15分足を理解する

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

15分足

15分間の価格変動を1本のローソク足で表示する、短期と中期の中間的なチャート

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

想像してみて。学校の休み時間って、だいたい15分くらいでしょ?その間にいろんなことが起きるよね。友達とおしゃべりしたり、トイレに行ったり、おやつを食べたり。15分足というのは、この休み時間1回分の値段の動きをまとめて見せてくれるグラフなんだ。

例えば朝の9時から9時15分まで、お金の値段がどう動いたかが1本の棒で分かります。次の棒は9時15分から9時30分まで。こうやって15分ずつ区切って見ていくんです。

5分足が走っている子だとしたら、15分足はゆっくり歩いている子みたい。でもちゃんと前に進んでいるから、大きな流れが見やすいんだよ。速すぎず遅すぎず、ちょうどいい感じなんだね。

アニメも1話が15分くらいのものがあるでしょ?それと同じで、15分足は始まりから終わりまでのお話がちゃんと分かる長さなんだ。だから、たくさんの人が使っているんだよ。

つまり15分足は休み時間1回分の記録なんだ!

15分という時間は、短すぎず長すぎないちょうどいい長さなんだ。1分足みたいに忙しくないし、1時間足みたいに待たなくてもいい。休み時間くらいの感覚で、何が起きたかがしっかり分かるから、初めての人にも人気があるんだよ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

15分足というのは、15分間の価格変動を1本のローソク足で表現したチャートです。短期トレーダーに人気の時間軸で、5分足より落ち着いており、1時間足より機動的という絶妙なバランスを持っています。

この時間軸の特徴は、ノイズが適度に除去されていることなんですよ。1時間に4本のローソク足が生成されるため、数時間の流れを把握しやすくテクニカル分析の信頼性も高いんです。デイトレードの主力時間軸として、多くのトレーダーが活用しています。

15分足はエントリーの精度と保有時間のバランスが優れています。スキャルピングほど忙しくなく、スイングトレードほど待つ必要もありません。また、仕事の合間にチェック可能な点も魅力で、初心者から上級者まで幅広く支持されているんですよ。

15分足チャートの基本構造

9:00 9:15 9:30 9:45 10:00 150.50 150.00 149.50 15分足チャートの例 陽線 陰線 15分間

15分ごとに1本のローソク足が形成されます。赤色の陽線は価格上昇、青色の陰線は価格下落を示しています。5分足より大きな流れが見やすく、1時間足より細かい動きも捉えられるバランスの良い時間軸です。

時間足の比較

5分足 細かい動き ノイズ多め スキャルピング向き 速い 15分足 バランス良好 適度なノイズ除去 デイトレード向き 最適 1時間足 大きな流れ ノイズ少ない スイング向き 遅い

15分足は5分足の細かさと1時間足の安定性の中間に位置します。ノイズが適度に除去され、それでいて取引機会も十分にあるため、多くのトレーダーに選ばれています。

関連用語をチェック!

30分足 30分間の価格変動を表示し、15分足より大きな流れを見るチャート
1時間足 1時間の価格変動を表示し、より中期的な視点を提供するチャート
5分足 5分間の価格変動を表示し、15分足より細かい動きを追うチャート
デイトレード その日のうちに決済する、15分足がよく使われる取引スタイル
トレンドライン 価格の方向性を示す、チャート上に引く斜めの線
移動平均線 過去の価格の平均値を結んだ線で、トレンド判断に使用
押し目 上昇トレンド中の一時的な下落で、買いのチャンス
戻り売り 下降トレンド中の一時的な上昇で、売りのチャンス
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STEP 03

15分足に関するQ&A

よくある質問と回答

はい、15分足は初心者に最適な時間軸の一つです。5分足ほど忙しくなく、1時間足より取引機会が多いため、練習に最適です。ノイズも少なく、テクニカル分析の基本を学びやすいです。また、精神的な負担も適度で、冷静な判断を保ちやすいのも初心者向けと言える理由です。
15分足では通常10-30pips程度の利益を狙うのが一般的です。もちろん相場状況により変動しますが、リスクリワード比1:1.5以上を目標にすると良いでしょう。大きなトレンドが発生した場合は、トレーリングストップを使って利益を伸ばすことも可能です。
各市場のオープン時間帯が最適です。東京市場の9時、ロンドン市場の16時(夏時間)、NY市場の22時(夏時間)前後は値動きが活発になります。特にロンドンとNYが重なる時間帯は取引量が多く、トレンドが発生しやすいです。逆に、各市場のクローズ前後は避けた方が無難です。
15分足では移動平均線(20MA、50MA)が特に有効です。トレンド系ではMACDオシレーター系ではRSI(14期間)がよく機能します。ボリンジャーバンドも相場の過熱感を判断するのに役立ちます。ただし、インジケーターは多くても3つまでに絞り、シンプルに使うことが大切です。
15分足では15-25pips程度の損切りが一般的です。直近の安値高値)の少し外側や、重要なサポート・レジスタンスの外側に設定します。ボラティリティが高い通貨ペアではもう少し広く取ることもあります。資金の1-2%以内のリスクに収まるようにロット調整することも重要です。
効果的なのは1時間足トレンド確認、15分足でエントリーという組み合わせです。さらに精密なタイミングが必要なら、5分足も参照します。このマルチタイムフレーム分析により、大きな流れに逆らわない取引が可能になります。日足で重要なレベルを確認することも忘れずに。
主な弱点は中途半端な時間軸であることです。スキャルピングには遅く、スイングトレードには早すぎます。また、ダマシも完全には排除できないため、偽のブレイクアウトに引っかかることもあります。経済指標発表時の激しい動きにも翻弄されやすいので、イベント前後は注意が必要です。
15分足だけでも勝つことは可能ですが、他の時間軸も併用することを強く推奨します。上位足で全体の方向性とレベルを確認し、15分足で具体的なエントリーポイントを探すのが王道です。また、ファンダメンタルズの確認も欠かせません。複眼的な視点が長期的な成功につながります。