ポジポジ病を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ポジポジ病

常にポジションを持ちたがる心理状態。過剰取引につながる悪習慣

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ポジポジ病っていうのはね、FXでいつも何か持っていたくなる気持ちのことなんだよ。

例えばね、おもちゃ屋さんに行くと、次から次へとおもちゃが欲しくなっちゃうでしょ?一つ買ってもまたすぐ別のが欲しくなる。それと同じなんだ。

FXでも、取引を終えたばかりなのに、すぐまた取引したくなっちゃう人がいるんだよ。これは良くないことで、お金が減っちゃう原因になるんだ。

お菓子を食べすぎるとお腹が痛くなるように、取引しすぎるとお金が無くなっちゃうんだよ。

つまりポジポジ病は取引したくてたまらない状態だよ!

ポジポジ病は、我慢できなくて次々と取引しちゃうことなんだよ。

ゲームセンターで、負けても負けてももう一回!もう一回!ってやり続けちゃうのと似てるんだ。止められなくなっちゃうんだよ。

FXでも同じで、勝っても負けてもすぐ次の取引をしたくなる。でもこれをやってると、大切なお金がどんどん減っちゃうから気をつけないといけないんだ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ポジポジ病は、常にポジションを保有していないと落ち着かない心理状態を指す、トレーダー特有の悪習慣なんですよ。相場を見ているとつい取引したくなり、明確な根拠なくエントリーしてしまいます。

この症状の原因は、機会損失への恐怖や、取引することで得られる興奮、退屈さからの逃避などです。特に連敗後に「取り返したい」という焦りから発症しやすく、感情的な取引の典型例と言えます。

ポジポジ病は資金を急速に減らす最大の要因の一つです。無計画な取引を繰り返すことで、スプレッドコストが累積し、勝率も低下します。克服するには、明確な取引ルールの設定と、それを守る規律が不可欠なんですよ。

関連用語をチェック!

オーバートレード 過剰な取引を行うこと。ポジポジ病の別名
規律 ルールを守る自制心。ポジポジ病の治療に必要
機会損失 利益を得る機会を逃すこと。ポジポジ病の原因の一つ
デモトレード 仮想資金で行う練習取引。ポジポジ病の治療に有効
感情的取引 感情に支配された取引。ポジポジ病の典型例
取引ルール エントリーや決済の基準。ポジポジ病予防の基本
スプレッドコスト 売買価格差による取引コスト。頻繁な取引で累積
冷却期間 取引を控える期間。ポジポジ病の治療法の一つ
パンダ
STEP 03

ポジポジ病に関するQ&A

よくある質問と回答

以下の項目に当てはまる場合は要注意です。1日10回以上取引する、チャートを見ると取引したくなる、ポジションがないと不安、根拠なくエントリーする、負けを取り返そうと焦る、利益が出てもすぐ次の取引をする。3つ以上該当したら、一度立ち止まって自分の取引を見直すことをお勧めします。症状の自覚が改善の第一歩です。
取引ルールの明文化が最も効果的です。エントリー条件を紙に書き、条件を満たさない限り取引しないと決めます。また、1日の取引回数制限を設け、例えば3回までと決めておきます。さらに、取引後は必ず1時間以上チャートから離れる、週末は相場を見ないなど、物理的に距離を置くことも有効です。
主な原因は心理的な依存です。取引による興奮やスリルが癖になり、ギャンブル依存症に似た状態になります。また、損失回避バイアスにより、負けを取り返そうとして過剰取引になることもあります。さらに、SNSで他人の利益を見て焦る、相場を見続けることで機会を逃したくないという恐怖心も原因となります。
典型的なパターンは小さな利益と大きな損失の繰り返しです。焦ってエントリーするため、利益は早めに確定し、損失は「戻るかも」と放置します。結果的にコツコツドカンとなります。また、取引回数が多いためスプレッドコストだけで資金が減ることもあります。月間収支を見ると、勝率は悪くないのに収支がマイナスというケースが多いです。
非常に効果的です。リアルマネーでないため、冷静に自分の取引パターンを観察できます。デモで1ヶ月間ルール通りに取引できたら、少額でリアル取引を再開します。ただし、デモとリアルでは心理的プレッシャーが違うため、少額から段階的に資金を増やすことが重要です。デモで悪い癖を矯正してから本番に臨みましょう。
取引日記をつけることが効果的です。エントリー理由、結果、反省点を記録し、週末に振り返ります。また、第三者に報告する仕組みを作るのも有効です。家族や仲間に週次報告することで自制心が働きます。さらに、アラーム設定取引時間を限定する、パソコンから離れる時間を決めるなど、環境面での工夫も大切です。
ポジポジ病とオーバートレードほぼ同じ意味で使われます。厳密にはポジポジ病は心理状態を指し、オーバートレードは行動を指しますが、実質的には同じ問題です。どちらも過剰な取引頻度が特徴で、計画性のない取引を繰り返します。日本ではポジポジ病、海外ではオーバートレードという呼び方が一般的です。
定期的な自己診断が重要です。月に一度、取引回数や収支を分析し、ポジポジ病の兆候がないかチェックします。また、ストレス管理も大切で、運動や趣味など取引以外の楽しみを持つことで、相場への依存を防げます。さらに、利益目標を現実的に設定し、焦りを生まないようにすることも再発防止につながります。長期的な視点で、健全な取引習慣を維持することが大切です。