わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
決済通貨
通貨ペアの右側の通貨で損益計算の基準となる通貨
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
決済通貨っていうのはね、「お小遣いをもらう時のお金の種類」みたいなものなんだよ。
たとえば、アメリカのおじさんからお小遣いをもらう時、ドルでもらうか円でもらうか選べるとするよ。FXでも同じで、儲けたお金をどの国のお金でもらうかが決まっているんだ。
「EUR/USD」って書いてあったら、右側の「USD」が決済通貨だよ。つまり、儲けも損もドルで計算されるんだ。「USD/JPY」なら、右側の「JPY」が決済通貨だから、円で損益が出るんだよ。
日本に住んでいる君には、円が決済通貨の方がわかりやすいよね。だって、最後は円に換えて使うんだから。
スラッシュ(/)の右側にある通貨が、君のお小遣いになる通貨だって覚えておこう!
つまり決済通貨は損益を受け取るお金の種類だよ!
決済通貨は、FXで取引した後にもらえるお金の種類を決める大切なものなんだよ。
お店でお買い物する時、「円で払いますか?ドルで払いますか?」って聞かれることがあるよね。決済通貨も同じで、取引の結果をどの国のお金で受け取るかが最初から決まっているんだ。
「USD/JPY」のように、スラッシュの右側にあるお金(この場合は円)で、儲けたり損したりするんだよ。だから日本人には、右側に「JPY」がある通貨ペアの方が計算しやすいんだ。
左側のお金を買って、それが高くなったら、右側のお金がたくさんもらえる。これがFXの基本的な仕組みなんだよ。
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
決済通貨は、通貨ペアの右側に表示される通貨で、取引の損益計算や証拠金計算の基準となる重要な概念なんですよ。EUR/USDならUSD、USD/JPYならJPYが決済通貨となります。
決済通貨の役割は多岐にわたります。まず、損益が決済通貨建てで計算されます。USD/JPYを1万通貨取引して1円の利益が出れば、1万円の利益。EUR/USDなら、0.01ドルの動きで100ドルの損益となります。また、スワップポイントも決済通貨で受け払いされるんです。
重要なのは、最終的な円換算の必要性です。EUR/USDで100ドルの利益を得ても、日本で使うには円に換算する必要があり、その時点のドル円レートに影響されます。このため、日本人投資家の多くは、決済通貨が円のクロス円を好む傾向があります。ただし、ドルストレートの方がスプレッドが狭いというメリットもあるので、一長一短なんですよ。
関連用語をチェック!
基準通貨 通貨ペアの左側で1単位あたりの価値を示す通貨
円転 外貨での利益を日本円に交換すること
STEP 03 決済通貨に関するQ&A
よくある質問と回答
自国通貨が決済通貨になるペアが管理しやすいです。日本人なら
クロス円(○○/
JPY)がお勧め。ただし、
取引コスト(スプレッド)を重視するなら、
ドルストレートも検討価値があります。最終的には取引スタイルに応じて選びましょう。
為替リスクの二重化に注意が必要です。
EUR/
USDで利益を出しても、ドルを円に換える際のレートで最終
損益が変わります。また、
証拠金も決済通貨の為替変動の影響を受けるため、
資金管理が複雑になります。
通貨ペア表記で
左側が基準通貨、右側が決済通貨です。
EUR/
USDなら、EUR(ユーロ)が基準通貨、USD(ドル)が決済通貨。「1ユーロ=○○ドル」という読み方をすれば、自然に理解できます。スラッシュで
区切られた位置で判断しましょう。
例えば1万通貨の取引で、
USD/
JPYが1円動けば
1万円の損益。
EUR/USDが0.0001ドル(1pip)動けば
1ドルの損益です。決済通貨が円なら円でそのまま把握でき、ドルなら最後に円換算が必要です。この
直感的な理解のしやすさが大きな違いです。
基準通貨は
通貨ペアの左側で「何を買うか」を示し、
決済通貨は右側で「何で支払うか」を示します。
USD/
JPYなら、円(決済通貨)でドル(基準通貨)を買う取引。価格は「1基準通貨=○○決済通貨」で表示されます。
直接の反対はありませんが、対になる概念は
基準通貨です。
通貨ペアは必ず基準通貨と決済通貨のセットで構成されます。また、
ポジションの方向という意味では、決済通貨を
売る側に回ることが概念的に反対と言えるかもしれません。
通貨ペアごとに固定されており、変更はできません。
USD/
JPYの決済通貨は必ずJPY、
EUR/USDは必ずUSDです。ただし、取引する通貨ペアを選ぶことで、実質的に決済通貨を選択できます。自分の
資金管理に適した決済通貨のペアを選びましょう。