DMI(方向性指数)を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

DMI(方向性指数)

相場のトレンドの強さと方向性を測定する指標で+DIと-DIとADXの3本のラインで構成

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

DMIっていうのはね、相場がどっちに向かっているか、そしてどれくらい強く動いているかを教えてくれる道具なんだよ。

例えば、川の流れを想像してみて。DMIは「川が右に流れているか左に流れているか」と「流れがどれくらい速いか」を同時に教えてくれるんだ。

+DIという線が上にあれば上向きの流れ、-DIという線が上にあれば下向きの流れを表しているよ。そしてADXという線は、流れがどれくらい強いかを教えてくれるんだ。

3本の線が協力して、相場の動きを教えてくれる頼もしい仲間たちだと思えばいいよ!(線の名前は覚えなくても大丈夫だよ)

つまりDMIは川の流れの向きと強さを教えてくれる3人組の案内人みたいなものだよ!

DMIには3本の線があって、それぞれが大切な役割を持っているんだ。

+DIは「上に行きたい力」、-DIは「下に行きたい力」を表していて、どっちが強いかで相場の向きがわかるよ。綱引きみたいに、どっちのチームが勝っているかを見ればいいんだ。

ADXは「みんながどれくらい本気で綱引きしているか」を表していて、数字が大きいほど強いトレンドがあることを意味するよ。みんなが力を合わせて同じ方向に引っ張っている時は、大きく動きやすいんだ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

DMI(Directional Movement Index)は、J.W.ワイルダーが開発したトレンドの方向性と強度を同時に分析できる優れた指標なんですよ。+DI(プラス方向性指標)、-DI(マイナス方向性指標)、ADX(平均方向性指数)の3本のラインで構成されています。

+DIは上昇の勢いを、-DIは下降の勢いを表し、+DIが-DIを上回れば上昇トレンド、逆なら下降トレンドと判断します。ADXは0〜100の範囲で変動し、25以上でトレンド発生、40以上で強いトレンドと一般的に解釈されます。

DMIの最大の特徴は、トレンドの有無を客観的に判断できる点です。多くの指標がトレンドの方向だけを示すのに対し、DMIはトレンドが存在するかどうかも教えてくれます。レンジ相場では取引を控え、トレンド相場で積極的に取引するという戦略に活用できます。

関連用語をチェック!

ADX トレンドの強弱を0〜100で表す平均方向性指数
移動平均線 一定期間の価格の平均値を結んだトレンド判断の基本的な線
MACD 移動平均線の収束・拡散を利用したトレンド系指標
ボリンジャーバンド 移動平均線と標準偏差を組み合わせた帯状の指標
トレンド相場 一定方向への持続的な価格変動が見られる相場状態
レンジ相場 一定の価格帯で上下動を繰り返す相場状態
ワイルダー RSIやDMIなど多くの指標を開発した著名なテクニカルアナリスト
方向性 相場が上昇・下降・横ばいのどの状態にあるかを示す概念
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STEP 03

DMI(方向性指数)に関するQ&A

よくある質問と回答

基本的には+DIが-DIを上回ったら買い、下回ったら売りのシグナルと考えます。さらに、ADXが25以上の時にこのシグナルに従うと、トレンドに乗りやすくなります。ADXが低い時は様子見が賢明です。
一般的にADX25未満はトレンドなし、25〜40は弱いトレンド、40以上は強いトレンドと判断します。ただし、相場や通貨ペアによって基準は異なるので、過去のチャートで確認することが大切です。
+DIが-DIを下から上に突き抜けることを指し、買いシグナルとされます。特にADXが上昇している時のゴールデンクロスは、強い上昇トレンドの始まりを示唆することが多いです。
最大の欠点は反応が遅いことです。トレンドの初動を捉えにくく、天井や底を付けた後にシグナルが出ることがあります。また、計算が複雑で理解しにくいという面もあります。
DMIでトレンドの方向と強さを確認し、RSIで買われすぎ・売られすぎを判断する組み合わせが効果的です。例えば、DMIが上昇トレンドを示し、RSIが売られすぎ圏から上昇する時は、絶好の買い場となることがあります。
ADXが高い時は明確なトレンドがあるため、トレンドフォロー戦略が有効です。ADXが低い時はレンジ相場の可能性が高く、逆張り戦略やオシレーター系指標が機能しやすくなります。
標準的には14期間が使われますが、短期トレードなら7〜10期間、長期なら20〜30期間に調整することもあります。期間を短くすると敏感に、長くすると安定的な動きになります。
DMIは優れた指標ですが、単独使用では限界があります。特にレンジ相場やニュースによる急変動時は機能しにくいです。他の指標や相場環境の分析と組み合わせることで、より確実な取引が可能になります。