ダブルトップ・ダブルボトム
最も信頼性の高い反転パターン。2つの山や谷が示す明確な転換シグナルを理解し、 トレンド転換の初動を捉える実践的なエントリー手法をマスターしましょう。
1 ダブルトップ・ボトムとは?M型とW型の反転サイン
ダブルトップは天井圏で現れる「M」型の反転パターン、ダブルボトムは底値圏で現れる「W」型の反転パターンです。 2つの山(谷)がほぼ同じ高さ(深さ)で形成され、その間の谷(山)をネックラインと呼びます。 このパターンは成功率が高く、世界中のトレーダーに愛用されています。
ダブルトップとダブルボトムの完全解剖図
ダブルトップ(天井型)
上昇トレンドの終焉を示す反転パターン。2つの山がほぼ同じ高さで、買い圧力の枯渇を示唆。
- 📍 出現位置: 高値圏
- 📊 シグナル: 売り
- 🎯 成功率: 65-75%
ダブルボトム(底値型)
下降トレンドの終焉を示す反転パターン。2つの谷がほぼ同じ深さで、売り圧力の枯渇を示唆。
- 📍 出現位置: 安値圏
- 📊 シグナル: 買い
- 🎯 成功率: 65-75%
2 完璧なダブルトップ・ボトムを見つける5つの条件
すべてのM型・W型がダブルトップ・ボトムになるわけではありません。 有効なパターンを識別するための重要な条件を理解し、だましを避けましょう。
パターン成立の必須条件(インタラクティブ)
形成前の確認
- 明確な上昇/下降トレンド存在
- トレンド期間は最低1ヶ月以上
- 25%以上の価格変動あり
形成中の確認
- 2つの頂点の高さ誤差5%以内
- 頂点間の時間2〜6週間
- 谷(山)の深さ10〜20%
ブレイク時の確認
- 終値でネックライン突破
- 出来高が通常の1.5倍以上
- 翌日も継続性あり
だまし回避
- ヒゲだけのブレイクは無視
- 出来高が少ない場合は様子見
- 3%以上のブレイクを確認
💡 プロのコツ:複数時間軸での確認
日足でパターンを発見したら、4時間足で細かい動きを確認し、週足で大局を把握。3つの時間軸すべてで同じ方向性なら信頼性が格段に向上します。
3 3つのエントリータイミングと利確・損切り設定
ダブルトップ・ボトムには3つのエントリーポイントがあり、それぞれリスクとリワードが異なります。 自分のトレードスタイルに合った手法を選び、適切なリスク管理を行いましょう。
3つのエントリー戦略とリスクリワード比較
⚠️ 注意:部分利確の重要性
目標価格の70%地点で半分利確、残りは目標価格まで保有。これにより利益確保と利益最大化のバランスが取れます。
4 実際のトレード例と失敗を避けるポイント
過去の実例から学ぶダブルトップ・ボトムの活用法。 成功例と失敗例を比較し、より確実なトレードを目指しましょう。
USD/JPY ダブルトップ
2024年3月 日足チャート
150.00円で2回反落後、148.50円のネックラインをブレイク。 147.00円まで下落し、目標達成。
EUR/USD ダブルボトム
2024年2月 4時間足
1.0720で2回サポート確認後、1.0780のネックラインブレイク。 リテスト後に1.0850まで上昇。
GBP/JPY だましの例
2024年1月 日足チャート
ダブルトップに見えたが、ネックラインで反発。 出来高不足とトレンド継続で損切り。
🚫 よくある失敗パターン
- レンジ相場での誤認識(トレンドがない状態)
- 時間軸が短すぎる(15分足など)での判断
- 出来高を確認せずにエントリー
- ストップロスを設定しない
- 目標価格に固執しすぎる
✅ 成功率を上げる5つのポイント
- 主要通貨ペアで探す:流動性が高く、パターンが機能しやすい
- 日足以上で確認:短期足のノイズを避ける
- 他の指標と併用:RSIのダイバージェンス、MACDのクロス等
- 経済指標を確認:重要イベント前後は避ける
- 資金管理を徹底:1トレードのリスクは総資金の2%以内
学んだパターンを実践で活かそう!
ダブルトップ・ダブルボトムの理解は反転パターンの基本です。あなたに最適なFX会社を見つけて、学んだテクニックを実際のトレードで活用しましょう。
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