通貨コード・通貨ペアとは?
「お金のニックネーム」でFX通貨の基礎をやさしく解説
このページでは、通貨コード、通貨記号、通貨ペア、メジャー通貨、マイナー通貨、決済通貨、エキゾチック通貨ペア、ドルストレート、メジャーペア、マイナーペア、高金利通貨、資源国通貨(コモディティ通貨)について、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。通貨の種類や分類、それぞれの特徴と選び方まで実践的な情報を網羅しています。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
通貨コードっていうのは、世界のお金につけられた「ニックネーム」のことだよ。みんなにも「たっくん」とか「さーちゃん」みたいなあだ名があるよね? お金にも同じように、世界中で通じる短い名前がついてるんだ。例えば、アメリカのドルは「USD」、日本の円は「JPY」、ヨーロッパのユーロは「EUR」っていう3文字のニックネームなんだ。3文字に決まっているから、世界中のどの国の人でも「あ、あの国のお金のことだな」ってすぐにわかるんだよ。
通貨記号っていうのは、お金のマークのことだよ。「$」ってマークを見たら「あ、ドルだ!」ってわかるよね。日本円は「¥」、ユーロは「€」、イギリスのポンドは「£」っていうマークがあるんだ。お店の値段表で使われるのが通貨記号で、FXの画面で使われるのが通貨コードなんだよ。
通貨ペアっていうのは、2つのお金が「ペア」になったものだよ。例えば、運動会の二人三脚を想像してみて。二人三脚って、必ず2人でセットになるよね? FXのトレードも同じで、必ず2つのお金をセットにして「このお金を買って、あのお金を売る」っていうふうに取引するんだ。例えば「USD/JPY」って書いてあったら、「アメリカのドルと日本の円のペア」っていう意味だよ。左側のお金を買って、右側のお金を売るんだ。
メジャー通貨っていうのは、世界中でよく使われている「人気者のお金」のことだよ。学校のクラスにも、みんなが知っている人気者がいるよね? お金の世界でも同じで、アメリカのドル(USD)、日本の円(JPY)、ヨーロッパのユーロ(EUR)、イギリスのポンド(GBP)なんかが人気者なんだ。マイナー通貨っていうのは、逆に「あまり知られていないお金」のことで、トルコリラやメキシコペソなどがあるよ。人気者のお金同士で取引すると手数料が安いけど、あまり知られていないお金は手数料が高くなりがちなんだ。
ドルストレートっていうのは、「アメリカのドル(USD)が入ってるペア」のことだよ。ドルって世界で一番有名なお金だから、ドルが入ってるペアはたくさんの人が取引してるんだ。例えば「USD/JPY(ドル円)」とか「EUR/USD(ユーロドル)」はドルストレートだよ。ドルが入ってないペア、例えば「EUR/JPY(ユーロ円)」は「クロスペア」って呼ばれるよ。二人三脚で例えると、ドルストレートは「学級委員長(ドル)が必ず片方にいるペア」みたいなものだね。
メジャーペアっていうのは、世界で一番たくさん取引されている「人気のペア」のことだよ。クラスの人気者同士がペアを組んだら、みんなが注目するよね? FXでも、ドル円やユーロドルのような人気ペアは取引量がすごく多いから、手数料が安くて、値段も安定しているから初心者にぴったりなんだ。マイナーペアはドルを含まないペアのことで、取引量がちょっと少なめだよ。
決済通貨っていうのは、通貨ペアの「右側」にあるお金のことだよ。「USD/JPY = 150円」って書いてあったら、右側の円(JPY)が決済通貨で、「ドル1個を買うのに150円いるよ」っていう意味なんだ。値段のものさしになるお金だね。
エキゾチック通貨ペアっていうのは、「めずらしい国のお金が入ったペア」のことだよ。遠い外国のおもちゃみたいに、見たことがないから「おもしろそう!」って思うけど、値段がすごく上がったり下がったりするから、初心者さんにはちょっと危ないんだ。まずは人気者同士のペアで練習してからチャレンジしよう。
高金利通貨っていうのは、「お年玉をたくさんくれる国のお金」だと思ってね。銀行にお金を預けると利息がもらえるよね? トルコリラやメキシコペソは、日本の円よりもずっとたくさんの利息(FXでは「スワップポイント」って呼ぶよ)をもらえるんだ。でも、お年玉はたくさんもらえるけど、その国のお金の価値がどんどん下がっちゃうことがあるから注意が必要なんだよ。
資源国通貨(コモディティ通貨)っていうのは、「石油や金など、大切な宝物をたくさん持っている国のお金」のことだよ。例えば、オーストラリアは鉄鉱石や石炭がたくさんとれる国だから、オーストラリアのお金(豪ドル)は「資源国通貨」って呼ばれるんだ。カナダは石油がたくさんとれるから、カナダドルも資源国通貨だよ。宝物(資源)の値段が上がると、その国のお金の値段も上がりやすいっていう特徴があるんだ。
つまり、通貨には「ニックネーム」と「グループ分け」がある!
