わからない前提で解説
    5歳でもなんとなく分かるFX用語!
  
 
  
  
        
  STEP 01 なんとなく理解しよう!
 5歳でもわかる超かんたん解説
    パラボリックっていうのはね、相場の流れが変わるタイミングを教えてくれる道具なんだよ。
たとえばね、かけっこで走ってる方向を変えるときがあるでしょ?まっすぐ走ってたのに、くるっと向きを変えて反対に走り始めるような感じだよ。
チャートを見ると、小さな点々が並んでるのが見えるんだ。この点々が、価格の上にあるときと下にあるときで、相場の向きを教えてくれるの。
点が価格の下にあるときは「上に行くよ」、上にあるときは「下に行くよ」ってサインを出してるんだ。
大人の人は、この点々を見て、いつ買うか売るかを決めたりしてるんだよ。でも、点々だけじゃなくて、他のことも考えて決めるんだ!
  つまりパラボリックは相場の向きが変わるタイミングを点で教えてくれるよ!
 パラボリックは、チャートに出てくる点々が相場の方向を教えてくれる道具なんだ。ボールを投げたときの軌道みたいに、上がってから下がる形を「パラボリック(放物線)」っていうんだよ。
これはね、信号機みたいなものなんだ。点が下にあれば青信号で「進め(買い)」、点が上にあれば赤信号で「止まれ(売り)」って教えてくれるの。点の位置がひっくり返ったときが、方向転換のサインなんだよ!
            
  STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
 もっと詳しい本格解説
    パラボリックSAR(Stop And Reverse)は、トレンドフォロー型のテクニカル指標で、1978年にJ.W.ワイルダーによって開発されたんですよ。価格チャート上に点(SAR)で表示され、トレンドの方向と転換点を視覚的に示します。
 この指標の特徴は、常にポジションを持ち続ける「どてん」売買を前提としていることです。SARが価格の下にある時は上昇トレンド(買いシグナル)、上にある時は下降トレンド(売りシグナル)を示します。SARが価格をクロスした時点でトレンド転換と判断し、ポジションを反転させるんですよ。
 計算には加速因子(AF)を使用し、トレンドが継続するほどSARが価格に近づいていきます。初期値は通常0.02で、最大0.20まで増加します。トレンド相場では優れた成績を示しますが、レンジ相場では頻繁にシグナルが出て「ダマシ」が多くなるため、他の指標との併用が推奨されているんですよ。
  関連用語をチェック!
  SAR Stop And Reverseの略。パラボリックで表示される点のこと 
  加速因子(AF) パラボリックの計算に使う係数。トレンドが続くほど値が大きくなる 
  ドテン 買いから売り、売りから買いへポジションを反転させること。パラボリックの基本戦略 
   ダマシ 偽のシグナル。パラボリックはレンジ相場でダマシが多い 
  ワイルダー パラボリックの開発者。RSIやATRなども開発した著名なテクニカル分析家 
  トレイリングストップ 利益を確保しながら損切りラインを移動させる手法。パラボリックと似た考え方 
  テクニカル指標 価格や出来高から計算される分析ツール。パラボリックもその一つ 
            
  STEP 03 パラボリックに関するQ&A
 よくある質問と回答
             
        加速因子(AF)の初期値と最大値を変更できます。標準設定は初期値0.02、最大値0.20ですが、短期売買なら0.03、0.30などに上げると敏感になります。逆に、長期投資なら0.01、0.10などに下げると、ゆったりとしたシグナルになります。相場環境や取引スタイルに合わせて調整することが重要です。
 単独使用はおすすめしません。パラボリックは
トレンド相場では有効ですが、
レンジ相場では頻繁に売買シグナルが出て損失を重ねやすいです。
移動平均線やMACDなどのトレンド系指標と組み合わせて、トレンドの有無を確認してから使用すべきです。また、
サポート・レジスタンスも併せて確認することが大切です。
  短期間で頻繁にSARが反転する[/�red]場合はダマシの可能性が高いです。また、価格とSARの距離が非常に近い状態での反転も要注意です。ダマシを減らすには、上位時間足でトレンド確認をしたり、出来高やボラティリティを確認することが有効です。強いトレンド中の一時的な反転は無視することも大切です。  トレンドが出やすいメジャー通貨ペアで機能しやすいです。特に
USD/
JPY、
EUR/USD、
GBP/USDなどは比較的素直な動きをすることが多いです。逆に、
マイナー通貨ペアや新興国通貨は値動きが荒く、ダマシが多くなります。また、
時間帯によっても機能性が変わるため、トレンドが出やすい時間帯での使用がおすすめです。
  相性の良い組み合わせです。
ボリンジャーバンドで
トレンドの強さや
ボラティリティを確認し、パラボリックで
エントリー・エグジットのタイミングを計ります。
バンドウォーク中のパラボリックシグナルは信頼性が高く、バンド内での反転シグナルは
見送ることでダマシを回避できます。
  SARが価格をクロスした時点が基本的な利益確定タイミングです。ただし、強い
トレンドでは早すぎる場合があるため、
一部だけ利益確定して残りはトレイリングする方法もあります。また、重要な
サポート・レジスタンスラインに達した時点で、パラボリックシグナルを待たずに
利確することも検討すべきです。
  視覚的にわかりやすいため、初心者にも使いやすい指標です。
買いか
売りかが点の位置で一目瞭然なので、複雑な計算や解釈が不要です。ただし、
レンジ相場での乱用は禁物で、必ず
トレンドの有無を確認する習慣をつけましょう。
デモトレードで練習してから実践に移ることをおすすめします。
  最大の欠点は
レンジ相場でのダマシの多さです。対策として、
ADXなどで
トレンドの強さを確認し、25以上の時のみ使用する方法があります。また、急騰・急落後は機能しにくいため、
ボラティリティが落ち着くまで待つことも重要です。複数
時間足での確認も欠点を補う有効な方法です。