レバレッジの掛けすぎリスク
レバレッジ25倍=一瞬で破産の可能性
4%の値動きで証拠金全損。これがレバレッジ25倍の現実です。初心者の約70%が過剰レバレッジが原因で3ヶ月以内に退場。「少額で大きく稼げる」という甘い誘惑が、多くのトレーダーを破滅に導いています。
レバレッジはFXの最大の魅力であり、最大の罠でもあります。適切に使えば効率的な資産運用が可能ですが、使い方を間違えれば一瞬で全財産を失います。
この記事では、レバレッジの本当のリスクを数値で理解し、自分に適切なレバレッジを見つける方法を解説します。
レバレッジリスク計算機
あなたのレバレッジは適正?危険度を診断
計算結果
レバレッジ別の強制ロスカットライン
レバレッジ別リスク比較表
同じ10万円の証拠金での比較
レバレッジ | 取引可能額 | 1pipの損益 | ロスカットまで | リスク度 | 推奨レベル |
---|---|---|---|---|---|
1倍 | 10万円 | 10円 | 10,000pips | 超安全 | 超初心者 |
3倍 | 30万円 | 30円 | 3,333pips | 安全 | 初心者 |
5倍 | 50万円 | 50円 | 2,000pips | やや安全 | 初心者 |
10倍 | 100万円 | 100円 | 1,000pips | 注意 | 中級者 |
15倍 | 150万円 | 150円 | 666pips | 危険 | 上級者 |
20倍 | 200万円 | 200円 | 500pips | 高危険 | プロ |
25倍 | 250万円 | 250円 | 400pips | 極危険 | 非推奨 |
高レバレッジで破産した実例
たった1日で全てを失った3人のケース
30代会社員Aさん:ボーナス50万円が2時間で消滅
「少額で大きく稼げる」という広告を信じ、レバレッジ25倍でドル円をロング。雇用統計の発表で急落し、わずか2時間で強制ロスカット。
経験レベル別の適正レバレッジ
あなたに最適なレバレッジを見つける
まずは相場に慣れることが最優先。大きな損失を避けながら、経験を積む期間。
- 月間最大損失:5%以内
- 1回の取引:資金の2%まで
- 取引回数:1日1〜2回
- 推奨資金:10万円以上
ある程度の経験を積み、自分のスタイルが確立。リスク管理ができる段階。
- 月間最大損失:10%以内
- 1回の取引:資金の3%まで
- 取引回数:1日3〜5回
- 推奨資金:50万円以上
安定した利益を出せる実力者。それでも15倍が限界。プロでも20倍以上は稀。
- 月間最大損失:15%以内
- 1回の取引:資金の5%まで
- 取引回数:制限なし
- 推奨資金:100万円以上
レバレッジ管理の5つの鉄則
これを守れば破産はしない
最大でも実効レバレッジ10倍まで
口座レバレッジが25倍でも、実際の取引は10倍以内に抑える。証拠金の10倍以上のポジションは持たない。これだけで破産リスクは90%減少。
証拠金維持率は常に300%以上
証拠金維持率が300%を切ったら新規エントリー禁止。200%を切ったら一部決済。これで強制ロスカットを回避できる。
連敗したらレバレッジを下げる
3連敗したらレバレッジを半分に。5連敗したら取引停止。調子が悪い時に高レバレッジは自殺行為。
重要指標時はレバレッジ3倍以下
雇用統計、FOMC、日銀会合などの重要イベント時は必ずレバレッジを下げる。予想外の動きで即死を防ぐ。
利益が出てもレバレッジを上げない
連勝して資金が増えても、レバレッジは一定に保つ。「調子がいいから」という理由でレバレッジを上げた瞬間に破産への道。
レバレッジ管理の重要ポイント
最終警告:レバレッジは「諸刃の剣」です。利益も損失も倍増させます。初心者は必ず3倍以下から始め、最大でも10倍を超えないこと。プロトレーダーほど低レバレッジで安定した利益を出しています。