売り(ショート)の意味と仕組み

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

売り(ショート)

通貨を売ることで利益を狙う取引。価格下落で利益、上昇で損失。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

売り(ショート)っていうのはね、値段が下がると儲かる取引方法なんだよ。

普通は安く買って高く売るけど、ショートは逆なの。例えばね、友達から100円でカードを借りて、それを今すぐ誰かに100円で売っちゃうの。そして値段が80円に下がったら買い戻して、友達に返すんだ。

100円で売って80円で買い戻したから、20円の利益が出るでしょ?でも、もし120円に上がっちゃったら、20円の損になっちゃうんだ。

FXでは、実際に借りなくても売りから始められるから便利なんだよ。下がりそうな時に使う方法なんだ。

つまり売り(ショート)は、値段が下がったら儲かる逆さまの取引だよ!

売り(ショート)は値段が下がることに賭ける取引なんだ。

雨が降りそうな時に傘を高く売って、晴れて安くなったら買い戻すみたいなもの。FXでは、持ってない通貨でも売ることができるの。値段が下がれば下がるほど利益が出るけど、上がっちゃうと損するから、予想が大事なんだよ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

売り(ショート)とは、保有していない通貨を売り、価格下落で利益を得る取引手法なんですよ。通常の「買い」とは逆の発想で、相場の下落局面でも利益を狙えるFXの大きな特徴の一つです。

ショートの仕組みは、高い価格で売り、安い価格で買い戻すことで差額を利益とします。例えば、USD/JPYを100円でショートし、99円で決済すれば1円の利益です。実際には証券会社から通貨を借りて売る形になりますが、トレーダーは意識する必要はありません。

ショート取引の注意点として、理論上の損失は無限大ということがあります。価格は0円以下にはなりませんが、上昇は理論上無限だからです。また、スワップポイントは通常マイナスになることが多く、長期保有には向きません。しかし、下落相場でも利益を得られることは、相場のどんな局面でもチャンスがあることを意味し、FXの魅力の一つなんですよ。

関連用語をチェック!

買い(ロング) 売りの反対。通貨を買って価格上昇で利益を狙う。
空売り 株式市場での売りの呼び方。ショートと同じ概念。
ショートカバー 売りポジションを買い戻して決済すること。
ベアマーケット 売りが優勢な下落相場。ショートが有利な環境。
売りポジション ショート注文後、決済前の保有状態。
逆指値売り 指定価格まで下がったら自動的に売る注文方法。
ショートスクイーズ 売り方が買い戻しを迫られ価格が急騰する現象。
両建て 同じ通貨ペアで買いと売りの両方を持つこと。
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売り(ショート)に関するQ&A

よくある質問と回答

FXでは証拠金取引という仕組みにより、実際に通貨を保有しなくても売買できます。ブローカーが通貨を貸してくれるイメージです。売った後は必ず買い戻す必要がありますが、その差額で損益が決まります。現物取引とは違う仕組みです。
最大のリスクは損失が理論上無限大ということです。買いは0円以下にはなりませんが、売りは価格上昇に上限がないからです。また、スワップポイントがマイナスになることが多く、急騰時の損切りが遅れると大損失につながります。
下降トレンドが明確な時や、重要な抵抗線で反落した時がショートのタイミングです。また、ファンダメンタルズで通貨安要因がある時も検討します。ただし、上昇トレンド中の逆張りショートは危険なので避けるべきです。
一般的にショートの方が難しいとされています。相場は長期的には上昇傾向があること、損失が無限大であること、心理的に売りは入りにくいことなどが理由です。また、下落は上昇より速いことが多く、タイミングが重要になります。
通常、ショートポジションではスワップを支払うことになります。高金利通貨を売り、低金利通貨を買う形になるためです。ただし、金利差によっては受け取れる場合もあります。長期保有する場合は、スワップも考慮する必要があります。
ショートカバーは売りポジション買い戻して決済することです。利益確定でも損切りでも、ショートを終了する行為全般を指します。多くのショートカバーが同時に起きると買い圧力で価格が急騰する「ショートスクイーズ」が発生することがあります。
取引画面で「売り」または「Sell」ボタンをクリックするだけです。買いと同じように成行注文指値注文逆指値注文が可能です。決済時は「買い」で決済します。最初はデモ口座で練習することをお勧めします。
FXでは基本的にショート規制はありません。株式市場のような空売り規制はなく、いつでも自由にショートできます。ただし、一部の新興国通貨では、政策的な理由で制限がある場合もあります。業者の取引条件を確認しましょう。