維持証拠金を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

維持証拠金

保有ポジションを維持するために必要な最低限の証拠金。必要証拠金とも呼ばれる

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

維持証拠金っていうのはね、取引を続けるために最低限必要なお金のことなんだよ。例えばね、遊園地で一日中遊ぶためには入場料が必要でしょ?それと同じで、FXでもポジションを持ち続けるための入場料みたいなものが必要なの。

100万円分の取引をしたい時、全部のお金を用意しなくても大丈夫なんだ。例えば4万円だけあれば100万円分の取引ができることがあるの。この4万円が維持証拠金なんだよ。

でもね、このお金は「最低限これだけは必要」っていう金額だから、実際にはもっと多めに用意しておいた方が安心なんだ。だって、損が出た時に維持証拠金を下回っちゃうと、強制的に取引が終わっちゃうからね。

だから維持証拠金は、「これ以下になったらアウト!」っていう大事な基準線みたいなものなんだよ。

つまり維持証拠金は「取引を続けるための最低限の入場料」みたいなものだよ!

維持証拠金は、まるでマンションの敷金みたいなものなんだ。部屋を借りる時に最初に預けるお金があるでしょ?FXでも、ポジションという「部屋」を借りるために、最低限預けておかなきゃいけないお金があるの。

例えば、レバレッジ25倍なら、100万円の取引に4万円の維持証拠金が必要になるんだ。でも注意!この4万円ギリギリだと、ちょっと損したらすぐに退去(強制決済)になっちゃうから、余裕を持って多めに入れておくことが大切だよ。賢い投資家は、必要な金額の2倍以上は用意するんだって!

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

維持証拠金必要証拠金)は、FX取引においてポジションを保有するために拘束される最低限の資金のことなんですよ。レバレッジ取引の仕組み上、実際の取引金額の一部を証拠金として預けることで、大きな金額の取引が可能になります。日本では最大レバレッジが25倍なので、取引金額の4%が維持証拠金として必要になります。

維持証拠金の計算は「取引金額÷レバレッジ」で求められます。例えば、1ドル150円の時に1万通貨(150万円相当)の取引をする場合、レバレッジ25倍なら6万円の維持証拠金が必要です。この証拠金はポジションを保有している間は使用できないため、複数のポジションを持つ場合は、それぞれに必要な証拠金を合算して考える必要があります。

重要なのは、維持証拠金はあくまで最低限の金額だということです。実際の取引では、相場変動による損失に備えて、維持証拠金の2〜3倍以上の資金を用意することが推奨されます。維持証拠金ギリギリでの取引は、わずかな逆行でも強制決済のリスクが高まるため、余裕を持った資金管理が成功への鍵となるんですよ。

関連用語をチェック!

証拠金維持率 有効証拠金を必要証拠金で割った割合。取引の安全性を示す指標
有効証拠金 口座残高に評価損益を加えた実質的に使える証拠金
レバレッジ 証拠金の何倍の取引ができるかを示す倍率。国内は最大25倍
余剰証拠金 有効証拠金から必要証拠金を引いた、追加で使える証拠金
ロスカット 証拠金維持率が一定水準を下回った時の強制決済
証拠金率 取引金額に対する必要証拠金の割合。レバレッジの逆数
拘束証拠金 ポジション保有中で使用できない証拠金。維持証拠金と同義
フリーマージン 新規取引に使える余剰証拠金。取引の余力を示す
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維持証拠金に関するQ&A

よくある質問と回答

維持証拠金=取引金額÷レバレッジで計算します。例えば、1ドル150円で1万通貨(150万円)の取引をレバレッジ25倍で行う場合、150万円÷25=6万円が維持証拠金です。通貨ペアや為替レートが変われば必要額も変わるので、常に確認が必要です。
レバレッジが高いほど維持証拠金は少なくなります。レバレッジ10倍なら取引額の10%、25倍なら4%が必要です。ただし、レバレッジを高くすると少しの値動きで大きな損益が発生するため、リスクも比例して高まります。初心者は低レバレッジから始めることをおすすめします。
複数のポジションを持つ場合はそれぞれの維持証拠金を合計します。例えば、ドル円1万通貨で6万円、ユーロ円1万通貨で5万円なら、合計11万円の維持証拠金が必要です。同じ通貨ペアでも売り買いは別計算になるので注意が必要です。
維持証拠金ポジション保有に必要な最低限の金額で、余剰証拠金それ以上の自由に使える金額です。例えば、口座に20万円あって維持証拠金が6万円なら、余剰証拠金は14万円です。この余剰証拠金が相場変動の緩衝材となります。
証拠金維持率100%は有効証拠金必要証拠金が同額という危険な状態です。これ以下になると強制決済の対象となります。安全な取引のためには最低でも200%以上、理想的には300%以上を維持することが推奨されます。維持率が高いほど、相場変動に対する耐性が強くなります。
はい、通貨ペアの為替レートによって異なります。円建ての通貨ペア(ドル円ユーロ円など)は、現在のレート×取引数量÷レバレッジで計算できます。ドルストレートユーロドルなど)は円換算が必要なため、計算が少し複雑になります。取引前に必ず確認しましょう。
ポジションを決済すれば全額返ってきます。維持証拠金は「拘束」されているだけで、消費されるわけではありません。ただし、取引で損失が出た場合は、その分が差し引かれて返ってきます。利益が出れば、維持証拠金に利益を加えた金額が戻ります。
プロトレーダーは1回の取引で口座資金の2%以下のリスクに抑えることを推奨しています。また、証拠金維持率は常に300%以上を保ち、全資金の50%以上は余剰証拠金として確保しておくことが理想的です。これにより、予期せぬ相場変動にも対応できます。