押し目待ちに押し目なしの完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

押し目待ちに押し目なし

強い上昇トレンドで買いたい人が押し目(一時的な下落)を待っても来ない状況を表す相場格言

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

押し目待ちに押し目なしっていうのはね、みんなが「安くなったら買おう」って待ってるのに、全然安くならないことなんだよ。例えばね、大人気のおもちゃがあって、みんなが「セールになったら買おう」って待ってるのに、ずーっと値段が下がらないで、むしろ高くなっちゃうみたいな感じかな。

FXの世界では、値段が上がり続けてる時に、「ちょっと下がったら買おう」って待ってる人がたくさんいるんだけど、待てども待てども下がらないことがあるんだ。それどころか、どんどん上がっちゃって、結局買えないままになっちゃうんだよ。

これはね、すごく人気があるものは、みんなが欲しがるから値段が下がらないっていうことを教えてくれる言葉なんだ。だから、本当に欲しいものがあったら、少し高くても買っちゃう人もいるんだよ。でも、それが正しいかどうかは、後になってみないと分からないんだ。

つまりみんなが待ってても安くならないことがあるんだよ!

この言葉はね、バスを待ってるのに全然来ないみたいな状況なんだよ。「次のバスは安いから、それを待とう」って思ってたら、安いバスは来なくて、高いバスばっかり来ちゃうの。

でも、待ってばかりいると、どこにも行けなくなっちゃうかもしれないよね。だから、時には「今のバスに乗っちゃおう」って決断することも大切なんだ。FXでも同じで、完璧なタイミングを待ちすぎると、チャンスを逃しちゃうこともあるんだよ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

「押し目待ちに押し目なし」は、FXや株式投資でよく使われる相場格言なんですよ。これは、強い上昇トレンドの中で、多くの投資家が一時的な下落(押し目)を待って買いを入れようとしているのに、その押し目が来ないまま相場が上昇を続ける状況を表しているんです。

この現象が起きる理由は、市場の買い意欲が非常に強いからなんですね。少しでも下がれば、待ち構えていた投資家がすぐに買いを入れるため、大きな押し目が形成されないんです。また、強気相場では売り手が少ないことも、この現象を助長します。結果として、買いそびれた投資家は、どんどん高くなる価格を見ながら、さらに押し目を待ち続けることになるんです。

この格言が教えてくれるのは、完璧なタイミングを待ちすぎることのリスクです。確かに押し目で買えれば理想的ですが、強いトレンドの時は、多少高くても順張りエントリーする方が、結果的に利益を得られることもあるんですよ。ただし、高値掴みのリスクもあるので、適切なリスク管理は必須です。

関連用語をチェック!

押し目 上昇トレンド中の一時的な下落。買いのチャンスとされる調整局面
押し目買い 上昇トレンドの押し目を狙って買いを入れる投資手法
戻り売り 下降トレンド中の一時的な上昇で売りを入れる手法。押し目買いの逆
高値掴み 相場の高値圏で買ってしまうこと。押し目待ちに押し目なしの結果起きやすい
順張り トレンドの方向に沿って取引すること。押し目を待たずに買う手法
逆張り トレンドと逆方向に取引すること。押し目を待つのは逆張り的発想
FOMO Fear Of Missing Outの略。機会を逃す恐怖から高値でも買ってしまう心理
トレンドフォロー トレンドに追従する取引手法。押し目なしの相場で有効
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STEP 03

押し目待ちに押し目なしに関するQ&A

よくある質問と回答

無理に押し目を待たずに順張りエントリーすることも選択肢の一つです。ただし、既に大きく上昇している場合は、リスクも高くなります。分割エントリーで少しずつポジションを作ったり、より短い時間足での小さな押し目を狙うのも有効です。また、このような相場を見送って、次のチャンスを待つという判断も間違いではありません。
出来高の増加と移動平均線の傾きが重要な判断材料です。強い上昇トレンドでは、出来高が増加し続け、移動平均線が急角度で上向きます。また、小さな下落でもすぐに買いが入るような値動きや、高値を更新し続ける展開も特徴です。RSIなどのオシレーターが買われ過ぎを示していても、価格が下がらない時は要注意です。
確かに高値掴みのリスクは高くなります。しかし、強いトレンドは想像以上に続くこともあるんです。重要なのは、適切なリスク管理です。ポジションサイズを通常より小さくする、必ずストップロスを設定する、利益が出たら一部を利益確定するなど、守りを固めながら参加することが大切です。
戻り待ちに戻りなし」という格言があります。これは下降トレンドで、売りたい人が一時的な上昇(戻り)を待っているのに、戻りが来ないまま下落が続く状況です。つまり、売りそびれてしまうということですね。どちらも、強いトレンドの時に起きやすい現象で、トレンドの強さを物語っています。
少しでも有利な価格で取引したいという心理が働くからです。上昇トレンドでも、できれば安い価格で買いたいと思うのは自然なことです。また、テクニカル分析の教科書的な手法でも、押し目買いは推奨されることが多いです。しかし、相場は教科書通りに動かないことも多く、それがこの格言の教訓なんです。
期間は相場状況によって大きく異なります。数日で終わることもあれば、数週間から数か月続くこともあります。一般的に、ファンダメンタルズの変化が背景にある場合は長期化しやすいです。例えば、金融政策の大転換や、経済の構造的な変化がある時などです。いずれにせよ、永遠に続くことはないので、常に転換の兆しを見逃さないことが大切です。
急激な調整(下落)が起きることが多いです。買いが一方的に偏った後は、利益確定売りが出やすくなります。特に、何かのきっかけ(悪いニュースなど)があると、雪崩のように売りが出ることがあります。そのため、押し目なしの相場で買った場合は、しっかりと利益確定のタイミングを考えておく必要があります。
無理に参加する必要はありません。相場には様々なチャンスがあるので、自分が理解できて、リスクをコントロールできる相場を選ぶことが大切です。押し目なしの相場は、経験豊富なトレーダーでも難しいとされています。初心者の方は、まずは分かりやすいトレンドや、明確な押し目がある相場で経験を積むことをおすすめします。