フラッグ・ペナントとは?
トレンドの「息つぎ」を見抜いて次の急騰・急落に乗る方法
このページでは、フラッグとペナントについて、それぞれの形状の違い、ブルフラッグ・ベアフラッグの見分け方、エントリーポイントから利確・損切りの設定方法まで、初心者にもわかりやすく完全解説します。

なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
運動会のかけっこを想像してみて。全力で走ったあと、ずっと走り続けることってできないよね。途中で「はぁはぁ」って息をつくでしょ? でも、息つぎが終わったら、また同じ方向にダッシュするよね。FXのチャートでも、価格がぐーんと上がった(または下がった)あとに、ちょっとだけ休憩する時間があるんだ。その「息つぎ」の形が旗に似ているから「フラッグ」って呼ばれるんだよ。
フラッグは、運動会の旗みたいな形だよ。旗って、棒(ポール)があって、そこから布がヒラヒラしてるよね。FXのチャートでも、価格がぐーんと上がった部分が「旗竿(ポール)」で、そのあと少しだけ下がりながらヒラヒラしている部分が「旗(フラッグ)」なんだ。旗の部分は、トレンドと逆の方向にちょっとだけ傾いた長方形みたいな形をしているよ。上がったあとなら少し下向き、下がったあとなら少し上向きになるんだ。
ペナントは、サッカーの試合で使う三角の小旗(ペナント旗)みたいな形だよ。フラッグと同じで、最初にぐーんと上がった「旗竿」があるんだけど、そのあとの休憩部分の形がちょっと違うの。フラッグが長方形なのに対して、ペナントは三角形で、だんだん幅が狭くなっていくんだ。値動きの幅がどんどん小さくなって、「もう動けない!」ってなったところで、ドカンとまた同じ方向に飛び出すんだよ。
じゃあフラッグとペナントの違いって何だろう? 簡単にいうと、息つぎの仕方が違うんだ。フラッグは「歩きながら息つぎする」イメージで、ゆっくり逆方向に動きながら休憩してる。ペナントは「その場で立ち止まって息つぎする」イメージで、動きがどんどん小さくなっていく。でもどっちも「休憩が終わったら、また同じ方向に走り出す」ことに変わりはないんだよ。
これを知っていると、どう役立つかっていうと、チャートで「あ、今フラッグの形になってる!」って気づいたら、「もうすぐまた同じ方向に動くぞ!」って予想できるってことなんだ。上昇トレンド中のフラッグなら「もうすぐまた上がるぞ」、下降トレンド中のフラッグなら「もうすぐまた下がるぞ」ってわかるから、前もって準備できるんだよ。まさに「次のダッシュに備える合図」なんだ。
つまり、フラッグとペナントは「息つぎのサイン」!
フラッグは旗のような長方形の息つぎ、ペナントは三角旗のような三角形の息つぎ。どちらも「休憩が終わったら、前と同じ方向にまた走り出す」というトレンド継続のサインなんだよ。チャートで旗を見つけたら「次のダッシュが来る!」と覚えておこうね。

さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
フラッグとペナントは、トレンドの途中で出現する「継続パターン」の代表格です。急激な値動き(ポール)の後に短期間の調整局面が入り、その後ポールと同じ方向にブレイクアウトする特徴を持ちます。トレンドが強い相場ほど出現しやすく、ブレイク後の値幅もポールの長さに匹敵することが多いため、トレンドフォロー戦略の中でも特に信頼性の高いパターンとして知られています。チャートパターンの中でも比較的見つけやすく、初心者にも実践しやすい形状です。
フラッグパターンの特徴と構造
フラッグパターンは、急激な値動き(ポール)の後に、トレンドと逆方向に傾いた平行な2本のラインで囲まれたレンジで価格が推移する継続パターンです。名前の通り、旗竿(ポール)に旗(フラッグ)がなびいている形状をしており、チャート上で非常に分かりやすい形をしています。
フラッグパターンの構成要素は大きく2つに分かれます。まず「ポール(旗竿)」は、出来高を伴った急激な値動きで、上昇トレンドなら急騰、下降トレンドなら急落の部分です。次に「フラッグ(旗)」は、ポール後の調整局面で、上下を平行なトレンドラインで結べるのが特徴です。上昇トレンド中のフラッグはやや下向きに傾斜(下降チャネル)し、下降トレンド中のフラッグはやや上向きに傾斜(上昇チャネル)します。フラッグの完成期間は通常1~3週間で、あまりに長いとパターンの信頼性が下がります。
