リスクとセットで理解することがとても大切だよ。
つまり、スワップポイントを整理すると…
スワップポイント:2つの通貨の金利差から生まれる、毎日もらえる(または支払う)お金のこと。
プラススワップ:高金利通貨を買い・低金利通貨を売ると、差額分が毎日もらえる。
マイナススワップ:低金利通貨を買い・高金利通貨を売ると、差額分を毎日支払う。
時給が高いバイト先(高金利通貨)で働けば稼げるけど、そのバイト先の閉店(金利引き下げ)や移動中の交通事故(為替急落)も起こりえる。スワップポイントも同じで、稼げる仕組みを理解したうえでリスク管理を忘れずに!

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
スワップポイントとは、FX取引で2つの通貨を交換する際に発生する金利差調整額のことです。世界各国の通貨にはそれぞれ政策金利が設定されており、金利の高い通貨を買って金利の低い通貨を売ると、その差額分に相当するスワップポイントを毎日受け取ることができます。反対に金利の低い通貨を買って高い通貨を売ると、スワップポイントを毎日支払うことになります。スワップポイントはロールオーバー(ポジションの翌営業日への持ち越し)のタイミングで自動的に付与・徴収されるため、デイトレードで当日中に決済する場合は発生しません。
スワップポイントが発生するメカニズムを詳しく見ましょう。FX取引は本来、2営業日後に通貨の受け渡しが行われる「直物取引(スポット取引)」が基本です。個人投資家が実際に通貨を受け取る必要はないため、日本時間の早朝(冬時間は午前7時頃、夏時間は午前6時頃)にロールオーバーが行われ、受渡日が1日繰り延べられます。このタイミングで金利差に基づいてスワップポイントが計算されます。ロールオーバーの時間をまたいでポジションを保有しているかどうかがカギです。
政策金利の高い通貨を買うとプラススワップ、売るとマイナススワップになります。2025年1月の日銀利上げで円の金利は0.5%となりました。
スワップポイントの計算方法を具体的に見てみましょう。基本的な計算式は「取引通貨量 × 金利差(年率)× 為替レート ÷ 365日」です。例えばドル円を1万通貨(0.1ロット)買いで保有し、日米金利差が約4%、為替レートが150円のとき、1日あたりのスワップは「10,000 × 0.04 × 150 ÷ 365 ≒ 約164円」の概算になります。ただし実際のスワップ額はFX業者が提示する金額が適用され、同じ通貨ペアでも業者間で2〜3倍の差が出ることもあります。スワップトレードを目的とする場合はFX会社比較ツールなどで事前に比較することが大切です。
高金利通貨ペアとスワップトレードについて解説します。スワップポイントが特に大きい通貨ペアとしてはトルコリラ/円(TRY/JPY)、メキシコペソ/円(MXN/JPY)、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)といった新興国通貨ペアが有名です。主要通貨でも、日米金利差が大きい時期はドル円のスワップポイントも魅力的です。こうした高金利通貨を長期保有してスワップ収入を狙う手法を「スワップトレード」やキャリートレードと呼びます。ただし「高スワップ=稼げる」と単純に考えるのは危険で、新興国通貨はリスクオフ局面で急落することがあります。
各国の中央銀行が設定する政策金利がスワップポイントの基準です。日本との金利差が大きい通貨ペアほどスワップも大きくなりますが、為替変動リスクとのバランスが大切です。
2024〜2025年の日銀利上げとスワップポイントへの影響は重要なトピックです。日本銀行は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、同年7月に0.25%、2025年1月には0.5%への利上げを実施しました。これにより円の金利が上昇し、ドル円をはじめとする円絡み通貨ペアのスワップポイントは縮小傾向にあります。さらに2024年8月には日銀利上げ観測と米景気減速懸念が重なり、円キャリートレードの大規模な巻き戻しが発生。ドル円は約1か月で155円台から142円台まで急落するという相場変動が起きました。スワップ収入を月数万円得ていたトレーダーでも、この1か月で数十万円規模の為替損失を被ったケースがあります。日銀の政策変更は今後もスワップポイントに直結するため、金融政策の動向を継続的に追うことが必須です。
スワップ3倍デーについても押さえておきましょう。水曜日から木曜日のロールオーバー時には3日分のスワップが一気にもらえる(または支払う)タイミングがあります。土曜日・日曜日は市場が閉まっていてスワップを付与できないため、水曜日にまとめて3日分を処理するのです。祝日が絡む週は4倍・5倍になることもあります。ただし、スワップ3倍デーを直前に狙ったポジションは同じ考えの投資家が集中するためスプレッドが広がりやすいという落とし穴も覚えておきましょう。
スワップポイントは魅力的ですが、2024年8月の円キャリー巻き戻しのように為替変動でスワップ収入を大幅に超える損失が出ることもあります。資金管理が最重要です。
スワップトレードのリスクと注意点は非常に重要です。最大リスクは為替変動リスクで、特に2024年8月のような円キャリートレード巻き戻し局面では、長年積み上げたスワップ収入を一瞬で上回る損失が出ます。次に金利変動リスクで、中央銀行の政策変更でスワップポイントは増減します。またレバレッジのかけすぎによる強制ロスカットも致命的です。スワップトレードにはレバレッジ1〜3倍程度の低めの設定と証拠金に十分な余裕を持つことが鉄則で、損切りラインは必ず設定しましょう。「スワップをもらい続けたいから損切りしない」という心理が最も危険です。
スワップポイントと税金の関係も見ておきましょう。スワップポイントで得た利益はFXの雑所得として課税対象になります。国内FX会社の場合は申告分離課税で一律20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が適用されます。ポジション決済時に課税されるタイプと、毎日のスワップ付与時点で課税されるタイプがありFX会社によって異なります。スワップポイントの利益は他のFX取引の損益と通算でき、損失は3年間の繰り越し控除も可能です。金融庁の公式サイトでも関連情報を確認できます。
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スワップポイントの理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。
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金融庁公式サイト ↗
FX取引に関する規制や注意喚起を確認できます。
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金融先物取引業協会(FFAJ) ↗
FX取引のルールや投資家保護に関する最新情報。


