注文価格を理解する

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

注文価格

FX取引で通貨を売買する際に指定する価格。成行注文では現在の市場価格で約定

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

注文価格っていうのはね、お金を交換する時に「この値段で買いたい」「この値段で売りたい」って決める値段のことなんだよ。
例えばね、おもちゃ屋さんで「このゲーム5000円なら買う!」って言うのと同じなんだ。FXでは、ドルやユーロを何円で買うか、何円で売るかを決めるんだよ。
今すぐその値段で買える時もあれば、その値段になるまで待つこともできるんだ。自分で値段を決められるって、すごいでしょ?

つまり注文価格は自分が決める交換レートなんだよ!

注文価格は、スーパーで「100円なら買う」って決めるのと同じなんだ。例えば、100円のジュースが90円になったら買いたいって思った時、「90円になったら買って」ってお願いするようなものだよ。FXでも、1ドル150円の時に「145円になったら買いたい」って注文を出せるんだ。今の値段ですぐ買うこともできるし、安くなるのを待つこともできるんだよ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

注文価格は、FX取引において投資家が売買を希望する具体的なレートのことなんですよ。これには大きく分けて2つのタイプがあります。成行注文では現在の市場価格(マーケット価格)で即座に約定しますが、指値注文では自分が指定した価格での約定を待つことになります。

指値注文では、現在より有利な価格を指定します。買い注文なら現在価格より安く、売り注文なら現在価格より高く設定するんです。例えば、USD/JPYが150.00円の時に149.50円で買い指値を入れれば、相場が下がってその価格に達した時に自動的に約定します。逆指値注文では、損失を限定するために現在より不利な価格を指定することもあります

注文価格の設定はトレード戦略の核心です。テクニカル分析サポートラインレジスタンスラインを見つけ、そこに注文を置くことが一般的です。ただし、スプレッドの存在を忘れてはいけません。買値(Ask)と売値(Bid)には差があるため、実際の約定価格は表示価格と異なることがあるんですよ。

関連用語をチェック!

成行注文 現在の市場価格で即座に売買する注文方法。約定は早いが価格は選べない
指値注文 希望する価格を指定して売買する注文方法。有利な価格で約定できるが時間がかかる場合がある
約定価格 実際に取引が成立した価格。注文価格と一致することもあれば、スリッページで異なることもある
スプレッド 買値(Ask)と売値(Bid)の差。実質的な取引コストとなる
逆指値注文 現在より不利な価格で発注する注文。主に損切りや利益確定に使用される
マーケット価格 現在市場で取引されている実勢価格。成行注文はこの価格で約定する
スリッページ 注文価格と実際の約定価格のずれ。相場の急変動時に発生しやすい
Ask(アスク) 買値のこと。トレーダーが通貨を買う時の価格で、Bidより高い
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注文価格に関するQ&A

よくある質問と回答

はい、注文価格と約定価格がずれることは実際によくあります。これを「スリッページ」と呼びます。特に相場が急激に動いている時や、重要な経済指標発表時には発生しやすいんです。成行注文では、注文を出した瞬間と約定する瞬間で価格が変わることがあります。指値注文なら指定価格以上で約定することはありませんが、約定しない可能性もあります。スリッページ許容幅を設定できる業者もありますよ。
買値(Ask)と売値(Bid)の差はスプレッドと呼ばれ、FX業者の収益源の一つです。これは実店舗の両替所と同じ仕組みで、ドルを買う時と売る時でレートが違いますよね。FXでも、常に買値の方が売値より高く設定されています。この差額が実質的な取引コストになるため、利益を出すにはスプレッド以上の値動きが必要です。スプレッドは通貨ペアや時間帯によって変動します
指値注文約定しない場合、注文価格が現実的でない可能性があります。相場が注文価格に届かないまま反転してしまうこともよくあります。対策としては、注文価格を現在価格に近づける、成行注文に切り替える、または相場分析を見直して新たな価格を設定するなどがあります。欲張りすぎず、現実的な価格設定が大切です。ただし、焦って不利な価格で約定させる必要はありませんよ。
FX市場は土日は基本的に休場ですが、中東など一部の市場は動いているため、月曜日の開場時に金曜日の終値から大きく離れた価格で始まることがあります。これを「窓開け」と呼びます。週末に重要なニュースがあると、月曜日の価格が大きく変動することがあるんです。そのため、週末にポジションを持ち越す場合は、逆指値注文でリスク管理をしておくことが重要ですよ。
多くのFX業者では小数点以下第3位(0.001円=0.1銭)まで設定可能です。これを「pipettes(ピペット)」と呼びます。例えば、USD/JPYで150.123円という価格設定ができるんです。ただし、あまり細かく設定しすぎると約定しにくくなることもあります。主要通貨ペアでは0.1銭単位、マイナー通貨ペアではもう少し大きな単位で考えるのが現実的ですよ。
今すぐポジションを持ちたい時は成行注文特定の価格で取引したい時は指値注文を使います。例えば、重要なニュースで相場が動いている最中なら成行注文で素早くエントリーし、落ち着いた相場で計画的にトレードする時は指値注文が適しています。また、仕事中など画面を見られない時は指値注文が便利です。両方を使いこなすことで、効率的なトレードができますよ。
はい、約定前であれば注文価格の変更や取消は自由にできます。相場状況が変わったり、分析をやり直したりした時は、遠慮なく変更しましょう。ただし、約定してしまった後は変更できません。多くの取引プラットフォームでは、注文一覧から簡単に変更・取消ができるようになっています。頻繁に変更しすぎると判断がぶれる原因にもなるので、バランスが大切ですね。
プロトレーダーはテクニカル分析ファンダメンタルズ分析を組み合わせて注文価格を決定します。具体的には、サポート・レジスタンスライン、移動平均線フィボナッチリトレースメントなどのテクニカル指標で重要な価格帯を特定します。さらに、経済指標中央銀行の政策も考慮して、総合的に判断するんです。また、リスク管理の観点から、損切り価格も同時に設定することが一般的ですよ。