API取引の完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

API取引

プログラムから取引所のシステムに直接アクセスして自動売買を行う仕組み。高速取引が可能

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

API取引っていうのはね、ロボットに代わりにお買い物をしてもらうようなものなんだよ。

普通はスマホやパソコンで、自分でボタンを押して「買う」「売る」を決めるでしょ?でもAPI取引では、コンピューターのロボットが、自分の代わりにすごく速く取引してくれるんだ。

たとえば、お母さんが「牛乳が100円以下になったら買って」ってロボットにお願いしておくと、ロボットはずっとお店を見張っていて、100円になった瞬間に自動で買ってくれるんだよ。人間だと寝ている時は買えないけど、ロボットは24時間ずっと働いてくれるんだ。

FXの世界では、このロボットが1秒間に何回も取引できるから、とても便利なんだ。でも、ロボットに間違った命令をすると大変なことになるから、大人でも慎重に使わないといけないんだよ。

つまりAPI取引は24時間働く取引ロボットを雇うみたいなものだよ!

API取引は、眠らない取引ロボットを自分専用に雇うようなものなんだ。

このロボットは疲れないし、感情もないから、あなたが決めたルール通りに正確に、素早く取引してくれるんだよ。「ドルが120円になったら買う」「1円上がったら売る」みたいな命令を覚えさせておけば、寝ている間も、学校に行っている間も、ずっと見張って取引してくれるの。

人間だと緊張したり迷ったりするけど、ロボットは迷わないから、決めたルール通りに動くんだ。すごく便利だよね!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

API(Application Programming Interface)取引は、プログラムが取引所のシステムと直接通信して、人間の介入なしに注文の発注・約定確認・ポジション管理を行える仕組みなんですよ。REST APIやWebSocket APIを通じて、ミリ秒単位での高速取引が可能になります。

多くのFX業者が提供するAPIでは、価格情報の取得、成行・指値注文の発注、ポジション照会、約定履歴の取得などが可能です。PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語で取引ボットを作成し、テクニカル指標に基づいた自動売買システムを構築できるんですよ。APIキーとシークレットキーによる認証で、セキュアな接続が保証されています。

ただし、プログラムのバグやネットワーク障害で予期せぬ損失が発生するリスクもあります。また、レート制限(1分間のリクエスト数制限)を超えるとアクセス制限がかかることもあるので、適切なエラーハンドリングとリスク管理が不可欠です。初心者は必ずデモ環境で十分にテストしてから本番環境で運用することが大切なんですよ。

関連用語をチェック!

WebSocket リアルタイムで双方向通信を行うプロトコル。価格配信などで使用される技術
REST API HTTPプロトコルを使用した標準的なAPI設計手法。多くの取引所で採用されている
手動取引 APIを使わず、取引画面で人間が直接注文を出す従来の取引方法
裁量取引 トレーダーの判断で行う取引。API取引でも自動化でも実行可能な取引スタイル
APIキー API接続時の認証に使用する公開鍵。取引所がユーザーを識別するために使用
レート制限 一定時間内のAPI呼び出し回数の上限。サーバー負荷を防ぐための制限
バックテスト 過去のデータを使って取引戦略の性能を検証すること。API取引の開発で重要
デモ環境 実際のお金を使わずにAPI取引をテストできる練習用の取引環境
パンダ
STEP 03

API取引に関するQ&A

よくある質問と回答

直接的なプログラミングは難しいですが、ノーコードツールやコピートレーディングサービスを使えば可能です。TradingViewのアラートをWebhook経由で取引所に連携するサービスもあります。ただし、本格的なカスタマイズには最低限Python等の知識が必要です。まずは既製のボットから始めることをお勧めします。
多くの取引所ではAPI利用自体は無料です。ただし、通常の取引手数料は発生します。追加コストとしては、VPS(仮想専用サーバー)のレンタル費用が月額1000円〜5000円程度、有料の取引ボットやシグナル配信サービスを使う場合は別途料金がかかります。自作なら実質的に取引手数料のみで運用可能です。
最も多いのは無限ループによる大量発注です。プログラムのバグで同じ注文を繰り返し出してしまい、想定外の損失が発生します。また、ネットワーク切断時の処理不備、レート制限によるアクセス拒否、タイムゾーンの設定ミスによる誤発注なども頻発します。必ず少額でテストすることが重要です。
API取引は自分でプログラムを作成・管理する完全カスタマイズ型で、自動売買ツールは既製品を使う方式です。API取引は自由度が高く手数料も安いですが、技術力が必要です。一方、MT4などの自動売買ツールは設定が簡単ですが、カスタマイズに限界があり、追加費用がかかることもあります。
APIキーの流出が最大のリスクです。キーが漏れると、第三者があなたの口座で勝手に取引できてしまいます。対策として、APIキーには必ず取引権限のみを付与し、出金権限は絶対に付けないこと。また、IPアドレス制限を設定し、定期的にキーを更新することが重要です。
1分間に送信できるリクエスト数の上限のことです。例えば「1分間に1200回まで」という制限があり、これを超えると一時的にアクセスが拒否されます。サーバーの負荷を防ぐための仕組みです。高頻度取引を行う場合は、この制限を考慮してプログラムを設計する必要があります。
初心者にはドキュメントが充実していて、デモ環境がある取引所がおすすめです。国内ではGMOコインやbitFlyer、海外ではBinanceやBybitが人気です。特に重要なのは、エラー時のメッセージが分かりやすく、サポートが充実していることです。まずはデモ環境で練習できる取引所を選びましょう。
API取引自体はツールに過ぎず、勝率は戦略次第です。ただし、感情に左右されない取引、24時間監視、高速執行などのメリットにより、適切な戦略があれば人間の裁量取引より安定した結果を出せる可能性があります。重要なのは、バックテストで検証された優位性のある戦略を実装することです。