フラッグパターンで初心者がつまずきやすいのは、「フラッグ部分のどこでエントリーするか」です。フラッグの内側でエントリーしてしまうと、まだ調整が続く可能性があり、含み損を抱えるリスクが高まります。基本的にはフラッグのトレンドラインをブレイクしてからエントリーするのが安全です。具体的には、ブルフラッグなら上辺のブレイク、ベアフラッグなら下辺のブレイクを確認してから入りましょう。
ペナントパターンの特徴と構造
ペナントパターンは、急激な値動き(ポール)の後に、高値が切り下がり安値が切り上がることで三角形の形状を作る継続パターンです。サッカーなどで使われる三角形の小旗(ペナント旗)に似た形から名付けられました。フラッグと同じくトレンド継続を示唆しますが、形状と特性にいくつかの違いがあります。
ペナントの構成要素もフラッグと同じく「ポール」と「ペナント本体」の2つです。ポールは急激な値動きで、ペナント本体は上値の切り下がりラインと下値の切り上がりラインが収束していく三角形を形成します。フラッグが平行四辺形なのに対し、ペナントは対称三角形(シンメトリカルトライアングル)に近い形状をしています。完成期間はフラッグよりも短く、通常1~2週間程度です。
ペナントで特に注目すべきなのは出来高の変化パターンです。ポール形成時には出来高が急増し、ペナント内では出来高が急激に減少します。そしてブレイクアウト時に再び出来高が急増するのが理想的な形です。出来高が伴わないブレイクは「だまし」の可能性が高いため、だましを回避するために出来高の確認は欠かせません。
フラッグは平行四辺形、ペナントは三角形。形は違いますが、どちらも「トレンドの息つぎ→再開」を示す継続パターンです。
フラッグとペナントの違いを徹底比較
フラッグとペナントは非常に似たパターンですが、実戦で見分けるにはいくつかの明確な違いがあります。最大の違いは調整部分の形状です。フラッグはトレンドと逆方向に傾いた平行四辺形で、上辺と下辺が平行に推移します。一方、ペナントは高値が切り下がり安値が切り上がる三角形で、値動きの幅がどんどん狭くなっていきます。
完成期間にも違いがあり、フラッグは1~3週間程度、ペナントは1~2週間程度で完成するのが一般的です。ペナントのほうが短期間で完成する理由は、三角形の収束により「エネルギーが圧縮される」スピードが速いためです。出来高の変化も異なり、フラッグは調整中に出来高が徐々に減少しますが、ペナントはより急激に出来高が減少する傾向があります。
トレードにおける使い方は基本的に同じで、どちらもブレイクアウト方向にエントリーし、ポールの長さを利確目標にするのが基本戦略です。実際のチャートでは、フラッグとペナントの中間的な形状が出現することもあります。厳密に区別する必要はなく、「ポールの後に小さな調整が入って、同じ方向にブレイクする」という共通の本質を理解しておくことが重要です。
ブルフラッグ(上昇フラッグ)は上昇トレンド中に出現するパターンで、ポール部分が急上昇、フラッグ部分がやや下向きの平行チャネルを形成します。上辺をブレイクアウトしたら買いエントリーのサインです。損切りはフラッグの下辺の少し下に設定し、利確目標はポールの長さ分をブレイクポイントから上に測った位置に置きます。例えば、ドル円でポールが100pips上昇した場合、ブレイクポイントから100pips上が利確目標になります。利確と損切りを事前に決めておくことで、感情的な判断を避けられます。
ベアフラッグ(下降フラッグ)は下降トレンド中に出現するパターンで、ポール部分が急下落、フラッグ部分がやや上向きの平行チャネルを形成します。下辺をブレイクアウトしたら売りエントリーのサインです。ベアフラッグはブルフラッグの上下反転版ですが、一般的に下落のスピードは上昇より速いため、ベアフラッグのポールは短期間で形成される傾向があります。そのため、フラッグの完成期間も短くなることが多く、エントリータイミングを逃さないよう注意が必要です。
ブルフラッグは上辺ブレイクで買い、ベアフラッグは下辺ブレイクで売り。利確目標はポールの長さで計算します。
実践的なトレード戦略と注意点
フラッグ・ペナントを使ったトレードで最も重要なのは、ブレイクアウトの「本物」と「ダマシ」を見分けることです。本物のブレイクには以下の特徴があります。まず、ブレイク時に出来高が急増すること。次に、ブレイク方向のローソク足が大きな陽線(または陰線)であること。そして、ブレイク後にフラッグのトレンドラインが新たなサポート(またはレジスタンス)として機能すること、です。
