ウィリアムズ%Rについて詳しく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ウィリアムズ%R

買われすぎ・売られすぎを判断する逆スケールのオシレーター指標

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ウィリアムズ%Rっていうのはね、逆さまの温度計みたいなものなんだよ。普通の温度計は上が熱いけど、これは逆で上の方(0に近い)が冷たくて売られすぎ下の方(-100に近い)が熱くて買われすぎを表すの。ちょっと変わってるでしょ?

例えばね、-20より上(0に近い)になったら「売られすぎで冷え冷え」、-80より下(-100に近い)になったら「買われすぎで熱々」って教えてくれるんだ。

この指標を作ったウィリアムズさんは、逆に考えることで違う視点を持とうとしたんだって。みんなと違う見方をすることで、チャンスを見つけやすくなるかもしれないね。

最初は逆さまで混乱するかもしれないけど、慣れれば素早く相場の過熱感が分かるようになるよ!

つまりウィリアムズ%Rは「逆さまに見ることで相場の温度が分かる特別な温度計」みたいなものだよ!

ウィリアムズ%Rは、まるで逆さまのエレベーター表示みたいなものなんだ。普通のエレベーターは上の階ほど数字が大きいけど、これは地下みたいにマイナスで表示されるの。

0階(0)に近いほど「売られすぎの地下深く」、-100に近いほど「買われすぎの高層階」なんだ。-20より上なら「深すぎるから上に上がるかも」、-80より下なら「高すぎるから下に下がるかも」って考えるの。逆さまだけど、これが分かると相場の位置がすぐに分かるようになるよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ウィリアムズ%R(Williams %R)は、ラリー・ウィリアムズが開発したモメンタムオシレーターなんですよ。最大の特徴は、0から-100という逆スケールを使用することです。これは、現在価格が一定期間の最高値からどれだけ下に位置するかを示し、ストキャスティクスの逆数的な性質を持っています。

計算式は(最高値−現在値)÷(最高値−最安値)×(-100)で、通常は14期間を使用します。-20以上は売られすぎ、-80以下は買われすぎと判断します。この逆転した表示により、上昇余地と下落余地を直感的に把握できるという利点があります。最高値からの距離を測ることで、上値の重さを視覚化しているのです。

ウィリアムズ%Rの活用法は多彩です。基本的な逆張りシグナル(-20以上で買い、-80以下で売り)に加え、ダイバージェンスの検出、フェイラースイング(だましの動き)の識別などが可能です。特に、-50ラインのクロスは、短期的なトレンド転換を示唆することが多く、他の指標と組み合わせることで精度の高い売買判断が可能になるんですよ。

関連用語をチェック!

逆スケール 0から-100の表示。ウィリアムズ%Rの特徴
-20ライン 売られすぎの基準線。買いシグナルの目安
-80ライン 買われすぎの基準線。売りシグナルの目安
-50ライン 中心線。トレンドの強弱分岐点
フェイラースイング だましのシグナル。%Rで検出可能
最高値からの距離 %Rが測定する基本概念
モメンタム 価格変化の勢い。%Rが捉える要素
ファストストキャスティクス %Rと数学的に類似。表示が逆
パンダ
STEP 03

ウィリアムズ%Rに関するQ&A

よくある質問と回答

高値からの距離を重視するためです。通常のオシレーターは最安値からの位置を示しますが、%Rは「あとどれだけ上昇余地があるか」を直感的に示します。上値の重さを視覚化することで、違った視点から相場を分析できます。
数学的には%R = -100 – ストキャスティクス%Kという関係です。表示が逆なだけで本質は同じですが、%Rは最高値からの距離を強調するため、上値抵抗の判断に優れています。好みで使い分けることができます。
標準は14期間ですが、短期売買なら5〜10期間、中長期なら20〜30期間を使用します。ラリー・ウィリアムズ自身は10期間を推奨していました。期間を短くすると反応が速くなりますが、だましも増えます。
-50より上なら弱気、下なら強気と判断します。特に、-50ラインを明確に突破する動きは、短期トレンドの転換を示唆します。また、-50付近での膠着は、相場の方向感がない状態を表します。
価格が新高値でも%Rが-80を超えない場合は弱気ダイバージェンス、価格が新安値でも%Rが-20を上回らない場合は強気ダイバージェンスです。2つ以上の山谷で確認することで信頼性が高まります。
-20や-80を一瞬超えてすぐ戻る動きのことです。これは、売られすぎ・買われすぎゾーンでの拒絶を示し、強いトレンド継続のサインとなることがあります。だましに見えて実は順張りシグナルという特殊なパターンです。
トレンド相場での張り付きが最大の弱点です。強い上昇トレンドでは-80以下に、下降トレンドでは-20以上に張り付いてしまいます。また、期間設定に敏感で、値が大きく変わることも注意点です。
移動平均線との併用が効果的です。移動平均線でトレンド方向を確認し、%Rでエントリータイミングを計ります。また、MACDCCIと組み合わせることで、だましシグナルを減らすことができます。