レンジ相場の意味と仕組み

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

レンジ相場

価格が一定の範囲内で上下を繰り返し、明確な方向性を持たない相場状態

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

レンジ相場っていうのはね、お値段がある範囲の中でいったりきたりしている状態のことなんだよ。

たとえばね、おもちゃのボールを箱の中で転がしたとき、ボールは箱の壁にぶつかってはね返るでしょ?それと同じように、お金の値段も上がりすぎたら下がって、下がりすぎたら上がるんだ。

公園のブランコみたいだよ。前に行きすぎたら後ろに戻って、後ろに行きすぎたら前に戻る。でも、どこかに飛んでいっちゃうことはないんだ。

このレンジ相場は、お値段がだいたい同じくらいの場所でウロウロしているときに起きるんだ。上にも下にも大きく動かないから、買い物をするタイミングが難しいこともあるけど、でも急に大きく動くこともあるから注意が必要なんだよ。

つまりレンジ相場は箱の中のボールみたいなものだよ!

レンジ相場は箱の中で跳ね返るボールみたいなものなんだ。上の壁(抵抗線)にぶつかったら下に落ちて、下の壁(支持線)にぶつかったら上に上がる。

この繰り返しの動きを理解すると、いつ買ったり売ったりすればいいかがわかりやすくなるよ。でも時々、ボールが箱を飛び出すこともあるから、そのときは新しい動きが始まるサインなんだ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

レンジ相場というのは、為替レートが一定の価格帯の中で上下動を繰り返している相場状態なんですよ。トレンドがはっきりしない、いわゆる「もみ合い相場」とも呼ばれます。

この状態では、価格は上値抵抗線(レジスタンスライン)と下値支持線(サポートラインの間を行ったり来たりします。上値抵抗線に近づくと売り圧力が強まり、下値支持線に近づくと買い圧力が強まるため、一定の範囲内での値動きが続くんですね。

レンジ相場は全体の相場の7割程度を占めるとも言われており、実はトレンド相場よりも多いんです。ただし、いつかはレンジブレイクといって、この範囲を突破する動きが起こります。その時は大きな値動きになることが多いので、レンジ相場でも油断は禁物ですよ。

関連用語をチェック!

トレンド相場 一定の方向性を持って価格が推移する相場状態で、レンジ相場とは対照的な動き
ボックス相場 価格が箱型の範囲内で推移する相場で、レンジ相場の別名として使われる
ブレイクアウト レンジ相場の価格帯を突破して新たな方向へ動き出すこと
レンジブレイク レンジ相場の上限や下限を突き抜けて、新しいトレンドが始まること
レジスタンスライン 価格の上昇を抑える抵抗線で、レンジ相場の上限となるライン
サポートライン 価格の下落を支える支持線で、レンジ相場の下限となるライン
もみ合い相場 売りと買いが拮抗して価格が一定範囲で推移する相場状態
売り圧力 価格を下げようとする売り注文の強さや量のこと
パンダ
STEP 03

レンジ相場に関するQ&A

よくある質問と回答

レンジ相場の期間は数時間から数ヶ月まで様々です。短期的なレンジもあれば、長期にわたるレンジもあります。一般的に、重要な経済指標の発表や政治的イベントがきっかけでレンジブレイクすることが多いですね。期間を予測するのは難しいので、常にブレイクの可能性を意識しておくことが大切です。
レンジ相場では逆張り戦略が有効です。上値抵抗線付近で売り、下値支持線付近で買うという方法ですね。ただし、ストップロスの設定は必須です。レンジの外側に置いて、ブレイクした場合の損失を限定しましょう。また、レンジの幅が狭い場合は、手数料を考慮すると利益が出にくいので注意が必要です。
はい、基本的に同じ意味で使われます。レンジ相場もボックス相場も、価格が一定の範囲内で推移する状態を指します。ただし、ボックス相場の方がより視覚的なイメージを持ちやすく、チャート上で箱型に見えることから名付けられました。使い分けは特になく、どちらを使っても問題ありません。
レンジ相場を見分けるには、まずチャート上で高値安値が一定の範囲内に収まっているかを確認します。移動平均線ほぼ水平になっていることも特徴です。また、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標が中立圏で推移していることも判断材料になります。複数の時間軸で確認することが重要ですよ。
最大のリスクはレンジブレイク時の急激な値動きです。レンジ内でポジションを持っていると、ブレイク方向と逆のポジションの場合、大きな損失につながります。また、レンジが狭い場合は利益も小さくなり、手数料負けすることもあります。さらに、偽のブレイク(だましもあるので、慎重な判断が必要です。
レンジ相場は価格が一定範囲内で推移するのに対し、トレンド相場は一定方向への継続的な動きが特徴です。レンジ相場では逆張りが有効ですが、トレンド相場では順張りが基本戦略となります。また、利益の取り方も異なり、レンジでは小さな利益を積み重ね、トレンドでは大きな利益を狙います。
トレンド相場がレンジ相場の反対概念です。トレンド相場では、価格が上昇トレンドまたは下降トレンドという明確な方向性を持って推移します。レンジ相場が「横ばい」なら、トレンド相場は「斜め」の動きと言えるでしょう。相場の約3割がトレンド、7割がレンジと言われています。
レンジ相場は値動きが予測しやすい面があるため、初心者にも取り組みやすいと言えます。ただし、レンジブレイクのリスクを常に意識する必要があります。まずはデモトレードで練習し、小さなロットから始めることをお勧めします。重要なのは、必ずストップロスを設定して、リスク管理を徹底することです。