トレンドラインの引き方
相場の方向性を視覚化する基本中の基本。正しいラインの引き方から、 ブレイクアウトの判断まで、プロが使う実践テクニックを完全マスター。
1 トレンドラインとは?相場の方向性を見極める
トレンドラインは、価格の高値や安値を結んで引く直線です。 相場の方向性(上昇・下降・横ばい)を視覚的に把握し、 エントリーやエグジットのタイミングを判断する最も基本的かつ重要なツールです。
3種類のトレンドパターン
基本ルール
- 上昇トレンド:安値と安値を結ぶ(サポートライン)
- 下降トレンド:高値と高値を結ぶ(レジスタンスライン)
- 横ばい:上限と下限の水平線を引く
- 最低2点:必ず2つ以上の高値/安値を通る
2 プロが教える正確なトレンドラインの引き方
トレンドラインは誰でも引けますが、正確に引くには技術が必要です。 ここでは実際のチャートを使って、ステップバイステップで正しい引き方を解説します。
トレンドラインの引き方(ステップ解説)
高値・安値を見つける
チャート上で明確な山(高値)や谷(安値)を識別。周囲より明らかに突出したポイントを選びます。
2点を結ぶ
上昇トレンドなら安値同士、下降トレンドなら高値同士を結びます。最低2点必要です。
3点目で確認
3つ目の高値/安値がラインに触れるか確認。タッチすれば有効なトレンドラインです。
延長して活用
確認できたラインを未来に向けて延長。サポート/レジスタンスとして機能します。
よくある間違い
- ローソク足の実体を通してラインを引く(ヒゲの先端を結ぶのが基本)
- 無理やり多くのポイントを通そうとする(自然なラインが重要)
- 短期間のデータだけで引く(最低でも20本以上のローソク足が必要)
- 角度が急すぎるライン(45度前後が理想的)
3 実践!トレンドラインを使った売買戦略
トレンドラインは引くだけでなく、実際のトレードで活用してこそ価値があります。 ここではプロが使う具体的な売買戦略を解説します。
トレンドラインを使った4つの売買戦略
エントリーポイント
トレンドラインへのタッチやブレイクアウトでエントリー。3回目以降のタッチは特に信頼性が高い。
利確ポイント
対向するトレンドラインやチャネルラインの上限/下限で利益確定。角度から目標価格を算出。
損切りポイント
トレンドラインを明確にブレイクしたら損切り。終値ベースで判断し、ヒゲは考慮しない。
成功のコツ
- 複数の時間軸で確認:日足、4時間足、1時間足で同じトレンドなら信頼性UP
- 出来高も確認:ブレイクアウト時に出来高が増加していれば本物の可能性大
- 他の指標と併用:RSIやMACDなどのオシレーターと組み合わせて精度向上
- フォルスブレイクに注意:一時的なブレイクに騙されないよう、終値で確認
- リスクリワード比:最低でも1:2以上の利益が見込める場合のみエントリー
4 上級編:チャネルラインと複合パターン
トレンドラインをマスターしたら、次はチャネルラインや複合パターンを学びましょう。 より精度の高い分析が可能になります。
チャネルラインとウェッジ・フラッグパターン
パターン別の特徴
パターン | 特徴 | シグナル |
---|---|---|
チャネル | 平行な2本のトレンドライン | 上下限で売買 |
ウェッジ | 収束する2本のライン | ブレイクで反転 |
フラッグ | 短期的な逆行レンジ | トレンド継続 |
ペナント | 三角形の収束パターン | トレンド継続 |
学んだ知識を実践で活かそう!
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