ショーター・ロンガーとは?
FXの「上がる派vs下がる派」綱引きで利益を狙う仕組みを解説
このページでは、ショーター、ロンガー、ロング(買い)、ショート(売り)、買いポジション、売りポジションについて、FX初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
想像してみて。FXの世界には、大きく分けて2種類の人がいるんだ。「これから値段が上がる!」って思って買う人と、「これから値段が下がる!」って思って売る人。この2種類の人たちのことを、ロンガーとショーターって呼ぶんだよ。
まずロンガーは、「買いから入る人」のこと。例えば、今100円のおもちゃがあるとするね。ロンガーさんは「このおもちゃは人気が出て120円になりそう!」と思うから、今のうちに100円で買っておく。そして予想通り120円になったら売って、20円のおこづかいをゲットするんだ。これがロング(買い)っていう取引方法だよ。
次にショーターは、「売りから入る人」のこと。「えっ、持ってないのに売れるの?」って不思議だよね。実はFXでは、先に売っておいて後で買い戻すっていう魔法みたいなことができるんだ。ショーターさんは「このおもちゃは人気がなくなって80円になりそう」と思うから、今のうちに100円で売っておく。そして予想通り80円になったら買い戻して、20円のおこづかいをゲットするんだよ。これがショート(売り)っていう取引方法。まるで「さかさまの魔法」みたいだよね!
面白いのは、同じものを見ていても、ショーターさんとロンガーさんは正反対の予想をしているところ。まるで綱引きをしている2つのチームみたいなものなんだ。片方は「値段が上がるぞ」って力を入れて、もう片方は「値段が下がるぞ」って力を入れている。どちらが正しいかは、実際に時間が経ってみないとわからないんだよ。だから、トレーダーたちは一生懸命チャートを見たり経済指標をチェックしたりして予想するんだね。そして、この両方のグループがいるからこそ、いつでも取引ができるんだ。買いたい人がいれば必ず売りたい人も必要だからね!
つまり、ロング・ショート、ロンガー・ショーターを整理すると…
ロング(買い):買いから入る取引方法。値段が上がれば利益、下がれば損失。
ショート(売り):売りから入る取引方法。値段が下がれば利益、上がれば損失。
ロンガー:ロング(買い)をしている人。「上がる派」の投資家。
ショーター:ショート(売り)をしている人。「下がる派」の投資家。
例えば、遊園地の入場券を想像してみて。ロンガーさんは「新しいアトラクションができるから、みんな行きたがって入場券の値段が上がるぞ」と考えて今買っておく人。ショーターさんは「雨の季節だから、みんな行かなくなって入場券の値段が下がるぞ」と考えて今売っておく人なんだ。

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もっと詳しい本格解説
ロング(Long)とは買いポジションを持つこと、ショート(Short)とは売りポジションを持つことを指します。そして、ロングポジションを保有している投資家をロンガー、ショートポジションを保有している投資家をショーターと呼びます。これらは金融庁が監督するFX取引において、最も基本的かつ重要な概念です。
ロング(買い)の仕組みについて詳しく見ていきましょう。ロングとは、通貨ペアを「買う」ことでエントリーする方法です。例えばドル円を150円でロング(買い)した場合、155円に上がれば5円の利益、145円に下がれば5円の損失となります。「安く買って高く売る」という、最もシンプルで直感的な取引方法ですね。ロングのメリットは、相場が上昇すれば利益が出るため初心者にも理解しやすいこと、そしてスワップポイントがプラスになる場合が多いことです。例えば、金利の低い円を売って金利の高い通貨を買うキャリートレードでは、毎日スワップ収入が得られます。
ショート(売り)の仕組みは少し複雑ですが、FXならではの強力な武器です。ショートとは、持っていない通貨を「先に売って」、後で「買い戻す」ことでエントリーする方法です。「空売り」とも呼ばれ、CFD取引でも同様の仕組みが使われています。例えばドル円を150円でショート(売り)した場合、140円に下がれば10円の利益、160円に上がれば10円の損失となります。ショートを使えば、下落相場でも利益を出すことができるのが最大のメリットです。トレンドが下向きの時や、経済危機で円高が進む時など、ロングでは利益を出しにくい場面でもショートなら稼ぐチャンスがあります。