通貨コードは「お金のニックネーム」(3文字)、通貨ペアは「二人三脚の組み合わせ」だよ。ドルストレートは「ドルが入ったペア」で取引しやすく、メジャーペアは「人気者同士のペア」で初心者向きなんだ。
高金利通貨は「お年玉たっぷりだけど値下がり注意」、資源国通貨は「宝物の値段と連動するお金」だよ。FXを始めるなら、まずはドル円(USD/JPY)のようなメジャーペアから始めよう!

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もっと詳しい本格解説
通貨コード(Currency Code)とは、ISO 4217規格で定められた3文字のアルファベットによる通貨の国際識別コードです。最初の2文字は国名コード(ISO 3166-1)、最後の1文字は通貨名の頭文字を表します。例えば、USD = US(United States)+ D(Dollar)、JPY = JP(Japan)+ Y(Yen)、EUR = EU(European Union)+ R(euRo、例外的)です。FXの取引画面では常にこの3文字コードが使われるため、主要8通貨のコード(USD、JPY、EUR、GBP、AUD、NZD、CAD、CHF)は確実に覚えておきましょう。通貨記号($、¥、€、£など)は日常生活で使われる表記で、FXでは補助的に使用されます。
通貨ペア(Currency Pair)とは、2つの通貨を組み合わせたFX取引の基本単位です。左側の通貨を「基軸通貨(Base Currency)」、右側の通貨を「決済通貨(Quote Currency)」と呼びます。例えばUSD/JPY = 150.00の場合、基軸通貨であるUSD(米ドル)1単位を購入するために、決済通貨であるJPY(日本円)が150円必要という意味です。「買い(ロング)」は基軸通貨を買って決済通貨を売ること、「売り(ショート)」は基軸通貨を売って決済通貨を買うことを意味します。レートが上がれば買いポジションが利益、下がれば売りポジションが利益になります。初心者がつまずきやすいのは「何を買って何を売っているのか」の理解ですが、常に左側の通貨を中心に考えれば迷いません。
FXの世界では、メジャー通貨とマイナー通貨という分類があります。メジャー通貨とは、世界の外国為替市場で取引量が多く、流動性が高い主要国の通貨を指します。具体的には、USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(日本円)、GBP(英ポンド)、AUD(豪ドル)、NZD(NZドル)、CAD(カナダドル)、CHF(スイスフラン)の8通貨が該当します。国際決済銀行(BIS)の2022年調査によると、外為市場の全取引のうちUSDが片方に含まれる取引は約88%を占めます。メジャー通貨はスプレッドが狭く、流動性が高いため、注文が通りやすいという特徴があります。一方、マイナー通貨はこれら以外の通貨で、取引量が少なく値動きが大きくなりやすい傾向があります。
通貨ペアは必ず2つの通貨で構成されます。左が基軸通貨、右が決済通貨です。USD/JPYを「買う」とは、円を払ってドルを手に入れることを意味します。
エキゾチック通貨ペアとは、新興国や小国の通貨を含む通貨ペアで、USD/TRY(米ドル/トルコリラ)、USD/ZAR(米ドル/南アフリカランド)、USD/MXN(米ドル/メキシコペソ)などが代表的です。エキゾチックペアはスプレッドが広い(取引コストが高い)、値動きが荒い、流動性が低くスリッページが発生しやすい、政治・経済リスクが高いという特徴があります。地政学リスクの変動で一晩で10%以上動くこともあり、レバレッジをかけていると甚大な損失につながる可能性があります。初心者はまずメジャーペアで基本を身につけてから挑戦するのが賢明です。
ドルストレート(Dollar Straight)
ドルストレートとは、通貨ペアの片方に米ドル(USD)が含まれるペアの総称です。具体的にはUSD/JPY(ドル円)、EUR/USD(ユーロドル)、GBP/USD(ポンドドル)、AUD/USD(豪ドル米ドル)、NZD/USD(NZドル米ドル)、USD/CAD(ドルカナダ)、USD/CHF(ドルスイス)の7ペアが代表的なドルストレートです。世界の外国為替取引の約88%にUSDが関わっているため、ドルストレートは全通貨ペアの中で最も取引量が多く、スプレッドが狭く、約定力が高いという大きな利点があります。
