わからない前提で解説
    5歳でもなんとなく分かるFX用語!
  
 
  
  
        
  STEP 01 なんとなく理解しよう!
 5歳でもわかる超かんたん解説
    ピボットっていうのはね、今日の値段がどこまで動くかを予想する目印なんだよ。
たとえばね、昨日の通信簿を見て「今日のテストは何点くらい取れるかな」って予想するみたいな感じだよ。昨日高い点数だったら、今日も高めかもしれないよね。
FXでは、昨日の一番高い値段、一番安い値段、最後の値段を使って、今日の目安となる値段を計算するんだ。
その目安の値段に線を引いて、「ここまで上がるかも」「ここまで下がるかも」って予想の参考にするの。
大人の人は、このピボットの線を見ながら、どこで買うか売るかを考えてるんだよ。便利な目印なんだ!
  つまりピボットは今日の値動きを予想する目印の線だよ!
 ピボットは、昨日の成績から今日の値段の目安を計算する方法なんだ。昨日の最高点、最低点、終了点を足して3で割ると、今日の中心になる値段が分かるよ。
これはね、バスケットボールの選手みたいなものなんだ。ピボット(軸足)を中心にくるくる回って方向を変えるでしょ?相場も、このピボットの値段を中心に、上に行ったり下に行ったりすることが多いんだよ!
            
  STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
 もっと詳しい本格解説
    ピボット(Pivot Point)は、前日の高値・安値・終値の平均から算出される基準価格で、当日の重要な価格水準を示すテクニカル指標なんですよ。1930年代にフロアトレーダーが開発した歴史ある手法です。
 基本的な計算式は、ピボット値(PP)=(前日高値+前日安値+前日終値)÷3です。このピボット値を基準に、レジスタンスライン(R1、R2、R3)とサポートライン(S1、S2、S3)を算出します。これらのラインは、当日の価格が反転しやすいポイントとして機能することが多いんですよ。
 ピボットの特徴は、世界中のトレーダーが同じ数値を見ていることです。そのため、自己実現的に機能しやすく、特にデイトレードで重宝されています。価格がピボット値より上なら強気相場、下なら弱気相場と判断する基準にもなります。ただし、トレンドが強い時は、これらのラインを簡単に突破することもあるんですよ。
  関連用語をチェック!
  サポートライン 価格の下値を支える水準。ピボットではS1、S2、S3として計算される          日足 1日の値動きを表すローソク足。ピボット計算に使用される時間軸              
  STEP 03 ピボットに関するQ&A
 よくある質問と回答
             
         メジャー通貨ペアでは比較的高い信頼性があります。特に、東京時間やロンドン時間の
レンジ相場では機能しやすいです。ただし、重要
経済指標発表時や強い
トレンド発生時は簡単に突破されます。
他のテクニカル指標と併用することで、より精度の高い判断が可能になります。
  最も重要なのは
中心となるピボット値(PP)です。次に、第1サポート(S1)と第1
レジスタンス(R1)が重要で、
約70%の確率で日中の値動きはこの範囲内に収まるとされています。S2、R2は強いサポート・レジスタンスとして、S3、R3は
極端な相場でのみ意識されます。
  ピボットラインを明確に突破することを指します。特に、中心のピボット値やR1、S1を勢いよく突破した場合、その方向への
トレンド継続が期待できます。
ブレイクアウト後は、
突破したラインが逆の役割(サポートが
レジスタンスに、またはその逆)に変わることが多く、
押し目買い・戻り売りのポイントになります。
  使用目的が異なるため、併用が理想的です。ピボットは短期的な価格レベルを示し、
デイトレードに適しています。
移動平均線は
トレンドの方向性を示し、中長期の分析に向いています。
ピボットで売買ポイントを探し、移動平均線でトレンドを確認するという
組み合わせが効果的です。
  取引スタイルによって使い分けます。
デイトレードなら日ピボット、スイングトレードなら週ピボットが基本です。ただし、
両方を表示して重なるレベルは特に強力なサポート・
レジスタンスとなります。月曜日は
週ピボットの影響が強く、週末に向けて日ピボットの重要性が増す傾向があります。
  ほとんどの取引ツールで自動表示できるため、手計算は不要です。
MT4/
MT5、TradingViewなどには標準インジケーターとして搭載されています。ただし、
計算方法を理解しておくことは重要で、なぜそのラインが意識されるのかを
理論的に把握することで、より効果的な活用が可能になります。
  ピボットだけでは不十分です。ピボットは優れた指標ですが、万能ではありません。
トレンドの把握、ボリューム分析、ファンダメンタルズなどと組み合わせることが重要です。また、適切な
資金管理とリスク管理なしには、どんな優れた指標も意味がありません。総合的な判断が必要です。