ウェッジについて詳しく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ウェッジ

収束する2本の線で形成される楔形パターン。上昇・下降の両方で反転を示唆

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ウェッジっていうのはね、くさび形の三角形のことなんだよ。ドアに挟む三角形の木片(くさび)に似ているから、この名前がついたんだ。チャートで見ると、だんだん狭くなっていく形なんだけど、ペナントと違って上向きか下向きに傾いているのが特徴なの。

面白いのは、上向きのウェッジ(ライジングウェッジ)は下落のサインで、下向きのウェッジ(フォーリングウェッジ)は上昇のサインなんだ。逆みたいでしょ?

これはね、上向きウェッジでは買う力がだんだん弱くなっているし、下向きウェッジでは売る力が弱くなっているからなんだ。

ウェッジを見つけたら、「そろそろ反対方向に動くかも!」って心の準備ができるから、とっても役に立つ形なんだよ!

つまりウェッジは「力が弱まっていることを教えてくれる三角形」みたいなものだよ!

ウェッジは、まるで坂道を登る自転車みたいなものなんだ。最初は勢いよく登れるけど、だんだん疲れてきてスピードが落ちて、最後には後ろに下がっちゃうでしょ?

上向きウェッジは、値段は上がってるけどその勢いがどんどん弱くなってる状態。下向きウェッジは逆に、下がる勢いが弱まってる状態なの。だから、上向きウェッジを抜けたら下へ、下向きウェッジを抜けたら上へ動くことが多いんだ。見た目と逆だから、覚えるのがちょっと大変だけど、これを知ってると相場の転換点が分かるよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ウェッジパターンは、価格の推進力の低下を示す重要な反転パターンなんですよ。2本のトレンドラインが同じ方向に収束していく楔形で、ライジングウェッジ(上昇ウェッジ)とフォーリングウェッジ(下降ウェッジ)の2種類があります。特徴的なのは、見た目の方向と逆にブレイクすることが多い点です。

ウェッジの形成メカニズムは買い圧力と売り圧力の不均衡にあります。ライジングウェッジでは、高値は更新するものの、その上昇幅が徐々に縮小し、買い圧力の枯渇を示します。逆にフォーリングウェッジでは、安値更新の幅が縮小し、売り圧力の枯渇を表現しています。このモメンタムの低下が、反転の前兆となるのです。

トレード戦略では、ウェッジのブレイクアウトエントリーします。ライジングウェッジなら下値支持線の下抜け、フォーリングウェッジなら上値抵抗線の上抜けを狙います。目標値は、ウェッジの最も広い部分の値幅が目安となります。重要なのは、出来高の確認で、ブレイク時に出来高が急増することで、パターンの信頼性が高まるんですよ。

関連用語をチェック!

ライジングウェッジ 上昇型の楔。下落反転を示唆する弱気パターン
フォーリングウェッジ 下降型の楔。上昇反転を示唆する強気パターン
収束 2本の線が接近すること。ウェッジの特徴
モメンタム 価格の勢い。ウェッジでは徐々に低下
ペナント 対称的な三角形。ウェッジとは異なるパターン
チャンネル 平行な2本の線。ウェッジは収束する
反転パターン トレンド転換を示唆。ウェッジの主な機能
ダイバージェンス 価格と指標の逆行。ウェッジと併用で効果的
パンダ
STEP 03

ウェッジに関するQ&A

よくある質問と回答

ウェッジは明確な傾斜があり、ペナントほぼ対称です。また、ウェッジは反転パターン、ペナントは継続パターンという機能の違いもあります。形成期間もウェッジの方が長く、3週間以上かかることが一般的です。
5回以上の接触(上下のラインにそれぞれ3回以上タッチ)があると信頼性が高まります。また、形成期間が長いほど、出来高が徐々に減少するほど、オシレーター系指標でダイバージェンスが確認できるほど、成功率が上がります。
原則と異なる動きですが、一時的な上昇後に大きく下落することが多いです。これは「スローオーバー」と呼ばれ、最後の買い手を巻き込む動きです。すぐに飛びつかず様子を見ることが重要です。
保守的にはウェッジの反対側のライン損切りラインとします。例えば、ライジングウェッジの下抜けでエントリーした場合、上値抵抗線の少し上に設定します。資金管理に応じて、より近い位置に設定することもあります。
ウェッジの始点での値幅(最も広い部分)をブレイクポイントから測ります。例えば、始点で10円の幅があるライジングウェッジが100円で下にブレイクしたら、目標は90円となります。段階的な利確を推奨します。
上級者はラインでの逆張りが可能ですが、徐々に値幅が狭くなるため効率は良くありません。基本的にはブレイクを待つのが賢明です。ただし、明確な5波動構造が見える場合は、最終波での逆張りも選択肢となります。
ウェッジは両方のラインが同じ方向に傾斜しますが、トライアングル(三角保ち合い)は一方が水平、または逆方向に傾斜します。機能面でも、ウェッジは主に反転、トライアングルは継続または反転と、違いがあります。
日足以上で最も信頼性が高いです。週足のウェッジは数ヶ月かけて形成され、大きなトレンド転換を示唆します。4時間足以下では、だましも多くなりますが、短期トレードでは有効なシグナルとなることもあります。