レンコーチャートとは?わかりやすく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

レンコーチャート

価格が一定幅動いた時のみ新しい足を作る時間概念のない特殊チャート

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

レンコーチャートっていうのはね、レンガを積み上げたような形の特別なグラフなんだよ。

普通のグラフは、毎日とか毎時間とか、時間ごとに線を引くでしょ?でもレンコーチャートは違って、値段が決まった分だけ動いた時だけ、新しいレンガ(四角)を置いていくんだ。

たとえば、積み木で塔を作る時、「10センチ高くなったら新しい積み木を置く」って決めたら、5センチしか高くならない日は積み木を置かないし、20センチ高くなったら2個置くんだ。

これの良いところは、小さな動きは無視できるから、大きな流れが見やすくなることなんだ。上がっている時は白いレンガ、下がっている時は黒いレンガを使うから、トレンドがとても分かりやすいんだよ。

「レンコー」って名前は、日本語の「煉瓦(れんが)」から来ているんだ。日本で生まれたチャートなんだよ。(時計を見ないで、値段の動きだけを見るんだ)

つまりレンコーチャートは「値動きだけで作るレンガ積み」チャートだよ!

レンコーチャートは、時間を無視して価格変動だけで作る特殊なチャートなんだ。普通のチャートが「1時間ごと」に記録するのに対し、レンコーは「100円動いたら」記録するんだよ。

階段みたいに同じサイズのレンガが並んで、上昇は白(緑)、下降は黒(赤)で表示される。ノイズが消えてトレンドが明確になるから、方向性を掴みやすい。時間に縛られない、とてもユニークな分析方法なんだ。

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さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

レンコーチャート(煉瓦足)は、時間軸を排除し、価格が設定値幅以上動いた時のみ新しい足を形成する特殊なチャート分析手法なんですよ。日本発祥で、英語でも「Renko」として世界中で使われています。

形成ルールは明確で、事前に設定した値幅(ボックスサイズ)分の価格変動があった時のみ、新しいレンガ(ボックス)を追加します。上昇時は陽線(白/緑)、下降時は陰線(黒/赤)を使用し、同じ方向なら同列に、反転なら隣の列に配置します。たとえば、10pipsをボックスサイズに設定すると、10pips以上動かない限り新しい足は作られません。

最大の特徴は時間概念の排除によるノイズ除去効果です。通常のローソク足では小刻みな値動き(ノイズ)に惑わされますが、レンコーチャートは明確なトレンドとサポート・レジスタンスを視覚化します。ただし、時間情報が失われるため、出来高分析や時間帯分析はできません。トレンドフォロー戦略に適した、独特な分析ツールなんですよ。

関連用語をチェック!

煉瓦足 レンコーチャートの日本語名称
ボックスサイズ 新しい足を作る基準となる価格変動幅
陽線 価格上昇を示す白または緑色のボックス
陰線 価格下降を示す黒または赤色のボックス
ノイズ 相場の本質的でない小さな値動き
トレンドフォロー 相場の方向性に従って取引する戦略
サポート・レジスタンス 価格の下値支持線と上値抵抗線
時間軸 通常のチャートで使用される時間による区切り
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レンコーチャートに関するQ&A

よくある質問と回答

まずボックスサイズを設定します。通貨ペアボラティリティに応じて、10pips、20pipsなどを選びます。その後、トレンドの方向と強さを確認し、同じ色のレンガが続く方向にエントリーします。色が変わったら決済シグナルと判断します。
最大のメリットはトレンドが非常に見やすいことです。ノイズが除去され、サポート・レジスタンスが明確になります。また、ダマシが少なくエントリー・エグジットポイントが分かりやすいです。感情に左右されにくい取引が可能になります。
時間情報が完全に失われるため、いつ足が形成されたか分かりません。また、レンジ相場では新しい足ができず、出来高分析ができない指標発表の影響が見えにくいなどの欠点があります。リアルタイムの判断には不向きです。
通貨ペアATR(平均真実範囲)の20-50%程度が目安です。メジャー通貨は10-20pipsマイナー通貨は20-50pipsが一般的です。小さすぎるとノイズを拾い、大きすぎるとシグナルが遅れます。バックテストで最適値を見つけることが重要です。
ローソク足時間で区切るのに対し、レンコーは価格で区切ります。ポイント&フィギュアも似ていますが、レンコーの方がシンプルです。平均足トレンド把握に優れますが、レンコーの方がノイズ除去効果が高いです。
トレンドフォロー戦略に最適です。順張りエントリーピラミッディング(積み増し)の判断に優れています。一方、スキャルピングデイトレードなど、時間を意識する短期売買には不向きです。スイングトレードに適しています。
時間情報を補うため、通常のローソク足チャートと併用することが重要です。また、RSIストキャスティクスなどのオシレーター系指標と組み合わせると、過熱感を把握できます。移動平均線も有効ですが、計算方法に注意が必要です。
一部のプロトレーダーは補助的なツールとして活用しています。特に、長期トレンドの確認や、ノイズの多い相場での方向性判断に使われます。ただし、メインチャートとしては使わず、複数の分析手法と組み合わせるのが一般的です。