一目均衡表の完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

一目均衡表

日本発のテクニカル指標。5本の線と雲で相場を分析する手法。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

一目均衡表っていうのはね、5本の線と雲みたいな形で相場を見る方法なんだよ。

天気予報で雲の動きを見るみたいに、チャートに現れる「雲」を見て、これから上がるか下がるかを予想するの。雲の上にいれば晴れ(上昇)、雲の下にいれば雨(下落)って考えるんだ。

日本の人が作った方法で、名前の通り一目見ただけでバランスがわかるようになってるんだよ。でも実は、5本も線があって、慣れるまでは少し複雑に見えるかもしれないね。

雲の厚さや、線同士の位置関係を見て、相場の強さや方向を判断するんだ。世界中の人が使ってる、すごい分析方法なんだよ。

つまり一目均衡表は、雲と線で相場の天気を予報する日本の分析方法だよ!

一目均衡表はチャートに雲みたいな形を描いて相場を予想する方法なんだ。

空に浮かぶ雲を見て天気を予想するように、チャートの雲を見て相場を予想するの。価格が雲の上なら上昇しやすく、下なら下落しやすいんだ。日本で生まれた方法だけど、今では世界中で使われてるすごい分析方法なんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)は、1936年に一目山人(細田悟一)が開発した日本独自のテクニカル分析手法なんですよ。転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本の線で構成され、特に2本の先行スパンで形成される「雲」が特徴的です。

この指標の最大の特徴は、時間論、波動論、値幅観測論という3つの理論を統合していることです。単なる価格分析だけでなく、時間的な均衡も重視する点が画期的でした。雲は抵抗帯・支持帯として機能し、雲の厚さは抵抗の強さを表します。

実際の使い方では、価格と雲の位置関係、転換線と基準線のクロスなどを総合的に判断します。価格が雲の上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断されます。また、雲のねじれは相場の転換点を示唆することが多く、世界中のトレーダーに注目されています。複雑に見えますが、マスターすれば強力な武器となるんですよ。

関連用語をチェック!

テクニカル分析 チャートパターンや指標で相場を分析する手法全般。
転換線 過去9日間の最高値と最安値の中間値。短期トレンドを示す。
基準線 過去26日間の最高値と最安値の中間値。中期トレンドを示す。
雲(抵抗帯) 先行スパン1と2で囲まれた領域。サポート・レジスタンス。
ボリンジャーバンド 移動平均線と標準偏差を使った別のテクニカル指標。
MACD 移動平均線の収束・拡散を見る指標。一目と併用される。
フィボナッチ 黄金比を使った分析。一目の値幅観測と類似。
ローソク足 一目均衡表と組み合わせて使われる基本的なチャート。
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一目均衡表に関するQ&A

よくある質問と回答

初心者には複雑に見えますが、基本を押さえれば使いやすいです。まずは雲と価格の位置関係だけを見ることから始めましょう。雲の上なら買い、下なら売りという単純なルールでも機能します。徐々に他の線の使い方を覚えていけば大丈夫です。
雲の色は先行スパン1と2の位置関係で決まります。先行スパン1が上なら薄い色、下なら濃い色になることが多いです。色が変わる部分を「ねじれ」と呼び、相場の転換点になりやすいとされています。ただし、必ず転換するわけではありません。
的中率は使い方と相場環境によって大きく変わりますトレンド相場では比較的高い精度を示しますが、レンジ相場では誤シグナルも多くなります。他の指標と組み合わせることで精度が向上します。また、時間軸によってもパフォーマンスが異なります。
一目均衡表は日足での使用を前提に開発されましたが、現在は様々な時間足で使われています。4時間足以上の長い時間足の方が信頼性が高いとされています。短い時間足ではダマシが増える傾向があるため、注意が必要です。
一目均衡表だけでは限界があります。相場環境の認識、ファンダメンタルズ分析、リスク管理などと組み合わせることが重要です。また、レンジ相場では機能しにくいため、他のオシレーター系指標と併用することをお勧めします。
雲の厚さはサポート・レジスタンスの強さを表します。厚い雲は強い抵抗帯となり、突破されにくいです。逆に薄い雲は簡単に突破される可能性があります。雲が厚い場所では価格が反転しやすく、薄い場所ではトレンドが継続しやすいです。
三役好転は転換線が基準線を上抜け、価格が雲を上抜け、遅行スパンが価格を上抜けるという3つの買いシグナルが揃った状態です。三役逆転はその逆で売りシグナルです。非常に強いシグナルとされていますが、出現頻度は低いです。
転換線9、基準線26、先行スパン52という標準設定には深い意味があり、変更は推奨されません。これらは時間論に基づいた数値で、相場のサイクルを表しています。ただし、短期売買向けに調整する人もいますが、本来の効果が失われる可能性があります。