ドルストレートが重要な理由は、FXの為替レート計算の「基準」になるからです。例えば、EUR/JPY(ユーロ円)のレートは、実際にはEUR/USD(ユーロドル)のレートとUSD/JPY(ドル円)のレートを掛け合わせて算出されています。つまり、ドルストレートは全ての通貨ペアの「土台」であり、ドルストレートの動きを理解することが他のペアの値動きを読む基本になります。初心者がまず覚えるべきはドルストレートの主要7ペアで、特にUSD/JPYとEUR/USDの2つは必須です。
ドルストレートの値動きには、米国の経済指標(雇用統計、CPI、GDP)やFRBの金融政策が大きく影響します。米国の経済が好調でFRBが利上げ方針なら全体的にドル高、逆なら全体的にドル安という傾向があるため、ドルストレートの取引では米国の経済ニュースのチェックが欠かせません。
メジャーペア(Major Pairs)
メジャーペアとは、世界で最も取引量が多い主要な通貨ペアの総称です。一般的にEUR/USD、USD/JPY、GBP/USD、USD/CHF、AUD/USD、NZD/USD、USD/CADの7つのドルストレートペアを指します。これらは全てUSDを含むため「ドルストレートのメジャー」とも呼ばれます。BIS(国際決済銀行)の統計では、これら7ペアだけで世界のFX取引量の約75%を占めます。
メジャーペアが初心者に適している理由は4つあります。(1)スプレッドが狭い:USD/JPYやEUR/USDは0.2〜0.5pips程度と非常に低コスト。(2)流動性が高い:大量の注文が常に入っているため、大きなスリッページが発生しにくい。(3)情報量が豊富:日本語を含む世界中のメディアで分析情報が入手しやすい。(4)値動きが比較的安定:エキゾチックペアのように一夜にして10%動くことは稀です。
メジャーペアそれぞれに「個性」があります。USD/JPYは東京時間に活発で日本人になじみ深い。EUR/USDは世界一の取引量を誇りロンドン時間に最も動く。GBP/USDは「暴れ馬」と呼ばれるほどボラティリティが大きい。それぞれの特徴を理解して、自分のトレードスタイルに合ったペアを選ぶことが大切です。詳しい各ペアの特徴は主要通貨ペアトレードガイドをご覧ください。
マイナーペア(Minor Pairs / Cross Pairs)
マイナーペアとは、米ドル(USD)を含まない通貨ペアの総称で、「クロスペア(Cross Pair)」とも呼ばれます。代表的なマイナーペアには、EUR/JPY(ユーロ円)、GBP/JPY(ポンド円)、EUR/GBP(ユーロポンド)、AUD/JPY(豪ドル円)、NZD/JPY(NZドル円)、CAD/JPY(カナダドル円)、CHF/JPY(スイスフラン円)などがあります。日本円が含まれるマイナーペアは特に「クロス円」と呼ばれ、日本のFXトレーダーに人気があります。
マイナーペアの取引で知っておくべき重要な点は、レート計算が2つのドルストレートを経由して行われるため、スプレッドがメジャーペアより広がりやすいということです。例えばEUR/JPYのレートは、EUR/USDのレートとUSD/JPYのレートの掛け算で算出されます。つまり、EUR/JPYを取引するときは実質的にEUR/USDとUSD/JPYの2つの取引を同時に行っているのと同じことになります。そのため、ドルストレートの値動き(特にUSD/JPY)の影響を受けやすいという特徴があります。
マイナーペアの利点は、ドルの影響を受けずに特定の2通貨間の強弱を取引できることです。例えば「ユーロ圏の経済は強いが米国は不透明」という状況で、EUR/GBPを取引すればドルの影響を排除してユーロとポンドの力関係だけに集中できます。通貨間の相関関係を理解し、ドルストレートとマイナーペアを使い分けることで、より柔軟な取引戦略が可能になります。
USDを中心に全ての通貨ペアが構成されています。ドルストレート(実線)は直接取引、クロスペア(点線)は間接的に2つのドルストレートを経由して計算されます。
高金利通貨(High-Yield Currency)
高金利通貨とは、政策金利が相対的に高い国の通貨を指します。2024〜2025年時点で代表的な高金利通貨は、トルコリラ(TRY:政策金利約50%)、メキシコペソ(MXN:約10%)、南アフリカランド(ZAR:約8%)、ブラジルレアル(BRL:約12%)などです。これらの通貨を買って日本円(政策金利0.5%前後)のような低金利通貨を売ると、金利差に相当するスワップポイントを毎日受け取れるため、「キャリートレード」と呼ばれる長期保有戦略で人気があります。
