戻り売りの基礎知識

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

戻り売り

下降トレンド中の一時的な上昇で売りを仕掛ける投資手法

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

戻り売りっていうのはね、下がっている途中でちょっと上がった時に売ることなんだよ。例えばね、滑り台を滑っている時、途中で少し平らな所があって一瞬スピードが落ちるでしょ?でも結局は下まで滑っていくよね。

100円から90円、80円と下がっていた株が、ちょっと戻って85円になることがあるの。この時に「また下がるはず!」って考えて売るのが戻り売りなんだ。

下りのエスカレーターで、ちょっと立ち止まった時に乗るみたいな感じだね。上がったように見えても、大きな流れは下向きだから、また下がる可能性が高いんだ。

でも、本当の反転じゃないかをしっかり確認することが大切。押し目買いの反対の技だけど、同じくらい勉強が必要なんだよ!

つまり戻り売りは「下り坂の一時停止で売るタイミングを狙う」みたいなものだよ!

戻り売りは、まるで下りエスカレーターの踊り場みたいなものなんだ。エスカレーターは下に向かっているけど、踊り場では一瞬平らになるでしょ?でも結局は下に向かって動き続けるよね。

下降トレンドという下りエスカレーターが、一時的に止まった(戻った)時に売るのが戻り売り。最初に売り損ねても、この踊り場でもう一度チャンスが来るんだ。上手く使えば、下落相場でも利益を狙えるよ。でも、エスカレーターが上りに変わってないか、しっかり確認することが大切だね!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

戻り売りは、下降トレンド中の一時的な反発を売りチャンスと捉える戦略的な投資手法なんですよ。相場が一方向に動き続けることは稀で、下降トレンドでも必ず買い戻しや押し目買いによる反発が発生します。この反発(戻り)を利用して、有利な価格で売りポジションを構築するのが戻り売りです。

戻り売りの優位性は、高い位置から売れることでリスクリワードが改善する点にあります。底値で売るリスクを避け、一時的な上昇で割高になったところを狙います。また、戻りの限界点が明確なため、損切りラインの設定が容易です。統計的に、下降トレンドの戻りは長続きしないことが多く、適切に実行すれば高い勝率が期待できます。

重要なのは戻りの限界を見極めることです。主要なレジスタンスライン、下降トレンドライン移動平均線フィボナッチリトレースメント(38.2%、50%、61.8%)などが戻りの目安となります。また、出来高が伴わない上昇は、本格的な反転ではなく一時的な戻りである可能性が高いです。これらの技術的指標を組み合わせることで、効果的な戻り売りが可能になるんですよ。

関連用語をチェック!

レジスタンスライン 上値抵抗線。戻り売りの目標となる価格帯
反発 一時的な上昇。戻りと同義
下降トレンドライン 下落傾向を示す線。戻りの限界を示す
リトレースメント 下落幅に対する上昇の割合。戻りの高さを測る
ショート 売りポジション。戻り売りで構築
デッドキャットバウンス 下落後の一時的な反発。戻り売りの好機
移動平均線 戻り売りの目安となる動的レジスタンス
ベアマーケット 下降相場。戻り売りが有効な相場環境
パンダ
STEP 03

戻り売りに関するQ&A

よくある質問と回答

一般的に前回下落幅の1/3から2/3程度が戻りの限界とされます。フィボナッチでは38.2%、50%、61.8%が重要な水準です。浅すぎる戻りは再下落の力不足、深すぎる戻りはトレンド転換の可能性を示唆します。
上昇が一服して横ばいまたは反落の兆しが見えた時が理想的です。陰線の出現、上ヒゲの長いローソク足レジスタンスでの反応などがサインです。上昇中の逆張りは避け、必ず上昇の勢いが弱まってからエントリーします。
下降トレンドでは20日、50日、75日移動平均線が主要な戻りポイントとなります。特に、下向きの移動平均線は強いレジスタンスとして機能します。複数の移動平均線が重なる価格帯は、特に注目すべき戻り売りポイントです。
戻り売り空売りの絶好のエントリーポイントです。新規の空売りだけでなく、一度利確した空売りポジションの再構築にも使われます。信用取引ができない場合は、ベア型ETFやプットオプションで代替することも可能です。
一般的に直近高値の少し上に設定します。また、重要なレジスタンスラインの上、下降トレンドラインの上なども基準となります。戻りが想定以上に深い場合は、トレンド転換の可能性を考慮して早めの損切りが重要です。
出来高急増を伴う上昇、重要レジスタンスを簡単に突破、移動平均線が上向きに転じるなどは、単なる戻りではない可能性があります。また、好材料が出た場合の上昇も、一時的な戻りではなくトレンド転換の可能性を検討すべきです。
戻り売り下降トレンド方向への順張りの一種です。純粋な逆張りは上昇中に売りますが、戻り売りは下降トレンドの中の一時的な上昇を待ってから売ります。トレンドに逆らわない点で、リスクが低い手法といえます。
想定される戻りゾーンで分割売却する方法が有効です。例えば、38.2%で1/3、50%で1/3、61.8%で1/3というように分散します。これにより、平均売却価格を有利にでき、戻りの高さを読み違えてもリスクを軽減できます。