ビッグマック指数とは?わかりやすく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

ビッグマック指数

各国のビッグマック価格から購買力平価を簡易的に測る指標

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

ビッグマック指数っていうのはね、世界中のマクドナルドのビッグマックの値段を比べる面白い方法なんだよ。

例えば、日本でビッグマックが400円、アメリカで5ドルだったとするでしょ?これを比べると、お金の価値が正しいかどうかがわかるんだ。

同じハンバーガーなのに、ある国ではすごく高かったり、別の国では安かったりするのは変だよね?この違いを見て、その国のお金が高すぎるか安すぎるかを考えるんだ。

世界中どこでも同じ味のビッグマックだから、比べやすいんだよ!(エコノミスト誌が考えた賢い方法なんだ)

つまりビッグマック指数は世界のお金の価値を測るハンバーガーものさしみたいなものだよ!

ビッグマック指数はハンバーガー1個で世界のお金の価値を比べる楽しい方法なんだ。

同じおもちゃが、お店によって値段が違うことってあるでしょ?ビッグマックも国によって値段が違うんだけど、その差を見ることで、お金の本当の価値がわかるんだよ。

もし日本のビッグマックがアメリカより安ければ、「円が実際より安く評価されているかも」って考えるんだ。シンプルだけど、意外と当たるから、みんな注目しているんだよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

ビッグマック指数(Big Mac Index)は、英エコノミスト誌が1986年に考案した購買力平価の簡易測定指標なんですよ。世界各国のマクドナルドで販売されているビッグマックの価格を比較することで、通貨の過大・過小評価を判断します。

理論的背景は一物一価の法則です。同じ商品は世界中で同じ価格になるはずという考えに基づき、実際の為替レートと、ビッグマック価格から計算される理論的な為替レートを比較します。その差が通貨の過大・過小評価を示します。

この指数の利点は分かりやすさと世界的な比較可能性です。ビッグマックは世界中でほぼ同じ材料・品質で提供され、現地の人件費や原材料費を反映します。ただし、税制や規制、文化的要因による限界もあります。それでも長期的な為替トレンドとは一定の相関があり、楽しみながら経済を学べる指標として人気があります。

関連用語をチェック!

購買力平価(PPP) 同じ商品が各国で同じ価格になる為替レートの理論値
一物一価の法則 同一商品は世界中で同じ価格になるという経済理論
エコノミスト誌 ビッグマック指数を考案した英国の経済誌
為替レートの過大評価 通貨が理論値より高く評価されている状態
為替レートの過小評価 通貨が理論値より安く評価されている状態
実質為替レート 物価水準を考慮した為替レート
名目為替レート 市場で実際に取引される為替レート
裁定取引 価格差を利用して利益を得る取引
パンダ
STEP 03

ビッグマック指数に関するQ&A

よくある質問と回答

各国のビッグマック価格を米ドル換算して比較します。例えば、日本が400円、米国が5ドルなら、理論レートは80円/ドル。実際が120円なら円は過小評価されています。
世界中で標準化された商品だからです。材料や作り方がほぼ同じで、現地の人件費や原材料費を反映します。身近で分かりやすいのも選ばれた理由です。
完璧ではありませんが、長期的なトレンドとは相関があります。短期的な為替予測には向きませんが、通貨の割高・割安を考える参考にはなります。
はい、トール・ラテ指数(スターバックス)、iPod指数、IKEA指数などがあります。原理は同じで、グローバル商品の価格を比較します。
関税、税金、規制、所得水準などの違いがあるためです。また、サービス業は貿易できないため、人件費の差が残りやすいという構造的な理由もあります。
直接的な投資指標ではありませんが、長期的な通貨の方向性を考える参考になります。大幅に乖離した通貨はいずれ修正される可能性があります。
はい、先進国の中では比較的安い傾向があります。これは円安や、日本のデフレ体質を反映していると解釈されることが多いです。
マクドナルドがない国では使えません。また、所得水準が大きく異なる国では、そもそもビッグマックが高級品扱いされることもあり、比較が難しい面があります。