ロングは「安く買って高く売る」、ショートは「高く売って安く買い戻す」という正反対の取引方法です。トレンドに応じて使い分けることで、上昇相場でも下落相場でも利益を狙えます。
ロンガーとショーターの市場での役割について解説します。FX市場では、このショーターとロンガーが常に存在していて、それぞれが異なる相場観を持って取引を行っています。重要なのは、誰かが買いたいと思っても、売りたい人がいなければ取引は成立しないということ。つまり、ショーターとロンガーは市場の流動性を生み出す重要な存在なんです。大口のショーターやロンガーの動向は相場に大きな影響を与えることもあり、COTレポート(Commitments of Traders Report)などで彼らのポジション状況を確認することも可能です。
リスクの違いについても理解しておきましょう。リスクリワードの観点から見ると、ショーターには理論上無限の損失リスクがあります。価格が上昇し続ければ損失も拡大し続けるからです。一方、ロンガーの最大損失は投資額に限定されますが、レバレッジを使用している場合は証拠金以上の損失が発生する可能性があります。そのため、損切りの設定が非常に重要です。特にショーターは、予想と反対に相場が動いた場合のリスク管理を徹底する必要があります。
ショーターとロンガーは、まさに綱引きをしているような関係です。どちらの勢力が強いかで価格が動き、この両者がいることで市場の流動性が保たれています。
ロング・ショートの名前の由来についても触れておきましょう。なぜ「ロング」「ショート」という名前なのか、諸説ありますが有力な説は株式の信用取引に由来するというものです。売りから入る場合は決済期限が短い(ショート)ことが多く、買いから入る場合は長期保有(ロング)することが多かったことから、この名前がついたと言われています。また、売りポジションは理論上の利益に限界があり(価格は0以下にはならない)、買いポジションは理論上無限の利益可能性があることから、時間軸の長短を表すという説もあります。ちなみに実際の英語では「long position holder」「short position holder」と言うことが多いですよ。
ロンガーとショーターの心理的な違いも興味深いポイントです。トレード心理学的に見ると、ショーターは悲観的・慎重な思考を持つ傾向があり、リスクや問題点を重視します。「何か悪いことが起きるのでは」という警戒心が強いタイプですね。一方、ロンガーは楽観的・積極的な思考を持つ傾向があり、成長や可能性を重視します。ただし、これは一般的な傾向で、個人差は大きいです。プロの投資家は感情を排除し、テクニカル分析やファンダメンタル分析に基づいて両方のポジションを使い分けます。
両建て(ヘッジ)という戦略についても知っておきましょう。同じ通貨ペアでロングとショートの両方を同時に持つことを「両建て」と言います。両建ては相場の方向性が分からない時のリスク管理や、一時的な逆行に備える目的で使われます。ただし、スプレッドが2倍かかる上、スワップポイントの差額も発生するため、コストがかかります。FX会社によっては両建てを禁止している場合もあるので、利用規約を確認しましょう。
初心者が陥りやすい失敗パターンとして、「ロングしかやらない」「ショートが怖い」という心理があります。確かにショートは「持っていないものを売る」という概念が直感に反するため、最初は抵抗感があるかもしれません。しかし、下落相場でもロングし続けて損失を重ねるより、ショートで利益を狙う方が合理的です。ショートに慣れるためには、まずデモ口座で練習することをおすすめします。金融先物取引業協会の資料も参考になりますよ。

ショーター・ロンガーに関するQ&A
よくある質問と回答
さらに学ぶ
ショーター・ロンガーについて理解が深まったら、次のステップへ進みましょう。
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