RCI(順位相関指数)の基礎知識

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

RCI(順位相関指数)

価格と時間の順位相関から相場の過熱感を測る-100〜+100の範囲で変動するオシレーター系指標

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

RCIっていうのはね、みんなが買いすぎているか売りすぎているかを教えてくれる数字なんだよ。

例えば、みんなが同じおもちゃを欲しがって、どんどん値段が上がっていくとき、RCIは「もう買いすぎだよ!」って教えてくれるんだ。逆に、誰も欲しがらなくて値段が下がりすぎたときは、「もう売りすぎだよ!」って教えてくれる。

RCIは-100から+100までの数字で表されていて、+80を超えたら「買いすぎ」、-80を下回ったら「売りすぎ」のサインなんだよ。

温度計みたいなもので、熱すぎたり冷たすぎたりを教えてくれる便利な道具だと思えばいいよ!

つまりRCIは相場の熱さや冷たさを測る温度計みたいなものだよ!

RCIは相場が熱くなりすぎているか、冷えすぎているかを数字で教えてくれるんだ。

お風呂の温度を想像してみて。熱すぎると入れないし、冷たすぎても気持ちよくないよね。ちょうどいい温度があるでしょ?

RCIも同じで、+80を超えると「熱すぎ(買われすぎ)」-80を下回ると「冷たすぎ(売られすぎ)」を表すんだ。そろそろ反対の動きが起きるかもしれないよ、って教えてくれる親切な温度計なんだよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

RCI(Rank Correlation Index)は、価格の順位と時間の順位の相関関係を数値化したテクニカル指標なんですよ。スピアマンの順位相関係数を応用したもので、-100から+100の範囲で変動します。

計算方法は、一定期間の終値に順位をつけ、時間にも順位をつけて、その相関を求めます。価格が連続して上昇すれば+100に近づき、連続して下降すれば-100に近づきます。一般的に+80以上で買われすぎ、-80以下で売られすぎと判断されます。

RCIの特徴は、価格の絶対的な水準ではなく、相対的な動きを重視する点です。RSIストキャスティクスと似た使い方ができますが、計算方法が異なるため、異なるシグナルを発することがあります。短期(9日)、中期(26日)、長期(52日)など複数の期間を組み合わせて使用することも一般的です。

関連用語をチェック!

RSI(相対力指数) 一定期間の値上がり幅と値下がり幅から算出する0〜100の買われすぎ・売られすぎ指標
ストキャスティクス 一定期間の高値・安値に対する現在価格の位置を示す0〜100のオシレーター指標
オシレーター系指標 相場の買われすぎ・売られすぎを判断する振り子のように振れる指標の総称
トレンド系指標 相場の方向性や勢いを判断する移動平均線などの指標の総称
順位相関 データを順位に変換して相関関係を求める統計手法
スピアマン 順位相関係数を考案した統計学者の名前
買われすぎ 価格が上昇しすぎて調整が入りやすい状態
売られすぎ 価格が下落しすぎて反発が起きやすい状態
パンダ
STEP 03

RCI(順位相関指数)に関するQ&A

よくある質問と回答

RCIは+80以上で買われすぎ、-80以下で売られすぎと判断します。0付近は中立的な状態を示します。ただし、強いトレンド時は極値圏に張り付くこともあるため、他の指標と併用することが重要です。
RCIは順位相関を使うのに対し、RSI値幅の比率を使います。RCIは価格の順番を重視し、RSIは変動の大きさを重視するため、異なるシグナルを出すことがあります。
一般的には短期9日、中期26日、長期52日が使われます。短期は敏感に反応し、長期は安定した動きを示します。複数の期間を組み合わせることで、より精度の高い分析が可能です。
価格が高値を更新しているのにRCIが高値を更新しない状態(弱気ダイバージェンス)や、その逆(強気ダイバージェンス)を指します。トレンド転換のサインとして重要視されます。
RCI単独での判断は危険です。特に強いトレンド時は、買われすぎ・売られすぎ圏に長期間とどまることがあります。移動平均線などのトレンド系指標と組み合わせることをお勧めします。
RCIはレンジ相場で特に効果的です。一定の範囲で価格が動く時、極値圏での反転を狙いやすくなります。ただし、トレンド相場では逆張りになりやすいので注意が必要です。
短期・中期・長期の3本のRCIを同時に表示する手法です。3本が同じ方向を向いた時や、クロスした時を売買シグナルとして使います。より多角的な分析が可能になります。
短期RCIが中期・長期RCIを下から上に突き抜けることを指します。買いシグナルとして使われますが、相場環境によってはダマシになることもあるので、他の条件と組み合わせて判断します。