ダウントレンドについて詳しく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ダウントレンド

価格が継続的に下落していく相場の状態

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ダウントレンドっていうのはね、すべり台をずーっと下に滑っていくみたいな相場のことなんだよ。

公園のすべり台で遊ぶとき、上から下にシューッて滑るでしょ?FXの値段も同じように、どんどん下がっていく時があるんだ。

時々ちょっと上がることもあるけど、また下がって、前より低いところまで行っちゃうんだよ。

山から下りる時も、時々平らな道や少し上り坂があっても、全体的には下に向かってるよね。それと同じなんだ。

大人たちは、この下り坂を見つけたら、上がるのを待つか、下がることを利用してお金を稼ぐ方法を考えるんだよ。

つまりダウントレンドは長い下り階段みたいなものだよ!

ダウントレンドは、お城の長い下り階段をずっと降りていくみたいなものなんだ。

階段を降りる時、一段一段下がっていくけど、時々踊り場で休憩するよね。でも休憩しても、また下の階に向かって降りていくんだ。

FXの値段も、ちょっと上がって休憩しても、結局はもっと下まで降りていくことが多いんだよ。だから、どこまで降りるのか注意深く見ておく必要があるんだ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ダウントレンドは、テクニカル分析において高値安値がそれぞれ切り下がっている下降相場を指すんですよ。これはダウ理論の基本概念の一つで、売り圧力が買い圧力を上回っている状態を示しています。

具体的には、前回の高値を更新できずに下落し、前回の安値を下回るという動きを繰り返します。たとえば、ドル円が150円から148円に下落後、149円まで戻しても150円を超えられず、さらに147円まで下落するような動きです。この「下降階段」のようなパターンが、ダウントレンドの特徴的な形状となります。

ダウントレンドでの取引戦略は主に2つあります。1つは戻り売り(売りエントリーで、一時的な上昇(戻し)を狙って売りポジションを取る方法です。もう1つは、トレンドが終了するまで買いエントリーを控えるという守りの戦略です。重要なのは、「落ちるナイフは掴まない」という相場格言通り、安易な逆張り買いを避けることなんですよ。

関連用語をチェック!

下降トレンド ダウントレンドと同じ意味で使われる用語
戻り売り 下降トレンド中の一時的な上昇を狙って売ること
弱気相場(ベアマーケット) 全体的に価格が下落傾向にある相場状況
アップトレンド 高値と安値が切り上がっている上昇相場
売り圧力 市場で売り注文が優勢な状態
下値支持線 下落を食い止める可能性のある価格水準
ショートポジション 売りから入って買い戻しで利益を狙うポジション
下降チャネル 平行な2本の下降トレンドラインで形成される価格帯
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STEP 03

ダウントレンドに関するQ&A

よくある質問と回答

ダウントレンド明確な転換シグナルが出るまで継続すると考えるのが基本です。転換シグナルとは、前回高値を上回り、かつ前回安値を割らない動きです。期間は数日から数年まで様々で、時間軸によって見え方が異なります日足で下降トレンドでも、月足では上昇トレンドの調整局面ということもあります。複数の時間軸で確認することが大切ですよ。
原則としてダウントレンド中の買いは避けるべきですが、例外もあります。長期投資なら、下落の最終局面で分割して買い下がる戦略もあります。また、明確なサポートラインでの反発を狙った短期的な買いもあります。ただし、これらは上級者向けの手法で、初心者は「トレンドに逆らわない」を徹底すべきです。安易な逆張りは大きな損失につながりますよ。
最も信頼できるのは、高値安値の切り上げです。具体的には、前回高値を上抜け、その後の押し目が前回安値を割らないことを確認します。また、出来高の増加を伴う上昇、重要な移動平均線の上抜け、ダブルボトムなどの反転パターンの形成も参考になります。ただし、確認を待ちすぎると機会を逃すため、リスク管理しながら段階的にポジションを取ることも重要です。
売りポジションの場合、直近の戻り高値の少し上損切りを設定するのが基本です。これにより、トレンドが継続する限りは損切りにかからず、転換した場合は早めに撤退できます。一方、逆張りで買う場合は直近安値の少し下に厳格に設定します。ダウントレンドでは特に、損切りラインを甘く設定すると大きな損失につながるため、規律を守ることが重要ですよ。
ダウントレンド高値安値の切り下げという構造を指し、下降チャネルは平行な2本のトレンドラインで価格が推移する形状を指します。下降チャネルはダウントレンドの一形態で、より規則的な動きを示します。チャネルでは上限と下限が予測しやすいため、両方のラインを使った売買が可能です。ただし、チャネルブレイクはトレンド転換のサインになることもあります。
これはマルチタイムフレーム分析の重要性を示しています。たとえば、日足でダウントレンドでも週足アップトレンドなら、大きな流れは上向きと判断します。一般的には、長期トレンドに従うのが安全ですが、短期トレンドを使って細かいタイミングを計ることができます。自分の取引スタイルに合った時間軸を基準にしつつ、上位時間軸は必ず確認しましょう。
ダウントレンドではトレンド系指標が特に有効です。移動平均線(下向きで価格が下にある状態)、MACD(シグナルラインを下回る)、ADX(トレンドの強さを測る)などがあります。また、RSIやストキャスティクスの売られすぎサインは、ダウントレンドでは機能しにくいので注意が必要です。むしろ30以下でも売りシグナルと捉える逆張り的な使い方が有効な場合もありますよ。
最大の罠は「もう下がりすぎだから買い時」という思い込みです。人間は本能的に安いものを買いたがりますが、ダウントレンドではさらに安くなることが多いです。また、小さな戻しを底打ちと勘違いすることもよくあります。「まだ下がるかもしれない」という恐怖で売り遅れることもあります。客観的な分析と、感情に左右されない取引ルールの確立が重要ですね。