わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
両建て(りょうだて)っていうのはね、同じものを買うのと売るのを同時にやることなんだよ。
例えば、右手でボールを前に押しながら、左手で同じボールを後ろに引っ張るみたいな感じかな。両方の力が同じだとボールは動かないでしょ?FXでも、ドルを買いながら同時にドルを売ると、値段が上がっても下がってもプラスマイナスゼロになっちゃうんだ。
「じゃあ意味ないじゃん」って思うよね。その通り!だから多くの大人たちも「両建ては難しいからやめた方がいい」って言うんだよ
つまり両建ては右手と左手で綱引きしているようなものだよ!
両建てはアクセルとブレーキを同時に踏むみたいなものなんだ。車は進みたいけどブレーキも踏んでるから動けないよね。FXでも儲けたいけど損したくないから両方やるって感じで、結局どっちつかずになっちゃうんだ。特別な理由がない限り、どっちか一つに決めた方がいいんだよ
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
両建ては同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に保有する取引手法なんですよ。例えば、ドル円を1万通貨買いながら、同時に1万通貨売るような状態です。理論的には損益が相殺されて固定されますが、実際にはスプレッドとスワップポイントの差で損失が発生します。
両建てを行う理由として、損切りしたくない心理が挙げられます。含み損が出ているポジションに対して、反対ポジションを持つことで「損失を確定させずに済む」と考えるわけです。しかし、これは問題の先送りに過ぎず、いずれ両方のポジションを決済する必要があり、その際にスプレッド分の損失が二重に発生します。
プロトレーダーが両建てを使うケースは限定的で、異なる時間軸での戦略や、税金対策などの特殊な場合のみです。一般的には、資金効率が悪く、コストが余計にかかるため推奨されません。特に初心者は、素直に損切りして次のチャンスを待つ方が、長期的には良い結果につながるんですよ
関連用語をチェック!
ヘッジ リスクを軽減するための取引。両建てとは目的が異なる つなぎ売買 一時的に反対ポジションを持つ手法。両建ての一種
ロック 両建てで損益を固定すること。実質的には意味がない
資金効率 資金に対する収益性。両建ては効率が悪い
ナンピン 含み損のポジションを追加する手法。両建てとは異なる ドテン ポジションを反転させること。両建てとは違い片方のみ
STEP 03 両建てに関するQ&A
よくある質問と回答
日本では合法ですが、海外では禁止されている場合が多いです。日本のFX業者では両建て可能ですが、推奨はされていません。これは、投資家保護の観点から、無意味な取引でコストだけかかることを防ぐためです。違法ではないが非効率という理解が正しいです
一般的なトレードでは
メリットはほぼありません。強いて言えば、
心理的な安心感を得られることくらいです。プロが使う場合は、異なる時間軸での戦略や、一時的な
ヘッジなど特殊なケースに限られます。コストを考えると、素直に決済した方が良いことがほとんどです
なるべく早く解消すべきです。まず、利益が出ている方の
ポジションを決済し、残ったポジションは相場状況を見て判断します。
両方同時に決済すると、
スプレッド分の損失で終わりますが、
これ以上の損失拡大を防ぐという意味では有効な選択です
理論上は
不可能ではありませんが、現実的ではないです。
買いスワップと
売りスワップの差を狙う手法ですが、多くの業者では
売りスワップの方が大きく設定されており、トータルでマイナスになります。
為替変動リスクもあるため、素直にスワップ投資した方が効率的です
間違いなく損切りです。両建ては問題を先送りするだけで、解決にはなりません。
スプレッドコストも2倍かかり、
資金も拘束されるため、新しいチャンスを逃します。一時的な心理的安心感より、長期的な収益性を重視すべきです
注文時に必ず損切り設定をすることです。損失を受け入れたくない気持ちはわかりますが、それが両建ての原因です。また、
ポジションは1つまでというルールを作り、
新規注文前に既存ポジション確認を習慣化することも効果的です
極めて限定的な場面のみです。例えば、長期
ポジションを持ちながら短期の
逆張りをする場合や、重要
指標発表前の一時的な
ヘッジなどです。ただし、これらも
別々に管理できる上級者のみが使う手法で、
一般投資家には不要です
まず
冷静に現状を整理します。各
ポジションの
損益、
必要証拠金、スワップコストを計算し、
計画的に解消していきます。一度に全決済するか、段階的に解消するかは相場状況次第ですが、
これ以上複雑にしないことが重要です。プロに相談することも検討しましょう