高金利通貨が高い金利を提供する背景には、インフレ率が高い、経済が不安定、通貨の信用力が低いという「リスクプレミアム」があります。つまり「高い金利を払わないと投資家がその通貨を持ってくれない」のです。例えばトルコリラは2018年から2024年にかけて対円で約80%以上下落しており、スワップ収入を大幅に上回る為替差損が発生しています。「金利が高い=お得」と単純に考えてはいけないのが高金利通貨の最大の注意点です。
高金利通貨の取引で成功するためのポイントは、(1)ロット数を小さくして為替変動に耐えられる余裕を持つ、(2)その国のファンダメンタルズ(インフレ率、経常収支、政治情勢)を定期的にチェックする、(3)証拠金維持率に余裕を持たせてロスカットを防ぐ、(4)為替レートのトレンドが下降している場合は無理にスワップ狙いをしない、の4つです。金利収入だけに目を奪われず、トータルの損益(為替差損益+スワップ収入)で判断する冷静さが求められます。
資源国通貨 / コモディティ通貨(Commodity Currency)
資源国通貨(コモディティ通貨)とは、天然資源の輸出が経済の大きな柱となっている国の通貨です。代表的な資源国通貨は、豪ドル(AUD:鉄鉱石・石炭・天然ガス)、カナダドル(CAD:原油・天然ガス・木材)、NZドル(NZD:乳製品・羊毛・木材)の3通貨で、いずれも主要8通貨に含まれるメジャー通貨です。南アフリカランド(ZAR:金・プラチナ)やノルウェークローネ(NOK:原油)も資源国通貨に分類されます。
資源国通貨の最大の特徴は、原油、金、鉄鉱石などの商品(コモディティ)価格と高い連動性を持つことです。例えば、原油価格が上昇するとカナダドルも上昇しやすく、金の価格が上昇すると豪ドルにもプラスの影響があります。BIS統計によると、カナダドルと原油価格の相関係数は約0.7〜0.8と非常に高い水準です。資源国通貨を取引する場合は、為替チャートだけでなく関連する商品価格もチェックすることで、値動きの予測精度を高められます。
もう一つの重要な特徴は、中国経済との連動性です。中国は世界最大の資源輸入国であり、オーストラリアの鉄鉱石の最大の輸出先です。中国のGDP成長率やPMI(購買担当者景気指数)が良好なら豪ドルにプラス、悪化すれば豪ドルにマイナスという傾向があります。また、資源国通貨はリスクオン(投資家がリスクを取りやすい局面)で買われ、リスクオフ(不安が広がる局面)で売られやすいという特徴も持っています。世界経済の好不調に敏感に反応する「景気の温度計」のような存在です。
通貨は「メジャー/マイナー」「資源国/高金利」「安全通貨」など複数のカテゴリに分類されます。初心者はメジャー通貨のドルストレートから始めましょう。
通貨の分類と特徴を理解することは、FXトレードの第一歩です。初心者がまず取引すべきはUSD/JPY(ドル円)やEUR/USD(ユーロドル)のようなドルストレートのメジャーペアで、スプレッドが狭く情報も豊富です。慣れてきたらEUR/JPY(ユーロ円)やGBP/JPY(ポンド円)などのクロス円にステップアップし、さらに高金利通貨のスワップ運用や資源国通貨の商品連動トレードにも挑戦できます。大切なのは、各通貨の「性格」を知り、自分のトレードスタイルや資金管理に合ったペアを選ぶことです。「なんとなく」で選ぶのではなく、スプレッド、ボラティリティ、情報の入手しやすさ、取引時間帯の活発さなどを総合的に判断して、自分に最適なペアを見つけましょう。
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よくある質問(FAQ)
通貨コードとは?なぜ3文字なの?
通貨ペアの左と右はどういう意味?
ドルストレートとクロスペアの違いは?
メジャーペアとマイナーペアの違いは?
高金利通貨はなぜ人気?リスクは?
資源国通貨とは?どう動くの?
エキゾチック通貨ペアとは?
初心者におすすめの通貨ペアは?
さらに学ぶ
通貨ペアの基礎知識をさらに深めるための関連記事や外部リソースをご紹介します。
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