わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
ADX(平均方向性指数)っていうのはね、相場がどれくらい元気に動いているかを教えてくれる数字なんだよ。
運動会の綱引きを想像してみて。みんなが同じ方向に強く引っ張ってるときは、綱がぐんぐん動くでしょ?でも、両方が同じくらいの力だとあまり動かないよね。
ADXは、この「どれくらい強く動いてるか」を0から100の数字で表すんだ。数字が大きいほど、みんなが同じ方向に引っ張ってる感じ。
ただし、ADXは右に動いてるか左に動いてるかは教えてくれないんだ。元気さだけを測る体温計みたいなものだよ。だから他の道具と一緒に使うんだ。
つまりADXは相場の元気度を測る体温計みたいなものだよ!
ADXは相場がどれくらい元気に動いているかを0から100の数字で教えてくれるんだ。綱引きでみんなが同じ方向に引っ張る強さを測るようなものだよ。
でも、右か左かは教えてくれないから、方向は別の方法で確認する必要があるんだ。元気度だけを測る特別な体温計なんだよ。
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
ADX(Average Directional Index)は、トレンドの強弱を数値化した指標で、0から100の範囲で表示されるテクニカル指標なんですよ。重要なのは、トレンドの方向ではなく強さを測ることです。
ADXの見方は簡単で、25以上でトレンド発生、40以上で強いトレンドと判断します。逆に20以下ではレンジ相場の可能性が高くなります。この指標は、+DI(上昇の強さ)と-DI(下降の強さ)から計算され、両者の乖離が大きいほどADXも上昇します。
ADXの最大の利点はトレンドの勢いを客観的に判断できることです。トレンドフォロー戦略では、ADXが上昇中の時にエントリーし、低下し始めたら利益確定のタイミングと判断できます。ただし、方向性は示さないため、移動平均線などと組み合わせて使うことが重要ですよ。
関連用語をチェック!
+DI 上昇方向の動きの強さを示す、ADXの構成要素
-DI 下降方向の動きの強さを示す、ADXの構成要素
DMI(方向性指数) ADXを含む指標システム全体の名称
レンジ相場 価格が一定範囲で推移し、明確な方向性がない相場
STEP 03 ADX(平均方向性指数)に関するQ&A
よくある質問と回答
0-20は方向感なし(レンジ)、20-25は弱いトレンド、25-40は中程度のトレンド、40以上は強いトレンドと判断します。特に
ADXが上昇中の時はトレンドが強まっている証拠です。逆に
高い位置から下降し始めたら、トレンドの勢いが弱まっているサインとなります。
ADXが
20を上抜けてきたらトレンド発生の可能性を示唆します。この時、+DIと-DIの位置関係で方向を確認し、
+DIが上なら買い、-DIが上なら売りを検討します。また、ADXが
40以上から低下し始めたら、利益確定のタイミングとして活用できます。
標準的な設定は14期間ですが、短期売買なら7-10期間、長期なら20期間以上に調整することもあります。期間を短くすると反応が早くなりますが、ダマシも増えます。自分の取引スタイルに合わせて調整することが大切ですが、まずは標準設定で使い方を覚えましょう。
急激な相場変動時にはADXの反応が遅れることがあります。
経済指標発表などで瞬間的に動く相場では、ADXが追いつきません。また、
薄商いの時間帯では、小さな取引でも大きく動くため、ADXの信頼性が低下します。
流動性の高い主要通貨ペアで使うのが効果的です。
最大の欠点は
反応の遅さです。
トレンドが既に始まってからシグナルが出ることが多く、
エントリーが遅れがちです。また、
方向を示さないため、単独では使えません。さらに、
レンジ相場では機能しないため、相場環境を選ぶ指標と言えます。
ADXは
トレンドの強さを測り、
RSIは
買われすぎ・売られすぎを判断します。ADXはトレンドフォロー向き、RSIは
逆張り向きの指標です。ADXは
0-100で中立が存在しないのに対し、RSIは50を中心に上下で判断します。用途が異なるため、併用することも可能です。
ADX単独では勝つのは困難です。なぜならADXは方向を示さないからです。必ず
方向を判断する指標やプライスアクションと組み合わせる必要があります。ADXはあくまで
フィルターとして使い、
トレンドが強い時だけ取引するという使い方が効果的です。補助的な指標として活用しましょう。