エントリーの精度を高めるテクニックとして、「リテスト(押し戻し)」を待つ方法があります。ブレイク直後にエントリーするのではなく、ブレイクしたトレンドラインまで価格が一度戻ってきたタイミングでエントリーします。この方法なら損切り幅を狭くでき、リスクリワード比を改善できます。ただし、強いトレンドではリテストなしに一気に走ることもあるため、エントリーチャンスを逃す可能性もあります。
利確を最大化するテクニックとして、分割決済が有効です。例えば、ポジションの半分をポールの50%の位置で利確し、残り半分をポールの100%の位置で利確するという方法です。これにより、途中で反転しても一部の利益は確保でき、トレンドが続けば最大限の利益を得られます。指値注文を活用して、あらかじめ分割決済を設定しておくと感情に左右されません。
フラッグ・ペナントが失敗する「だまし」のケースも知っておきましょう。主な失敗パターンは、フラッグの逆方向にブレイクする「フェイクアウト」です。原因として、元のトレンドの勢いが弱まっている、重要な経済指標発表でトレンドが反転した、出来高が伴わないブレイクだった、などが挙げられます。だましを避けるには、出来高の確認、MACDやRSIなどのオシレーターとの併用、複数の時間足での確認が効果的です。
フラッグ・ペナントはプライスアクションの中でも出現頻度が高く、他のチャートパターンとの組み合わせでさらに精度が上がります。例えば、フィボナッチリトレースメントの38.2%〜50%の水準でフラッグが形成されている場合、ブレイクアウトの信頼性が高まります。また、ボリンジャーバンドのスクイーズ(バンド幅の収縮)とペナントの収束が重なると、ブレイク後の値動きが大きくなる傾向があります。
フラッグ・ペナントに適した時間足は、15分足から日足まで幅広いですが、最も信頼性が高いのは1時間足と4時間足です。スキャルピングのような短期トレードでは5分足や15分足でも使えますが、ノイズが多くだましが発生しやすくなります。日足以上では出現頻度が低いものの、ブレイク後の値幅が大きいためスイングトレードに適しています。マルチタイムフレーム分析として、日足でトレンド方向を確認し、4時間足や1時間足でフラッグ・ペナントのブレイクを狙うのが最も効率的な手法です。
フラッグ・ペナントは、ポールの長さから利確目標を計算でき、リスクリワード比1:2以上を確保しやすいのが強みです。
金融庁も投資教育の重要性を強調しており、金融庁公式サイトではリスク管理の基本が解説されています。フラッグ・ペナントのようなチャートパターンを学ぶ際も、パターンを覚えるだけでなく、必ずリスク管理とセットで実践することが重要です。どんなに信頼性の高いパターンでも100%の成功率はありえないため、1回のトレードで失ってもいい金額(総資金の1〜2%が目安)を守り、ドローダウンを最小限に抑えることが長期的な成功の鍵です。
まとめると、フラッグとペナントは「トレンドの息つぎ」を視覚化した継続パターンであり、トレンドフォロー戦略において非常に有効なツールです。ポールの長さで利確目標が計算でき、フラッグの反対側に損切りを置くことでリスクリワード比1:2以上を確保しやすいという大きなメリットがあります。初心者はまずブルフラッグから練習し、デモ口座で形の認識と利確・損切りの設定に慣れることをおすすめします。焦らず「待てるトレーダー」になることが、フラッグ・ペナントを使いこなす最大のコツです。
関連用語をチェック!

疑問を解消しよう!
よくある質問(FAQ)
フラッグパターンとは何ですか?
ペナントパターンとは何ですか?
フラッグとペナントの違いは?
ブルフラッグとベアフラッグの違いは?
エントリーポイントはどこ?
利確目標の計算方法は?
パターンが失敗するケースは?
適した時間足はどれ?
さらに学ぶ
フラッグ・ペナントをさらに深く理解するための関連記事や外部リソースをご紹介します。
学習センター
-
フラッグ・ペナントの活用法
順張りでの実践的な使い方を学ぶ
-
チャートパターン図鑑
10のチャートパターンを完全網羅
-
トレンドラインの引き方
フラッグのラインを正確に引くコツ
-
三角保ち合い(トライアングル)
ペナントとの違いを理解する
FX会社比較
-
あなたに最適なFX会社を診断
チャート分析に強いFX会社を探す
-
初心者おすすめガイド
初心者でも使いやすいFX会社
-
国内FX会社ランキング
スプレッドやツールで比較
