わからない前提で解説
    5歳でもなんとなく分かるFX用語!
  
 
  
  
        
  STEP 01 なんとなく理解しよう!
 5歳でもわかる超かんたん解説
    クロスペアっていうのはね、アメリカのお金(ドル)を使わないで、違う国のお金同士を交換することなんだよ。
普通はね、日本のお金を外国のお金に変えるとき、一度アメリカのお金に変えてから、他の国のお金に変えることが多いんだ。でもクロスペアは、日本のお金とヨーロッパのお金を直接交換したりするんだよ。
たとえば、おもちゃの交換で考えてみよう。みんなが一度「あめ玉」と交換してから別のおもちゃと交換することが多いけど、クロスペアはあめ玉を使わずに、直接「カード」と「シール」を交換するみたいなものなんだ。
FXでよく使われるクロスペアは、ユーロ/円(ヨーロッパのお金と日本のお金)や、ポンド/円(イギリスのお金と日本のお金)があるんだよ。ドルを使わない分、ちょっと複雑だけど、いろんな国のお金を直接交換できるから便利なんだ!
  つまりクロスペアはドルを通らない近道みたいなものだよ!
 クロスペアは、アメリカのドルという「真ん中の橋」を渡らずに、直接向こう岸に行く近道みたいなものなんだ。
普通は「日本→アメリカ→ヨーロッパ」って2回橋を渡るけど、クロスペアなら「日本→ヨーロッパ」って直接行けるんだよ。でも、この近道は時々、道が揺れたり、通りにくくなったりすることもあるの。
だから、大人の人たちは、この近道がどれくらい安全か、通りやすいかをよく調べてから使うんだ。でも直接行けるから、時間も節約できるし、便利なんだよ!
            
  STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
 もっと詳しい本格解説
    クロスペアは、基軸通貨である米ドルを介さずに直接取引される通貨ペアのことなんですよ。EUR/JPY(ユーロ/円)、GBP/JPY(ポンド/円)、EUR/GBP(ユーロ/ポンド)などが代表的で、特に日本では円クロスと呼ばれる円絡みのクロスペアが人気です。
 クロスペアの特徴として、ボラティリティ(価格変動率)が大きく、スプレッドが広めという点があります。これは、実際の取引では2つのドルストレート(ドルを含むペア)を合成して価格を算出するためです。例えばEUR/JPYは、EUR/USDとUSD/JPYを掛け合わせて計算されるため、両方の変動が増幅されることがあるんですよ。
 トレーダーにとっては、大きな値動きによる利益機会が多い反面、リスクも高いという特性があります。また、各国の経済指標や金融政策の影響を直接受けるため、ファンダメンタルズ分析が重要になります。流動性は主要通貨ペアより低いことが多いですが、東京時間の円クロスは比較的活発に取引されているんですよ。
  関連用語をチェック!
  ドルストレート 米ドルを含む通貨ペア。USD/JPYやEUR/USDなど、最も流動性が高い    円クロス 日本円を含むクロスペア。EUR/JPYやGBP/JPYなど、日本で人気の通貨ペア 
  メジャーペア 米ドルを含む主要通貨ペア。クロスペアより取引量が多く流動性が高い    マイナーペア 取引量の少ない通貨を含むペア。クロスペアの中でも特に流動性が低い    スプレッド 買値と売値の差。クロスペアは一般的にドルストレートより広い     合成通貨ペア 2つの通貨ペアを組み合わせて作られる仮想的なペア。クロスペアの価格決定に使用    基軸通貨 国際取引の中心となる通貨。現在は米ドルが基軸通貨の役割を担う 
            
  STEP 03 クロスペアに関するQ&A
 よくある質問と回答
             
        値動きが大きいため利益機会は多いですが、同時にリスクも高くなります。
ボラティリティが高いということは、予想と逆に動いた時の損失も大きいということです。また、
スプレッドが広いため取引コストが高く、短期売買には不向きな面もあります。経験を積んでから挑戦することをお勧めします。
  歴史的に
各国間の直接的な貿易や投資の需要があるためです。例えば、日本とEU間の貿易では
EUR/
JPYの需要が自然に発生します。また、ドルを介さないことで為替手数料を削減できる場合もあります。ただし、実際の銀行間市場では多くの場合、ドルを介して計算されています。
  確かに
2つのドルストレートの影響を受けるため複雑です。
EUR/
JPYの場合、EUR/
USDとUSD/JPYの両方の動きを考慮する必要があります。しかし、
相関関係を理解すれば予測可能です。むしろ、複数の分析視点を持てるため、上級者には魅力的な取引対象となっています。
  関連する通貨の市場が重なる時間帯が最適です。
EUR/
JPYなら東京市場とロンドン市場が重なる16-19時頃、
GBP/JPYも同様です。この時間帯は流動性が高く、
スプレッドも比較的狭くなります。逆に、NYクローズ後の早朝は流動性が低く、スプレッドが広がりやすいので注意が必要です。
  日本人なら
EUR/JPYから始めるのがお勧めです。円が絡むため値動きを実感しやすく、ユーロは世界第2位の取引量を持つ通貨で情報も豊富です。ただし、
まずはUSD/JPYで基礎を学んでから移行することが大切です。
GBP/JPYは値動きが激しすぎるため、初心者には推奨しません。
  2つのドルストレートを掛け算または割り算して算出します。
EUR/
JPY = EUR/
USD × USD/JPY、EUR/
GBP = EUR/USD ÷ GBP/USD という具合です。この計算により、実際には直接取引されていなくても、理論価格を導き出せます。この仕組みを理解すると、値動きの予測に役立ちます。
  クロス円は
日本円を含むクロスペアで、
EUR/
JPYや
GBP/JPYなどです。クロスユーロは
ユーロを含むクロスペアで、EUR/GBPやEUR/
AUDなどを指します。日本ではクロス円の取引が圧倒的に多く、欧州ではクロスユーロが人気です。地域によって主要な取引ペアが異なるのが特徴です。
  ポジションサイズを小さくすることが最重要です。
ドルストレートの7割程度に抑えることを推奨します。また、関連する2つのドルストレートの動きを常に監視し、
相関が崩れたら即座に損切りする準備が必要です。
経済指標発表時は特に注意が必要で、複数の指標の影響を受ける可能性があります。